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今から8年前の健康診断で、甲状腺に大きな腫瘍が見つかり、摘出手術を受けました。
手術を受けるまでの約1ヶ月間、不安に明け暮れていましたが、摘出された腫瘍は幸いにも「良性」とのことで、まさに「生き返った心地」になりました。
それを機に、「心身のリフレッシュと健康維持」のため、毎週末森林浴やサイクリングを行うようになりました。
そうこうする内に、元々自然や生き物が大好きなこともあって、ハイキング途中で会えた野鳥を写真に残しておきたいと思うようになり、12倍ズームコンデジを購入して鳥の写真を撮るようになりました。
それから約8ヶ月後、もっと大きくクリアに鳥の写真を撮りたいと思い、7年余り前から超望遠のデジスコの世界にドップリと浸っています。

◎写真展のテーマ トケン彩々
◎写真展の概要 自分より体の小さい小鳥の巣に卵を産みつけ(托卵)、その小鳥さんに子育てしてもらうというトケン類。
よくもまあ今まで何万年?も小鳥さん達を騙し続けて生き残ってこれたものだと、その生態や生命力に強く気が惹きつけられます。
毎年5月前後に日本に渡ってきて、8月下旬には山を離れて、梅林や桜林で毛虫を捕食している姿が見られます。
幼鳥は巣立ってから渡り直前までの約2ヶ月の間に羽毛の彩りがかなり変化するようです。 また、ツツドリやホトトギスには赤色型の個体がいてます。
本Web個展は 「トケン彩々」と題し、ホトトギス、カッコウ、ジュウイチ、ツツドリの4種の様々な姿と色彩の画像を22点セレクトしてみました。
◎写真展のコメント 鳥見を初めて8年近くになりますが、ここ数年前から特に渡り鳥の数が減ってきています。
ここに掲載したトケン類も同様で、7年前の春に1500m級の山へ上がった時は、ひっきりなしにあちこちからカッコウ!カッコウ!と鳴き声が聞かれましたが、昨年も今年も、カッコウ!の鳴き声は、時々しか聞かれなくなりました。
今から10年後でも、高地へ行けば普通に見られる鳥さんであることを願ってやみません。
 
※画像をクリックすると別ページで大きな画像が表示されます

『目線より下のホトトギス』
見晴らしの良い高地を散策していた時、運良く目線より下に留まってくれたホトトギスです。
ホトトギスの主な托卵相手はウグイスです。 トケン類の中で一番体が小さく、鳴き声だけでなく、飛び方で識別することも可能です。
■使用機材: TSN-664+14WD+DSC-W300
『目線位置のホトトギス』
ホーホケキョ!とあちこちでウグイスが鳴いている高台で粘っていた時、ラッキーにも目線の位置に留まってくれたホトトギスです。
ホトトギスの胸の横縞の数は、カッコウやツツドリに比べて2〜3本少ないと言われています。
■使用機材: TSN-664+14WD+DSC-W300
 
『赤色型ホトトギス幼鳥?』
ホトトギスには赤色型がいてますが、その幼鳥ではないか?と思われる小さめの個体でした。
南方へ渡って行く前に梅林で腹ごしらえしていました。 幼鳥は成鳥に比べて渡って行く時期が少し遅いと言われています。
■使用機材: TSN-664+14WD+DSC-W300
『赤色型ホトトギス成鳥』
赤色型ホトトギスの成鳥が、南方へ渡って行く前の9月、梅林に入って毛虫を狙っていました。
ホトトギスは体が小さいせいか、ツツドリに追い払われないよう 梅林の中でひっそりとおとなしくしています。
■使用機材: TSN-604+14WD+DSC-W80

『青空バックのカッコウ』
関西のMFでは、カッコウは1000m級の高地へ行かないと逢えません。
MFのカッコウの主な托卵相手は、ホオジロやモズのようですが、信州ではオナガ、北海道ではオオヨシキリにも托卵するそうです。
■使用機材: TSN-604+14WD+DSC-W80
『目線より下のカッコウ』
見晴らしの良い高台へ上がって、遠くからカッコウの動きを見守っていた時、カッコウの♀でも見つけたのか、目線より下の70mくらい先の枯れ木に留まってくれました。
■使用機材: TSN-604+14WD+DSC-W80

『岩の上のカッコウ』
同じく高台へ上がって、遠くからカッコウの動きを見守っていた時、なんと岩の上にカッコウが留まりました。
尾っぽをピンと斜め上に上げるポーズは、カッコウ独特のポーズです。
■使用機材: TSN-664+14WD+DSC-W300
『枝留まりのカッコウ』
警戒心の強いカッコウさんですが、木陰に身を潜めて待機していた時、突然近くからカッコウ!カッコウ!の鳴き声。
40mくらいの距離から撮ることができました。
■使用機材: TSN-664+14WD+DSC-W300

