『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。 随時更新!お見逃しなく!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆ <<デジスコ通信 2004年3月18日号>> ☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 皆さん こんにちは デジスコ通信も9号となり、そろそろネタが切れてデジスコスタッフの皆も音を上げはじめています(笑) 私も今回は連載をお休みさせて頂きます。 おかげ様で配信数も毎月どんどん増えてデジスコの人気がうかがえます。 今回の特集は「鳥別の撮影のアドバイス」と「デジスコ用デジカメ」の2つです。 (DIGISCO.COMスタッフ 代表 たーぼ♪) 皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わずHPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、下記アドレスまでお願いします。 ┗ info@digisco.com -*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ☆━━━ ♪♪ デジスコ通信 メニュー ♪♪ ━━━☆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ▼特集1▼ 【鳥別の撮影アドバイス】 ◎カワセミの撮影 …… by @翡翠病&eg800さん ◎カモなど水鳥の撮影 …… by 冨田 ◎ヒタキなど小鳥の撮影 …… by びんさん ◎猛禽の撮影 …… by ゴルゴ・tea_keiさん ◎すずめなど身近な鳥 …… by POU ◎昆虫の撮影 …… by 三藤 ▼特集2▼ 【デジスコ用デジタルカメラ】 ▼入門シリーズ▼ ◎入門から今までの奮闘記 …… by みみさん ▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼ ◎2004/03/21「フォトエキスポ2004」講演のお知らせ ◎2004/04/18「デジスコ講習会・体験会」開催のお知らせ ▼ツアー情報(国内・海外デジスコツアー情報など)▼ ◎ヨーロッパの鳥事情 〜その2 …… by eisvogel ▼HP情報▼ 皆さんのご要望により自薦・他薦のHPの紹介をさせて頂きます ◎ トシローさんのホームページ ◎ ほんぐさんのホームページ ▼撮影技術情報▼ ◎ <第8回>「今日もモバスコ・デジマロと一緒!」…… by 冨田 ◎ <第8回>おきらくデジスコへの道 …… by POU ◎ <第8回>がんばれジオマー …… by 三藤 ◎ <第7回>光学系のお話 …… by @翡翠病 ◎ 新連載!<第1回>もっとDIGISCO.COM …… by ヒナ※下記連載は今回はお休みです ・綺麗に写せる方法を毎回ちょっとずつ …… by たーぼ♪ ・こんちゃんのデジボーグ我楽多箱 …… by こん ・35mm一眼レフ用レンズでデジスコに挑戦 …… by ゴルゴ ▼スタッフ紹介▼ DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します ━━◇◆特集1◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 鳥別の撮影アドバイス ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ────────────────────────────────── □■ ■ カワセミの撮影 =============== by @翡翠病&eg800さん ────────────────────────────────── 今回は@翡翠病とeg800さんとの対話形式でお話させていただきます。 ──────────────── 1:カワセミってどこに居るの? ────────────────
─────────── 2:上手に撮るには ───────────
───────────── 3:撮影現場での注意点 ─────────────
───────────── 4:撮影現場での注意点 ─────────────
────────────────────────────────── □■ ■ カモなど水鳥の撮影 ========================== by 冨田 ────────────────────────────────── 年間を通して観察でき、身近な川や公園にいるカルガモやサギのような水鳥は デジスコ初心者にとって最適のモデルです。 彼らをモデルに練習することが上達の近道なのです。 ────────────────────────────── 1:水鳥は開けた場所でじっとしている事が多い ┗ 『じっくり腰を据えていろいろな条件で撮影しよう』 ────────────────────────────── デジスコに慣れるには、一カ所で同じ被写体をモデルにして、いろいろな条件を試すことが上達の近道です。 デジカメのズーム倍率を変えて、広角側で水鳥の全身を入れた構図、望遠側でバストアップや頭部のドアップを撮ってみたり、近くの鳥、遠く対岸の鳥といった具合にモデルを変えながら、同じシーンを何枚も撮影してみましょう。さらに三脚の高さや雲台やバランスプレートの有無も比較して撮影することをお勧めします。 パソコンに取り込んで、ピンぼけや被写体ブレの有無を調べていくと、成功率が高い撮影条件、逆に失敗しやすい撮影条件がわかってきます。 失敗画像の撮影条件をよく調べると、自分のデジスコシステムの得手不得手やシステムの問題点、その改善のヒントも見えてきます。 ────────────────────────────── 2:白いサギ類は露出補正が必須 ┗ 『露出補正を通してデジカメの操作に慣れよう』 ────────────────────────────── 真っ白なサギをオートで撮影するとほぼ間違いなく、白い部分がべったりとしてしまう「白飛び」を起こしてしまいます。これはデジカメが画像全体の光量を平均化して適正な露出を計算で決めるため、サギのような真っ白の被写体と背景で平均を取ると、サギの露出がオーバー(適正値よりも明るい)になってしまうことが原因です。 このため、サギを撮る場合、デジカメの露出補正機能を使って、-0.6〜-2.0の間でマイナス補正し、白飛びしない程度に「暗く」する必要があります。最適な補正値は背景とのバランス(天候、水辺の植物を含む場合、水面だけ場合など)によっても異なるので、その都度、撮影したらデジカメを再生モードにして、拡大して白い部分が飛んでいないかを確認し最適な露出補正値を探す必要があります。デジカメの操作に慣れれば露出補正〜撮影〜再生確認がスムーズにできるようになります。 ────────────────────────────── 3:水鳥は様々な活動パターンがある ┗ 『動き回る野鳥を撮ることで撮影技術を磨こう』 ────────────────────────────── じっとしている水鳥で基本的な撮影方法を身につけたら、動き回る水鳥を追いかけてみましょう。 餌を求めて歩き回るサギを観察していると、餌に狙いを定めたり、警戒すると一瞬、動きが止まります。スコープで動きを追い続け、その時を見計らって速やかにピント合わせが出きるようになれば、魚を捕って飲み込む瞬間や、飛び立つ瞬間を撮影できるようになります。 忙しく泳ぎ回るカモ類も、はじめは追いかけるのがやっとだと思いますが、慣れてくればスコープのピント合わせも同時にできるようになり、泳いでいる姿や飛び立つ瞬間を撮影できるようになるでしょう。 動き回る相手では被写体ブレで成功率も低くなります。デジタルカメラはフィルムカメラのように36枚で終わりにはなりません。メモリカードが一杯になるまで数多く撮りましょう。確率1/5の時、5枚撮るなら1枚ですが、100枚撮るなら20枚成功する!…カモ? ────────────────────────────────── □■ ■ ヒタキなど小鳥の撮影 ========================== by びんさん ────────────────────────────────── ──────────────────── 1:獲物は、来るまで、撮れるまで・・・ ──────────────────── ジョウビタキ、ルリビタキ等は縄張りをもっているため、一度失敗しても待っていれば再び来てくれる可能性もあり、その時に撮れる可能性があります。 ──────────────────── 2:被写体の行動をよく観察すると・・・ ──────────────────── 例えば、お日さまのよくあたらないY中湖の某水場では、画質を上げたいが為にISO感度を100に設定するとシャッタースピードが1/2〜1/10secということがざらにあり、何も考えずに撮れば、被写体ブレがあたりまえとなってしまいます。そのような時には、水場で水浴びをする小鳥の行動を良く観察してほしいのです。小鳥が水場で水をバシャバシャと浴びた後に、一瞬ではありますが動きがピタッっと止まる場合があり、それに合わせてシャッターを押すと撮れる事があります。この事は、おいらが冬場にたまに行く水場(チャプチャプモノ参照)で撮影する時にも、同様な事が言えます。あとは、食事に夢中になっているコを撮るとか、お腹が膨れて動きが鈍くなったコを撮るとか・・・(^^;)まぁ、小鳥の動きを注意しながら見て撮ってあげてください。 あと、皆さんにお願いしたいのは、小鳥達を驚かすような撮り方は避けてくださいね。 ──────────────────── 3:撮影方法(おいらの場合) ──────────────────── デジカメのズームをワイド側にして被写体を導入し、ズーミングしてサイズを決めます。レリーズ操作でシャッター半押しにしスポットAFを動作させ、デジカメの液晶モニタをみながらスコープ側でピンを合わせてからさらにレリーズを押しこみシャッターを切っています。