『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。 随時更新!お見逃しなく!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆ <<デジスコ通信 2004年7月21日号>> ☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 皆さん こんにちは 今回の特集は「デジスコのある夏休み」です。 今号から編集長を担当させていただきます、冨田です。 (デジスコ通信 編集長 冨田) 皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わずHPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、下記アドレスまでお願いします。
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ────────────────────────────────── 今年の梅雨は雨が少なく、早々に空けてしまいましたが、一方で新潟や福島では梅雨末期の大雨により大きな被害が出ています。被災された方にはお見舞い申し上げます。 梅雨が明けた地方では、梅雨明け前から真夏を思わせる猛暑が続いています。鳥見は涼しい高原で・・・と洒落込みたいところですが、野鳥がいるのは高原とは限りません。移動も含めると長時間炎天下にさらされることになります。 そこで、炎天下の撮影における、「人:熱中症、機材:高温によるトラブル」についてまとめてみました。 ─────────────── 私も炎天下の中、サイドカーで現地入りしたのですが・・・夕方、機材テストを開始した頃から、わずかな頭痛に気がつきました。やがて頭痛が激しくなり、更に、冷や汗、めまいに襲われました。たまらず、機材テストを中座し横になりました。幸い、頭痛薬を飲んで数時間眠っただけで復活しましたが、明らかに「熱中症」でした。石丸さんはじめ、スタッフの皆さんにはご心配をおかけしましたm(__)m 実はその2ヶ月前の高温で湿度の高い日にブラインドに入って調査した時も、夕方になってから熱中症と思われる頭痛で寝込んでいたのでした。 その経験(反省?)を踏まえて「熱中症」についてWeb検索してみました。すると、スポーツ関係や学校関係のWebが続々とヒットします。そう、学校の部活動ではしばしば熱中症による事故が起きており、無視できない問題なのです。 日本気象協会のHPでは2004年 6月21日から「熱中症予防情報」の提供を開始しました。天気予報と同様、最高気温や湿度を考慮した情報を提供しています。出かける際には、天気予報と同時にここを参照してみてください。 検索した中には、ずばり、「熱中症のホームページ」がありました。そこを見ると私の症状はII度(中程度)に相当しています。 自分なりに熱中症を意識して、移動中はこまめに水分を摂取していたつもりですが、実はこれがまずかったようです。カロリーを考えて「緑茶」や「ミネラルウォーター」ばかり飲んでいました。さらに、昼食のラーメンも塩分を気にしてスープを残していため、汗で失われた塩分をほとんど補給しなかったことが原因で体調を崩したようです。 真夏の水分補給は塩分、糖分を適度に含んだスポーツドリンクを選びこまめに口に含むようにしましょう。カロリーが気になる方は、ノンカロリーのものを選びたいところですが、体調を維持するには糖分は欠かせません。1日全体の食事で摂取する糖分、でんぷん質を減らすなどして調整しましょう。フィールドに出る前に味噌汁やスープを飲む、普段よりも塩分の多いものを食べるなど、意識して塩分を摂って予防しましょう。 水分補給以外では服装に注意しましょう。吸湿性や通気性のよい素材を選ぶのがポイントです。 直射日光は帽子で防ぐのが基本です。調べてみると、冷却機能カバー付き帽子・クールビットというものがありました。クールビット高吸水繊維を帽子カバー他に組み込み、後頭部等を気化熱で冷やす仕組みです。冷却機能カバーを外せば普通の帽子で、いろいろな形があるのでお好みのものが選べます。 実際に近くのスポーツチェーン店で購入してみました。取り外し式の冷却機能カバーを水につけて軽く絞り水を含ませます。「冷た〜い」と感じるのははじめの数分程度ですが、2時間程度はそれなりの涼しさを感じることができます。カバーが乾いてきたらまた水を含ませればOKです。 他にも、保湿性ゼリーを組み込んだ帽子も市販されています。そこまでしなくても、古典的な方法として濡れタオルを首に巻くだけでも同様の効果は得られます。 また、急な発熱に備え「熱さまシート」もお勧めです。首筋に貼ると運転中の眠気防止にも効果が期待できます。 ─────────────── デジカメは小さなコンピュータですので、高温になると故障する危険性があります。一部のデジカメでは温度センサーによりアラートを出して使用できなくなることがあります。故障しないまでも、撮りたいときに動かない!ということになります。デジカメの使用可能な温度範囲はおよそ0〜40℃、外気温が40℃を超えることはほとんどないのですが、内部の発熱や、日差しによる加熱で真夏だと簡単に40℃を越えてしまうのです。待機中、デジスコセットは日陰に移動しておくか日よけをかける、できればデジカメは外してバックにしまっておくことをお勧めします。 それから、DIGISCO.COMのレリーズステイを使用している皆さんへの注意です。 昨年の夏、固定用の両面テープが剥がれるとトラブルが何件か報告されています。レリーズステイで使用している両面テープは非常に強力なものですが、長時間高温にさらされると、軟らかくなって剥離してしまうことがあります。一度剥離したテープは接着強度が低下してしまうので、市販の両面テープ(超強力タイプ)を購入して貼り直す必要があります。 もう一つ、真夏に注意しなければいけないことは、夕立です。 多くのスコープは防水または防滴になっていますが、ジオマ52シリーズは水に濡れると、レンズ内部が曇ってしまいます。それ以上に注意しなければいけないのがデジカメです。(一部の例外を除いて)デジカメは水に弱いので、夕立の気配を感じたら早めに撤収するようにしましょう。もし濡れてしまった場合は、持ち帰る際、ビニール袋などに入れて密封すると、水分が内部に浸入しやすくなりますので、電池、メモリーカードを抜いて、乾いたタオルで表面を拭いた後、風通しのよい場所で自然乾燥させてください。
