『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。 随時更新!お見逃しなく!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆ <<デジスコ通信 2003年9月23日号>> ☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 皆さん こんにちは おかげさまをもちまして、DIGISCO.COMホームページをなんとか正式オープンすることができました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ▼ 新製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼ ▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼ ▼ツアー情報(国内・海外デジスコツアー情報など)▼ ▼HP情報▼ ▼お買い物情報(特価販売情報や入手し難いレア商品のご紹介)▼ ▼撮影技術情報▼ ▼スタッフ紹介▼ ━━◇◆新製品情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ────────────────────────────────── --- <GEOMA ED80S> ------------------------------------------------ 残念ながら良い評価は得られませんでした。ジオマエキスパートの三藤さんも苦労するスコープで、価格が安いがために初心者の方が購入されるケースが多いのですが、最短焦点距離が長いこともあり、今回7m距離でのテスト撮影には参加できませんでした。デジスコ用に買われるのであればGEOMA65Sのほうがお薦めです。 --- <Nikon ED78> --------------------------------------------------- 本来なら最新のED82で評価すべきでしたがタイミング的に難しく、ED78での評価となりました。 --- <PENTAX PF-80ED> ---------------------------------------------- 私自身使用したことが無かったので適切な評価はできませんが、テストチャート撮影時の体験からも素性の良さを感じました。新型のアイピースの縁がデジスコに不利な形状になり、より、ケラレが増長される傾向になってしましました。テストチャートからもフラットな描写とケラレの少ない絵は評価できると思います。青の色収差が大きいのが気になる部分です。PF100EDを含め今後楽しみです。 とにかく明るくクリアーな画質には毎回驚かされます。他のスコープに色がかぶっているかどうかを確かめるには比較用としてわかり易いスコープです。クリアーでもほんの少し青みがかっているのかも知れません。テストチャート撮影した際の赤と青の色収差が出たのが残念。ZOOMレンズでデジスコができてデジスコをセットしたまま接眼レンズZOOMが使えるのはこの機種だけの機能。最単焦点距離を3m台にするチューブなども準備されていて、メーカー純正デジスコではNo.1の実力といえます。 フローライトクリスタルを使った名機ですが、さすがに設計・デザインの古さは否めなくなりました。最短焦点距離が長めでここ一番の接近撮影には不満を感じるかも知れません。テストチャートを見ても周辺の歪みボケは強めに出て中央部重視のスコープであることがわかります。色収差は良く抑えられています。 今回はグリーンボディーの新色でテスト。テストの前にデザインについての議論。国産メーカーには見習ってもらいたい意匠設計と仕上がりの良さに驚きを隠せませんでした。フローライト85mmの期待に結果が見合うと良いのですが、糸巻き型の歪曲と黄色く見える色合いに対して不満が残りました。中央部の迫力はさすがという感じですが価格との対比を考えると辛口評価になってしまいます。TurboAdapterZ1でケラレなしにできます。 本来ならばApoTelevid77で評価すべきであったが、残念ながらTelevid(ノーマルレンズ)での評価となった。最短焦点距離が4m以下と驚きの設計でありながら歪曲が少ないのにも驚かされました。