『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。 随時更新!お見逃しなく!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆ <<デジスコ通信 2003年10月17日号>> ☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 皆さん こんにちは いよいよ秋の鳥見シーズンに突入しました。この季節はなにかとデジスコには忙しい季節、あっちでワシタカ、こっちでヒタキ・・ これからも引き続き、どうぞ宜しくお願いします。 尚、皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わずHPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、下記アドレスまでお願いします。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ▼ 新製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼ ▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼ ▼ツアー情報(国内・海外デジスコツアー情報など)▼ ▼HP情報▼ ▼お買い物情報(特価販売情報や入手し難いレア商品のご紹介)▼ ▼撮影技術情報▼ ▼スタッフ紹介▼
────────────────────────────────── ────────────────────────────────── 我が家にED82がやってきました。大きな箱です。ふたを開けるとなにやらギュンギュン詰の緑のケースが入っている。上段の段ボールトレイを取り出すと、その下に見慣れた色のスコープが入っています。ビニールに入ったまま取り出すと「おお!ズッシリ」展示品とちがってゴム部分が真っ黒で綺麗・・(ん?ってことは使い込むと綺麗でなくなるの?)ED78には付いていないカワセミホログラムがカッコイイ(という人が実際多いです)。個人的に金属鏡筒は好きです。一見したところ、ED3の前玉を大きく広げたというような感じですが、私は好きなデザインです。引き出し式のフードは照準線の溝があり、デジスコでも有用です。付属のカバーは結構工夫してあり、ツアイスのスコープカバー並の機能を持っていていながら「おまけ!!!!」でついてくるのです。なんか、とってもお買得な気分です。 さて、ED82が来たのでニコンの新旧モデルの4機種が揃いました。我が家には、他に愛機が3台KOWA TSN-664、ZEISS Diascope65T*、VIXEN GEOMA52Sがありますので合計7台。うわ!こんなにあったのか・・・・ED82が来たので、いろいろ比較しちゃおうと思い立ち、ニコン、フィールドスコープ大研究が始まっちゃいました。詳しい内容は近々DIGISCO.COMサイトにアップしますが、今回はアウトラインのみ速報ということで御紹介させて頂きます。 今回、テスト&分析してみた項目は
--- <結果1:機種別明るさテスト> ---------------------------------- 「口径が大きいと明るいという説は正しかった」(爆) 友人のED82も一緒にテストしましたが、同じ条件の被写体でワイドからテレまでの11ポイントのシャッター速度を測定し、平均値を求めてみました。機種ごとの倍率が若干(3〜5倍)違うことなどもあり厳密な測定ではありませんが傾向はつかめそうです。 ◇ED82(2台とも):1/42 でした。ED3はほぼ新品、65T*も程度は良好。ED78とED2及び664はかなり使い込んでいるので状態はいまひとつなのですが、概ね口径が大きいとデジスコのシャッターは早く切れるということは言えそうです。但し、思ったより大きな差はないのも事実のようです。 --- <結果2:被写界深度テスト> --------------------------------- 「口径が大きいと被写界深度は浅かった。」 6mの距離、20〜25倍接眼で、カメラZOOM 1倍、2倍、3倍での1mm目盛りの線が判別できる寸法を測って平均てみました。 ◇52S:70mm という結果になりました。(52Sは実質14倍ですが参考までに)80mmクラスに比べると60mmクラスはかなりピントの合う奥行きが深いことが実証されました。これは「目盛りの線が判別できる」という尺度で測っていますが、実際デジスコ野鳥撮影の時にピントの山は恐らく目玉1個分か2個分という違いであると思います。 --- <結果3:重量バランス実測> ----------------------------------- 「ED78,ED2の完全勝利。」 あくまでもデジスコ用に使用したの場合の完全勝利です(爆)スコープ単体での使用ですと逆転敗訴って感じですね。 ◇ED78:後10mm でバランスしました。 --- <結果4:体重測定> ------------------------------------------ 私は、太っているので「体重測定」が嫌いです(;^_^A スコープ単体の重量だけならカタログで比較すればいいのですが、デジスコはシステムに組んだ状態で考えなくてはいけません。 ◇★チャンピオン/ED2:3.05kg ED78(78mm)と65mmクラス2種が拮抗しているのも面白いですね。 --- <結果5:ボケ味> -------------------------------------------- 暗いバックの前に白いネット、その50cm前にピンクのネット。さらに50cm手前にカワセミカービング。なにせ場あたり的な実験なのです・・我が家で一番長い距離のとれる場所でも9m(ちっちゃい家です)。