┏ 【その1】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今では海外旅行は年に1度という時代になってきましたが、デジスコの普及により、海外でも簡単に野鳥撮影が可能になってきました。 海外旅行の鉄則は、「荷物は少なめに」です。軽量でコンパクトなデジスコは、まさに海外旅行には最良の撮影機材といえるでしょう。デジスコの必需品は、メモリーの予備、沢山撮るつもりなら携帯パソコンは必須です。乾電池などは、日本のように簡単に入手できない上に、とても高いので、予備は必要です。バッテリーの充電器は、海外仕様のものが多いですが、電圧が100〜240V対応になっているかどうか確認して下さい。240Vまで対応していれば、各国用の接続プラグ(量販店で買える)だけで用意すれば使用できます。 海外というと治安の面を心配される方は多いと思いますが、あまり心配しすぎると一歩も外へ出られなくなります。とにかく現金などの貴重品(クレジットカードがお勧め)は持ち歩かず・・・を徹底すれば、大丈夫です。日本のように治安の良い国もないので、自分たちは今海外にいる・・ということだけはしっかり認識したいですね。 野鳥との接し方、フィールドでのマナーは日本と同じです。日本では見られない珍しい鳥にも、無理な接近さえしなければ、十分撮影も楽しめます。やはり初めて見る鳥との出会いは感動的です。是非海外旅行お供にデジスコを加えてください。 参考までに、携行品に関して一般的な話を少し。 海外の薬は日本人の体質には合わないことが多いので、風邪ぐすり、胃腸薬、酔い止め等、普段から利用しているものがあれば持参することをお勧めします。 長時間の空の旅ではスリッパと空気枕があると重宝します。日本のホテル旅館と違って、スリッパ、寝巻き、歯磨きセット、ひげ剃り、リンスなどは、ほとんどないので日本からご準備して下さい。特に女性は、日除けのために帽子や長袖のシャツは必須です。サングラスや日焼け止めクリームも用意した方が良いでしょう。 ┏ 【その2】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「家族で楽しむ自然観察」という難しいお題を頂戴しました。家族の構成、自然に関する知識量などで楽しみ方が大きく変わると思います。鳥も自然観察も初心者の私ですが、子どもたちと出かける際に思っている事などを交えお話をさせて頂きます。 我が家は母鳥、姉雛(6年生)、妹雛(2年生)の構成で、雛たちにも双眼鏡を買い与え時々野山へ出かけています。子どもたちも、オオルリ、キビタキなど鳥たちを見るとその美しさに感動しています。しかしながら、いつも鳥たちが現れてくれる訳ではありません。やはり子供なのですぐに飽きてしまします。父鳥はある程度鳥見に集中したい所なのですが・・・。 そこで我が家では、出かける際に色鉛筆とスケッチブックを持たせます。わたしがちょっと鳥に集中したい時、絵を描くことの好きな雛たちは、道ばたの草花のスケッチで楽しんでいます。最近ではお古のデジカメを与え、雛なりに草花の撮影をしたり、木の実や枝を駆使して4コマ漫画などを撮影して楽しんでいます。他にも色々な方法があると思いますが、それぞれのペースで楽しむ工夫が大切なのだと思います。 昨年の夏も高原に出かけ、ハイキングを楽しみました。沢山の高山植物や蝶、トンボが飛び交う姿を楽しみましたが、私も雛たちもその名前が判りません。図鑑で調べながらと言うのも子どもたちと一緒ではなかなか難しい物です。ここで登場するのが「デジスコ」です!デジスコならば少し離れた花でも細部までくっきりと撮影できますし、蝶やトンボもお手の物?です。そして家に帰り、子供たちと写真を見ながら図鑑やWebでその名前を調べます。知らずに撮影した蝶が、何千キロも旅をするアサギマダラだったり、よく似た草花の識別で子供と言い合いになったり・・・。デジスコがあれば、見るだけの自然観察をより味わう事ができるのではないでしょうか。また、写真や、調べた事柄をまとめ、夏休みの自由研究と言うのも良いかも知れません! 皆さんも是非、デジスコ担いで夏の海山を、ご家族と一緒に楽しんでください! ┏ 【その3】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 私の故郷は東北の福島県です。最近は年に1回程度しか帰省しないのですが、鳥見をするようになってから、実家での過ごし方が変わり、朝夕ちょっと抜け出して近所を散歩するようになりました。周辺が農地や河原ということもあり、野鳥はそれなりに出会えます。初めは10倍ズーム機のオリンパスE100RS+テレコン込みで約1kgを使いましたが、被写体との距離があるので間もなくデジマロを携帯するようになりました。 デジマロの好い所は、使わないときは鏡筒を縮めることができるのでコンパクトにまとまることです。重量も軽く、デジカメやアダプター込みでも約1kgです。手持ちで撮影するなら、とりあえずこれだけでも十分。緊急用なら折りたたみ式の超小型三脚130gをつけて構えれば安定度が増します。さたに、デジカメ用コンパクト三脚ベルボンMAXi343E+ビクセン微動ユニット付きで1.15kg、合計で約2.2kg!これで早朝や夕方、林内でも安心です。電車を使った帰省でもこれなら嵩張らないので、何とか着替えに紛れ込ませて持っていくことができます。 どんな環境でも何とか撮影できる、という点ではISO感度約6400まで選択できるデジタル一眼レフも捨てがたい。Nikon D100+400mm程度の望遠レンズもレンズ込みで2kgをやや越える程度なのでデジマロシステムと同程度の重さです。ただし、スナップ用に使うには単焦点のレンズか、コンパクトデジカメも併用する必要があります。何より嵩張るので家族にも下心がバレバレ(^^; TSN-604もスコープの長さは短くならないものの、TSN-604+Turbo Adapter 20XWFA-P+A80で1.4kg、ビデオ雲台700RC2が0.5kg、強度的にやや厳しいですがデジカメ用コンパクト三脚ベルボンMAXi343Eが0.8kg、合計2.7kgのシステムを組んでみました。やや嵩張るがアイピースも自由に選択でき、本格的な撮影が楽しめるこのシステムも捨てがたい。なお、通常使用しているカーボン三脚ジッツオG1228(4段)が1.5kgですから0.7kgの軽量化です。モバイル専用には軽量だが十分な強度があるカーボン三脚ジッツオG1028(4段)0.79kgが欲しいです。しかし、ここまでの装備になると、帰省が目的ではなく、完璧に鳥見が目的になってしまうので、実家のお母ちゃんが拗ねてしまいます(^^; 参考までに、私の普段の機材を紹介すると、
