『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。 随時更新!お見逃しなく!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆ <<デジスコ通信 2003年8月18日号>> ☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 皆さん こんにちは たーぼ♪ことDIGISCO.COMの石丸喜晴です。 尚、皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わずHPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、下記アドレスまでお願いします。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ▼ 新製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼ ▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼ ▼ツアー情報(国内・海外デジスコツアー情報など)▼ ▼HP情報▼ ▼お買い物情報(特価販売情報や入手し難いレア商品のご紹介)▼ ▼撮影技術情報▼ ▼スタッフ紹介▼ ━━◇◆新製品情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ────────────────────────────────── 「PROMINAR」の冠がついた製品が9月中旬に発売されます。 --- <外観> ------------------------------------------------------ 真っ黒なTS-502っていう感じですが、なんか迫力があります。全長275mm、重量430g。デジスコセットした状態でも手持ちで扱える範囲ですね。被写体を見つけるのに便利な照準線もあります。従来からのハンドホールディングケースも別売りで準備されています。(かっこいいです) --- <画質> ------------------------------------------------------ TS-504は従来ノーマルレンズタイプのTS−502をベースに上位機種として位置づけ、デジスコも意識した設計になっています。「PROMINAR」の名前が付く以上、対物レンズは定評あるEDレンズが使われるわけで、それに見合うプリズムや接眼レンズなど見直しがなされ色収差は撮影を意識したレベルまで抑えられているようです。また、交換はできませんがセットされているZOOMアイピースは撮影に有利な15〜30倍の低倍ベースの2倍ZOOMをチョイスしてあり、アイレリーフが16〜15mmと長めなのでデジスコでも使えそうです。アダプターの現物を見てはいないのですが28mmのオスネジが切ってあるそうなのでデジカメとはいろいろな組み合わせが可能と思います。 --- <製品データ> --------------------------------------------------- ◇対物レンズ有効径50mm
ビクセンの52mmクラスには傾斜型のアロマ52Aと直視型のジオマ52Sがあります。 ≪アロマ52A≫ ≪ジオマ52S≫ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ビクセン・デジスコシステムのポイントは接眼レンズとデジタルカメラアダプターの選択です。 このシステムの短所は倍率が低めで、デジカメのズームを使っても42倍(35mm換算で1500mm)止まりであること。全てのフィールドをこれ1台でカバーするのは無理かもしれません。長所は小型軽量なので、ちょっとした散歩にも気楽に持っていけることです。倍率が14倍(35mm換算で約500mm)と低めであることから、広角側なら手持ちでの撮影も可能です。大口径フィールドスコープのサブシステムとしてもお勧めします。 ─────────────────────────────────── 2002年夏「もっと手軽にボーグシステムを」という発想からミニボーグ50(アクロマートレンズ)が新シリーズとして発売されました。そして2003年2月27日新たにEDレンズを搭載した45EDがラインナップに加わり、充実したミニボーグシリーズになりました。2003年7月からは対物レンズのみの単体販売も開始しております。