尚、撮影時には、スコープ側でピンを合わせなおして何枚か撮る事をお勧めします。ピンの合わせ方は、何方かが書かれていたと思いますが、液晶モニタの中の小鳥の目の光が良く見える様になるようにしています。 ──────────────────── 4:デジカメの設定 ──────────────────── おいらのデジカメ(DSC-AZ3)の場合スポットAFを使用(タイムラグを無くしたい時は不使用)測光方式は中央重点orスポット(逆光時)露出制御はプログラムオート最近は、白トビを押さえる為にマイナス補正を0.3〜0.9かけるようにしています。 ────────────────────────────────── □■ ■ 猛禽の撮影 ================================= by ゴルゴ ────────────────────────────────── こんにちは。ゴルゴです。たーぼ♪さんから「猛禽撮影について!」と指令がありました(爆)。 「ゴルゴ」というハンドルネームのせいか、ゴルゴ13→ハードボイルド→鋭いイメージ→猛禽という図式が皆さんの中に出来上がっているようですが、私は小鳥や昆虫から植物まで、生き物なんでも好きな優しいお父さんです(爆)。 とはいえ、連載中の「35mm一眼レフ用レンズでデジスコに挑戦」においては、超超望遠撮影ということで、猛禽類ばかり撮影しているかのような原稿を書いていますので仕方ないかもしれませんね。私がデジスコをはじめたきっかけも、私の家から見える高層ビルに時折ハヤブサがとまっていることを知り、それを何とか撮影したいと考えたことからです。 Birder誌の2002年8月のデジスコの特集号を見て、すごい倍率が簡単に得られるということを知り、興味を持っていました。今、思うとタイミングがピタリとあっていますね。これならあのハヤブサも撮れそうだ、と考えたのです。手持ちのスコープについていた20−45倍のズーム接眼レンズを使って、買ったばかりのE4300をケンコーのアダプターで接続し、デジスコ相談室で紹介されたレリーズステーを見よう見まねで手作りし(アルミ板の工作など初めてでした!)身近な野鳥で練習しました。 念願のハヤブサを最初に撮ったのは2002年12月、ちょうど、たーぼ♪さんに送っていただいた30倍の接眼レンズが到着した日でした。玄関から、ビルにハヤブサが止まっているのを確認し、雪混じりの雨の中、傘をさして出撃しました。液晶ファインダーの中で、ハヤブサがそれなりの大きさで見えるのに感動したものです。(銀塩でこの距離での撮影はとても考えられませんでした)そのときは電子ズームも駆使し、できるだけ大きくしようと努力しました。その日は悪条件だったこともあり、証拠写真に留まりましたが、その後、晴れた空気の澄んだ日には被写体との距離があっても、良い結果がえられるようになりました。そうなると、少しでも鮮明に大きく写真を撮りたいと考えるようになりました。それで、何とか倍率の高いレンズを!との思いでFMAデジスコを考え、実践してきました。接眼レンズも60倍を手に入れ、超超望遠の世界に突入です。 これまでデジスコでは、ハヤブサ・ミサゴ・ツミ・ノスリ・オオタカ・チョウゲンボウと猛禽を撮影してきましたが(あ、トビを忘れていましたm(__)m)やはり「高倍率デジスコの醍醐味は猛禽撮影だ!」と断言してしまいます。35mm一眼レフで野鳥撮影をする時、600mm位が標準的ですが、デジスコなら普段でも2,000mmは当たり前、60倍接眼なら口径60mmクラスのスコープでもテレ端で6,000mm位まで、私のシステムだと10,000mまではなんとか見られる写真になることがあります。 これは、凄い世界です。湖の真中に突き出た棒の上に止まるミサゴは、一眼レフでは1,000mmクラスの大砲でも、やっとミサゴであることがわかる程度かもしれませんが、デジスコなら全身の写真がかなりシャープに撮れたりします。もちろん条件にも左右されますが、スッキリ晴れた微風の日がベストです。風があると、カメラが揺れてブレてしまいますが、風が全く無いと陽炎が立って、シャープな画像が撮れません。 あこがれの猛禽との出会い、というのは緊張して、ひざがガクガクしてしまうこともあります。とにかく落ち着いて、カメラの液晶を睨みながら、ブレの収まったのを確認して、ゆっくりと静かにレリーズを押すことが大切です。まあ、コレは他の鳥の撮影でも共通していえることですが・・・。猛禽の魅力はなんといっても鋭い眼光の目です。目をシャープに撮りたいがために、いろいろ工夫しているのかもしれません。毎年、冬には猛禽狙いが続きそうです。 ────────────────────────────────── □■ ■ 猛禽の撮影 ============================== by tea_keiさん ────────────────────────────────── こんにちは、tea_keiです。 「デジスコ初心者の方々へ猛禽撮影のアドバイスを」ということなのですが、なぜ私に依頼が来たのかは謎です。(笑) なぜなら、絶好の機会を確実に押さえる術を未だに体得出来ず、修練の日々を送っているところだからです。さらに毎晩のように皆さんの素晴らしい猛禽作品を見ては涎を垂らしているこの私に...。(^^ゞ とはいえ「真実は(デジスコの)神のみぞ知る」ということで、とりあえずは暫くお付合い下さい。m(__)m ──────────────── 1:猛禽撮影の魅力 ──────────────── 「どうして猛禽が好きなのですか?」と良く聞かれます。そんな時「他とは違う精悍な目付きと体つきが好きだからです」と答えています。でも実は「緊張感の緩んだ時に見せる表情とのギャップ」が好きなのです。(^^ゞ そんな表情が撮れるように日々頑張ってはいますが、なかなか決定的な瞬間をものにすることはできません。逆に言えば、難しいからこそ面白いのですが...。他の鳥と違って木に留まっている時など、普段の動きはゆったりしているので、撮り易いのも魅力なのかもしれません。 ──────────────── 2:猛禽撮影の天敵 ──────────────── 猛禽の撮影だからといって、何も特別なことはありません。ただし他の鳥に比べて接近しづらいために、どうしても高倍率での撮影が多くなります。となれば、最大の敵は「ブレ」ではないでしょうか?レリーズ、セルフタイマーなどを使うことで撮影時の「ブレ」を排除する工夫が良い結果につながります。少々長めのレリーズで息を吐きながら押す、これだけでもかなり違うんです。「息を吐きながら」というのは、興奮している自分を落ち着かせる作用もあるんです。(笑)その他三脚や雲台等の足回りにおける「ブレ」排除の工夫もお忘れなく...。しかし、あまり神経質になる必要はありません。最低でもシャッターが切れる瞬間だけじっとしていてくれれば良いのです。(こんなことを書くとエキスパートの方々に怒られるかも...。(^^ゞ) ──────────────── 3:猛禽撮影の戦術 ──────────────── それでは、猛禽撮影時の私なりの戦術を少々...。機材の戦略に関しては撮影場所の状況による違いもありますので、今回は省略させて頂きます。 --- <達磨さんが転んだ> ------------------------------------------- 種類や個体、周りの状況によって異なりますが、突然大きな動きをしなければある程度の距離までは接近可能です。特に獲物を捕って地上に降りた直後やお食事中は、さらに接近出来るチャンスです。お天気がイマイチな時も結構近づけたりします。近づく時には「何枚かずつ撮りながら少しずつ」というのが当たり前のように思えますが、実は重要なポイントです。(^^ゞ 名付けて「達磨さんが転んだ」作戦です。ただし近づく「チョットずつの距離」を欲張ると、次の鬼になることはありませんが、猛禽には逃げられてしまいますよ。(笑)そして可能であれば太陽を背にして接近するのがお薦めです...。(^^ゞ --- <ピントにヒント> --------------------------------------------- 「鳥の写真は目にピント」と良く言われますが、猛禽でも同様だと思います。幸いなことに(?)猛禽の多くは虹彩が黄色で瞳孔が黒いため、ピントの山も読みやすいと思います。際立った所でピントを合わすことが出来れば楽ですよね。(^_^)v 液晶モニターフードをお使いの方は、さらに精度良く合わせられるのではないでしょうか?ちなみに私はある理由から使用はしていないのですが...。(^^ゞ --- <あしからず> ------------------------------------------------ 猛禽は獲物を足で押さえつけ、体をばねにして羽根を毟り取ったり、肉を引きちぎって食べます。こんな時、上下に運動する頭(目)でピントを合わせずらいのであれば、足でピントを探るのも一つの作戦です。名付けて「足から図(悪しからず)」作戦...。(^^ゞ これは、この動作中には足に接近した所と、体が伸びきったところで頭が止まるためです。猛禽は足の色も黄色いものが多いので、ピントの山が読みやすいと思います。しかし、足そのものにピントを合わせてしまうと目にピントが来ません。撮影する方向によりその加減は違いますが、「足から心持ちずらす」のがポイントです。 --- <下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる> -------------------------------- 最後に運任せ、他力本願で簡単な作戦を...。撮影場所の条件が悪くて暗い、などの理由から速いシャッタースピードが得られない場合、ブレブレの結果が予想される時はありませんか?そんな時、もしお持ちのデジカメに連写機能があるのであれば、以下の方法を試されてみてはいかがでしょうか?連写さえ出来れば1秒間に1コマの性能でも十分です。