うーん、この夏、何を持って帰省しよう?? どうしてそんなに悩むのか?まず炎天下の中、サイドカーで帰省するのは体力的に自信がないこと。そうなると新幹線での移動になるので、持てる荷物の量に制限があるのです。出張とか実家の近所だけを散歩するのならデジマロだけで決まりなのですが、今回はぜひ訪問したいところがあるのです。 そこは昭和58年(その頃すでに私は東京で暮していたのですが・・・)に地方自治体によってはじめて作られたバードサンクチュアリ「福島市小鳥の森」です。その存在は、最初に手にした図鑑「四季で探す・野鳥ハンドブック/新星出版社」で知ったのですが、何と探鳥地ガイドのトップで紹介されているのです!まさに、灯台下暗し。 ところが、帰省すると何かと忙しく、なかなか訪問できないでいました。その気になれば実家から自転車で行ける距離、兄のバイクを借りればあっという間です。 HPで最近の観察記録によると・・・うーん、こ・これは!! 機動性と確実性を重視したモバスコシステムとしての合計約3.7kg、画質優先のTSN-604+Turbo Adapter 20XWFA-P+A80とコンパクト三脚ベルボンMAXi343E、爆速連写のE100RS+テレコンのセットで行くしかないですね。(実家のお母ちゃん、ごめんなさい)
┏ 【その1】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これってシリーズになるんですかぁ。(;^_^A 夏です。暑いですねぇ。皆さん、鳥の撮影、頑張ってますかぁ。 都市部では鳥枯れの夏なんて言われて、チャンスが少なくなっているのではないでしょうか。きれいな冬鳥達は遠くの国や高原に去り、木の葉は茂りに茂り鳥を隠します。鳥を求めて歩き回っても暑いばかり、鳥もどこかで涼んでいるのか姿が見えません。 そんな時、昆虫を撮ってみませんか。夏は昆虫の季節です。大型の蝶やトンボなど、デジスコ向きの虫がいっぱいいます。 蝶なら蜜を吸いに来る花の近くで待ち伏せが可能です。チャンスを逃してもその場で待ち続ければしばらくして戻ってくるものです。蝶には蝶道といって通り道があり、いわばそれを巡回しているのです。 トンボの場合、池にある草の先や棒の先にとまります。お気に入りの場所があるようで、飛び立ってもまた同じ場所にとまることが多いです。ですから、その棒にピントを合わせ、じっくりと狙ってみましょう。ヤンマの仲間は飛び続けるのでチャンスに恵まれませんが、やはり道があります。置きピンで飛びモノを狙ってみますか。 トンボや蝶の全体像を撮るのであれば、最短合焦距離5m程度の普通のデジスコで充分撮れます。虫は光を強く反射するので、鳥を撮影する時よりも露出をマイナス補正した方が良いようです。バックが池だったりするとバックは暗いのに虫が光ってしまって部分的に露出オーバーなんてことがよくあります。場合によっては補正しきけないことがあるほどです。そんな時、マニュアルでシャッタースピードの上げられるデジカメだと良いのですがね。 さて、普通に蝶やトンボを撮るのなら比較的簡単に撮れるのですが、もっと小さい虫を撮りたい場合は簡単にはいきません。私自身、現在試行錯誤中ですが、機材を紹介いたします。 スコープは最短合焦距離の短いGEOMA 52Sを選びました。空がバックに入ることはほとんど無いのでEDでもノーマルでもよいですね。接眼レンズは定番のGLH20を使いますが、スコープに直接は着けず、アダプターのDG-FSをまず着けます。そしてDG-FSのDGリングをはめるところにGLH20を入れ三本ネジで強く締めます。GLH20のねじリングの外側に傷がついてしまいますが、私は気にしません。このままではGLH20は回転してしまいますのでガムテープで留めます。 私はここにデジカメのMZ3やAZ3を手製アダプターで付けていますが、Turbo G1でE4300ってのもありですね。このDG-FSを入れることにより接眼レンズの位置が後にずれ、最短合焦距離は1.6mと縮まります。遠景端は3mとなってしまいますが、52Sの鏡筒は伸縮自在。縮めてやれば無限遠も合焦します。なんとも楽しいスコープです。 昆虫の撮影は主にAZ3での撮影を試みています。AZ3はマニュアル操作が充実しているのでいろいろ試せて便利です。時々すごくきれいに撮れるのですが、なかなかピンが来ないですね。 問題はモニターにあります。 なぜかMZ3と違いモニターでのピントの確認がしにくいですね。でもMZ3だと画素が少ないし、いっそ、外部モニターとしての液晶テレビをつけてみようかと考える今日この頃です。 うまくいったらまた御紹介しますね。 ┏ 【その2】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「天体」と言葉で一括りにされていますが、様々な対象があるのはご存知でしょうか。 星の大集団である星団、宇宙空間のガスや塵などからなる雲状の星雲、太陽系の惑星や衛星、彗星、流星、銀河系の外に存在する小宇宙などたくさんあります。 「天体を撮る」というと天体望遠鏡や大掛かりな機材が必要ではないかと思ってしまいますよね。多くの天体は確かに専門の機材が必要になりますが、デジスコでも撮影が容易な天体があるんです。いや、得意分野と言っても過言ではないかもしれません。 それは・・・我々の住む地球に身近な天体「月」なんです。月は太陽に照らされて光っているので、地上の風景を撮るのと同じ感覚で撮影できます。 月の特異な地形「クレーター」も意外と簡単に撮れちゃいますのでこの夏是非撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。月の撮影は自宅でもできます。返って都市部の方が大気が安定していますので、シャープに撮れる事が多いんですよ。意外ですよね。もちろん空気の綺麗な場所に出かけた時でも撮れないことがないというわけではありませんので、ご安心ください。 といっても綺麗に撮影する為にはいくつかのポイントがあります。そこで今回の特集で月を撮るためのコツを紹介いたします。