但し、アダプターが難しく切断や切削のハードな加工を強いられることになります。ケラレを我慢するのであれば市販アダプターで可能です。 世界で一番高価なスコープです、皆が一番欲しいスコープでもありました。すべての部位に職人技が施され、使うための道具なのですが装飾的なステータスシンボルとして持って似合う人になりたいと思わせてくれます。デジスコ用途としてはアダプターが機能的に不足で充分性能を発揮できていません。光学性能も良さそうなのでアダプターを自作できる人向けのスコープなのかも知れません。 御存知のようにBORGの場合、画一的なシステムはありません。今回はこんさんのバージョンを評価。自由にシステムアップできる点は魅力でもあり、難点でもあるわけで、知識ゼロからスタートするのは避けたほうが良さそうです。歪曲・色の収差とワイド端のケラレなどもあり本人曰く「一世代前の優良なデジスコシステム」とのこと。しかし、試行錯誤の楽しみは格別なデジスコとも言えます。 システムの説明から始めなくてはいけませんが、一眼レフレンズを使ってコンパクトデジカメで撮影する方法です。今回は500mmレンズにTurboAdapter&E4300の組み合わせ。倒立像を正立させるという問題点を抱えていますが倍率や用途の拡張性は抜群。画質も良質のレンズを使えば驚くほどの結果を得ることができます。特にニッコールレンズだと絞りがあるのでいろいろできそうです。個人的にワクワクするシステムです。 今回はちょっと気分を変えて「デジビデ」情報に変えさせてください。 ≪現在のシステム構成≫ システム構成を作り上げるKEYはなんと言っても接眼レンズ。最適なアイレリーフが良くわからないので手持ちのアイピースをいろいろ変えて見ながらトライしてみました。 ・KOWA TSE-17HB(アイレリーフ31.5mm見かけ視界40°) SONYのアイピースはニコンの60mmに良く似たスコープにビデオを取り付けるキットが販売されていて、それに同梱されている10倍アイピースと別売りアイピースです。詳細なスペックは良くわかっていません。すべてのアイピースをカバンに入れYMDK(量販店)に行き、事情を話したところ快く対応してくれたのでケラレテストを実施しました。今のところFUJINON有利と表現させてください。 上記システムでの結果はワイド端とテレ端でケラレなし。中域はすべてケラれるという1倍(1000mm)か10倍(10000mm)かの デジカメのCCDが小型の1/2.7型にシフトし始め画質よりも携行性やデザインなどに走り、画質はデジタル一眼へと両極化する傾向であるという記事がありました。デジスコは振動を発生しないコンパクトデジカメならではの撮影法であるため画質重視のコンパクトデジカメが姿を消していくのは寂しい限りです。逆にコンシューマビデオは画質重視に向かっていて3CCDや大型CCD化へ、さらにはハイビジョンへ進むことも考えられます。ひょっとしてコンパクトデジカメよりも良質な静止画が撮れるデジビデが出現するかも知れません。もちろんメインは動画です。動画についてはおいおいご報告させて頂きます。 ─────────────────────────────────── ニコンフィールドスコープ全種に使える低倍率ワイド接眼レンズアダプターの発売開始です。DIGISCO.COMオリジナルレンズを使用し、デジスコ用にアダプター一体型のデザインにすることにより光軸精度を高め誰が写しても楽で歩留まりの良い結果がでやすい設計にしました。 ●-----------------------------------------------● 2003年9月14日(日)東京港野鳥公園にてDIGISCO.COMスタッフ&ホビーズワールドスタッフによるデジスコ講習会・体験会を開催しました。講習会会場は50人程度は入れるということもあり応募数が少なかったらどうしよう・・と思っていたのですが、なんと応募開始3日目で66人となり、その後の応募の方は体験会に参加して頂きました。 当日の来場者は160名を超え、デジスコ人気が高まっていることを肌で感じることができました。当日は岩手や愛知からおいで頂いた方もいらっしゃり、講習会でも、体験会でも熱気あふれる姿があちこちで見受けられました。また、今回は関東を中心としたデジスコエキスパートの方々がボランティアで説明スタッフを担当して頂き、来場者の皆様も満足感ある1日を過ごせたようです。 