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ボーグシリーズの中心的な位置付けの80φ鏡筒システムと比較するとミニボーグシステムは初めて見た瞬間とにかく小さい!軽い!可愛い!という印象を受けました。キャッチコピーの「手軽に」というのは的を得ていると思います。手軽にお気軽に持っていきたくなりますね。 先日、ミニボーグ45EDで約6万年ぶりの大接近という火星を観察してみましたが、色収差がとても少なく火星本体の模様や南極付近にある極冠と呼ばれる白い氷もバッチリ見えました。さすが天体望遠鏡としての光学性能は小口径であってもしっかりしています。デジスコシステムを考察した場合、やはりEDレンズタイプのミニボーグ45EDを選択したいですね。ミニボーグ50よりも筒外焦点が50mm長くなっていますので、各種アクセサリーを組み合わせる際合焦の点でも有利です。 ─────────────────────────────────── ニコンCOOLPIX4300(E4300)の値段が36,500円(情報by価格.COM)まで下落してきているので、推測ではありますがE4300の寿命はそれほど長いとは考えられません。そうは言ってもデジスコファンとしてはデジスコに適したデジカメは必要なわけで、今回はデジスコ用デジカメの必須要素であるフィルターネジの無いものまで範囲を広げて可能性の高い良質なカメラを探してみました。 異論・反論はあるでしょうが、私は個人的に1/2.5型以下のCCD仕様のデジカメをお薦めしていません。1/1.8型以上(と言っても…E5700の2/3型以外は1/1.8型ですね)をお薦めしています。 デジスコの場合、非常に狭い画角の描写を行うわけで、光の量は非常に少ないと考えなければなりません。CCDにはいろんな要素の雑信号(ノイズ)が悪影響を与えています。そんな中でノイズよりも強い光が入ってくればノイズを打ち消しクリアな画像が得られるわけです。1画素あたりのCCDの受光面積が大きければより強いシグナルとして光を受け入れノイズに勝る資質を持つと思っています。実際にE4500(400万画素)よりもE950(200万画素)の方がクリアな画質に感じるのもここらへんに要因がありそうです。 今回御紹介するデジカメは2種。 ┏【CANON IXY digital 400】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ヒット商品のIXYdigitalは400と30の2種。製品の仕上がりや絵作りはさすがです。昨日まで本気でIXY400を買う気でいたほどの良質なデジカメです。(30はCCDサイズが1/2.7型ですのでお薦めはしませんが良品です)CCDは1/1.8型400万画素。光学3倍で外部鏡筒は5mmの前後で3倍ZOOMをこなします。対物レンズが小さくアイレリーフ15mm以上のワイド接眼ならケラレ排除はできそうです。鏡筒周辺のメッキリングに適宜なアダプターリングを接着または粘着すれば185gの軽量ボディーは固定できそうです。AF・ZOOMなど鏡筒駆動は間違いなく改善されて「早い」と感じます。画質に関してはかなりナチュラルで私は好きですが、シャープな絵が好きならセットで充分「らしく」見せることはできそうです。とにかく周辺まで歪み無く色収差の出ない設計はさすがです。「Digitalcamera
workshop」にてアダプターも商品化されていますので即戦力の1台です。 ┏【KYOCERA Finecam S5R】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 予定していなかったのですが・・・買っちゃいました。IXY400を買うべくヨドバシカメラへ、間が悪いというのはこのことでしょうね。店員さんがディスプレーを直しているではないですか・・「500万画素 連写性能No.1」と書いてあります。「速写王」とも書いてあります。「最近、MZ3連写組の人たちの画像に押されているなぁ〜」などという考えがよぎり・・翌日買いに行きました。5Mデジカメで秒間3コマ、フルメモリーまで連写可能!実験しました。5Mファイン画質で100枚(256M)写しきりました。秒間3コマも嘘ではなさそうなスピードです。疑似シャッター音もなかなか軽快です。以前所有していたCANON D30よりも良さそうです。連写時にフリーズしない連続モニターにも驚きです。液晶モニターがフリーズしている間に鳥が逃げてどこに行ったかわからなくなることがありますがこれなら大丈夫です。カメラの作りは荒削りで…初回ロットだからか…鏡筒と筐体が一箇所接している (;^_^A 。