例えば上記のような上下運動で頭が止まる状態から連写すると、頭が止まるどちらかの時にシャッターが切れ、結果的に良い瞬間を捉えられる場合があります。まさに「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」作戦ですが、これが結構馬鹿には出来ません。幸いなことにデジカメはフィルム代、現像代の心配が要りません。メモリーカード一杯、思う存分連写して良い瞬間をたくさんゲットしましょう。(^_^)v ──────────────── 4:猛近撮影の魅力 ──────────────── 駆け足で猛禽撮影のアドバイス(ヒント?)を書いてみました。この中から一つでも役に立つことがあれば幸いです。(単なる落書きに終わってしまっているかもしれませんが...。(^^ゞ)しかし最大のポイントはやはり「楽しみながら数多く練習すること」だと思います。 では勝手ながら最後に私の夢を...。猛禽を猛近で撮りたい、見てみたい...。その目にはいったいどんな世界が写っているのか...。デジスコはその夢を叶えてくれそうな一番有効な手段だと思います。それでは皆さん、掲示板やフィールドでお会いしましょう。(^_^)/~ ────────────────────────────────── □■ ■ すずめなど身近な鳥 ============================== by POU ────────────────────────────────── たーぼ♪さんから、今度のデジスコ通信の原稿は、「すずめなど身近な鳥」の撮影方法について書いて欲しいとの依頼メールが送られてきました。困ったなぁ。「ずずめなど」と言われても、デジスコを始めて数年経つのに、実は「すずめ」の満足のいく、気に入った写真が撮れていない私。かつて何度もすずめの写真を撮ろうと思うのに、空抜けだったり、落ち着き無いせいかブレブレだったり。望遠鏡を向けると、撮気を感じるのか逃げ足も早い(;;)。こんなにも身近な「すずめ」は、私の中で難易度「高」の被写体なのです。 毎日、街を歩けば、すずめを目にしているのに、すずめすら撮れないなんて・・・と更に殺気ならぬ撮気がでてしまう私ですが、すずめを観察していて、すずめのこんな写真が撮れたらなぁ〜と思えるシーンがあります。やはりそれは、スズメがイキイキと写るだろうなぁと思える瞬間のものです。上手に撮れる事は少ないですが、こんなシーンが撮れたら楽しいな!といった時の観察ポイントをお教えしましょう。 水浴び・砂浴びをしているシーン。水浴びは、用意された水のみ場よりも、人通りの少ない雨上がり、コンクリートの上に出来た水溜りで水浴びをしているのをよく見かけます。砂浴びは、やはり砂場などの砂地が多いです。家の庭に、砂をバケツ一杯分くらい撒いたら、砂浴びしていたこともありました。砂浴びするすずめは、特段かわいいですよ(^-^)。 桜の花の蜜を吸っているシーンは、桜の木の下を歩いていれば気がつきます。桜は散るときに普通花びらを落としますが、椿のように花ごと落ちているときは、すずめが桜の蜜を食べた食痕です。桜とすずめのシーンは、桜の下を見て探しましょう♪また、桜の花には、すずめの他にもメジロやヒヨドリ達もやってきます。クチバシが花粉で黄色くなったヒヨドリの食いしん坊ぶりを激写してみましょう。食べるといえば、柿の熟すころ、真冬のピラカンサには、多くの野鳥が集まります。木の前でじっとしているだけで、何種類もの野鳥がやってきてくれます。 すずめだらけのシーンはいかがでしょう?冬になるとすずめは集団行動をするようなので、にぎやかなすずめの声がしたら、デジスコでは入りきらないほどの、すずめだらけのシーンが撮れるかもしれません。これが案外難しくて、にぎやかにお食事している時はちょこちょこ動いてデジスコで撮るのは難しいし、かといって、ぱぁ〜っと何十羽ものすずめが木の枝に移った後では、ほとんどが空抜けで、黒い影にしか写らないのです。一度でいいから、「すずめだらけ〜」な写真を撮ってみたいと願っているところです。 初夏から秋にかけてならば、その春に産まれた幼すずめのあどけない表情を撮ることができるでしょう。顔がアップで撮れるデジスコなら、幼すずめの印である口角が黄色くなっているのがはっきりわかります。撮れた幼すずめは、あどけなくてキュート。 誰もがデジスコで遠くから大写しにしたくなるでしょう。 1年を通して、すずめなら、いつでもデジスコの最高の被写体になります♪ヒタキ類みたいに目は大きくないけれど、カワセミみたいに色は派手じゃないけれど・・・意外にもかわいい被写体であることを、デジスコを通して再認識してみましょう♪ 最後に、すずめがにぎやかに集う場所には、いろいろな鳥が警戒を解いて集ってくることが多いようです。すずめを観察することが、野鳥に近づける近道かもしれません(^-^)/ ────────────────────────────────── □■ ■ 昆虫の撮影 ===================================== by 三藤 ────────────────────────────────── デジスコは野鳥だけではもったいない。動物、植物はもちろん、スポーツの分野なんかにも活用できそうです。ここでは昆虫の撮影について考えてみます。まだ、私自身、解説が出来るほどのノウハウがあるわけではありませんが、デジスコでの野鳥撮影よりも長い昆虫のマクロ撮影の経験から書かせて頂きます。 昆虫写真は、やはりマクロ撮影が基本です。細部の構造までハッキリ写るマクロ撮影は、きっとデジスコにも負けない感動が得られることと思われます。ぜひ、ルーペをデジカメのレンズの前に置き、小さな虫を撮ってみてください。 えっ、デジスコの話だろうって? そうでした。昆虫の撮影はマクロが基本なのですが接写というくらいで近づかないと撮れない撮影法です。近づくとすぐに逃げてしまう蝶、怖くて近づけないハチ、木の上の虫、池の水が障害となるトンボなど、望遠マクロの出番は少なくないのです。昆虫は小さいですから、スコープの最至近距離近くで撮影することになります。やはり最短合焦距離の短いスコープが有利になります。 トンボや蝶など比較的大きな昆虫の場合、標準的な5mのものでも充分楽しめますが、ジオマ52Sのように4mになるとゆとりが出てきます。ただ、解像感をみると光学性能の差が露骨に出るようで、ノーマルレンズの52Sではマクロのようにクリアには撮れないようです。 以前見せて頂いたスワロでの昆虫写真の解像感はすばらしいものでした。また、ライカは大径スコープにもかかわらず4mで合焦します。これらを使えばすばらしい望遠マクロ写真が撮れそうですが、高級スコープを使ってのシステムは一般的とは言えませんね。 私はジオマのED65Sと52Sで試してみました。最短合焦5mのED65Sよりも4mの52Sの方が大きく撮ることが出来ます。何度か昆虫をデジスコで撮って思うのですが、その距離のせいか、虫の光沢のせいか、草むら、池などのバックのせいか、非常にコントラストが強い写真になりがちです。全体に影が多く暗いのに、光を浴びた虫は光ってしまい部分的に露出オーバーなんてことが良く見られます。露出補正はかなりマイナスにする必要がありそうです。 解像感の少なさはEDレンズ使用になると、いくらか改善されるのではないかと考えています。場合によってはカメラ用のフィルターも 試してみようと思っています。対物レンズに付ける絞りなんかも有効かも知れません。 ピントについては生き物を撮る基本として眼に合わせるのですが、何しろ小さいですから、難しいです。多くの場合、胸の部分にあってしまいます。胸の部分に合わせたあとの最後の微調整が大切ですが、モニターで確認することは難しいでしょう。コツはあくまでも胸にあわせてからのもう一調整なのです。 いろいろ書きましたが私自身、まだまだ始めたばかりです。ED52Sを手に入れてから本格的に検討したいと考えています。虫も動き出しました。早く出て来いED52S。 ━━◇◆特集2◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓ デジスコ用デジタルカメラ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 明日からフォトエキスポ2004がビッグサイトにて開催されます。 ┗ http://www.photoexpo2004.com/ 各社の最新デジタルカメラ発表の場でもありE4300が終焉を迎えることが確実となった今、私たちも大変気になる展示会でもあります。今回、事前に公開されている新製品のなかから、デジスコに関わりそうな機種を選んで概略の紹介をさせて頂きます。 もちろん、最新のデジスコのスタイルも変化してきているのですべてを網羅することはできませんが、オーソドックスなスタイルで使えそうなものを中心にピックアップしてみました。スペックは各社URLを開いて御参照下さい。 この中では、今回KOWAより発表された8倍大口径超ハイアイ接眼レンズアダプターとの組合せで使える可能性のあるTSN-VA1&TSN-DA3を使用した場合のものも加えてみました。 ┗ http://www.kowa-prominar.ne.jp/news/tsn_va1_da3.htm ┏ 【CANON】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ http://www.canon-sales.co.jp/product/dcamera/index.html ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ --- <PowerShot Pro 1> ---------------------------------------------- このカメラは個人的に欲しいカメラです。今日、新宿で触ってきました。他の8M機に比べると小さくて・・・良い感じ。なんと言ってもLレンズ(フローライト)を使っていますので色収差の心配が減ります。光学系の動き次第ではデジスコ用として使える気もしています。