一応、照明はカワセミ、ネットに各1灯。狙いは2線ボケと明暗境界の色収差などを見たいことと、被写界深度の差によるボケ味の違い、前ボケと後ボケ・・などだったのですが、どれも皆良い味が出ていて比較できないレベルでした。サイトにアップしたら比較写真を見てください。このとき、撮影画像に興味深い現象が生じ、当初の試験内容から視点を変えて考察してみました。手前の被写体の丸い穴から見える背景と直接見える背景の重なる部分に2線ボケがでるのです。20〜30m先のブッシュを撮影すると2線ボケがでることがあるのはひょっとしたら草の隙間が絞りとなって回析してきた光と2重に見えるのでは?なんて想像しています。 --- <結果6:色かぶり&発色テスト> --------------------------------- 光源を一定として、GIN-ICHIのシルクグレーカードを使ってE4300単体でのホワイトバランスをプリセットしたものを標準とし、テストチャート撮影における各デジスコシステムの色かぶりを標準と比較してみました。ニコン4種はやや黄色っぽく同じように見えます。ツァイスは強めの黄色とやや赤、KOWAがやや青、52Sは強めの青という印象でした。発色テストはKODAKのColor Separation Guideを撮影してみました。なんとなく差があるのですが・・・うまく表現できません。近々サイトに画像をアップしますので御一緒に考察していただければと思っています。 ==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==* 80mmを選ぶか60mmを選ぶか、新型のED82かED78を探すか・・・ED2が欲しいけど中古しか手に入らないし・・ED3のバランスプレートはどこで入手しようか?などいろいろ悩めるところだと思います。今回は、ニコン フィールドスコープを中心にして比較実験してみましたが、次の機会にはKOWAやVIXENも調べてみたいと思います。 ────────────────────────────────── ────────────────────────────────── 大切なスコープ、汚したり傷つけたりしないように最新の注意を払って扱っていると思います。もちろん、日頃のメンテナンスも完璧にされているものと思います。でも、ちょっと待ってください。メンテナンスの方法、ちゃんと理解されてますか?今回は光学機器の専門家の方に伺ったお手入れのテクニックを特別に教えちゃいます。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ --- <レンズのお手入れ> ---------------------------------------------- 1:大きなゴミをブロアで飛ばす ブロアはなるべく大きな物を使って勢いよくゴミを飛ばします。はけが付いていなくても十分です。はけを使うときには力が入らないように注意します。スプレー式のエアダスターがお勧めですが、噴射口から氷や霧が出るのは、正しい使い方ではありません。氷や霜がレンズ表面を急激に冷やしてしまいコーティングやガラスを傷めます。 2:埃を掃くようにしてゴミを吸い付かせる ブロアだけでは埃は完全に取れていません。埃がついたまま、レンズを拭くとレンズに傷が入ります。まずは、細かい埃を取ります。市販のクリーナーまたはアルコールなどの溶剤を柔らかい布または紙に染み込ませ、乾いた面がレンズに触れないように、また直接指で吹き上げないように紙の力だけで埃を寄せて、紙に吸い付かせます。常にきれいな面に折り返し、表面をなでるように埃を取ります。 3:なるべく新しい面、新しい紙を使って拭き上げていく 埃がなくなれば、洗浄液の拭きムラを取ります。少量の溶剤を専用紙に付け、ゆっくりと円を書くように外から中心へ向かって拭いていきます。次に中心から円を書きながら外へ拭き上げ、最後はゆっくり紙を離すようにすればきれいに拭取れます。 ==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==* 絶対に指の力が直接レンズに加わってはいけません。拭きムラがなくなるように紙を何度も交換します。水滴の乾いた跡や、指紋などがなかなか取れない場合、息を吹きかけて曇らせてください。曇っている間に溶剤のついた専用紙で拭きます。あせらず何度も繰り返すと徐々に取れていきます。 油分がどうしても取れない場合、鼻の頭(顔)についた油を、指の腹に軽く付けてレンズの汚れ部分を軽く指でなでてわざとレンズを汚します。(顔の油でレンズ表面の油を溶かします)その後、溶剤で拭き上げます。意外に馬鹿にできない方法です。 市販のクリーナーによっては、拭きむらが起こりやすいものもあります。
外観は塗装面にゴミがのっていると拭いたときに傷が付くので最初はブロア、はけを使って飛ばします。次に水で濡らしよく絞った布で拭き上げます。溶剤を使うと塗装、文字が消えてしまう可能性があるので使わないようにしてください。 ≪注意≫
人間が快適に過ごすことの出来る環境であればレンズにカビは生えたりしません。風通しの良い日陰に保管してください。露などでレンズが濡れたときには乾く前に手入れをするようにしてください。水滴のあとが残るととれなくなる場合があります。長期間の保管の際には乾燥剤と共にビニール袋に入れ、冷暗所で保存するのがよいです。1年に1度は作動させてグリスの劣化を防いでください。 ==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==* さあ、貴方のお手入れの方法と比べていかがでしたか? ─────────────────────────────────── ─────────────────────────────────── デジタルカメラワークショップから新発売! フィルターアダプターとカメラステーが一体となった優れものです。汎用のレリーズシステムも試作中とのことですから楽しみです。 ━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●-----------------------------------------------● 第3回を迎えたJBFにDIGISCO.COMが昨年に続き公式出展します。