─────────────── みなさんの機材にはスカイサーファーなど照準は付いていますか?真っ暗な夜空にぽかんと浮かぶ月の周りには導入対象になるようなものはありませんので、照準があれば楽に導入できます。バランスをとる為のプレートもあると便利でしょう。月を捉えた時にはスコープは上空を向いてます。その時重心はカメラ側に移動してしまいますので、バランスを調整しておくと操作性が抜群に良くなります。レリーズは必須アイテムです。これはもうみなさんの機材には付いていますよね。ブレは大敵ですからレリーズでシャッターを切りましょう。 ─────────────── ─────────────── 月の写る大きさは、カメラレンズの焦点距離の約1/100なのです。35mm判(36×24mmのサイズ)フィルムを例に挙げると、横構図で2400mm以下のレンズでフレーム内に収めることができるわけです。デジスコではよく35mm換算合成焦点距離とか使いますよね。これは35mm判フィルムに置き換えた時の焦点距離を表しています。ということは、35mm判フィルムの時と同じことになるわけです。2400mmあたりはデジスコの王道の焦点距離ですよね!手持ちのアイピースで20倍や30倍で十分撮影できるわけです。あとは実際に月を導入して月の写る大きさを液晶モニターで確認してみてください。丁度いい大きさになるのが実感できると思います。 ───────────────
こんな感じで撮影しています。ほぼ野鳥の撮影と変わらないのではないでしょうか。 先日上記方法で撮影してみた月の画像です。ご覧下さい。 ─────────────── 月齢はネット上でも情報を拾えますよ。アストロアーツのサイトを紹介しておきますね。参考にしてみてください。 デジスコで狙える月齢はシャッタースピードの関係から月齢8〜22(上弦から下弦)くらいが目安でしょう。 ─────────────── 不審者扱いされないように注意しましょうね。(笑) ─────────────── 秀作が撮れましたら画像掲示板へアップしてみてはいかがでしょう!
2004年7月4日(日曜日)東京港野鳥公園にてデジスコ講習会が行われました。Hobby's Worldさんの主催するデジスコ講習会で、今回で4度目になります。 前回同様、デジスコ入門編とデジスコ初級編と、今回より新たに天体望遠鏡を使っての(デジボーグ)デジスコ講習会が加わわりました。
各講習会の最後には、Nikon,KOWA,デジスコドットコム,トミーテックさんの新製品の紹介がありました。どの製品もデジスコユーザーをの気持ちをくすぐる新商品で、その場で見たり聞いたり・・・お財布の紐が緩んだ方も多かったのでは?
【日時】2004年8月1日(日) 第2回超初心者向けデジスコ講習会「誰にでも写せるお気楽デジスコ」への参加をお願いいたします。講師を3〜4人準備していますが、現在、マンツーマンでの講習になってしまいそうです。この講習会の特長は、最新のデジスコセットを皆さんに触って体験してもらいながら、わからないことを直接教えてもらえると言う講習会です。お時間が許される方は是非、ご応募お願いします。真夏のフィールドも良いものですが、クーラーの効いた教室での基礎学習も良いですよ。 詳しくは下記をご覧ください。
【日時】2004年12月21日(火)〜12月28日(火) 第1回デジスコ写真展が多方面より絶賛をいただき今年も再びニコンサロンにて開催の運びとなりました。詳細については改めてご案内いたしますので、少々お待ちください。
────────────────────────────────── がんばれジオマー 第・・・・えっ、がんばれジオマーじゃなくて特集ですか?ではジオマプロインプレッション。 試作の頃から何回か見せていただいているジオマプロのEDシリーズがいよいよ発売となりました。プロと銘打ちながらEDの用意されていなかったジオマプロ。今回初めてデジスコの土俵に登ったというところでしょうか。 ED67とED82がありますが、今回、私の手元にあるのはED82Sです。デジスコ用スコープしとて評価の低かったED80Sの後継機となります。今回はこのジオマプロED82Sの評価をさせて頂きます。
個人的には旧ED80Sに対する不満が多かったので、ED82Sの改良は大いに歓迎です。相変わらずGLH20という接眼レンズに頼らざるを得ないのですが、82Sで使うと25倍ですので使いやすい倍率ではないでしょうか。私は接眼レンズ、GL40も試しています。旧ED80Sでは解像度が低く、高倍率の接眼は使いようが無かったのですが、今回、解像度が上がることにより、実用域に達したように感じます。 実際に使ってみて、最短合焦距離の改善による効果は非常に大きく感じます。ついつい最短合焦付近で撮りたくなってしまいます。旧80Sでは叶わなかったドアップが狙えそうです。解像度もあるし良い仕上がりだと思います。ただ、フィールドを移動しながら撮影する私のスタイルでは、82Sは重いですね。1380gあります。ニコンの82Sが1,575g、コーワの824の1400gに迫ります。旧80Sが1000gだったので随分と増えたものです。80mmタイプは定点観察用ですかね。ちなみに、愛用の旧ED65Sは870gなんです。移動しながらの撮影にはこちらの方がいいですね。 ジオマプロED67Sはとても気になりますが、ED65Sとかぶってしまいますので購入しておりません。カタログデータを見ると最短合焦4.5mと短くなり、重量1020g、多線ボケの出にくい60mmクラスでED65Sより解像度がある。かなり使いやすいスコープなんじゃないでしょうか。個人的には一番期待するジオマなんですが、こちらはどなたかの報告を待つしかないかな。