もちろんすべての領域で使えるとは思えませんが、すべての領域の中で2〜3倍ZOOM程度ケラレを抑えることができればかなり面白いデジスコができそうです。ベースがワイド系なのでカメラの100mm〜200mm間で20倍デジスコができたら・・・と思うとワクワクしてきます。もちろんTSN-VA1&TSN-DA3ならばかなりの確率で楽しめそうですが装備のわりに焦点距離が短めになってしまいそう(全域使って230〜1600mm)デジスコボケしているので〜1600mで「短め」なんて言ってますけど、「デジカメ用のテレコン」と考えたらすごい性能です。(2004/3/27発売 実売115,000円程度) --- <PowerShot S1 IS> ---------------------------------------------- 1/2.7型CCD、330万画素光学10倍ZOOMと基本スペックではあまり魅力を感じないのですが、私が気になるのは「IS」ImageStabilizerという手ブレ補正機能がデジスコでどの程度機能するか・・ということです。ニコンスタビライズ14×40という防振双眼鏡を見たことのある方ならイメージできると思いますが、もしも、ニコンスタビライズ14×40のような効果がTSN-VA1&TSN-DA3との組合せで得られるならば、ちょっとすごいことになるのではなどど夢を見てしまいます。 --- <PowerShot A75> ------------------------------------------------ A80でオーソドックススタイルのデジスコにマッチできると確認ができたデジカメの弟分が新発売になります。A80で不評だった液晶モニターはフリーアングルではないのですが1.8型11万画素になり充分使えるものになりました。実際に液晶を見てきましたが使えそうです。1/2.7型330万画素では、ちょっと寂しいですが価格を含めて初心者の入門用としては良いカメラではないかと思います。A80が1/1.8CCDで4M、A75が3Mで出てきて・・・5M機は無いのかな? --- <IXY DIGITAL 500・450> ----------------------------------------- この小さいボディーにこんなに詰め込んで良いの?と言いたくなるぐらいデジスコに使いたくなる要素があります。残念ながらフィルターネジなどカメラ固定がし難いのですが、自作などでアタッチメントを作ればかなり良い写真が撮れそうな気がします。 ┏ 【CASIO】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ http://www.casio.co.jp/QV/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ --- <Exilim EX-P600> ----------------------------------------------- コンパクトで高剛性のステンレスボディに600万画素CCDとキヤノン製光学4倍ズーム搭載、220gのコンパクトボディー、コンバージョンレンズアダプター取り付け可能、2インチ大型液晶モニターなどちょっと楽しみなカメラです。ひょっとするとオーソドックススタイルのデジスコには福音かも知れません。注目の1台です。 ┏ 【EPSON】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ http://www.i-love-epson.co.jp/products/printer/inkjet/colorio/photopc.htm ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ --- <P-1000> ------------------------------------------------------- デジカメではありませんが、御参考までに。旅行先に携行したり、パソコンがあまり得意でない方には良い機材のような気がします。本当は外部ビデオ入力があれば外部モニターとして活躍しそうなのですが・・・ ┏ 【FUJIFILM】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ http://www.finepix.com/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ --- <FinePix F710> ------------------------------------------------ F700で皆さんが良い撮影結果をだされているので、液晶モニターの改善など多くのリファインが施されたF710には期待できると思います。これでフィルターネジがあればデジスコ用としても面白いのですが・・・ ┏ 【KONICA-MINOLTA】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ http://konicaminolta.jp/products/consumer/digital_camera/index.html ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ --- <Dimage A2> ---------------------------------------------------- 8M機で28〜200mmのワイドベースの7倍ZOOM、どうしても気になります。アンチシェイクという手ブレ防止機構やAF速度など最新の要素が盛りだくさん。8M機のほとんどが液晶ビューファインダーになっている中で、A2の99万画素のEVFはどのくらい綺麗に見えるのかが気になります。カメラを脱着せずに観察&撮影をする場合、液晶モニターでの眼視をしていましたが、より情報量の多い99万画素EVFでどの程度まで観察までできるのか楽しみです。 --- <DimageZ2> ----------------------------------------------------- 「速さ」を主張したカメラと言っても過言では無いと思います。デジスコで機能するかどうかはわかりませんが動体予測フォーカス、130万画素での10コマ/秒の12コマ連続撮影&2.3コマのプリキャプチャーなど、以前のOlympus爆速マシンのような印象があります。以前より評判の60フレーム/秒のビューファインダーも大きな特徴ですね。 ┏ 【KYOCERA】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ http://www.kyocera.co.jp/prdct/optical/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ --- <Finecam M410R> ------------------------------------------------ KYOCERAの10倍機です。秒間3.3コマ、メモリフル撮影可能という得意技とコンバージョンレンズ取り付け座一体というちょっと面白い特長を持っています。TSN-VA1&TSN-DA3との組合せでカワセミの長めのホバリングならかなりたくさんGETできるかも知れませんね。 --- <Stream Shot SL400R> ------------------------------------------- なぜか気になるデジカメなんです。これを使ったデジスコを考えてみたいなぁ〜っと思わせる125gカメラです。もちろんCONTAXからもSL300RT*も出ています。小さくて簡単にパッと取り付けてガッチリ写す。そんな仕組みを作りたくなってしまいます。 ┏ 【LEICA】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ http://www.nshcgj.jp/brands/leica/product/dig/digilux2.htm ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ --- <DIGILUX 2> --------------------------------------------------- でっかくて重くてレンズも大口径・・デジスコには無理かな?なんて思っていましたがついつい買ってしまいそうになるカメラです。どなたか人柱になっていろいろ教えてください。 ┏ 【NIKON】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ http://www.nikon-image.com/jpn/index.htm ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ --- <COOLPIX 5200/4200> ------------------------------------------- フィルターネジは消えてしまいましたが、デジスコについてはE4300で実績あるクールピクスの後継新型機、1/1.8インチCCDはそのままに以前のような鈍足は姿を消し、俊足汎用機になる素質充分な機種です。フォーカスエリア選択が5箇所から99箇所に増えたような表記もあります。しかし、スペック表を見れば見るほど前機種の面影があります。おそらく光学系は同等以上でしょうから期待を裏切ることは無いと思います。後は良いカメラアタッチメントが作れるかどうかでしょう。 --- <COOLWALKER MSV-01> ------------------------------------------- エプソンからも出ていましたが、デジタルフォトストレージビューアが発売になります。カメラ記事ではありませんが、御参考まで。 