気楽なコンテストに応募してやってください。野鳥写真ならなんでもOK。但し、インターネット応募なので画像掲示板に書き込む程度の加工技術は必要かもしれません。デジスコ通信読者の皆様は是非応募しましょう!私も事務局でがんばります。各メーカーさんから賞品の御寄付も頂いています。参加することに意義があります。みんなで楽しみましょう。
デジスコファンの集えるコミュニティーを作りました。
2003年12月16日(火)〜26日(金)まで、デジスコ写真展を開催します。 すでに作品応募頂いている方の作品のおかげをもちましてニコンサロンの先生方からも絶賛を頂き、開催の運びとなりました。 ━━◇◆ツアー情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *-----------------------------------------------* 【日時】2003年11月14日(金)〜11月16日(日)
DIGISCO.COMのスタッフ、た〜ぼ♪とeisvogel は、今月18日、初めてのDIGISCO.COM企画ツアーで野鳥の宝庫パプアニューギニアへ行きます。二人は、昨年11月ケアンズへ(pouも同行)、そして今年の1月は香港へ行きましたが、海外探鳥・撮影にはデジスコが最適の機材であることはすでに実証済みです。eisvogel は過去に4度海外野鳥撮影経験があり、すべて一眼レフ+600mm(総重量約12kg!)を担いで出かけましたが、見知らぬ土地で初めて出会う鳥たちを間近で観察することは難しいですし、何よりも重い機材は旅行には向きません。デジスコが一番いい・・・と実感し、ついにeisvogel もデジスコを始めました。ということで今回はた〜ぼ♪とeisvogel は共にデジスコでバシバシ撮ってきます。次号ではニューギニアの原色系の美しい鳥たちの姿をご紹介します。ご期待ください。 さて、海外へ探鳥・撮影目的で出かける場合、どのような準備、心構えが必要なのでしょうか。今回のパプアニューギニアを例にとって少しお話ししましょう。 まずは情報収集から始めます。手っ取り早いのはインターネットで収集することです。今ではほとんどすべての国の政府観光局が独自のサイトを公開していますので、その国の基本的な情報は、確実に得られます。 気候などは、服装など持ち物を考える上で気になる情報です。ニューギニアは1年中、気温の差はあまりありません。 勿論鳥との出会いが目的ですから、肝心の鳥についても少しは知っておく必要があります。特に日本の位置する北半球と南半球では生息している鳥種が異なります。やはり図鑑は必須のアイティムです。ところがアメリカとかヨーロッパの野鳥図鑑であれば洋書を扱う書店や日本野鳥の会のショップなどでも扱っているのですが、さすがにニューギニアとなると書店などでの入手は困難です。こういう時にもネットの普及はありがたいもので、入手が難しい洋書も簡単に手に入ります。eisvogel は、現地旅行代理店に依頼して入手したポケット図鑑(写真)とamazon.com (http://www.amazon.co.jp/)で洋書「birds of new guinea」で検索して注文・入手した図鑑(イラスト)の2冊で事前勉強中です。それから欠かせないのが観察鳥のチェックリストです。今回はeisvogel が、現地滞在地周辺に生息する野鳥リスト(約200種)とパプアニューギニアの全野鳥リスト(約700種)を作成しました。 やはり海外旅行では訪問国の治安は気になります。ニューギニアは、まだ裸で生活している部族があるような国ですが、今回宿泊するポート・モレスビーは、ニューギニアでは最大の都市で、治安はあまりよくないといわれています。旅先で被害や事故に遭うことほど、苦い思い出になることはありません。今回も安心して探鳥ができるように、現地案内人の他にポリスを同行させ、万全を期すことにしています。どこの国でも日本人がよく狙われるのは、未だに多額の現金を所持している人が多いからです。逆に言えば、現金の所持は最低限(現地で使用する1〜2万円程度+日本国内の交通費)にするという心構えでいればよいのです。買い物は、クレジット・カードを利用すれば問題ありません。いずれにせよ海外旅行では海外傷害保険には加入することを極力お勧めします。 ニューギニアに関しては、一つ注意事項があります。それはマラリアです。低湿地帯に生息する特定の蚊に刺されると感染する伝染病です。今回訪れる首都ポート・モレスビー周辺では絶滅したといわれていますが、やはり川沿いなどへ早朝出かける時には注意が必要です。予防薬はあるのですが、100%マラリアの感染を防ぐというものではなく、重症化を防ぐもので、出発前と帰国後、約18日間薬を飲み続けなくてはいけない上に、人によっては副作用の心配もあります。当たり前のことですが、刺されないようにすることが一番の予防効果があります。暑いですが、探鳥時は長袖のシャツ、長ズボン及び靴下などで肌の露出を少なくすること、虫除けや殺虫剤などを使用することで予防できます。このような事情も訪問国によって異なり、様々な留意点も発生しますので、事前に知っておくことが肝要です。 海外旅行は、旅行前、旅行後も楽しいものです。勿論旅行中、見知らぬ鳥たちとの出会いは何よりも楽しく、また感動を与えてくれるものです。デジスコという最適な機材を背負って気楽に海外での鳥見ができる素晴らしさは、やはり一度味わってみなければ分からないでしょう。