一部の方からはアンケート回答があり、集計ができましたので一部ご紹介させて頂きます。回答者は講習会参加者のうち38名、複数回答もあります。 *バードウォッチング経験 / 1〜3年が53%とキャリアの浅い方が多い ================================= by eisvogel ───────────────── デジスコ初心者、上級者にどこよりもケアンズをと、お勧めする理由は幾つかあります。 まず何といっても鳥種の多いことです。ケアンズから半径100km以内で確認されている種は、約400種です。特にケアンズの西から南にかけて広がるアサートン高原は、高い所は標高1100m、熱帯雨林、乾燥地帯、湿地帯、草原、湖、沼、川など様々な環境が含まれ、9つの異なった野鳥の棲息地があります。限られた地域内でありながら天候にも大きな違いがあり、例えばケアンズ市内が雨でも、全く雨の影響を受けない所があるので、雨を避けて探鳥することもできます。 北のディンツリー方面には、カワセミの仲間が多いです。何とワニが間近に見られるディンツリー川のリバー・クルーズに参加すれば、2時間ほどで50種前後の珍しい鳥に出会うことができます。カワセミの仲間で最も美しいといわれているシラオラケットカワセミは、毎年10月末になるとニューギニアから繁殖のために渡ってきますが、ケアンズ一帯は、この美しい鳥の繁殖地としてしても知られています。 ケアンズにはとても優秀なエコガイドがいるのも嬉しいです。いくらケアンズ周辺に多くの鳥が棲息しているからといって、単独ではそれほど多くの鳥を見ることはできません。優秀な案内人がいればこそ、効率よく見て回わり、わずか数日間で180種前後も観察できるのです。180種といえば、ごく普通のバーダーが日本国内で4・5年かけて確認する数です。勿論ケアンズ市内なら単独でも十分探鳥は可能です。メイン・ストリート沿いは緑の多い公園で、海岸線は干潟になっていて、相当数の鳥が観察できます。淡水池と海水池のあるセンテニアル公園でも50種くらいの鳥には必ず出会います。それから現地のオプショナル・ツアーに参加して、野鳥保護区になっているミコマス島へ行ったり、珊瑚礁が美しいグリーン島へ行ったりすれば、沢山の海鳥を間近で観察することもできます。 海外旅行では重要なことですが、治安がとてもよいこともお勧めの理由です。ケアンズは日本人旅行者の多い街でもあり、どこのホテル、ショップでも日本人を見かけるほどです。大きなホテルやショップには日本人従業員もいます。日本レストラン以外でも日本語メニューを用意しているレストランがかなりあります。つまり街にとっては日本人は大切なお客様ですから、対日感情も悪くなく、安心して訪れることができます。 オーストラリアのケアンズは南半球に位置しているので、日本とは四季が反対、夏は雨季(12月〜3月)になり、一時的に激しく降るスコールに見われることが多いです。冬は乾季(6月〜9月)で、ほとんど雨は降りません。冬といってもそもそもが熱帯雨林気候ですから、一年中暖かく過ごしやすいです。探鳥のベスト・シーズンは渡り鳥の多い4月と9月ですが、いつ訪れても密度の濃い探鳥が可能です。カワセミの仲間に興味があれば、シラオラケットカワセミが繁殖にやって来る10月下旬から11月中旬がベストの時期です。 オーストラリアというと遠い国のように思いがちですが、巨大な国ですから北へ向かうのと南へ向かうのとでは大きな差があります。ケアンズ北に位置しているので、日本からの直行便で約7時間、時差も1時間しかありません。 昨秋、石丸さんと行きましたが、海外探鳥にはデジスコが最良の機材であることを認識させられました。 *参考までにその他の鳥たち:http://www.jtb-kaitora.com/bird/cairnsbird.html ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 素晴らしい野鳥写真をアイウエオ順に紹介されています。まだ、「あ行」までししかアップされていませんが、準備は着々と?されているようですので、楽しみですネ♪また、天体写真も撮られていらっしゃいます。素晴らしい火星の写真も見逃せません ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ニコンフィールドスコープEDU、たーぼアダプター、E4300デジカメでデジスコをされているeg800さんのHP。 ━━◇◆お買い物情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ デジカメの価格調査はこの2ヶ所が便利です ■ …【たーぼ♪】………………………………………………………………………… ───────────── 野鳥写真が上手な人はこの才能に秀でた人が多いようです。鳥の習性、鳥の生活パターン、挙動の前のサインなどを知っていると知らないではシャッターチャンスに大きな差がでてきます。ベテランのカメラマンは繰り返し観察しているので鳥の行動の先読みは的確です。初心者には経験が無いだけにベテランのような結果はなかなか得られません。しかし、ベテランも昔は初心者だったわけですから心配することはありません。大切なことは良く「観察」して次の挙動を「イメージ」することです。 デジスコは野鳥の表情まで観察することができます。これってすごく野鳥撮影では有利なんです。短いレンズでは観察できない野鳥の表情を見ながら撮影できるわけですから警戒しているのか、落ち着いているのか、何に興味を示しているのかなどがわかれば次の行動がイメージできるはずです。特にデジスコは焦点距離が長いのですから先に撮影準備をしていないと良いシーンは写せません。例えば、カワセミ(私の分野なので・・)のノビ、片方の羽をぐ〜〜っと伸ばし、次に反対の羽をぐぅ〜〜っと伸ばします。ここでシャッターを切っちゃうと次の両方の羽を上にぐぅ〜〜っと伸ばす最良のタイミングでシャッターが切れなくなってしまします。私も何度もこのシーンを観察しているので必ず狙うようにしています。(難しいですよ) 鳥の通り道を知ることも良い結果を得る秘訣ですね。地形でも判断できることもありますが、鳥が良く通る場所や、立ち寄る枝が必ずあります。これも観察をしているとわかるようになってきます。カラの混群の飛来も周回コースや鳥種による順番も決まりがあるようで観察さえしていれば狙いの鳥の飛来が予測できるはずです。狙いの枝にピントを合わせて待ち、他の場所や鳥に惑わされずに狙いの鳥が来たら確実にシャッターを切る。一日の観察データでは難しいかも知れませんが繰り返していれば必ず成果がでるはずです。 鳥の導入が難しくシャッター速度の上がらないことが原則のデジスコですから、良く観察してその日の鳥の動きをイメージし、鳥のいない背景の液晶キャンバスに鳥が入って絵が完成する・・・是非、こんな描写を楽しんでください。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【冨田】……………………………………………………………………………… ───────────────────────────── 私が初めてデジカメを購入したのは96年のカシオQV-10でした。以降、毎年のように買い換え、買い足し…気がつけば15台になっていました。今、手元に残っているデジカメは デジスコ用にはQV-2400UX、E-880、MZ-3の3台を購入しましたが、お遊びで他のデジカメも手持ちのスコープに押しつけてみました。 結果、手持ちのデジカメは全部、三脚に固定したスコープに押しつければ「記録だけはできる」ことがわかりました。 もともとデジスコが行っている「コリメート法」という撮影方法は、乱暴に言ってしまえばスコープにデジカメでもレンズ付きフィルムでも、カメラと名の付くものなら何でもいいから押し当てて撮ってしまえ!というものです。ですから、どんな形にせよスコープとデジカメの光軸さえ合えば、「証拠写真だけは残せる」のです。もちろん、ケラレが大きくて中心部をトリミングして何とか…という組み合わせがほとんどで、「撮影を楽しむ」というレベルに達する組み合わせは限られています。 では、デジマロに求められる、理想的な仕様はなんでしょう? 私が考えているのは、 「デジカメにフィルター用ネジが付くこと」については、スコープとデジカメの光軸を合わせる上で最も重要なポイントです。しかし、最近はフィルターを付けられるデジカメでデジスコ向きなのはニコンE4300、キヤノンA-70,60程度で選択肢がほとんどないという問題があります。最近になって、前回紹介した「デジタルカメラ・ワークショップ」のフィルターアダプタでキヤノンIXYデジタルやサンヨーMZ3、AZ3等のデジカメをデジスコに使用できるようになりました。