前回紹介させていただいた新製品はおかげさまで、好評発売中です! --- <TurboAdapter Aシリーズの発売(30XWFA/30XWFA-P) > --------- ご好評を頂きましたTurboAdapter30XWFNの品質をそのままに、量産型TurboAdapter Aシリーズとして新発売!コーワ用の30XWFN-Pも用意しました。 --- <SONY DSC-W1専用レリーズセットの発売> ---------------------- DSC-W1は1/1.8インチCCD、500万画素のデジタルカメラです。フィルターネジが切ってあることや大きな液晶モニターなどデジスコに向いている機能を持っている入門〜中級までの方が楽しめるカメラです。潟fジスコドットコムはDSC-W1専用のレリーズステーキットを発売しました。 --- <TurboAdapter P1の発売 > ---------------------------------- コーワのスコープでNikonE5200を使用するには専用フィールドスコープコンパクトデジタルカメラブラケットFSB-1
が必要です。 --- <TA3カプラーシリーズのラインナップ > ----------------------- TurboAdapterで使用可能なデジタルカメラが増えたことに伴い、カプラーTA3をシリーズ化、新規デジタルカメラとTurboAdapterのレンズクリアランス調整を正確にすることができるように従来のTA3の長さを+3mm(TA3+3)、及び+5mm(TA3+5)追加したカプラーを発売しました。 --- <デジスコケーブル505の発売> -------------------------------- E4300用のレリーズステーセットRS4300CSでセットされているレリーズケーブルに工夫を加え、先端は通常のレリーズタップ、その上は5mmネジを切ってある50cmケーブルを単品販売します。SONY DSC-W1専用レリーズステーセット RSW1でも使用できます。
●---------------------------------------------● 【発売】9月中旬に決定! E4300に代わるデジタルカメラも候補があがり、システムとして紹介できる段階になってきたのをキッカケにMOOK本としてわかりやすくデジスコを紹介しようとすすめています。図解や写真解説を多くして目で見てわかる入門本としたいと思っています。
2004年3月号からスタートしているデジスコ記事連載も5回目となります。 ◎ 発売中の8月号は「カワセミを写したい」 文一総合出版さんのご好意によりサンプル本を多少ですが用意させて頂きました。デジスコ通信へご意見ご要望を寄せてくださった方の中から、抽選で10名様に「BIRDER誌」をプレゼントします。是非、定期購読もご検討ください。 ◆ご意見、ご要望 → info@digisco.com
BIRDER誌の連載は24回まで予定されています。この連載を皆様と一緒に良いものにして行きたいと考えています。できる限り「デジスコ倶楽部」ギャラリーに展示されている皆様ご自慢の作品から作例紹介をさせて頂きたく考えています。もちろん、採用の暁にはBIRDER誌からは薄謝(笑)もありますし、専門誌に自分の写真が紹介されるチャンスでもあります。この際、デジスコ倶楽部にご入会(無料です)頂き、ギャラリーに作品を展示ください。皆様のご協力をお願いします。
今回は「日本カメラ」でデジスコがとりあげられます。皆さん是非ご覧ください。
■ …【eisvogel】……………………………………………………………………… 前号で10月と11月のケアンズ・ツアーの予告案内をしましたが、最終的に現地野鳥専門ガイドの日程の都合もあって、11月発1本に集約してご案内することになりました。ガイド付き探鳥・撮影コースは、アサートンとディンツリーです。ディンツリーでは渡ってきたばかりのシラオラケットカワセミとの出会いも大いに期待できます。ツアー内容は、初心者から上級者までどなたでも参加できるように配慮しました。また航空運賃が高くなりますが、参加しやすい日曜日帰国の日程にしました。 ツアーの最大のポイントは、多くの鳥たちの観察を楽しみながら、同行する石丸講師からデジスコの徹底指導が受けられることです。また雰囲気づくりの上手い石丸講師が同行するツアーは、海外旅行が初めの方にとっても間違いなくよい思い出になることでしょう。 ────────────────────────────────── 【参加費用】178,000円(お一人様) 【ツアーのポイント】
※旅行説明会は、9月中旬、事前撮影実践講習会は11月初旬に予定しています。 【ツアーの詳細】 ──────────────────────────────────
■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 中国杭州を中心に野鳥写真を撮られています。一味変わったアジアの野鳥達のデジスコ写真を見るとことがでます。HPに行って、中国行った気分(笑)を味わってみましょう。
