『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。 随時更新!お見逃しなく!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆ <<デジスコ通信 第17号 (2005年01月15日号)>> ☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 新年、明けましておめでとうございます。 年明けの最初の1枚目、どんな野鳥に出会えましたか? デジスコ通信17号は「特集:デジスコドットコムスタッフの初夢」と題して、デジスコドットコムスタッフの2005年に賭ける想いを熱く語っていただきました。 今年も、一人でも多くの方にデジスコの楽しさを知っていただけるよう、デジスコドットコムのスタッフ一同、がんばりたいと思います。
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■□今後の新製品?□■ ━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【日時】2005年1月29日(土) 10:30〜12:00 柏センターに続き、大宮センターでもデジスコスクールが誕生します。 【お問合せ、お申込み】 ●-----------------------------------------------● 現在予定しているカリキュラムは次の通りです。 ≪第1回 屋内講習≫ ≪第2回 野外講習≫ ≪第3回 野外講習≫ ●-----------------------------------------------● デジタルカメラに望遠鏡(スコープ)を接続して、 【日時】2005年1月22日(土) 13:30〜15:30
●---------------------------------------------● 2月号のテーマは、「観察派にお薦めのデジスコシステム」です。 3月号の連載は「動きを追うための撮影テクニック」 また、特集として「デジタル一眼レフvs.デジスコ」もeisvogelさんが執筆中です。
■ …【eisvogel】……………………………………………………………………… 石丸講師も同席する旅行説明会を行います。 ◎E-Mail: mailto:rrg27@syt.jtb.co.jp 説明会の内容は、JTBより一般的な旅行案内、コスタリカの紹介、 ◎日時:2005年1月26日(水) 14:00〜16:00 ツアーの詳細
━━◇◆撮影技術情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ …【POU】……………………………………………………………………………… ──────────────── デジスコを持っている人なら誰しも、海外の旅行先にもデジスコを持って旅先での野鳥の出会いを期待するでしょう。でも、何処に行ったらいいの??と地図を眺めて、途方に暮れてしまうことが多いのではないでしょうか?最初から出かける先の野鳥情報があればいいけれど、まったく無い時には、私はその都市の中心部にある公園に行ってみるようにしています。 私の場合、海外旅行といっても移動の中心は電車がほとんどです。移動のことも考えて、駅に隣接している公園であることや徒歩で移動できる範囲の公園であること等の条件の合う公園を探します。公園内に池か小川があると野鳥と出会える可能性もぐっとアップします。 まず、行った先の地図とにらめっこをして、条件の合いそうな公園を選びます。そして公園の中でも、人通りの多そうな所には、人なつこい野鳥達が待ち受けていてくれることでしょう。私がヨーロッパロビンやアカゲラ、アオガラやリス達に出会えたのは、そんな場所なのです。 都市からちょっと離れた森林公園に出かけた時は、声はするのに姿が確認できない上、野鳥との距離が遠くてほとんど撮れなかったと記憶しています。野鳥が居ない訳では無いのですが、撮影できるチャンスが非常に少ないのです。 ちなみに、異国の地やまだデジスコが普及していない所での撮影にあたっては、場合により警察の人に「何撮ってるの?」と聞かれてしまうかもしれません・・・・(^^; 気をつけましょうね。何はともあれ、デジスコかついで野鳥の居る場所を案内してくれるツアーには敵いませんが、旅のついでのデジスコには、都市公園がよろしいようです*^-^* ──────────────── デジスコでピントを合わせるには、まず、望遠鏡側のピントリング/ノブを回して大体のピントをあわせておき、次に、デジタルカメラ側のシャッターを半押ししてカメラ側のピント調節機能を用いて最終的なシャッターを切る。という順で撮影を行うのが一般的です。 