http://www.nikon-image.com/jpn/products/accessory/digital/strage/index.htm ┏ 【OLIMPUS】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ http://olympus-imaging.jp/lineup/digicamera/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ --- <CAMEDIA C-8080WideZoom> --------------------------------------- C5060で高画質デジスコを体験してしまった人はかなり気になる機種と思います。CCDがワンサイズ大きくなっているので当然光学系は変わっているでしょうが、ワイド系ベースの5倍ZOOM&EDレンズ3枚の光学系は心惹かれてしまいます。まだ8M機は時期尚早という声もありますがチャレンジしてみたくなります。 ┏ 【PANASONIC】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ http://panasonic.jp/dc/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ --- <LUMIX CL1> ---------------------------------------------------- LEICAと同じなのでしょうが、PANASONIC仕様です。他にもPANASONICにはFZシリーズなどがあり、10〜12倍機は今まであまり興味が無かったのですがKOWAの8倍超ハイアイ接眼が発表された途端に擦り寄っていく自分が・・・。とは言うものの小さいCCDはどうしても個人的に苦手です。 ┏ 【SONY】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ http://www.sony.jp/products/di-world/cyber-shot/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ --- <Cyber-shot DSC-T1> -------------------------------------------- 京セラのSL400R同様、簡単に取り付けて簡単に写せてしまうカメラにならないか気になってしまいます。2.5インチ21万画素の液晶モニターはそのまま液晶ビューアーにできるほどの大きさ。すでに関西では・・デジスコで楽しまれているかたが・・・ --- <DSC-828> ----------------------------------------------------- 大口径レンズなのでデジスコには?と思っていたけれどこれもまたTSN-VA1&TSN-DA3の出現で候補の一つになりました。カメラ重量と大きさがちょっと気になりますがヘビーユーザーならなんのそのでしょうね。しかし・・・でかい。 以上、Yカメラやショールーム、カタログや報道を見て気ままに書いてみました。ただし、例年、当日の発表という機種もありそうです。是非、お近くの方はビッグサイトまで足を運ばれてはいかがでしょうか? ━━◇◆入門シリーズ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ────────────────────────────────── □■ ■ 入門から今までのデジスコ奮闘記 =============== by みみさん ────────────────────────────────── こんにちは。 “みみ”です。まだ機材が揃ってデジスコ初めて1ヶ月と少々です。「何で私などのところに」と思っても、どっぷりお世話になっていて、お断りできない弱みがあります。ドットコムがなければ野鳥写真とは無縁の世界でした。 --- <野鳥との出会い> --------------------------------------------- 健康維持のためのウオーキング、歩くだけではつまらなくて、季節の花を探して“今日は蝋梅ツアー”などと称してよそのお宅の花を愛でながら、歩いておりました。ところが川沿いを歩いていたときにカワセミの飛翔に出会ってしまったのです。カワセミの追っかけウオーキングになりました。お陰でウオーキングより立ち止まって双眼鏡で見ている時間が長くなってしまいました。 その頃は地元のベテラン鳥見人にスコープでタシギを見せてもらっても「こんな地味な鳥のどこがいいんだろう」なんて思っていました。 よく観察すると、スズメしかいないと思っていたのに、カワラヒワや、ヒバリや、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、秋のノビタキなどに出会えました。3年前はどれも見分けがつきませんでした。マイフィールドは水鳥もたくさん来るところです。タゲリやコアジサシ、ムナグロなども来ます。私の愛する野鳥たちです。はまると、不思議なことに地味な鳥が好きになってくるみたいですね。 --- <パソコン導入> ----------------------------------------------- そういう時期に職場の異動で、私の机にもパソコンがありました。それを使うためにパソコン教室に参加しました。さらに家でもマイパソコンを手に入れインターネットに繋げました。で、野鳥のページ中心にネットサーフィンです。 また野鳥写真を撮っている人と出会い、MFの野鳥を写真で見る楽しみを知りました。 出会った鳥の名前や行動、生活を知りたくなるのです。だんだん自分でMFの野鳥たちを綺麗に撮りたい、シリーズで生活を写したいと思う気持ちが募ってきました。 でも、機械音痴で、パソコン操作も自己流で、怪しげです。 カメラだって子供が幼い頃、いわゆるバカチョンカメラを使っていたくらいです。年に1,2度の旅行には持って行きますが、自分の顔写真見るのが嫌で、あまり撮りません。 --- <デジスコとの出会い> ----------------------------------------- インターネットでデジスコのことを知り、もしかしたらこれなら私にも出来るかなと思い、手軽で綺麗な画像写真をモバスコで撮っているRこさんにメールしました。 丁寧で心温まるお返事に勇気付けられ、ドットコムのお世話になることにしました。 カメラはE4300が良いらしい、と先に知り、購入しておきました。Rこさんのアドバイスもあり、スコープなどのセットはじっくりデジスコ講習会を待つことにしました。 待つことって大事ですね♪ この間に力をためていたんですね。 理解の悪い私ですが、HPで予習、講習会でカメラを手にしてたーぼ♪さんのお話を聞き、またHPに戻って確認です。講習会で勧められた軽量で、美しい映像が得られるTSN604に魅力を感じ、それにすることにしました。 三脚もお店で見ても分からず迷いましたが、掲示板で相談すると冨田さんなどからすぐにお返事がありました。お陰でタイミングよく、前もって最寄りのBカメラで在庫を確保しました。専門店で、セットアップ、ピント合わせ、試し撮りなどもお世話になりながら604発売日の翌日、念願の機材が揃いました。 --- <試し撮り> --------------------------------------------------- 恐いもの知らずの超初心者。一緒に機材を揃えた人と専門店から地下鉄2駅の皇居のお堀で、寝ているカモさんで初撮り。「スコープに映像が写らない、お店にも戻ろうか」など本気で言っていました。ピントが合ってないだけでした……。もう講習会やHPで得た知識を一つ一つ口にしながらの、指差し確認状態です。 折よく埼玉支部の秋が瀬オフ会にも参加出来、先輩の撮影現場に接して、得ることが多く、ラッキーなビギナーでした。 相変わらず、精密機器の扱いになれてない私はねじをなくしたり、三脚を倒してスコープ壊したりとトラブル続きです。画像が貼れなくて途方にくれても、相談するとすぐにアドバイスが来ます。(感謝、感謝!です)画面を見ただけでは覚えられないので、印刷して画像処理を学んでいます。同じところを何度も見たりします。 自分で好きでする遊びだとかなりの困難なことにも立ち向かえるのですね♪デジスコドットコムの後押しがあれば100人力です♪ 失敗が許され、100枚撮って1枚お気に入りがあれば幸せになれるデジスコその考え方がとてもお気に入りです♪ --- <家族の理解> ------------------------------------------------- 庶民の我が家では機材セットを揃えるのは大きな出費です。家族にも気を使いました。しっかり調べておいて、それとなく宣伝し、タイミングを見計らい、あるきっかけがあって何とか了解を得ました。 今も撮影後はTV画面で我が家での撮影報告会。暖かい夕食を我が家でコミュニケーションしながらします。外食を控えて節約です。(遊びの費用を捻出するためです)私の大いに楽しんでいる姿を見て今のところ私の趣味は尊重されています。忘れ物自転車で届けてもらったことだってあります。ありがとう、ホッ!! --- <これから> --------------------------------------------------- 野鳥たちはあるがままに必死に生きていて、その鳴き声と姿とで、私を楽しませ、癒してくれます。 野鳥写真は私の野鳥たちへの“愛の表現”です。 野鳥たちを驚かさずに距離を保って、フラッシュを焚かずに綺麗な写真に出来るデジスコに感謝します。この野鳥さんたちを守るために私が無理なく出来ることゆっくりと考えてやっていきたいと思っています。 ━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━ byたーぼ♪ ●-----------------------------------------------● ○ 2004年3月21日(日)13時10分〜14時10分 ○ フォトエキスポ2004講演 ○ 「デジスコ写真--超望遠の世界--」 ○ ○ 東京ビッグサイト 西1・2会場にて ●-----------------------------------------------● なぜか講師に指名されて、今からドキドキしています。 