IXY400を見た後だから特に感じるけど鏡筒が前後するときにスムーズさにひっかかりがある・・画質は標準レベルまでは行くと思いますが、シャープネスが強めという印象です。これから設定作りはしますが焦点距離が短いシステムなら5Mのトビモノが可能かも知れません。鏡筒の動きはワイド端で最長。テレ側に移動させていくと一旦5mmほど短くなりテレ端で最長位置。アイレリーフが15mm以上でワイド設計の接眼レンズならデジスコはできます。(3倍ZOOM)レンズアダプターの準備はありませんが、鏡筒周囲のリングは一応真円なので製作はできそうです・・が!お店の展示品と同じで鏡筒が偏芯してる。光軸出せるかなぁ〜…と言うわけで私が人柱になりましたので随時皆さんに御報告させて頂きます。ちなみにポイント換算などで47,000円程度でした。5Mで50,000円以下って安いですね。 ─────────────────────────────────── --- <TurboAdapter G1 > -------------------------------------------- 第3回デリバリー予定9月中旬。 --- <TurboAdapter P1 (10月発売予定)> --------------------------- KOWAさんの協力を頂き、4ピース化の設計変更でリトライ中です。 --- <TurboAdapter ニコン20−45ZOOM > ------------------------------ 9月発売予定 --- <TurboAdapter Z1 > -------------------------------------------- 9月初旬デリバリー開始 ━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●-----------------------------------------------● 【日時】2003年9月14日(日)11:00〜16:30(講習会12:00〜) ━━◇◆ツアー情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ================================= by eisvogel ───────────────── 「石丸さんと行くデジスコ・ツアー」企画で訪れるパプアニューギニアって、一体どんなところなのでしょう? 世界で2番目に大きな島、ニューギニア島の東部が、パプアニューギニアで(西部はインドネシア領)、「地上最後の楽園」とか「未開の秘境」とかいわれ、まさに大自然が魅力の国です。開発が進んでいるとは言っても、それはまだ国全体でみるとほんのわずかな点にすぎず、ほとんど手つかずの自然と数限りない生物が訪れる人を暖かく迎えてくれます。 さて具体的にパプアニューギニアでは、どんな野鳥との出会いが期待できるのでしょうか。日本が位置する北半球と南半球では大きな違いがあり、日本では見ることのできない鳥が非常に多いです。図鑑などを見てすぐに気づくのは、南半球にはカラ類やキツツキ類が全く棲息していないということです。前述のパプアニューギニアの国鳥でもある極楽鳥は、38種が確認されていますが、いずれも熱帯地特有の原色系の色鮮やかな鳥ばかりで、その美しさには本当に目を奪われます。インコ類やミツスイ類が多いのも特徴です。カワセミの仲間も原色系がほとんどですが、世界で95種いるうちの22種が確認されています。パプアニューギニア全体では750種以上の野鳥が棲息していますが、ポートモレスビー近郊にあるバリラタ国立公園だけでも200種以上が観察されています。 ニューギニア政府観光局の話では、特に治安面で個人旅行は決してお勧めできないということです。逆にグループ・ツアーでは、過去にトラブルに巻き込まれたケースはほとんどなく、安心して滞在できるのとのことです。本ツアーでは、少しでも多くの野鳥に出会うことができるように現地のエコ・ガイドが案内役と務め、さらに治安面を考慮してポリスを同行させます。今回のデジスコ・ツアーの企画は、ニューギニア政府観光局と現地旅行代理店の積極的な誘いもあって、とれもリーズナブルなツアー価格を実現させることができました。(A社ではほぼ同じ内容でしかも石丸さんが同行しない!のに6万円も高い料金設定です) ツアー日程の詳細、問い合わせ、申し込みは以下のページをご覧下さい。 ━━◇◆HP情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 機種限定のサイトですが、ここの「なんでも画像掲示板」と「にわかもの知識の泉」には自作派涎モノの情報が詰まって居ます。書き込みできずとも一見の価値ありです。 ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= akuさんのサイトです。 ━━◇◆お買い物情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●---------------------------------------------● 便利小物グッズのページを新設。レリーズステーやバランスプレートなど見やすくなりました。 ●------------------------------------------------● ED78&ED78Aの在庫があるとのことです。ED82を待つかリーズナブルなED78を手に入れるか迷うところですね。
三脚・雲台では品揃えと価格でかなりお徳。最近はスコープも量販店並みの価格です。 ●-------------------------------------------● なんと言ってもスコープの価格はピカイチです。 ━━◇◆撮影技術情報◆◇ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ …【たーぼ♪】………………………………………………………………………… ───────────── 私が持っている良い写真のほとんどが座って写しているんです。デジスコ撮影って焦点距離がものすごく長い撮影をするので、デジスコの小さな振動でも被写体の「ブレ」としては非常に大きく発現してしまいます。画角(景色を切り取って写す角度)が小さくシャッタースピードが遅いのですからとにかくブレます。デジスコは終始このブレとの戦いになります。機材についても多くの工夫はブレ対策が配慮されているのですがここでは撮影技術にテーマを絞ってお話させて頂きます。 鳥までの距離が遠ければブレの影響はより大きくなります。遠い被写体の撮影の難しさはここにもあるわけです。距離が半分になればブレの影響も半分になります。そうはいっても近すぎる必要はありません。7〜20mぐらいの距離が鮮明に撮れる範囲だと思います。 次に三脚の高さです。テーマに「座って写そう」と書きましたがこれには三脚の高さも考慮されています。デジスコの重量(重心)が高いところにあればその分揺れる要素が多くなります。三脚の脚の剛性を考えると長くすれば弱くなりますよね。しかも先端の1段は細い訳ですから余計に揺れてブレの要因になります。座って写せば脚を伸ばさずにすみますからブレ防止には良い対策になります。 座って写すことの良さに人間工学的な面もあります。座っての機材操作と、立っての機材操作では人体の動きの軸が違います。当然、座っているほうが動きの歯切れが良くシャープで、機材に伝える振動も小さくなります。座って準備して鳥にピントを合わせ、機材から振動の縁を切るようにそっとレリーズを押してあげる・・「そっと」押すのが重要です。 そそ、良い写真を写すためには出会った鳥とできるだけ長い時間過ごすことが必要ですね。座ってじっとしていると鳥が落ち着いてくれるような気がします。こんな効果も座って写すことによる良い写真につながるかもしれません。 100円ショップで折りたたみの椅子を買って、是非、座って写してみてください。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【冨田】……………………………………………………………………………… ───────────────────────────── 今回のデジスコ通信のスコープ情報はKOWAのTS-504など50mmクラスの紹介がありました。皆さんはこれらの中でどれが魅力的でしたか? KOWAのTS-504はEDレンズを使用しているので、画質は良さそうです。ただ、デジスコで使う上で問題なのが接眼レンズを交換できないことです。もちろん、目視観察がメインでたまにデジスコで記録する…という使い方なら悪くないかもしれません。でも、今では当たり前になりつつある「ズーム全域ケラレなし」というシステムが組めないこと、それをカバーするためにTS-504では接眼レンズの倍率をTS-502の20〜40倍を15〜30倍に下げ、ケラレがない所までズームすると20倍程度なるように改められていますが、接眼レンズが交換できないので「ズーム全域ケラレなし」のシステムを知ってしまうと物足りないです。