■ …【POU】……………………………………………………………………………… ──────────────── デジスコとはどんなものなのかは、インターネットで「デジスコ」と入れてみると、Googleでは39,900件がヒット。Yahooでは5,779件がヒットします。(2001年頃デジスコという用語を検索したときは、ヒットしたすべてのページを訪れることが出来ていたのでおそらく存在するHPの数は数十件だったと思います。そのうちほとんどは顔見知りのHPでした。)ヒットしたページをちょっとのぞいて見れば、どのジャンルの人たちの、どんな事をするものなのかがすぐに見えてきます。ところが、インターネット検索エンジンで「デジスコ」と書いて検索と押すとたくさんHPが出てくるのに、「デジスコ」用語という一面から見ると、書店に販売される国語辞典に載るほどの認知度は高いとは言えません。 より、デジタルな世界であるインターネットの世界では、現在普及が急速に広まっているため、ネット上の辞書には2004年になってから次々と「デジスコ」という用語の意味を解説するようになってきました。2004年7月12日現在において調べたところ、Yahoo!辞書の検索欄にて入力した結果、該当する項目はありませんでしたが、辞書内の新語探検という項目にて下記のような説明がされていました。 デジスコ (2004年5月8日) (Yahoo!辞書中の新語探検より引用) デジタルカメラと自然観察用の望遠鏡(テレスコープ)を組み合わせたデジタルスコープの略称。デジカメと望遠鏡をアダプター(1〜6万円程度)でつなげば、デジスコになる。望遠鏡での野鳥観察などの際、シャッターチャンスにはそのままデジタルカメラとして撮影ができる。望遠鏡で30倍、デジカメで3倍ズームが可能なら、35ミリフィルム用カメラに換算して、3000ミリ以上の超望遠撮影ができる。100メートル以上離れている野鳥の姿も十分に写すことができ、シャッターを切る振動音がないので野鳥を驚かせることもない。ただ、シャッターを切ってからメモリー媒体への書き込みが終わるまで少し時間がかかるので、次のシャッターチャンスをとらえにくいという弱点がある。 次に、2004年7月1日にはGoo辞書の三省堂が選ぶ今話題の言葉はこれ!に登録され、用語の検索欄に入力すると、「デジスコ」が新語として出てきました! 〔(和製) digital camera+scope〕
ある梅雨に入る前の晴れた日、今日はいつもよりデジスコでの撮影を楽しみにしていました。何故って、数日前にSONYのW1という新しいデジカメを手に入れたからです。どうしても、この新しいデジカメでの撮影画像を梅雨に入る前に試してみたい!そんな思いがあり、昨晩のうちに電池の充電、デジカメにレリーズステイを付けたり、準備は万端でした。 朝起きて荷物を背に、意気揚々と家から1時間半かけて目的地の公園に到着しました。日も上がり、初夏とはいえ日差しは真夏のように照らしていました。木陰で三脚に雲台そしてスコープを取り付け、待望のデジカメW1を装着しようとしたところ、なんと、デジカメとスコープを繋ぐアダプターの部品が一つ足りないことに気がついたのです。 ま、まさか・・・そのまさかでした。これでは、デジスコが出来ない。昨晩デジスコセットを準備した時に、デジカメの箱にそのアダプターの一部を戻してしまっていたのです。まだ、お昼前。3時間をかければ、家に取りに帰ってまた来ればいい。しかし、真夏の日差しがじりじりとキツイ・・・どうしよう。明日以降は梅雨に入ってしまい、撮影が出来なくなることを考え、家に取りに帰ることを決意したのでした。 ちゃんと出かける前にもう一度確認しておけば良かった。と何度も反省しつつも早く使ってみたいという気力だけで再度目的の公園に到着、新しいデジカメをやっと使うことができたのです。ホントに長い道のりでした。 デジスコは、電池やメモリー、レリーズなど些細な部品を忘れてしまうと撮影を楽しむことができなくなってしまいます。みなさんも、出かける前にもう一度、忘れものが無いかチェックしましょうね〜! 翌日の天気が、従前からの梅雨入り宣言とは裏腹にいい天気だったことは忘れがたい事実です(^^;
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────────────────────────── みなさん、今日は(^O^) デジスコにおける光学系の機材は、フィールドスコープ、接眼レンズ(アイピース)、デジカメの三点セットです。他に、天体望遠鏡を用いたり、一眼レフ用のレンズを用いて撮影する方法も提案されていますが、天体望遠鏡は「デジボーグのこんさん」が、一眼レフ用のレンズは「FMAのゴルゴさん」がそれぞれ詳しく解説されているので、ここでは重複を避けて省いています。 アダプター、三脚、レリーズ、バランスプレート、ドットサイト等導入補助機などなどは、三点セットの性能を引き出す為の補機であり、三点セットが決まって後、初めて選ぶ事が可能となると@翡翠病は考えます。 フィールドスコープは対物レンズの口径によって大別すると3つのクラスが在り、80mmクラス、60mmクラス、50mmクラスに別けられます。 80mmクラスは、焦点距離400mm〜500mm、 程度の特性が一般的な様です。 接眼レンズは、各社横並びで、20倍〜60倍程度に数種類がラインアップされています。 デジカメは、機能や操作性を抜きにして、単純なレンズの光学的見方をすると、代表的なメーカーのデジスコ用途に向くカメラは、 ◎1/1.8型CCD使用機種で f 値が約7,8mm〜21,24mm程度、 ◎1/2.7型CCD使用機種で f 値が約5,6mm〜16,18mm程度、 光の振舞い方だけで考えれば、CCDサイズ別で、どれを取っても大差無い事に成ってしまいます。 では、上記の様な実情を踏まえて、何を基準にシステムを組めば良いのかを考えると、答えは単純明快に、「どんな写真を撮りたいのか?」一点に集約されます。 幾つか例を挙げて見ましょう。
高倍率が必要ですので、私ならば口径100mm以上の天体望遠鏡をチョイスします。天体用接眼レンズを使って、1/2.7型CCD使用機種でシステムを組むと、実焦点距離が短くできる為、高倍率下でも1/1.8型CCD使用機種よりもシャッタースピードを稼げるので、振動面でも有利に成ります。裏技?でFMAを介してたーぼ♪接眼の60倍を使用するもの面白そうです。
晴天時の干潟は、条件的に厳しいので、諸収差の特性が優れたシステムが必要とされます。80mmクラスのフィールドスコープに高倍率接眼、光軸を正確に出す為フィルターネジが切られているデジカメをチョイス。現時点では、ニコンのED82+たーぼ♪アダプター+ニコンE5200又はソニーW1が最も現実的なシステムだと思います。次点としてコーワ824Mあたりでしょうか...。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
モバスコの出番です!直マロorミニボーグ45EDに低倍率接眼+MZ3(製造終了で入手難ですが・・・)または、自作低倍率接眼+高倍率デジカメ!