この講演ではデジスコ超望遠撮影の素晴らしさ、楽しさを実験(実写)を交えて広く皆様にご紹介しようと思っています。 従って、詳しい説明はあまりありません・・がお暇な方はお寄りください。 ●-----------------------------------------------● ○ 2004年4月18日(日)10時〜(入門編) 13時〜(初級) ○ デジスコ講習会・体験会 (入園料300円・講習無料) ○ ○ 東京港野鳥公園 ●-----------------------------------------------● 先々回、先回の大好評をうけて第三回目となります。 今回も主催はホビーズワールドです。今回も講習会とデジスコ体験会。そして、メーカーさんやデジスコスタッフによるチューンナップ相談を新設。機材のアップグレードをお考えの方、上手く撮影できなくてお悩みの方、是非いらしてください。講習会は午前が入門編、午後が初級編です。これからデジスコを始めたい方は午前の部、すでにデジスコを楽しんでいるものの、もう一歩前に進みたい方は午後の部がよろしいかと思います。講師は私が務めさせて頂きます。講習会は事前の予約が必要になります。 詳しくは下記アドレスを御参照ください。 ┗ http://www.hobbysworld.com/seminer.html ━━◇◆ツアー情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ …【eisvogel】……………………………………………………………………… □ □ ヨーロッパの鳥事情 〜その2 ■ ………………………………………………………………………………………… ベルリンというと、まず28年間東西を分断していた「ベルリンの壁」を思い浮かべる人が多いでしょう。壁は、1961年8月13日に構築され、1989年11月9日に崩壊しました。1990年10月3日にドイツは再統一され、ベルリンは、統一ドイツの首都に決定しました。そして首都機能移転にともない、壁の跡地は世界最大規模の再開発地域となり、開発工事もほぼ完了した今は、まさに新生ベルリンのど真ん中に位置することになりました。 その壁の跡地の中央にあり、ベルリンのシンボルでもあるブランデンブルク門から西方向へ東西3.5km、南北1km、面積167ヘクタールという大きな公園が広がっています。動物庭園と呼ばれるこの公園の西端には、世界で2番目に長い歴史を誇る動物園があります。 さて、この公園、勿論大都会のど真ん中にありながら、豊かな緑に恵まれ、数多くの野鳥が棲息しています。日本では見ることのできない鳥で、公園内を散策していて必ず出会う鳥は、アオガラとヨーロッパコマドリです。カラ類はとても多いですが、アオガラが特に目につきます。勿論、シジュウカラ、ゴジュウカラ、コガラなどの常連もごく普通に見かけます。ウィーンのシェーンブルンほどではありませんが、アカゲラにもよく出会います。ヨーロッパコマドリは、大体ブッシュの中に隠れているのですが、鳴き声を耳にして近くにいることが分かれば、その場にじっとしているだけで必ず姿を見せてくれます。一度道端で30cmくらいまで近づいてきてくれたこともありました。意外に人懐っこい鳥であることが分かります。丁度春を迎えるころに訪れると、ヨーロッパコマドリとミソサザイの美しいさえずりの大合唱を楽しむことができます。実は日本でもお馴染みのベルリン・フィルの拠点ホールが公園沿いにあるのですが、野鳥たちのさえずりはベルリン・フィルの名演奏に負けないくらい素晴らしいです。 公園内のいたるところに巣箱が設置されていますが、すぐに気づくのは、大木の高いところにあるオシドリのための大きな巣箱です。オシドリは1年中見られ、毎6月には可愛い子連れ姿を見かけます。池には、キンクロハジロやマガモも渡ることなく一年中居座っています。ちなみにヨーロッパにはカルガモはいません。 ドイツの都市は、都市計画上、最低3割の緑地を確保することが義務づけられています。ベルリンの面積は、東京23区と名古屋市を合わせたくらいですが、何とその6割が、緑地、川、池、湖です。人口は僅か350万人、大都市でありながら多くの野鳥の棲める環境がベルリンにはあるということが頷けます。ベルリン・動物庭園で撮影した野鳥たちの写真はこちらをご覧下さい。 ┗ http://blue.sakura.ne.jp/~eisvogel/digi/berlin.html ━━◇◆HP情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ■ トシローさんのホームページ 「FUKUOKA 和白の野鳥」 →→ http://www.geocities.jp/w_yachou/index.html ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 福岡にお住まいのトシローさん。和白干潟をフィールドに活躍されています。「最近、鳥が少なくなっているみたいで心配です」と言われていますが私も同感です。ほんと、数が減りましたね・・・先月アップされたHPですが、なかなか見応えがあります。是非一度たずねてみてください。そそ、助手席のドアに一脚を固定しての撮影マウントは参考になりました。これでガラス窓を破裂させずにすみそうです(笑) ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ■ ほんぐさんのホームページ 「とり撮り」 →→ http://hong.plala.jp/ ■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= デジ眼での野鳥撮影サイト。特に、カワセミ・ヤマセミではかなりのつわものが集う本格的なサイトです。デジスコとの比較を見に行くのも楽しいと思います。被写界深度やEV値、画角の違いなど実験&ウンチク系のコンテンツもあります。 ━━◇◆撮影技術情報◆◇ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ …【たーぼ♪】………………………………………………………………………… □ 綺麗に写せる方法を毎回ちょっとずつ ■ ………………………………………………………………………………………… ※ 今回はお休みです。次回をお楽しみに。 *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【冨田】……………………………………………………………………………… □ <第8回> 「今日もモバスコ・デジマロと一緒!」 ■ ………………………………………………………………………………………… ─────────────────────── 第8回 モバスコ VS デジスコ VS デジ眼 〜三つ巴対決!〜 ─────────────────────── 前回、予告したとおり、新たにモバスコとしてコーワTSN-604EDを入手しました。現在、手元には ●コーワ・TSN-4N(口径77mm) ●TSN-604 ED(口径60mm) ●ビクセン・ジオマ65S改ED(口径65mm) ●ジオマ52S(口径52mm) の4本のスコープに加え、 ●デジタル一眼レフ ●ニコン・D100 + ニコンAF-S 300mmF4×1.4倍テレコン ●10倍ズーム機のオリンパスE-100RS… 我ながらあきれる数の機材に囲まれています。通勤用のジオマ52Sを更新すべくED52Sの発売を待ちつつも、なぜまたスコープを購入したのか?今回は、各機材の違いと使い分けについて考えてみましょう。 ───────────────── 各機材の特徴 〜 重量・焦点距離を中心に 〜 ───────────────── ┏━ モバスコ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ジオマ52S+GLH20WIDE+サンヨーMZ3 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ デジカメ込みで約1kgの手軽さを活かし、主に手持ちで通勤用に使用中。焦点距離は35mm換算で約520〜1550mm。最短撮影距離が3mと短いのも特徴。 ┏━ モバスコ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ TSN-604+Turbo Adapter 20XWFA-P+キヤノンA80 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ デジカメ込みで約1.4kg、モバスコといっても三脚使用を前提に考えているので三脚込みで3〜3.5kg程度のシステム。焦点距離は20XWFA-P 使用時で35mm換算、約760〜2280mm、広角側なら手持ち撮影も可能な焦点距離と明るさ。いざというときは20-60倍ズームアイピースを使って約6800mmまでカバー可能。 ┏━ デジスコ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ジオマ65S改ED+GLH20WID ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ デジカメ込みで約1.5kg、三脚込みで3〜3.5kg程度。焦点距離はGLH20WIDE 使用時で35mm換算、約760〜2280mm。アイピースに関して他に選択肢がないのがジオマシリーズの弱点だが、ジオマ52Sの追加システムとしてお勧め。 ┏━ デジスコ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ TSN-4N+30倍ワイド+キヤノンA80 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ デジカメ込みで約2kg、三脚込みで4〜5kg程度。