DIGISCO.COMでは今後も年に何度かツアーを企画しますので、機会があれば是非参加してください。 ━━◇◆HP情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 花調べの名前の通り、わからない花の写真を掲示すると調べてくれたりします。デジスコに関係ないって?とんでもない。このサイトは植物、昆虫、鳥、何でもござれで、奥様がKowaの824とE4300でデジスコを楽しまれています。機材の紹介もされていますが、機材だテクニックだという話題ではなしに、身近な自然へのふれあいの手段としての使いこなしが素敵です。御夫婦で一緒にっていうところも良いですね。世の多くのデジスコマン諸氏、奥様をデジスコウイローにしてはいませんか。 ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= カワセミではバイブル的なサイトで、カワセミ病にかかった人たちがいつも出入りしている有名なサイトです。デジスコは最近始められたようですが、とにかくサイト内はカワセミだらけ。カワセミに興味のある方はお気に入りに入れてくださいね。 ━━◇◆お買い物情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●---------------------------------------------● DIGISCO.COMオリジナル製品専用ページがアップされました。 ★KOWA TSN-4Nベースのビデスコセットを発売開始
★佐藤進さんが「ビデスコ」で撮影された「日本の鳥618」を特価販売 ★ブラインド、カモフラージュ製品がたくさん揃っていました ━━◇◆撮影技術情報◆◇ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ …【たーぼ♪】………………………………………………………………………… ───────────── ピントが「合い易いシステム」と「合い難いシステム」があるのは事実です。あなたのシステムがどちらなのか?気になるところですね。
・80mm大口径を持っている人は「明るくシャープな絵が撮れる」、 と前向きに考えて楽しみましょう。これから購入される方は自分にぴったりの選択材料の一つとして検討項目に加えてください。 光軸に関してはスコープやデジカメの中身は調整できないので、つなぎ合わせるアダプターの光軸がより精度高くなるようにしましょう。「ケラレなし」だから光軸も良い状態とは限りませんので要注意です。カメラの固定がグラグラしている状態ならピントも合い難いしAFも遅く、せっかくのチャンスを逃してしまいます。 液晶モニターについては、個人個人で目の良さが違うので一概には言えませんが、ルーペ付の液晶フードを使って外光を遮り、3〜4倍に拡大してピントを合わせる練習をすることをお薦めします。E4300の場合、ニコン純正のTID-2で4倍、HLE-885にTID-1をかぶせることで3倍に拡大して見やすくなるようです。私はHLE-885&TID-1を合体接合したものを愛用しています。但し、「私はなくても見えます」という方はもちろん不要です。 液晶モニターは小さく見難いので特に老眼の方はピント合わせに苦労されると思います。液晶が見える位置まで目を離すと液晶が小さくなってピントが合っているのか合っていないのか見えなくなります。老眼鏡をかけるか、ルーペ付液晶フードに目をつけて写す訓練が近道です。 液晶モニターの表示に係ることではピントを強調させて表示する「ピーキング機能を使ってください」と説明しているサイトもありますが、私たちの意見としては、逆にピントの山の判別がつきにくくなる事で実際の画像とのギャップが大きくなる為「ピーキングはやめたほうがいい」としています。 E4300など、デジスコに合ったデジカメが今後無くなることも予想されますが、液晶モニターもカメラ選びの重要な要素であることを さて、実技編です。 実はシステムをピントが合いやすいようにセットしていると、ピント合わせに苦労しないのです。先日、この件でこんちゃんと議論したのですが・・・議論になりませんでした。 そうは言っても「なにかヒントはないの?」という方もいらっしゃるでしょうから、気が付いたことを書いてみます。 --- <AFエリア選択機能を使ってみましょう(ニコンE4300など)> ------------ デジスコ撮影で目の覚めるような鮮明画像を撮りたいならば、液晶モニター下にあるMENUを押してFOCUSの「AFエリア選択機能」を使いましょう。AFエリア選択を使うと液晶画面に〔 〕マークが5箇所でます。例えば鳥の目玉にピントを合わせたいならば目玉を〔 〕の中にいれ、十字ダイアルでその目の入った〔 〕でフォーカス指定してからスコープのピントを合わせてください。AFエリア選択をせず、AUTOにしておくと一番近い場所にピントが合ってしまうため目に合わずに翼に合ってしまうかも知れません。是非、チャレンジしてみてください。 --- <AFモードはS-AFで> ----------------------------------------- AFエリア選択の下にある「AF-MODE」をS-AFにしましょう。C-AFは被写体の動きを追い続ける機能なので一見「いいじゃない!?」と感激を覚えるのですが、鳥の動きには追いつきません。電池を消耗するだけなので「S-AF」にセットしましょう。 --- <ピーキングはOFF> ------------------------------------------- AFモードの下にあるピントを強調させて表示する「ピーキング」は前述のとおり「OFF」にしましょう。 --- <被写体が枝に止まる前に準備しておきましょう> --------------------- 鳥の気持ちを先読みして「ここに止まるぞ」と思った場所にスコープのピントを合わせておきましょう。