『カッコウ幼鳥』
夏を日本で過ごしたトケンや日本生まれの幼鳥は、9月になると梅林や桜林で渡り前の腹ごしらえをします。
梅林に入るのは、ツツドリやホトトギスがほとんどですが、たまにカッコウ幼鳥が入ることがあります。
■使用機材: TSN-604+14WD+DSC-W80
『大きな口のジュウイチ』
トケン類の中で最も識別しやすいのが羽毛が紺色のジュウイチです。 主な托卵相手は、オオルリとコルリと言われています。
本画像は、小雨の降る中、三脚に雨よけ用の傘をセットして撮ったものです。
■使用機材: TSN-664+14WD+DSC-W300

『見返りのジュウイチ』
ジュウイチという名は、鳴き声から名付けられています。 カッコウもしかり。 ツツドリも「筒」の音に似た鳴き声から名付けられています。
同じ托卵族でありながら、なぜこんなにも鳴き声が異なるのでしょう。
■使用機材: TSN-884+TE-17W+DSC-W300
『目線より下のジュウイチ』
見晴らしの良い林道を車でノロノロと走っていたら、ジュウイチの鳴き声!
すぐに車を停めて、静かにデジスコを取り出して探すこと約10分。 木々の隙間からその姿を捉えることができました。
■使用機材: TSN-884+TE-17W+DSC-W300

『目線位置のジュウイチ』
見晴らしの良い曲がりくねった山道を散策していた時、林の向こう側からジュウイチの鳴き声が聞こえてきました。
U字型の曲がり角を、抜き足差し足で歩を進めていくと、山道沿いの木に留まっていました。
■使用機材: TSN-664+14WD+DSC-W300
『ジュウイチの若オス』
胸にまだ縦縞の残るジュウイチの若です。
幼鳥ではなく「若」と判定した理由は、6月中旬に ジュウイチ!ジュウイチ!と一丁前に大きな声で鳴いていたからです。
■使用機材: TSN-664+14WD+DSC-W300

『見返りツツドリ』
4種のトケンの中で、MFに最も早く渡ってくるのがツツドリです。
主な托卵相手はセンダイムシクイと言われていますが、小さなムシクイが大きなツツドリ雛をお世話するのを想像すると、驚異です。
■使用機材: TSN-664+14WD+DSC-W300
『梅林の中のツツドリ』
8月下旬から9月にかけてツツドリは大好物の毛虫を狙って梅林や桜林に入ってきます。鳥の目は優秀と言われますが、意外にも、じっとして動かない毛虫には気が付かないことが多いです。
■使用機材: TSN-604+14WD+DSC-W80

『毛虫を食するツツドリ若鳥』
羽毛がまだ斑模様のツツドリ若鳥が、毛虫の集団を見つけて嬉しそうに食べていました。
幼鳥時は「こげ茶色」一色だったようで、この個体は2年目の若鳥かと思います。
■使用機材: TSN-664+14WD+DSC-W300
『伸びするツツドリ』
梅の木だけでなく桜の木にも毛虫が付きます。 その毛虫を狙っていたツツドリの伸びシーンが偶然撮れました。
距離が約30mと近かったのですが、小口径664で、そこそこの被写界深度でした。。
■使用機材: TSN-664+14WD+DSC-W300

『赤色型ツツドリ』
ツツドリには赤色型がいてますが、その割合は今まで7年間チェックしてきて、1/5〜1/4と意外と多いです。
赤色型と言っても、薄いオレンジ色の個体もいて、個体差があります。
■使用機材: TSN-604+14WD+DSC-W80
『識別不明のトケンI 』
この「こげ茶色」一色の個体ですが、ツツドリの幼鳥かホトトギスの幼鳥か識別できませんでした。
大きさがキジバトより小さかったので、ホトトギスの幼鳥かと思いましたが、はっきりしません。
■使用機材: TSN-604+14WD+DSC-W80

『識別不明のトケンII』
赤色型のツツドリか、赤色型のホトトギスか、はっきり識別できませんでした。
ツツドリにしては小さかったのですが、背中の羽毛の感じからして赤色型ツツドリかなと思っています。
■使用機材: TSN-604+14WD+DSC-W300
『識別不明のトケンIII』
胸の横縞からしてカッコウの幼鳥かと思ったのですが、明確なカッコウ幼鳥とは羽毛の模様が異なっています。
同じ幼鳥でも、巣立ち直後と渡り前の時とで羽毛が変化するらしく、まさにトケン彩々です。
■使用機材: TSN-604+14WD+FinepixF30

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