焦点距離は30倍ワイド 使用時で35mm換算、約1140〜3420mm。20-60倍ズームアイピースを使って約6800mmまでカバー。 ┏━ デジタル一眼レフ ━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ニコンD100 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ニコンAF-S 300mmF4装着で450mm、×1.4倍テレコンを追加して630mm、約2kgを手持ちで使用。600万画素なので、トリミングによるデジタルズームで1200mm相当でも150万画素相当、Web用には十分。使用可能なISO感度が200〜6400なので、暗い林の中や早朝、夕方など、デジスコでは厳しい環境下でもなんとか記録可能なのが強み。 ★D100 vs MZ3 ISO感度の比較 ┗ http://members6.tsukaeru.net/otomi/d100/D100-ISO.html ┏━ 10倍ズーム機 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ オリンパスE-100RS ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 単体で700g、焦点距離380mm。この状態で使用することほとんどなく、1.7倍テレコンを使用して約960g、焦点距離640mm。ACクローズアップレンズNo.5を使用した自作アイピース(通称ACC55)が350g、ジオマ52Sとの組み合わせで1.5kg、焦点距離1060mm。コーワTSN-604との組み合わせで1.8kg、焦点距離1520mm。5コマのプリキャプチャー+15コマ/秒の高速連写で飛びモノ撮影には最強のシステム。 ★コーワTSN-4N+自作接眼+E-100RS ┗ http://members6.tsukaeru.net/otomi/4n-rs/030802.html ────────────────────── 実際にフィールドで使ってみた時の違いは? ────────────────────── 紹介するレポートは1年前のものなので、今回紹介している使用機材と一部、異なりますが、各機材の差をイメージできると思います。 ★デジカメ vs デジスコ in 雲天・早朝の神奈川・某所にて ┗ http://members6.tsukaeru.net/otomi/yatyou/030315/030315.html なお、現在、私の撮影スタイルは次の通りです。 1) 通勤、出張:モバスコ・ジオマ52S+GLH20WIDE+MZ3 2) 野鳥観察会、調査:D100+300mmF4×1.4 3) 休日:デジスコとD100+300mmF4×1.4の併用 4) 飛びモノ:ジオマ52S+ACC55+E-100RSとD100+300mmF4×1.4の併用スコープはその日のフィールド、体調や気分で選択しますが、 TSN-604は口径が小さいゆえに被写界深度が深い(=ピントの合う範囲が広い)のが特徴で、軽いことから私のメイン機材になるかもしれません。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* _/_/_/次回予告_/_/_/◇次回は「教えて! デジマロQ&A」です。 初心者掲示板やメールで寄せられたQ&Aをまとめてみました。 新たな質問もお待ちしています。 ■ …【こん】…………………………………………………………………………… □ こんちゃんのデジボーグ我楽多箱 ■ ………………………………………………………………………………………… ※ 今回はお休みです。次回をお楽しみに。 *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【POU】……………………………………………………………………………… □ <第8回> おきらくデジスコへの道 ■ ………………………………………………………………………………………… ──────────────── 第8回 その1 「ピントあわせは楽?」 ──────────────── デジスコでのピント合わせは、まず、望遠鏡でおおまかなピントをあわせておき、あとは、デジカメの自動ピント調整機能を利用して撮影を行うのが一般的な流れです。デジカメが望遠鏡に固定されている場合には、デジカメの液晶画面を見てピントの状態を確認します。人によっては、まず望遠鏡でピントを合わせてからデジタルカメラをつけて撮影するという方もいらっしゃるでしょう。 デジカメが望遠鏡に固定されている場合に問題になるのが、液晶画面。画面が小さく液晶が粗いので、ピントの状態がつかみにくいのです。しかも、太陽の燦々と照り付ける中では更に見にくい状態になります。たいていデジカメの製品ごとに液晶フードが売られていますから、液晶部分に取り付けて使用すれば多少は見やすくなります。ただし、「野鳥の目にピントを合わせたい!」といった細かい部分を確認するには、現在の液晶画面は粗すぎて限界を感じます。 たーぼ♪さんは、「老眼にはこの小さな液晶画面はつらい・・」とぼやきながら液晶フードに3倍ルーペ付きの液晶フードをドッキングして使っているようです。これが、なかなかいいらしいです。私も覗かせていただきましたが、粗い液晶画面が更に荒々しさが強調されて見えました(^^;。最近は、携帯の液晶画面がかなりきれいになってきていますから、 今後のモデルで、より鮮明に、より大きくなることを期待しています。 望遠鏡でピントを合わせてからデジカメをつけて撮影する場合には、自分の視力にあわせて望遠鏡のピント調整をしてしまいますから、デジカメの自動ピント機能の範囲を超えるようなときには、ボケた写真しか撮れないことになります。まずはメガネやコンタクトで自分の視力を矯正する必要があるかもしれませんね。 これらの液晶画面での問題がクリアーされれば、デジスコの場合、対象となる野鳥がより大きく写るドアップ画像の方が、ピント調整が楽に出来ます。対象となる鳥は大きい為か、デジカメ本体の自動ピント調整機能が対象物に迷わずに合わせてくれるからです。ほととんどの場合、手でピントを合わせるよりビシッと決まる可能性が高くなります。 そうは言っても、はやり失敗する事も多い訳でして(^^; ピントが合わない時を振り返ると、たいてい焦ってシャッターを押していたときの写真が多いようです。はやり、カメラのシャッターを落ち着いて半押しし、機械側できっちりピント調整が完了したかな?と感じた後で、シャッターを押すくらいの気持ちのゆとりが無いと、画像に焦りが出てしまうようです。 また、どうしてもカメラ側のピントあわせ機能に頼っては、撮れないケースもあります。それは、撮ろうとする被写体の手前に枝があり、被っているときです。カメラは、どうしても手前にある枝にピントを合わせてしまうのです。そういう時には、シャッターを半押しし、 ピントを手前の枝に合わせ、半押しの状態のまま、スコープ側のピントリングを回して野鳥側にピントを合わせた後、その状態からシャッターを押すようにすると野鳥にピントを合わせて撮る事ができます。 くっきり画像の為にしっかりしたブレ対策、いいレンズの選択をした、その後に来るボケ写真の壁は厚いか薄いか・・・?みなさんの、ドアップ、ピントばっちり画像を見るのを楽しみにしています。 ──────────────── 第8回 その2 「雲台は、おしゃれに機能的に」 ──────────────── 皆さんは、どんな雲台をお持ちですか?私は、奮発して高級三脚を手に入れ、十分に満足していたはずなのに、次なる不満が噴出して参りました。問題個所は「雲台」です。以前より望遠レンズでの撮影に使用していた雲台を流用していました。撮影の対象となる野鳥を「やっとの思い」でフレームに収めたのに、位置決めをしようと、バーを締めると、そのバーを締める力で、フレームから鳥がはみ出してしまうのです。また、デジスコでは、右を向いていた野鳥が、左を向けばフレームからはみ出してしまうので、その度にバーの操作をしなければならないのです。 やはり、自由雲台と呼ばれる雲台を導入すべきと思い立ち、三脚売り場に行けば、自由雲台と称して様々な雲台が販売されていました。ボール型のもの、油圧式のものなど。ボール型のものは、ヘッドを自由に回しやすい反面、画面を水平に保つのが難しい感じです。油圧式のものは、高級望遠カメラでの撮影者の中で普及しており、使い勝手は申し分ない操作性と安定性があるようです。ただ、EDIIのような小さ目のデジスコには仰々しい感じもします。 そう考えると、EDIIのような軽いスコープ(60mmタイプ)に使用できる、自由雲台は無いかのようですが、ありました!おしゃれな自由雲台で、シンプルで、EDIIにぴったりの雲台が!最初に目にしたとき、飛びついてしまいました。そして使ってみて、自由雲台がこんなにも使いやすいものであるのか!という事を知りました。デジスコには絶対自由雲台を! ただ、このドイツのNOVOFLEX社制の“D IN O”という雲台は、お勧めするには、思いのほか高いこと。特約販売店が日本に1店舗しかないようなので、実際に使用感を確かめられないことでしょう。一部のヨドバシカメラにも置いてあるようですが・・・。 ★NOVOFLEX 社の雲台の販売先 ┗ http://www.kindai-inc.co.jp/ ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【三藤】……………………………………………………………………………… □ <第8回> がんばれジオマー ■ ………………………………………………………………………………………… ジオマの52Sを使ったシステムはモバスコなんて言われて、こちらでは冨田さんの担当になっています。でも、ジオマですからね。やっぱり少し書かせて頂きましょう。 