なお、TS-502は20倍単焦点と20〜40倍ズーム仕様がありますが、上記の理由でデジスコ用にはお勧めしません。 ミニボーグは様々なパーツを選んでオリジナルなシステムを作り上げることができる点が素晴らしいです。…が、これが初心者にはハードルになっています。「カタログを見ても個々のパーツが何のためのパーツなのかがわからない」「お店に行っていざ部品を購入しようと思っても、箱にはパーツNoしか書かれてない」つまりこのシステムを組み上げるにはユーザーが事前に十分な学習を求められるのです。 …という背景を見てしまうと、 ねっ!とってもシンプルでわかりやすいでしょ? 「でもTurboAdapterG1はNikonのE4300,E885しか使えないんでしょ」と言うあなたにはこちらを紹介します。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ このアダプターとケンコーの37〜58mmステップアップリングを使えばTurboAdapterG1に取り付けることができるのです。 ≪次回予告≫ ●「私のデジカメ○○でデジマロできますか?」と言う質問は下記メールアドレスへお寄せ下さい。いっしょに考えましょう。
本題に入る前に… 前回、記事の文章の中にいきなり「デジボーグ」という言葉を使いましたが、それって何なの?という方もいらっしゃるかと思います。この言葉の意味を簡単に説明させていただきますね。 ◇─────────────────────────────◇ ──────────────── ボーグシリーズ天体望遠鏡には大きなサイズの115φ鏡筒システム、スタンダード的な位置付けの80φ鏡筒システム、そして最近新たに仲間に加わったミニボーグシステムと3系統のシリーズが用意されています。さらにパーツ、アクセサリー類がとても豊富です。初めてボーグに興味を持った方、これから始めてみようかなと思った方、また買ってはみたものの使いこなしに悩んでいらっしゃる方々にとって、どういう組み合わせが良いのかお世辞にもわかりやすいとは言えません。実は3年以上使用してきている私でさえどのパーツがどんなことに有効か全てを把握しきれてないのです。今でもカタログをじっくり見ると新鮮な発見があったり。これはメーカーが常にユーザーニーズに応え新製品を続々と開発し新発売されてきているのも原因のひとつなのでしょう。 多岐に渡る豊富なシステム構成になっている反面、裏を返せばシステム全体が複雑でもある為、既にデジボーグされている方々はどのような工夫をしながらシステムを効率的に組んでいるのかとても興味があるのではないでしょうか。デジボーグを使われている鳥仲間のシステムを拝見する機会が多々あるのですが、見るたびにそれはまさに千差万別といいますか、皆さんこだわりのシステムを組まれています。世界にひとつの私だけのボーグと言った具合です。 その全てを紹介することはスペース的に困難ですので、今回は参考までに「2003年8月現在の私のデジボーグシステム」を紹介させていだたきます。私のデジボーグシステムはシリーズの中のBORG76EDをメインにしています。そう!前回も書きましたか、この天体望遠鏡が偶然手元にあり野鳥撮影にはまったきっかけになったのです。 まずはシステム全景をアップしましたので、こちらをご覧ください。 初めて見た方にとっては、なんだかすごい状態になっている!という印象でしょうか。でも、自分なりの「こだわり」を持ってシステムを組んだ結果です。このような自由度あるシステムが組めるのが醍醐味でもあるんですよ! では、その「こだわり」とはなにか。 常にこの事を頭に置いてシステム全体の向上を検討しています。ですから、ある日突然がらりと姿を変える事もあるわけでして、2003年8月現在とお断りした次第です。進化向上するデジボーグ。自分で作り上げるデジボーグ。楽しいですね。
∞∞∞ つづく ∞∞∞
この原稿を作成中、知人から「ミザール新型地上プリズム」は生産工場の諸事情で継続的な生産が不可能になり生産中止を決定。更に最終ロットも既に全数販売完了していて手に入らない状況というとてもショッキングな情報が入りました。デジボーグのシステムを組む場合、正立光学系がとても重要なパーツとなります。直視でプリズムを利用するならば、このプリズムがお勧めする定番商品と考えていました。システム拡張性や光学性能が他のメーカーの地上プリズムよりもコストパフォーマンスが高い製品だったからです。「そのプリズムがもう手に入らない……」重要なアイテムが入手困難となると、これからデジボーグを始めたい方、興味を持った方に何を勧めればいいのか困惑している状況です。