更に、試作中のジオマ52S用フィールドスコープアダプターを使えばフィルターアダプタなしでもデジスコができるようになりそうです。(近日中に試作品をお借りしてテストする予定です) ただし、フィルターが付くデジカメでもオリンパスのC-4000シリーズやC-1400XL、キヤノンGシリーズのような大口径のレンズを搭載したデジカメについては、GLH20WIDEとの相性が悪くケラレを解消する方法は見つかっていません。 一方、オリンパスE-100RS、C-2100UZなどの10倍ズーム機もGLH20WIDEと相性が悪く実用になりませんでしたが、自作接眼でデジスコができるようになりました。正確にはデジスコというよりも「3倍程度の大型テレコン」と呼ぶ方が正しいかもしれません。この方式なら過去の8倍ズームのQV-2800UXや10倍のオリンパスC-700シリーズ、12倍のパナソニックFZ1でもデジマロが楽しめるようになります。この夏以降、登場してきた富士S-5000やミノルタ
ディマージュZ1等の300万画素10倍ズーム機にも応用できるでしょう。 この方法に興味のある方は自作接眼の総本家「なんちゃって画像掲示板」の有志達が作り上げたGeomaFactoryを熟読されることをお勧めします。 「GLH20WIDEでズーム全域ケラレなし」の元祖は私の 結局のところ、「デジマロを楽しむ」ためには、組み合わせるデジカメのフィルターアダプターの有無とGLH20WIDEとの相性で決まってしまいます。あなたのデジカメはデジマロに使えそうですか? ≪次回予告≫ ●「私のデジカメ○○でデジマロできますか?」と言う質問は下記メールアドレスへお寄せ下さい。いっしょに考えましょう。
■ …【こん】……………………………………………………………………………… ──────────────── 前回では、私のデジボーグと題してシステム全景を見ていただきました。そして、締め括りの言葉としてシステムを組むに当って自分なりの「こだわり」について述べました。お浚いすると、その「こだわり」は以下の3点です。 1.画質へのこだわり そこで今回は、3点あるうちのまずは「1.画質へのこだわり」について取り上げてみることにします。他の2点は次回以降に紹介します。 画質へのこだわり。それは私の永遠のテーマです。高価なデジ一眼+優秀な望遠レンズには解像力などにおいて到底敵うものではありませんが、高いレベルで画質を追求していこうという意気込みは負けないつもりでシステムを考えてます。それも少ないコストで。といっても、デジボーグですとついパーツを買い足してしまうので、購入金額のトータルを出すと・・・恐いものがありますので計算していませんが。(笑) さて、画質に直接影響する要素を考えてみましょう。 1.対物レンズの選択 今さくっと思いつくものだけを挙げてみても結構あるものです。この他にももっとありそうですね。じっくり考えてみると枚挙に暇が無いくらい出てきそうです。体に染み付いてしまっている撮影時の何気ない動作も画質に影響を与えているかもしれませんね。 今回各要素について詳しく掘り下げようと思いましたが、とても長くなりそうなので次回以降に分割して話題を展開しようと思います。どうぞお楽しみに。 最後に。少しだけ私の本音に触れてください。m(__)m 良いだろうと思ったシステムをテストしてみるとすごい歪曲収差が現れてしまったという例。接眼レンズの選択に問題があるわけですが、そう簡単に接眼レンズを買い替えはできませんし、高価で優秀な接眼レンズは重いのが相場。場合によってシステム全体の再検討も必要になってきます。常にこのようなジレンマを抱えています。まぁ、これも趣味の楽しさというものでしょうか。(^^) ∞∞∞ つづく ∞∞∞
しかし、実際に使ってみると操作感がいまいちでした。フロントにヘリコイドを配置したことで前後のバランスが取り易くなった点は◎だったのですが、ピント操作時ヘリコイドを回してみると雲台から距離がある為か左右へのモーメントがかかり視野がずれてしまうのです。折角視野に入れて構図を決めてもピント操作の度にずれてしまうのは使い物になりません。ということで、このシステムは残念ですがボツにしました。 そこで、9月からは次のようなシステムにしてみました。 すべて接眼部側の手元で操作できピント操作時の視野のずれもほとんど起きません。しばらくこのシステムで遊んでみます。というか、結局以前とほぼ同じようなシステムに戻しただけなんですけどね。変わったところと言えば、ヘリコイドM用ハンドル[7838]を追加しただけ。(笑)