52Sに先駆けて傾斜型のアロマが発売されたとき、「ビクセンは、なにおもちゃを作ってんだろう」「ノーマルレンズで小型で伸び縮み、色もカラフル、子供用だな」というのが感想でした。正直、メーカーもそう思ってたんじゃないかな。 しかし、果敢にも冨田さんらはこれでデジスコを始められました。ノーマルレンズですから色収差は大きいだろうと思っていましたが、冨田さんの写真はそれほど色収差が目立っていません。「意外と使えるもんだな」と感心していると間もなくストレートタイプが発売。名前もアロマではなくジオマになっていました。そのうちアロマもジオマ52Aになるんだろうか。 このころ、自転車の前カゴにモバスコを入れ、川沿いを走る冨田さんによく会いました。私は身近な自然を記録するつもりで移動しながら写真を撮っています。そのことを知っている冨田さんが「三藤さんにはお薦めだと思うんだけど」って言ってくれて、ついつい買ってしまいました。1万7千円程ですから衝動買いも許される範囲ですね。 買った当初はイマイチ本気で使っていなかったので前線を退いたデジカメQV2300と接眼レンズに使わなくなったGL20という組み合わせで撮っていました。この組み合わせでは色収差も大きく、解像感も出るものではありませんでした。頼みの綱のGLH20は一個しかなく、これはメインのED65Sにセットしたいし、かくして私のモバスコはお蔵入りに。 状況が変わったのはたーぼ♪さんに試作のアダプターG1を頂いてからです。G1をED65Sに使うことによって、私のGLH20用塩ビ管アダプターが浮いてしまったのです。もったいないからGLH20をもう一個買って、52Sで使うことにしました。タイミング良く、2万2千円のMZ3を見つけ購入。MZ3の購入は飛びモノ専門家のm125さんに刺激された為のものです。飛ぶトンボの写真が決定打でした。 MZ3の接続をどうするか。実は以前より考えていた木製ホルダー方式を試してみることにしました。フィルターリングの接着だと、カメラその物の改造になってしまうのでメーカー保証が心配ですし、へたな接着で突然フィールドで剥がれたりしないかと不安です。 三脚ネジ穴で留めるL字構造のステイタイプは、強度が心配でした。カメラの上部が留まっていないのでL字が開くような歪みが生じそうに思えました。イメージは水中写真用のハウジング。あのようにケースにはめればデジスコになるものが欲しかったのです。プラスチック加工の技術はないので、薄い木の板で作ることにしました。足したり削ったりが簡単ですし、BOX構造で強度も充分です。理屈上どんなデジカメでも専用ホルダーを作れば接続が可能です。かくして本邦初(もしかして世界初?)の木製ホルダーが出来上がりました。そして、この直マロMZが私のデジスコの概念を大きく変えてしまうのです。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【@翡翠病】……………………………………………………………………… □ <第7回> 「光学系のお話」 ■ ………………………………………………………………………………………… ──────────────────── 第7回 ケラレって如何しておこるの? ──────────────────── みなさん、今日は(^O^) 今回は、「ケラレって如何しておこるの?」というお話です。前回、コリメート法についてお話させて戴きましたが、ポイントは平行光を如何に得るかと言う事でした。このポイントが不完全だと生じる問題のひとつが、ケラレです。出来上がり画像の四隅が暗くなる程度のものから、完全に円形の視界しか得られないものまで、ケラレの種類は様々です。 ────────────────── 物理的な大きさに起因するケラレ ────────────────── 使用するデジカメの対物レンズ口径に対して、接眼レンズの口径が、小さい場合はケラレる可能性が大きくなり、大きい場合はケラレる可能性が小さくなります。 使用するフィールドスコープのプリズム径が小さいと、望遠側では影響が出なくても、広角側でケラレる可能性が在ります。 使用するフィールドスコープの対物レンズ径が著しく小さいと、光量不足によりケラレる可能性が在ります。 使用するフィールドスコープのフードの開口径が小さいと、光の回り具合によってはケラレる可能性が在ります。 ────────────────── 視野に起因するケラレ ────────────────── スコープの見掛視界に対して、デジカメの見掛視界が、小さい場合はケラレる可能性が小さくなり、大きい場合はケラレるます。フィールドスコープを裸眼で覗いた時、視界が丸く切り取られる状態と同じ状態になっている為です。 ────────────────── アイレリーフに起因するケラレ ────────────────── アイレリーフとは、接眼レンズ端から、接眼レンズにより結像した像が視界いっぱいに見えるポイント(アイポイント)までの距離の事で、接眼レンズの性能を示す指標の一つになっています。眼視の場合には、アイポイントに眼を置く事は容易ですが、デジカメはズーム機構によりレンズ群の位置が移動してしまう為、アイポイントから外れてしまう事があり、その結果として像の伝搬に不都合が生じケラレが発生します。ロングアイレリーフ(ハイアイ)の接眼レンズがデジスコに向いていると言われているのは、アイレリーフに起因するケラレを回避できる可能性がアイレリーフの短い接眼レンズより高い為です。 デジスコにおけるケラレの発生は、上記の様な現象が複合的に発生している為、一つを解決できても、他の要因の悪化によって、ケラレ自体が減少させられない事も多く、どこに主眼をおいてバランスを取るのかと言う事が重要と思われます。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* _/_/_/次回予告_/_/_/◇次回は「接眼レンズ色々」というお話をしたいと思います。 ■ …【ゴルゴ】………………………………………………………………………… □ <第7回> 「35mm一眼レフ用レンズでデジスコに挑戦」 □ **ニコンFMA(Fマウントアダプター)によるデジスコ** ■ ……………………………………………………………………………………… ※ 今回はお休みです。次回をお楽しみに。 *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ■ …【ヒナ】…………………………………………………………………………… □ 新連載!!<第1回> もっとDIGISCO.COM ■ ……………………………………………………………………………………… ───────────────────── 第1回 〜貴方の自慢の写真がトップに?!〜 ───────────────────── DIGISCO.COMが誕生してから約半年。まだまだ発展途上のサイトですが、より皆さんに活用してもらうために今回よりDIGISCO.COMやその関連サイトの解説やご利用法などを案内させていただきたいと思っています。 まず第1回目の今回はDIGISCO.COMトップ画像になれるチャンスを皆さんに紹介させていただこうと思います。 皆さんご存知の通り、DIGISCO.COMトップには毎月1枚の写真が展示されていますが、その写真を2004年3月より「デジスコ倶楽部・ギャラリー」より選出されていることは知っていますか?なんとギャラリーの自慢の写真を出展するとDIGISCO.COMのトップを飾れるチャンスが生まれるというわけです。デジスコへの注目度がますます高まる中、DIGISCO.COMへのアクセス数は 日々増えています。そのDIGISCO.COMのトップ画像を飾れるチャンスとなれば、きっと皆さんの良い目標になれるのでは思っています。 では、どうしたら「デジスコ倶楽部・ギャラリー」に写真を出展できるのか?それはとても簡単です。「デジスコ倶楽部」会員になればだれでも出展できます。「デジスコ倶楽部」はデジスコファンであればどなたでも入会できる倶楽部ですので、デジスコ通信を読んでいただいている方は問題ないですね。写真に関しても注意事項などを守っていただいている写真であればどんな写真でも出展OKです。気に入った写真が撮影できたら出展して、多くの方に写真を見てもらいましょうというのが目的のギャラリーですから。 どうですか?「自慢の1枚」を出展してみたくなりましたか?そんな方は是非こちらからデジスコ倶楽部会員申し込みへ! ┗ http://www.digisco.com/digisco_club/ 尚、出展していただく際に注意事項や出展方法があります。その詳細については下記を参照してください。 ┗ http://www.digisco.com/digisco_club/gallery/caution.htm ┗ http://www.digisco.com/digisco_club/gallery/way.htm また、DIGISCO.COMトップ画像の選考方法ですが出展いただいた写真のみで選考をさせていただきます。デジスコ暦などはまったく関係ありません。ですからデジスコ初心者の方でもチャンスは十分あります。また、「デジスコ倶楽部・ギャラリー」の展示数の少ない今でしたらDIGISCO.COMのトップ画像に選ばれるチャンスがかなり期待できると思います。是非多くの方にチャレンジしていただきたいと思っていますので、すでに「デジスコ倶楽部」会員の方は今すぐ、まだ会員でない方は会員登録をして「ご自慢の1枚」を出展してみませんか。多くの方のギャラリー出展を心よりお待ちしております。 ∞∞∞ つづく ∞∞∞ *─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─* ━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します ┗ http://digisco.com/staff/staff.htm ─────────────────────────────────── 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