デジカメのAF機構がその前後の数センチを合わせてくれるので、そこに止まりさえすればそのまま写すことができると思います。私の場合、鳥が止まっている場所でのスコープのピント合わせを最初にしたら後はデジカメのAF機能を利用します。カメラのAFの守備範囲に入っていればZOOMと左右上下の構図、AFエリア位置の指定・露出補正などが主な作業です。スコープでのピント合わせは鳥が他の場所に止まった時や、AF範囲から外れたときです。 --- <WIDE側でピント合わせ> --------------------------------------- ピントが合っているかどうか確かめるために望遠側でピント合わせをする人もいますが、人間の目やピントリングを回す手の精度よりもデジカメのAFの方が高精度なわけですから、あえて望遠側でピント合わせをせずにWIDE側で合わせるほうが私は良いように思います。WIDE側で写してからだんだんTELE側にZOOMしていくのが私のやりかたです。 --- <数多く撮りましょう> ------------------------------------------- 同じ場所で同じポーズでも枝が動いたり、鳥が動いたり、ピントも合ったり合わなかったりします。とにかく、写せる間(電池やメモリの許す範囲)はたくさん写しましょう。デジタルは、撮影後に消せますからどんどん撮りましょう。ちなみに私は鳥が止まっている間はずっと撮影しています。電池6本、メモリ256M2枚でも足りないぐらいです。 --- <半押しを利用しましょう> --------------------------------------- レリーズボタンを半押しするとAFがロックされます。狙いのポーズやシーンを狙うときには半押しでチャンスを待ちます。私の場合、数分そのまま待っているなんていうこともあります。もちろん、半押し状態であれば、手動でのスコープのピント合わせによるマニュアル撮影もできますが、スコープを手で触ることになり、揺れの原因になります。従ってブレ防止のシステムとテクニックも必要になるので上級者向け撮影法かも知れません。 --- <マニュアルフォーカスってどう?> --------------------------------- 私も撮影の時、カメラの設定でフォーカスをマニュアルにする場合もありますが、歩留まりが悪いのと、体調などに左右されるので最近は使いません。初心者の方は最初からマニュアルフォーカスのテクニックを覚える必要は無いな・・と本音で思います。方法を知りたい方はサイト内にヒントがあると思いますので探してみてください。(私は一枚も良いのが撮れていません・・マニュアルフォーカスお薦めできません)
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すでにデジカメを持っているあなた。 『ニコンのE800,880,885,950,990,995,4300,4500,5000』 ★安価なデジカメアダプターケンコーFS-28 他のデジカメでは、 フィルターアダプターが付かないデジカメでも、 ★デジタルカメラワークショップ ただし、このコースは使用アイピースの問題で広角側は必ずケラレが出るので、使えるズーム範囲が狭くイマイチです。あくまでもお試し用と考えて下さい。 ┏━ 6万円コース ━━━━━━━━━━━━━━━━ このコースはデジカメをお持ちの方とお持ちでない方の2通りを考えてみました。 ◎Aコース:手持ちでも、いい絵が撮りたい! いい絵を撮るには、ジオマ52S本体+アイピース(GLH20WIDE)+デジカメアダプター(ターボアダプターG1)+デジカメ用フィルターアダプターが必須です。ニコンのデジカメの場合は純正のF-CPシリーズのアダプターを使用します。カシオの場合は純正フィルターアダプターに43-46mmステップアップリングと46-58mmステップアップリング、キヤノンは純正フィルターアダプターに52-58mmステップアップリングを使用すればG1に接続できます。 なお、ニコンE880,885,4300など一部の組み合わせではズーム全域ケラレなしです。これを一度体験してしまうと、広角側でケラレが出るシステムには戻れなくなります。 デジカメをお持ちの方は、合計約4万円です。残り2万円は何に使いますか?モバスコの場合、軽量なデジカメ用三脚にマンフロット700RC2のようなビデオ雲台の組み合わせがお勧めです。 ★三脚:約10,000円(ベルボンMAX-i 347GBなどコンパクトデジカメ用) ★ビデオ雲台:約10,000円(マンフロット700RC2) ◎Bコース:ゼロからデジマロをはじめたい デジカメをお持ちでない方は最低でも本体+アダプターに3万円はかかりますから、残りの3万円でデジカメを探さなければなりません。選択肢はほとんどなく、新品で入手可能なのはキヤノンA60、A70。ニコンデジタルカメラワークショップのアダプター使用を前提にすればサンヨーMZ3あたりです。この予算なら中古のニコンE885,4300を探すことをお勧めします。 なお、本体の予算が3万に抑えるためには、安価なGLシリーズのアイピースよりもGLH20WIDEに変更して、汎用のデジカメアダプターや自作アダプターで節約する方法もあります。 ★タカハシの汎用アダプターを利用する ★レイノックスRT5246Nを利用する ┏━ 10万円コース ━━━━━━━━━━━━━━━━ モバイル用途を重視したデジマロシステムをしてみました。 ・ジオマ52S本体:約16,000円 …うっ、10万円では足りない。E4300はこれから安くなるかもしれないし、量販店ならポイントのやりくりで何とかなるかな? この構成の弱点は三脚です。モバスコですから移動のしやすさを重視して、軽量なコンパクトデジカメ用三脚を選択してトータル重量で2〜2.5kgです。しかし、この三脚ではちょっとした風でもぶれやすく本格的な撮影用には強度が足りません。かといって2kgもあるような重い三脚ではアンバランスです。そこで… ★三脚:約40,000円(カーボン製三脚、ジッツオG1128) これなら、将来60mmクラスのスコープにステップアップしても問題ありません。どど〜んと奮発したいところです。(私も欲しい…) さて、モバスコを手に入れたら身近な野鳥を相手に練習しましょう。