関連リンク ■ …【POU】……………………………………………………………………………… ───────────────── デジスコのいいところはたくさんあります。カメラ用の超高級望遠レンズに比べて、お値段は庶民的ですし、何より「軽くてコンパクト」というメリットがあります。「おきらく」がモットーの私のデジスコシステムは、極力シンプルにするようにしていますから、片手で軽々持つことができます。ちょっとした旅行くらいなら、リュックに三脚、望遠鏡、カメラ、アダプター、旅行道具が一式入ってしまいます。もちろん、海外旅行の時は、肌身離さず手荷物として機内に持ち込みです。(旅行会社にもよりますが、三脚の長さによって機内への手荷物持込ができないことがあります。)だって、荷物が間違って他の国に行ってしまっては、旅行の目的を果たせなくなってしまいますから(笑)どこへでも気楽に持って出かけましょう♪そこに、鳥達が待っています。しかも、デジスコなら都市公園以外の野鳥は、人との距離が遠いことが多いですから、倍率の高いデジスコでの撮影の方が断然有利だと思います。 「おきらくデジスコ」を始める前までは、重い望遠レンズにカメラ、そして重たいがっちり三脚を持ってバードウォッチングに出かけていました。今から思えば、それは「気合のカメラセット」と言えるでしょう。旅行先での野鳥撮影は、まず、野鳥探しをしなければなりませんし、普段以上に歩き回らなくてはなりません。ポイントが定まっても、いろんな鳥が見たいと思えば何回か場所を変えるでしょうし、野鳥の声がすれば、足がそちらに向きます。気合で持って行ったカメラセットも、日が傾く頃には重さが肩に食い込み、かなりしんど〜いセットなのでした。 ─────────────── 見るだけのスコープがデジスコに変身したのは約3年前。デジタルカメラが普及してきて、インターネットも一般的になってきた頃です。たーぼさんに、「スコープにデジカメをあてて使うと野鳥写真が撮れるらしいよ」と、言われた時からでした。ニコンのデジカメがちょうどスコープの目当てのサイズとぴったり合うので、くっつけて撮るだけなのだと。 「へぇ〜。」やってみるまでは、そんなに期待もしていませんでした。何度かスコープにカメラを手で押さえつけて撮ってみましたが、手で抑えている間に鳥は動くし、カメラがちょっとずれるとケラレが出来て、とても見られる写真ではありませんでした・・・。ところが、ある日、たーぼさんがスコープにカメラを水道管の管を締める金具で止めて、素晴らしくクッキリ、鮮明な画像を撮影してきました。それは、今までに見たこともないような羽の一枚どころか、羽のエッジまで映し出していました。 その写真に刺激され、本格的にデジスコにのめりこみました。始めた当初、スコープにニコンE800のカメラをセットして撮影してもワイド側で多少の周辺減光が発生していました。画面の四隅の色がちょっと濃く、暗くなる程度のもの。倍率を上げれば、ケラレも周辺減光もないクリアな撮影ができていました。十分に満足のいくシステムに出来上がっていたのです。 現在は、更に進化してワイド画面からズーム画面までまったくケラレのないたーぼシステム、ニコンEDIIにたーぼ♪アダプターとE4300を使って撮影をしています。今のシステムで撮影するようになってから、当時のデジカメ画像を開いた時、私は愕然としてしまいました。すごく、気に入っていたはずの写真の四隅が暗くなっているのです。どんなに画像で処理してみても、直りません。最初は、中心に写った鳥にスポットが当たっているような絵に見えて「こういうのもいいかも♪」と思っていたのに・・・。もう、ケラレや周辺減光が出るシステムには戻れないと思ったのでした。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【三藤】……………………………………………………………………………… ジオマでデジスコする人、ジオマーはみんな苦労しています。「ジオマは解像度が出ない」「安物はしょうがない」多くの人がジオマをあきらめ、ニコンやコーワに乗り換えていきました。