この事態を乗り切る為、可能な限り他の製品で代用できるか模索しておりますので、結果が出るまでしばらくお時間をください。有用な情報が入り次第お知らせします。 尚、この話題は私のHP内にあるデジボーグ談話室でも展開しています。 *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【POU】……………………………………………………………………………… ────────────── 長い間バードウォッチングを続けている人も、写真撮影が趣味の人も、デジスコを始めると、大きな心の変化が起こるのを体験した人は多いことでしょう。それが、何であるかは始めてみなければ分からないことかも知れません。 ちょっと分析してみましょう。 まず、デジスコを始めると、撮影の対象となる野鳥を探して歩きまわります。 近所の公園がこんなにも、自分にとって最高の遊び場所になるなんて小学校以来なのでは?と思いながら、又来週末にでも行ってみようかと考えたりしてしまいます。近所の公園にカワセミが住み着いていると、症状の度合いは重いようです。「想いが重いと症状が重くなる……。」 初めてバードウォッチングを始めた時も同じような気持ちになりますが、デジスコを始めると改めて・・・。「あなたは、公園に恋していませんか?」 ───────────── 望遠レンズでの野鳥撮影、たいていはピントの甘い写真を量産していました。お金の無い学生時代は、無駄にフィルムを使ってはいけないと思って、シャッターを押すのも慎重になりすぎて、せっかくのシャッターチャンスを逃すことばかり。ちょっといい絵があっても、前ピンだったり後ピンだったり。前ピンや後ピンは、絵の中のどこかにピントが来ているから失敗の原因がわかるけど、絵のどこにもピントが来ていない……全体的にぼやけた絵が撮れていたとき、その原因を解像度のよくないレンズのせいにしていました。それが、「ブレ」から来る「ボケ」であることに気づかずに……。 私は、重いカメラを持って出かけるのがおっくうになり、何年も写真を撮らない時期がありました。何で、最近野鳥写真を撮らなくなったのだろう?と掃除をしていて、しまってあった望遠レンズを久しぶりに三脚にセットしてみました。毎週末のように使っていた時には気づかなかったけれど、三脚のネジは緩みガタガタ、雲台はカクカク。こんな三脚で撮影していたのかぁ……。せっかくの望遠レンズがもったいないので三脚を買い換えてみたのでした。 それからです。以前思っていた程ボケた写真は少なかったので、この望遠レンズ悪くないかも!と思ったのは。(それでも、もしや私の撮影技術が上達した?なんて事思って、三脚が「ブレ」をなくしてくれていた事の重要性はまだ低かったのでした(^^;) 時は経ち、社会人になり、ちょっと自由になるお金が出来た頃、デジスコをはじめることになりました。お値段は張るけれど、軽くてしっかりした三脚。カーボンファイバーなる製品があるという事を知ったのは。それは、高級カメラが並んだ時に並ぶ超高級三脚があるということを。「足が揺れれば絵も揺れる。」十何年もいまいちな写真しか撮れなかった悔しさがカメラ店に並ぶ三脚売り場でよみがえり、いいモノを買おう!とそのカーボンファイバーで出来た黒い足をした超高級三脚に手をかけてみました。他の三脚と比にならない軽さ、なのに頑丈な作り。気が付けば、手が離せなくなっていました。もう、財布の紐はゆるゆる〜即購入となりました。その三脚は今でもお気に入りのZITZOのI型です♪いいモノはいいですね。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【三藤】……………………………………………………………………………… さて、期待を大きくして購入したGEOMA ED80S。ジオマの最高峰。迫力のED80mmレンズ。さぞかし明るく、クリアな写真が撮れることでしょう。ついでに接眼レンズ、GL15も購入、少し引いた写真も撮れるかな。 実際に撮ってみて、EDの効果はありました。色収差での青や赤の滲みは激減しました。しかし、大径レンズで集光能力が上がり、シャッタースピードが上がるというような効果はありませんでした。その原因は倍率。80mmタイプのジオマは、65mmタイプの2.5割り増しの倍率になってしまうのです。つまり、20倍の接眼レンズを付けると25倍になってしまうので、ここで明るさは相殺されてしまいます。そんなことも有ろうかと用意しておいたGL15。80Sに付ければ19倍。これで明るさは確保できるはずです。 ところが、なんとコマ収差。視野の周辺が球状に歪んで見えるのです。肉眼で見ても疲れてしまいます。