デジタルカメラ側のオート機能を利用して撮影することで、ピントは人間の目よりも格段に合いやすくなりますが、ちょっとでも被写体の前方に枝が被っていたりすると、急にその効果がなくなってしまいます。 どうしても、手前の枝にピントがきてしまうのです。 そこで、使ってみたいのが、シャッターを半押ししたままで、望遠鏡側のピントリング/ノブで最終的なピント調整をする方法です。被写体が枝の後ろにあっても、自分の手でピントを合わせることができます。シャッターを半押しして合掌サインが出た後は、全押しするまで、カメラ側のオートフォーカス機能がフリーズされる為です。 動きの速い鳥を撮る時も、カメラのオートフォーカス機能を使っていると間に合わないので、半押しの状態で、スコープ側のピント調節機能を利用して撮影すると、成功のチャンスが増えます。あくまでマニュアルになってしまうので、液晶を見てピントの状況を目で確認しなくちゃいけないのですけどね(^^; 私がシャッターの半押しを使うのは、こんな場合もあります。とまっている野鳥が、羽を伸ばす瞬間を待ったり、顔がこちらを向くのを待ったりする時です。半押しして一旦ピントを合わせておけば、シャッターを切りたいその瞬間に、より早くシャッターを切ることができるからです。 一眼レフのカメラを持っている人には、コンパクトデジタルカメラのシャッタータイムラグはかなりストレスを感じる点でもありますから、半押しして待っておけば、ちょっとは改善されると思います。シャッター半押し・・・使えるでしょ♪
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お気楽なデジスコライフ。「お茶の子さいさい」、と歳々、彩々などをかけてみました。デジスコを通して知った、身近な生き物達や人とのめぐり会いについて書かせて頂きます。 ──────────────── フィールドを歩くことが多い方々なら見た事があるのではないでしょうか。晩秋の頃、林道の地面でなにやら毛虫のような、ウジ虫のような、黒っぽいものが何百匹も塊ってうごめいているのを。 地獄から湧き出てうごめいているようなので、通称「地獄虫」。アリ地獄(ウスバカゲロウの幼虫)を地獄虫と呼ぶこともあるようですが、これは別物。ケバエといわれる原始的なハエや蚊の仲間の幼虫です。この虫は腐った落ち葉を食べ、土に戻す働きをしています。カビやバクテリアも落ち葉を土に戻す働きをしていますが、虫が関わることによって、このスピードは飛躍的に速まるのです。落ち葉など林なら一面にあるのに、晩秋の頃、この虫がなぜ集まってうごめいているのかは不明です。僕が思うに、これはおしくら饅頭。寒いから集まって、ごそごそと押し合い暖まっているのです。いや、冗談ではなく、本気で考えております。一度、温度計を入れて確かめてみたいと思っているのですが。 さて、いよいよ寒い季節になると、この虫は地中深くもぐり、蛹になります。そして五月ごろ成虫になり、一斉に飛び立ちます。僕のフィールドの公園では五月中旬、約一週間に渡り、このハグロケバエで溢れかえります。すると、ちゃんとそのことを知っていて、ツバメが集まって来るのです。公園の林いっぱいにこの虫が飛んでいるのですから、ツバメ達にはご馳走の入れ食い状態ですね。ツバメがこの虫を捕まえる瞬間をデジスコで撮ってみたいと思っているのですが、飛びものマスターのような腕前のない僕には、いまだ果たせぬ夢なのです。 ある日、ふとデジスコで上空を見ると、もっともっと高いところにもこの虫が飛んでいて、それを狙うブーメランのような鳥が何百も集まっているのに気が付きました。あんまり高いので気が付かなかったのですが、写真を撮って拡大してみると腰が白い。アマツバメでした。ちなみにアマツバメはアマツバメの仲間でツバメの仲間ではありません。たまたま通りかかってご馳走にありついたのか、虫の出る頃を知っていて狙って来たのかはわかりませんが、200羽ほどのアマツバメの群れは、しばし旋回を繰り返し、つむじ風のように去っていきました。アマツバメといえば越冬でオーストラリアにまで行っているとか。僕のフィールドの林の落ち葉は虫になり、鳥になり、遠くオーストラリアにまでつながっていたのか。そんなことを考えると林の落ち葉も、急にいとおしく見えてしまうのでありました。