◇まずは近所の野鳥で練習しよう。−スズメやハトで撮影のコツを覚えよう−
■ …【こん】……………………………………………………………………………… ──────────────── 今回も画質へのこだわりについて話題を展開してみますね。 前回では、画質に直接影響する要素を何点か挙げてみました。おさらいしてみましょうね。要素は次の通りです。 1:対物レンズの選択 などなど、たくさんあるものですね。他にも要因があるかと思いますが、主だったものはこんなところでしょう。上記8点すべての要素を取り上げると文章量が膨大になりますので、今回はこれらの要素の内「1.対物レンズの選択と2.正立光学系の選択」に話題を絞り、残りの要素については次回以降に展開をしていきます。また、画質追求というのはナマモノで動的な存在ですから執筆中に要素の追加や修正もあるかもしれません。その場合には随時連載中に取り上げてみようと思っています。 内容については私の主観をかなり盛り込んでしまってます。ご質問、ご意見、ご感想などがありましたら遠慮なくメールしてください。 前置きが長くなりました。それでは各要素について見ていきましょう。 --- <1:対物レンズの選択> ------------------------------------------ BORGにはアクロマート対物レンズシリーズとED対物レンズシリーズがあります。EDレンズは高価なので予算との兼ね合いになりますが、こだわりの画質を追求するならばED対物レンズシリーズを選択したいですね。アクロマートレンズと比較するとEDレンズでは被写体の輪郭線に現れる色滲みの発生が極端に少なくクオリティの高い画像が得られます。 ※EDレンズって?? EDレンズを組み合わることで可視光の中間波長(黄から緑)の色収差を補正させます。波長の長い赤外域、波長の短い紫外域のみを補正したのが2色補正=アクロマート、更に中間波長(黄から緑)の二次スペクトルまで補正したのが3色補正=アポクロマートといいます。 BORGのED対物レンズシリーズのラインアップは次の通り。 ミニボーグ45ED:http://www.tomytec.co.jp/borg/2002w.new.htm このように列記してみるとたくさんの製品がありますね。私の場合たまたま手元にあったBORG76EDを使い始めたのですが、 次に小さいレンズの方を見ていきましょう。BORG50EDとミニボーグ45EDは面白い商品だと思ってます。BORG50EDは小さいレンズでありながらF8という長焦点なので、光学設計に無理がなく意外と言っては失礼なのですがとてもシャープな像を得られます。BORGの中では一番の性能を秘めているかもしれません。ミニボーグ45EDはとても小さく軽いので様々なシステムが考えられると思います。軽快さから手持ち用、野山への持ち歩き用などなど。デジカメのテレコン的な使い方をされている方もいらっしゃいますね。自分のスタイルに合ったシステムを検討しながら対物レンズをチョイスするのが良いのではないでしょうか。あれこれシステム検討をするのも楽しいものです。 --- <2:正立光学系の選択> -------------------------------------------- さて、次はこの話題。正立光学系の選択です。正直申し上げまして現存する正立光学系で地上プリズムと呼ばれる製品に 値段は高価ですが、得られる画像のクオリティを考慮すればやむを得ない選択だと思っています。デザインも秀逸で曲面が美しく持つ喜びも感じていたり。(笑)但し、欠点もあります。それは接眼レンズの取り付け口が90度上を向いている事。つまり真下を覗き込むようになるのです。天体観察では上空に向けるわけですから覗きやすくなる訳ですが、地上の観察となると苦しい姿勢を強いられます。また次回の連載以降に後述しますが選択できるデジタルカメラにも制約を受けます。唯一の欠点と言えるでしょう。まぁ、欠点は欠点として受けとめ、それ以上に得られる画像の画質が私のこだわりに合致したならば良し!ということにしています。(^^) ◇参照リンク
次回は画質に直接影響する要素のうち次の3点を取り上げます。
先月、この連載記事において地上プリズムに関して情報提供のお願いをさせていただきました。デジボーグ談話室に貴重なご意見や情報をいただき嬉しく思ってます。今後も継続して地上プリズムの話題を追いかけたいと思いますのでどんな情報でも結構です。情報提供のご投稿を下さると助かります。どうぞご協力の程よろしくお願いいたします。