これをかわすにはデジカメでズームを利かせねば、って結局、倍率上がっちゃうじゃん!結局、明るさを稼ぐ希望は絶たれてしまいました。接眼レンズはGL20を使うこととしました。 そのうち、写真の鳥が今までよりも小さくなっていることに気付きました。「なんでなんで?倍率はあがったんですよ?!」 でも6万円したんだし、EDなんだし、大径なんだし……と自分をなぐさめつつ、しばらくはこのセットを使うことになりました。そんな頃ですね。CASIOのサイトで冨田氏と会ったのは。「同じように鳥の写真を撮っている人がいるんだ」と彼のHPを訪ねたら、同い年、同じキャンバス出身、なんと近所にお住まい!「こんどお会いしたいです。」なんてメールしたら「三藤さんて先日エナガの巣の写真を公園で狙ってた方ではないですか?」だって。すでにフィールドで会っていたんですねぇ。彼との付き合いは長くなりそうです。 その冨田氏が師匠と呼ぶ人がいます。その名も白猫たーぼ♪氏。ここで初めてたーぼ♪氏のサイトを知り、デジスコなる呼び方を知る事となりました。『テレスコ』『ステレンキョウ』『ステテコ』みたいな響きでちょっと抵抗がありましたっけ。たーぼ♪さんの撮った写真はとても素晴らしく、コリメートは代用法という概念を打ち砕くものでした。以来、デジスコで野鳥写真にお邪魔するようになりました。そして、知ってしまうのです。ジオマではきれいに撮れないという定説を……。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【@翡翠病】………………………………………………………………………… ───────────── みなさん、今日は(^O^)
レンズとはいったい何なのでしょうか……? レンズという名前は、「レンズ豆」と言う名の豆に形が似ている事に由来しています。え〜と、レンズには、表面の形状による分類と作用による分類の方法があるのですが、小難しい事は端折って凸レンズと凹レンズで分けてしまいます。(^^; 凸レンズの方が説明し易いので、以下は凸レンズで説明しますね。 凸レンズの代表的な物に「虫メガネ」が在ります。 レンズの役割として大事なのが、結像作用です。レンズを通して物を見ると、実際の物より大きくなったり小さくなったりして見えます。結像式と言う式が有って、倍率と像の結ばれる場所を決めるのに、焦点距離「f」が重要な役割をします。 もうひとつの記号「F」は、Fナンバーと言い、物体のレンズを通した像の「明るさ」を、焦点距離「f」とレンズの有効径「D」の比率で表しています。カメラのレンズでは、絞りを開放した時のF値を「開放F値」と言います。絞りは開放F値から√2倍を1段として変化させます。絞りを1段絞ると、光の通過する開口面積は半分に成ります。 ≪次回予告≫ ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*
───────────── こんにちは、ゴルゴです。 私が野鳥観察、撮影をはじめて、はや四半世紀(年がバレバレ!?)中学生の時にやっと買ってもらった200mmレンズ(3万円の定価でした。ちなみに300mmは7万円位でした。当時の中学生に3万円はなかなか……)で、はじめてコサギを撮った時の感激は今でも忘れられません。もちろん連写は手巻き、三脚も頼りないものでしたので、ブレとボケの連続。しかも、当時の野鳥は警戒心がやたら強く、200mmでは米粒のように写るだけでした。フィルムは白黒で、現像も全部自分でやっていました。暗室で印画紙に白鷺の姿が浮かび上がった時にはうれしかったものです。野鳥撮影の参考書などほとんど無かったですし、現在のように機材も発達しておらず、デジ眼やデジスコなど夢のようです。私が、デジスコをはじめたのは昨年の11月ですので、まだ一年にも満たないのですが、たーぼ♪さんはじめ諸先輩方に深〜いデジスコ沼に引き込まれ、取り返しのつかない状況です(爆)。その中で、フィールドスコープによるデジスコもさることながら、特に、FMAを利用した35mm一眼レフ用レンズでのデジスコにはまっています。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します ─────────────────────────────────── ■□■━━━━━━━━【DIGISCO.COM】━━━━━━━━■□■ 【文責】デジスコドットコム 代表 石丸喜晴 ******* 「デジスコ通信」の記事などについての ================================================== |