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◇次回は「何でそんなに明るいの?低倍率デジスコの秘密」というお話をしたいと思います。
────────────────────────────── 前回までは、FMAと焦点距離の長いレンズ(主に500mmと1.4倍のテレコンバーターを使い、700mmレンズとしたシステム)を使い、ただでさえ長いデジスコの焦点距離を、さらにアップし、遠くにいる猛禽などを大きく写す事にトライした話、そして、それを一眼レフのシステムと組み合わせ、両立させる話をしてきました。 今回は、発想を変えて普通のフィールドスコープより短い焦点距離のレンズを使い、野鳥の飛翔写真(飛びもの)などを撮ってみようという話です。 ニコンのスタンダードなフィールドスコープ、EDVの焦点距離は420mmです。これに最短の接眼レンズ20倍、3倍ズーム機でデジスコをすると35mm換算で800mmから2400mmほどになります。実際にやってみないとわかりませんが、飛びものにはちょっと長すぎるかな、という感じでしょうか。例えばニコンのレンズの中で中望遠レンズで評判の良いED180mmレンズと20倍接眼を使うと400mmから1200mm。明るいワイド端で撮る事を考えると飛びものをねらうのには良さそうな焦点距離です。30倍接眼では500mmから1500mmとなります。 デジスコで野鳥の飛翔撮影をやっている方たちが実際に使っているのも、中心はモバスコの愛称のあるジオマ52Sに20倍接眼(実際にはジオマ52Sでの倍率は14倍)、サンヨーのデジカメMZ3との組み合わせでした。 でした・・・と書いたのは、デジスコによる飛翔撮影の達人、m125さんはライカのアポテレビッドにバージョンアップされ、現在は主に16倍や24倍をお使いになっているからです。今年の春にジオマ52SのED版が発売されましたが、私がこの方法をたくらんだ時にはまだなかったので、「EDタイプの対物レンズを使うことにより、一足先に画質の良い飛びもの仕様を実現できる」と思ったのです。 野鳥の魅力は、何と行っても「飛ぶこと」ですよね?! 人間には真似の出来ない、魅力あふれる行動です。それを映像に、というのは野鳥写真をはじめれば、誰しもが願うところでしょう。私は銀塩の一眼レフで長い事野鳥写真をやってきたのですが、「飛びもの」への憧れはあったものの、なかなか思うようにはいかず、例えばツバメなどの飛翔写真は、はなから無理、とあきらめていました。たくさん撮れば何とかなるのかも?とは思いましたが、フィルムが無駄になる、という意識もありました。ところがデジタル一眼レフが出て、フィルムを気にせずに撮れるようになったからか、飛翔写真が普通に見られるようにもなってきました。 そして、m125さんがデジスコでツバメの飛翔写真をガンガンお撮りになっているのを見てショックをうけました。使っていたE4300ではとても飛翔写真はむりだろうと思い込んでいましたので、私も早速爆速デジカメMZ3を導入、挑戦してみました。デジスコ工房に貼ってあるウミネコの飛翔写真はこの組み合わせ 『ED Nikkor180mmF2.8 FMA 30XWFL MZ3』で撮ったものです。さすがにニコンの看板レンズの一本だけあり、デジスコでの描写も優れています。 タネを明かすと、実はこのウミネコの写真は船の上から、船と並んで飛んでいるところをワイド端(500mm相当)で連写したものです。これは普通に飛んでくる鳥を撮るよりははるかに楽でしょう。それでも300枚くらい撮って、ピントのあっていたのは1割ほどでした。あらかじめ「このあたりにきたらシャッターを押す」と決めて、ピントをあわせておく「置きピン」という方法で、照準器のドットだけを見ながら撮りました。 達人m125さん達は、照準器で追いながら液晶面のピントを合わせるそうですが、私には非常に困難です。それでなくても目が悪いので、頭がくらくらしてしまいます。そうそう、忘れていましたが、このセットも液晶の画像は逆像ですから、正像化するためのルーペが欠かせません。このルーペでの像は普通のルーペよりも画像が歪み、暗いのでさらに困難です。 それで、その後、正像なら何とか!・・・とジオマ52Sも導入し(^^ゞデジスコでの飛びものにトライしようとしましたが、なかなか満足行く結果は得られていません。やはり、運動神経のほうも必要になってくるようです。 今回は、ちょっと話が本題からずれてしまいましたが、FMAによる一眼レフレンズ資産の活用の方法として、短いレンズでの撮影もできるということです。
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◇次回はこの発想を発展させ、野鳥撮影とは離れますが、最短撮影距離の短い望遠レンズやマクロレンズ使用による昆虫などを被写体としたマクロ撮影の可能性や、コンパクトデジカメにはない、ボケ味を生かしたポートレート撮影の話を予定します。