■ …【POU】……………………………………………………………………………… ────────────── 以前、望遠レンズを持って近所の公園で撮影をしていると、有名人でもないのに「すみませ〜ん。いっしょに写真撮ってもらえますか?」と言われたことがありました。まだ、公園にカワセミが見られなかった時代のこと。大きな望遠レンズをもって野鳥撮影している人は珍しかったからでしょう。 望遠レンズを持っていた時よりも、デジスコを始めると更に周囲の反応は大きいと感じます。デジスコで夢中になって撮影していて、顔を上げたら4〜5人の人に取り囲まれていたこともあります。なにより、超高級望遠レンズで撮影している人達の、初めてデジスコを見る時の熱い眼差しを感じるのです。 そして、不思議そうに、「これは、望遠鏡ですよね?」「カメラがつくんですか?」とか「どれくらい大きく撮れるのですか?」「どんなカメラが付けられるの?」と、質問攻めにあいます。最近は、道すがら「これが、デジスコですか?」と声をかけられたり「○○のデジカメを持っているのだけど、どの望遠鏡がいいかなぁ?」「どこに問い合わせて買うの?」「幾らくらいかかるの?」と具体的な質問を受けたりします。 質問されると、たいてい、1000mm〜3000mmでの撮影が可能なこと、軽いこと、撮影した画像があれば、こんな風に撮れますと見せながら一通りを説明。ほとんどの方が撮影倍率の高さに驚かれるようです。「すごいですね〜!」などと言われると、もう、我が子を誉められた親のような気分に・・・(笑)私って親バカならぬ、デジスコバカなのね・・・。 不思議と、質問される方々の多くは野鳥愛好家というより、手軽に野鳥撮影ができるのならやってみたいという、新規野鳥&自然愛好家が多いみたい。デジカメを買ったけれど、何を被写体に撮ったらいいか思案している人たちなのかも知れないですネ。 いずれにせよ、デジスコを始めると人気が出ちゃうみたい。アイドルは、私ではなくて「デ・ジ・ス・コ♪」なのですがね・・・・・・(^^;。
デジスコにはEDレンズかフローライトレンズがいいらしいと聞く。いずれも、撮影した画像に色のにじみが少ないからなのだそうです。「フローライト」という響きはなんとも魅惑的な名前と感じられるのは、私だけでしょうか。隣の畑をまだ、自分が手にしていないからだけかもしれません(^^;) いや、本当に隣の畑は青いのではないかと感じる事があります。フローライトレンズで撮影されている方のHPを見てみると、え?なんでこんなに色彩あざやかなメリハリのある写真が撮れるの?と感じるからです。そう、撮影した鳥達に、まるでレフ版を用いて撮影しているみたいに、光が集まり、羽根に輝きを与えているかのように感じられるのです。 HPでしか見ていないので、もしかしたら・・単に画像処理がすごく上手なだけという事も考えられますが、私の中では十分に「ミラクル、フローライトレンズ」という位置付けになっています。きっと次に私が、望遠鏡を手にする時は、フローライトレンズのはずです(笑) ちなみに、フローライトレンズは鉱物で出来ているとの事。水晶で出来た望遠鏡のレンズがあったら、どんな見え方かしら?と想像してしまうのでした。
*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【三藤】……………………………………………………………………………… ネットで購入のアウトレットのED65S。三本目のジオマです。32000円也。これが私のメインの機材となりました。 カメラは相変わらずCASIO QV-2300UX。でも、このカメラはお気に入りでした。画質は決して良いカメラではないのですが、デジスコ向きの多くの要素を持ったカメラでした。まずはフィルターネジが切ってあり、フィルターリングが用意されている。小型のスイバルカメラでモニターの角度を自由に変えられ、E990のように重くないので左右のバランスによる回転モーメントも気にならない。モニターは1.8インチ。大きめで見やすい。電池は単三、超長持ちのスタミナ省エネ設計。エラーなど有り得ない信頼のリモートコード。 GEOMA ED65S & GLH20WIDE & 手製塩ビ管アダプター & QV-2300UXこれが今までで一番長く使用したセットでどんなに頑張ってもニコンスコープ & たーぼ♪アダプター & ニコンデジカメのニコニコたーぼ♪セットに敵う画質は得られませんが、ローコストのデジスコセットとして、一つの完成形であったと思います。正直、これで満足していました。しかし、多くの方の、「ジオマだと」、とか、「ジオマじゃあ」、の声は続き、気が付けばジオマーは絶滅の危機に。開き直りもあるのか、逆にジオマで撮ることが楽しくなってきました。だめスコープと言われるジオマと、だめデジカメと言われるQV2300とアダプターの無いアイピースを塩ビ管で繋ぎ、そこそこの写真が撮れる。これはもう快感でした。これこそがデジスコ道だ、などと一人悦に入っているのでした。しかし、気付いていたのです。QV2300の限界を・・・。
*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【@翡翠病】………………………………………………………………………… ──────────────────────── みなさん、今日は(^O^) 眼って凄いと思いませんか?近くの物から遠くの物まで見る事ができますよね。カメラならば何本ものレンズが必要となるのに、僅か数センチの眼球でそれを可能にしています。眼は複数の器官からできていますが、まるで1セットのカメラみたいな構造をしています。レンズに相当するのが「水晶体」、「毛様体」と言う筋肉を使って水晶体の厚みを調節してピント合わせをします。水晶体の前には「虹彩」が光の量を調節しています。丁度カメラの絞りに相当します。眼球最前面に在る「角膜」は水晶体のおよそ2倍の屈折率を持つ凸レンズです。2枚1群って所でしょうか。これらを通過した光は、CCDに相当する「網膜」で結像し、視神経を通って脳へ電気信号として送られます。加齢に従い、眼は調整機構が衰えていきますが、50代を境に衰え方が減少します。 正常な眼が認識できる範囲は無限遠から目前25センチ位と言われています。この時最も遠くでピントが合う点を「遠点」、最も近くを「近点」と言います。 どうも思う様に写真のピントが合わないとお嘆きの方、ご自分の眼の状態がどうなのか、知ってみると対策が見つかるかもしれません。 ちなみに@翡翠病は、ず〜っと以前、視力両眼とも0.3で眼鏡使用者でしたが、裸眼での星見で0.7まで回復、鳥見をしている現在では1.5まで回復しちゃいました。ちょっと異常かも(^^; 最後に...