すでに2本のジオマを買ってしまった私は簡単には乗り換えられません。乗り換えた方々の鮮明な画像を眺めては溜息をついていました。 そんな時、冨田さんがGLH20WIDEという接眼レンズがあり、画質が改善するのだと教えてくれました。当時、GLH20WIDEは輸出用で、ネット販売のみで手に入るものでした。「9000円、無駄な投資だと痛いな」と躊躇していると、冨田さんは使ってみろと自分のを貸してくれたのです。 GLとは違う大口径の接眼レンズ、デジカメのアダプターは存在しません。幸い、この時使っていたデジカメ、CASIO QV-2300UXのフィルターリングはGLH20にちょうどはまりますので、ガムテープで留めるだけで、とりあえずは撮影できました。撮影した写真を見て、あまり変わらないな、というのが最初の実感でした。色は黄色っぽいし、全体に締りの無い、滲んだような画像。とても、ニコンのデジスコにはかなわないなぁ、なんて思っていたら、ふと写真を撮ったハトの足のウロコ状の模様が目に留まりました。今まではハッキリ見えなかった模様でした。これはいけるかも。少し真面目に取り組んでみようと決心しました。 早速、自分のGLH20を購入。アダプターが無いとはいえ、ガムテープでは悲しいので、ネジ穴を開けた塩ビ管で固定することにしました。カメラの設定も見直し。カメラ任せのホワイトバランスだと、どうしても黄色くなってしまうQV-2300も、マニュアルでホワイトバランスをとることで改善することができました。締りの無い、滲んだ画像は、つまり露出オーバー気味と考え、絞りの代わりにマイナス補正を施しました。標準として-0.7、今では常識ですが。これらの変更のお陰で画質は大きく改善されました。 まだ、ニコンのデジスコにはかなわないかもしれないけど、これなら良しとしておきますか。ところがこうなると、どうしてもED65Sが試してみたくなる。ED80Sより使い易かった65SがEDになったらどうなのだろう。ネット上で見つけたアウトレット、32000円。毒を喰らわば皿まで(メーカーに失礼か)。かくして3本目のジオマを購入してしまうのだった。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【@翡翠病】………………………………………………………………………… ────────────────────── みなさん、今日は(^O^) 理想的なレンズとは、一点から出た光の全てが、レンズを経て結像面の一点に収束するレンズです。 ところがこの様なレンズは、厳密には存在していません。レンズは製造上の簡便性から単純な曲面で造られています。この曲面で、決められた法則に従って光が屈折し、結像面ではある範囲に分布してしまいます。一点に収束すべきものが、分散してしまう為に、像がボケる(歪む)これが「収差」と呼ばれるものです。 収差はどのレンズでも、多かれ少なかれ在ります。その対処法としては、幾つかのレンズを組み合わせてお互いの収差を打ち消し合わせたり、コーティング技術の発展、絞りの位置を工夫する事で、影響を最小限に止めたりする工夫が成されました。「収差が存在するなら、それをなんとか使いこなそう」という発想です。その努力の結晶が「アクロマートレンズ」です。 一方、EDやフローライトと呼ばれるレンズが在ります。レンズの材料となるガラスに換わって、光学結晶と呼ばれる幾つかの素材の中から、優れた素材を選び、レンズに整形します。「元々収差の少ないレンズを造ろう」という発想です。当然の事ですが、元々収差が少ないので、良好な特性が得られます。ならば、全てのレンズが、EDやフローライトを使用した物になりそうなものですが、何故、そうならないのでしょう? 理由は単純ですが、「素材が高価である事」、「素材を扱う技術的な問題」等が製造上の理由、「ガラスレンズと比較して傷がつき易い」等、使用上の問題が存在する事です。 同じEDレンズと呼ばれるシステムでも、A社とB社では性能が違うのも頷ける話で、「EDレンズを使っているから凄い」のでは無く、「EDレンズを使いこなす工夫を随所に施した結果が、凄いモノに成った」という事です。 みなさんも、技術者の「努力の成果」を存分に味わっていますか? ≪次回予告≫ ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*