新しく連載を担当することになりましたeg800です。よろしくお願いいたします。 私の現在の機材への変更時の大きなトピックとしては、pouさんの写真に対するあこがれからほぼ同じ機材をコピーさせていただきました。そしてもう一つ大きな影響を与えてくださったのはデジボーグのこんさんです。こんさんが撮ったカワセミホバの写真はいまでも私のパソコンのそばにおいてあります。←ホントですよ トビモノを撮りたいと思う気持ちは少なからず撮影技術の向上と、扱いやすい機材の構築に役立つと思いますのでトビモノを目指さない方々も是非読んでください。 ───────────────────── 私は2002年の5月からデジスコに足を踏み入れたわけですが、半年ほどで機材の変更を決意いたしました。そのきっかけは最初に書いたpouさんの写真です。そしてちょうどその頃、こんさんのカワセミホバ写真が撮影されました。その時、運良くその現場に私もいたのです。こんさんとは初対面でした。ガツンと一発、右ストレート食らったような衝撃を感じたことを今でも覚えております。”そうか、デジスコでもトビモノは撮れるんだ”と。その頃は普通に鳥を導入して撮影することにも四苦八苦していましたのでトビモノなど考えたこともありませんでした。 こんさんの撮影を後ろから観察して、自分との違いを強く認識しました。 とにかく被写体の導入が早く、そしてそこからシャッターを押すまでの流れるような熟練の動きはさすがというものでした。しかし文章にすると、照準用のファインダーを覗いて被写体を導入しピントを合わせてシャッターを切るだけです。ホントにそれだけで特別なことは一切してないのです。ただ、そのすべて操作が正確で素早いからホバの撮影が出来たのだと思います。 これは、カワセミのホバだけでなく動き回る小鳥の撮影にも通ずるものですので目指すべきことだと痛感しました。
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この連載はデジスコ初心者が陥りやすい失敗と対策を中心に解説したいと思います。 ────────────────────────────── 7/4の第4回デジスコ講習会から初級編の講師を担当することになりました。第3回デジスコ講習会のアンケート結果、初級編を受講された皆さんでデジスコを経験された方14名に対する「デジスコに関する悩みはありますか?」への回答は以下の通りでした(複数回答あり) ≪1位≫ピントが合わせにくい:10 ピント合わせやデジカメの操作といったデジスコ撮影における「基本操作がうまくできない」「鮮明に撮れない」という問題で悩んでいるのがよくわかりました。 どうすれば、この問題を解決して撮影を楽しむことができるようになるか? 以下、デジスコ講習会・初級編の内容をベースに、皆さんの悩みを一つ一つチェックしていきましょう。今回は連載内容の紹介までですが、次回以降はWebと連携し画像を使って解説していきます。 この連載を読んで実行すればあなたもベテランの仲間入り!? なお、連載終了まで待てない!!という方は、「デジスコ講習会・初級編」を受講してください(^^)
■憧れのドアップ:初心者が陥る悪循環 ■撮影機材をチェックしよう ■機材使いこなしの近道 ┏ 【重点テーマ-2】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■実験による解析方法(どこまでやるの?Otomiの休日編) ┏ 【重点テーマ-3】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「鮮明な画像」は画像処理で生まれる
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───────────────────────────── 第2回目の今回はデジスコファンの集うクラブ「デジスコ倶楽部」で近日行われる予定のイベント「第2回デジスコ倶楽部フォトコンテスト」を皆さんに紹介させていただこうと思います。 デジスコ倶楽部では2〜3ヵ月に1回のペースで「デジスコ倶楽部フォトコンテスト」を開催しています。このフォトコンテストはデジスコ倶楽部メンバーであればどなたでも参加できるフォトコンテストです。部門は「デジスコを始めてから3ヵ月以内の方が対象の『初心者の部』」と「デジスコを始めて3ヵ月以上過ぎた方が対象の『一般の部』」の2つに分かれています。今回応募できる写真は2004年5月10日から8月1日までに撮影されたものです。ハンドルネームや使用機材などを伏せて、写真とそのコメントによりそれぞれ部門の作品をデジスコ倶楽部メンバーが審査し、投票していただくシステムです。そして、最も得点を集めた方をグランプリ、その次に得点を集められた方を準グランプリとします。グランプリ、準グランプリには粗品ですがそれぞれ賞品がプレゼントされ、デジスコ倶楽部ギャラリーにおいて、デジスコ倶楽部フォトコンテスト歴代の入賞作品としてずっと展示されます。皆さんいかがですか?ご自慢の1枚でチャレンジしてみませんか? DIGISCO.COMでは「デジスコミュニティ」で初心者からベテランまで楽しめる各種BBSを揃えており、皆さんそれぞれ趣旨に合ったBBSで楽しまれていると思います。特に画像掲示板は人気が高いですね。そこで、皆さんすばらしい作品をたくさん出展されていますが、いつもBBSに写真をアップするように気軽にデジスコ倶楽部フォトコンテストに参加してみませんか?きっと普段BBSでは味わえないものが得られるかもしれません。デジスコ倶楽部ではたくさんの方からのご応募をお待ちしておりますので、皆さんお気軽にご応募ください。お待ちしています。 ★「第2回デジスコ倶楽部フォトコンテスト」については下記を参照してください。 また、デジスコ通信をお読みいただいている方の多くがデジスコ倶楽部のメンバー登録されていると思いますが、まだメンバー登録をされていない方はこの機会にデジスコ倶楽部へご入会してみませんか?デジスコ倶楽部では「デジスコ倶楽部フォトコンテスト」だけでなく、皆さんと一緒にデジスコが楽しめるよう色々な企画を用意していきたいと考えています。たくさんの方からのご登録をお待ちしております。 ★デジスコ倶楽部会員申し込みの方はこちらへ
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■□■━━━━━━━━【DIGISCO.COM】━━━━━━━━■□■ 【文責】デジスコドットコム 代表 石丸喜晴 ******* 「デジスコ通信」の記事などについての ================================================== |