◇絞りのお話
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─────────────── 「FMA」という言葉、聞き慣れないですよね?これは、ニコンのフィールドスコープを販売しているニコンビジョンの製品、フィールドイメージングシステムというセットの中の一つの部品で正確には「Fマウントアダプター(以下FMA)」といいます。 Fマウントとは、カメラマニアの皆さんはよくご存知と思いますが、ニコンの35mm一眼レフのレンズ交換用のマウントのことです。・・あのニコンF(といってもおわかりになるかどうかわかりませんが)以来、今秋まもなく発売される最新鋭デジ眼D2Hに至るまで50数年にわたって脈々と受け継がれている由緒あるマウントです。そのFマウントのレンズを利用して小型のCCDカメラで野鳥の映像を撮影し、その場で小型液晶モニターに映してみんなで野鳥を楽しもう、というのがFMA本来の使用目的です。このCCDカメラのマウントはニコンフィールドスコープの接眼レンズ取り付け部に接続するようになっていますので、FMAにはFマウントと、ニコンフィールドスコープ用接眼レンズ取り付けネジがセットされています。 前回お話ししたように、ニコン35mm一眼レフ用レンズでデジスコが出来ないか、という事を考えていた私に、デジスコ相談室の常連の方が、「これは使えませんか?」とFMAのことを教えて下さいました。そのURLには、たくさんのアクセサリーを擁しているニコンワールド(「本当にこんなものまであるの?」というようなものまであります(爆))の中にあって、どのような用途で使うのかということが一目でわかるチャート図が載っており、直感的に「あ、いける!」と思いました。たまたま、そのときに野鳥の会のショップでクリスマスセールをやっており、フィールドイメージングシステムが何と60パーセント引き!で出ていたのです。(今考えると、これは在庫一掃だったんですね) 実は、私はこのシステムには以前から目をつけていたのです。リモコンで野鳥撮影する時に、想定した場所にどのようにとまっているかはよくわからずに撮影しますよね(・・・といっても私はリモコン撮影など数回しかやった事はないのですが(爆))その時に、このシステムのCCDカメラと液晶モニターを使えば、一眼レフのファインダーを遠隔モニターしながらシャッターをきれるのではないか?と考えていたのです。・・・というわけで、これは一石二鳥、とすぐに注文してしまいました。 デジスコ相談室では、「人柱に!」、と笑われました。思ったより大きな宅配便が届くなり、FMAを確認しました。「うん、やはり」と微笑んだのは言うまでもありません。結局、CCDカメラによるリモコン撮影モニタリングのほうも策略どおり使えることはわかったのですが、ここのところデジスコに夢中でまだ一度も・・・(爆)。 FMAが使えそうだとわかり、さっそくたーぼ♪接眼(30XWFL)と180mmF2.8を接続。近くにあった鉢植えの花にピントをあわせようとE4300の液晶をみて改めて愕然としてしまいました。そこに映った画像はフィールドスコープより明るく(何せF2.8のレンズですから)見やすいのですが、上下が逆です。わかっているつもりではいたのですが、構造上、倒立像になってしまうのです。 でも、本当に遠くにいてじっとしている被写体、例えば猛禽類がある見通しのよい木の先端にとまっている、というような条件であれば、何とかなるかな、といった軽い気持ちで試してみました。そして、いざとなれば、フィールドイメージングシステムに入っている液晶モニターを外付けして、さかさまに設置すればいいや、と考えました。最初に試写したのはED300mmF4.5というレンズで川を泳ぐカルガモでした。倒立像だと右に進んでいくカモに合わせて普通とは逆の左へレンズを振らなければなりません。最初はパニックでした(^_^;) でも結果は、さすがにEDレンズ、なかなかのものでした。 ここで調子に乗って相談室に貼ったら結構反響があり、それでは、と次の被写体への挑戦意欲がむくむくと・・・。
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