─────────────────────────── 四半世紀前から始めた野鳥撮影。ちっともうまくはなりませんが、年数に応じて機材だけは必要十分。いえいえ、十分すぎるくらい揃ってしまいました。今日はどのセットにしようか、と悩むほどです。でも、一眼レフの超望遠レンズは重くてデカイんですよね。 一方、デジスコという言葉はなかったものの、観察中心にやっている友人がフィールドスコープにデジカメを押し当ててすごいアップの写真を撮っているのは知っていました。その仕上がりはそれほどクリアなものではなかったので、「まあ、あんなものだろう」とタカをくくっていました。 2002年のある日、ツミの写真を撮っている時、友人が紹介してくれた人が持っていたのがデジスコでした。フジノンのスコープにニコンのクールピクス850、身軽なその装備は、観察用スコープに、軽いデジカメ。これなら身軽に動けそうです。その方も、「ついこの間まで一眼レフにゴーヨンで撮っていたけれども、もう、あの重さはきつくって」と、新しいシステムに替えたとのこと。しかも、そのスコープとデジカメの接続は手作りで、水道用のパーツや小さなクイックシューを使って、観察から撮影に瞬時に移れ、ケラレなしという優れものでした。もともと不器用なのに鉄道模型などの工作が好きだった私は、その「手作り」にシビレてしまいました。 早速、そのアイディアをスケッチさせてもらいました。そして、決定的だったのは、その後にみせていただいた写真の出来映えでした。私の一眼レフでは暗くて、遠くて、とうてい撮れない、ツミの巣の中のヒナがきちんと写っていたのです!しかも、鳥に対して全く影響を与えずに、かなりの距離を保って撮っているのですから驚きでした。このことは撮影にあたって、野鳥にはなるべく悪影響を与えたくないと思いつづけてきた私にはほんとうにすばらしいことに感じられました。 ちょうど、その頃、2002年8月号のバーダーが発売され、たーぼ♪さんはじめ、先人たちの工夫の数々が紹介されました。そこにも、超ドアップの鳥たちのクリアな作品の数々が紹介され、しかも、私の持っていたニコンのフィールドスコープでのやり方も載っていました。早速、雑誌に紹介されていたたーぼ♪さんのウェブにもお邪魔し、いろいろと教わりながら一挙にデジスコセットを手にいれました。そして、いざ、デジスコを始めてみると、一眼レフセットで撮れなかった世界が一挙に広がっていくのを感じました。デジスコ沼への一歩です(爆)。 今までできなかった、観察会の引率の合間に写真が撮れるというおまけもつきました。こうなると、欲張りな私のことですから、「一眼レフでの撮影に出かける時にも、遠くにいる野鳥をデジスコで狙いたい」と、考えるようになりました。しかし、大きく、重たい一眼レフセットと、軽いとはいえデジスコセットの両立(当然三脚は二本必要)は大変です(先日これを実践されている方をお見かけし、「気力と体力の問題」と納得しました(爆))。体力のない私は、「これ以上機材を増やしたくない」と考え、何とか横着をしようと企みました。そこで、目をつけたのが、ニコンの「レンズスコープコンバーター」というものです。これは、ニコンのFマウントレンズをフィールドスコープ代わりに使ってしまおうという便利なものです。フィールドスコープ代わりになるのだから、これはデジスコにも使えるだろうと思ったのです。いざ、セッティングしてみると、接眼部の口径が小さく、ケラレも出ること、一眼レフ用のレンズの像は倒立像なので、その正立化のため、小さなプリズムが内臓されており、かなり暗くなってしまうことがわかりました。たしかに、フィールドスコープとして使うにも暗くて見づらいため、使わなくなっていたのです。ここで一度挫折してしまいました。ところが、何か良いアイディアがないか、と探っていたところ、談話室である方が一つのアイディアを出してくださいました。それが、「FMA」でした。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します ─────────────────────────────────── ■□■━━━━━━━━【DIGISCO.COM】━━━━━━━━■□■ 【文責】デジスコドットコム 代表 石丸喜晴 ******* 「デジスコ通信」の記事などについての ================================================== |