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■ …【eg800】………………………………………………………………………… ────────── 前回はカワセミのホバリングの撮影について書きました。ここのところ画像掲示板にも素晴らしいトビモノの写真が投稿されることも多くなってきましたね。そろそろ私もネタ切れになってまいりました。というのもここから先の領域は連写がキーワードになってくると思います。トビモノで有名なm125さんのお使いのサンヨーMZ3や私の持っているオリンパスE-100RSのように秒間15コマという驚異的な連写スピードと10枚程度はシャッター一押しで撮影できる能力がほしくなって来るわけです。しかしながら、現在こういったカメラの代わりになるようなものは発売されておりませんので、以下に書くことは最近のカメラでは実践しにくいことをご了承願います。 デジスコでのトビモノ撮影は基本的には置きピンです。鳥の通過するルートなどをあらかじめ予測してそのルートを通る時のすべてを撮影してしまおうというわけです。そうすれば、何枚かはピントが来かもしれません。このようにピントについてはある一点の撮影ということでなく、このルートというような線で考えることでレスポンスに劣るコンパクトカメラで撮影をするわけです。ツバメの撮影などの場合ですが、私の場合一回の撮影で1000枚ぐらい撮影します。そのうち2、3枚は結構ピンが来ているものがあったりします。10枚ぐらいはきつめのシャープ処理で救われるものがあるといった感じです。私の場合は撮影のすべてがトビモノ狙いというわけではないのでこんなものですが、トビモノを中心に撮影を行うともう少し確率が上がってくるのでしょう。あきらめないで楽しむ気持ちも重要な要素かもしれません。次回はカワセミの飛び込みものとトビダシモノについて書こうと思います。
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─────────────────────── 2003年8月より11回続いた連載もいよいよ最終回を迎えました、たーぼ♪さんはじめ、デジスコスタッフのみんなにも白い目でみられ、「反則ぎりぎりの裏技・FMA」とからかわれながらがんばってきました(爆)。今までの各回のタイトルは と進んでまいりました。その間、約1年半、FMAによるデジスコを続けてきて、大砲レンズでのデジスコはやっぱりちょっと疲れますね(^^ゞ。たまに、普通のデジスコ(爆)を引っ張り出して撮影すると、私の持っているフィールドスコープが口径60mmのEDVであるためとも思いますが、被写界深度が広いのでピント合わせは楽だし、移動は軽いから楽ですし・・・。でも、FMAには深ーいポテンシャルがあると思います。フィールドに陽炎がたつ夏はともかく、冬を中心とした猛禽シーズンには遠距離での利用で手放せないですし、デジ眼との共用など、メリットも多いです。特別な(爆)デジスコをやっているという自己満足もちょっとあります(^_^;)超超望遠撮影で大砲のようなレンズをモデルとなってくれる鳥たちに向け、微妙なアングルを決めるのも至難のわざでしたが、新兵器、マンフロットの393(ロングレンズモノポッドブラケット)の導入でずいぶん楽になりましたし、逆像の克服もクールピクスE5000の改造と倒立像用液晶ルーペのおかげで実現しました。最近「こんなの作っちゃいました!」BBSで紹介されたようにA95の改造による逆像正立スイッチのアイディアなどで、ますます楽に楽しめそうです。 そうそう、夏は夏で昆虫の望遠マクロ撮影には手放せません。このデジスコ方法、一眼レフシステムのレンズをすでにお持ちで、デジスコをやってみたい方には、勧められる方法だと実感しています。FMA(またはそれに替わる部品)の入手、逆像の克服という2点の壁がありますが、それらを超えて試みる魅力があると思います。トミーテックから、ニコンレンズ、キャノンEFマウントレンズ、さらにはペンタックスマウントレンズでデジスコができるように工夫ができるリングが発売されています。 ニコンレンズではFMAを入手できれば、ニコンフィールドスコープ用の接眼レンズを使ってそのままデジスコができますが、製造中止により、入手が厳しくなった現時点では、これらのパーツを使って接眼レンズを接続する事によってシステムを組む方法ができます(安いパーツではないのが残念ですが・・・)。 一眼レフとデジスコの2通りのシステムが組める、ということは一日の撮影枚数が倍になるといっても過言ではないと思います。これから私が取り組んでみたいのテーマの一つは、超超望遠撮影で、なるべく高倍率のセットを使って、デジカメのズームはワイド端で使い、画質を求めるということです。絞りを活かすことも検討の余地があります。快晴、無風、低温、動かない鳥がいる(爆)、という超超望遠撮影の条件が整った時に、こつこつとトライしていきます。 画質ということでいえば、キャノンイオス用のEF400mmF5.6は使いこんでみる価値があると思っていますので、こちらのほうもトライしてみます。フィールドスコープには必ず逆像を正立させるプリズムが入っているわけですが、一眼レフ用のレンズを使う方法は、ボーグの望遠鏡と同じく、逆像のデメリットとともに、画質面でのポテンシャルがあると考えています。 もうひとつは逆に低倍率のデジスコです。暗い条件の中で、たとえばサンニッパやヨンニッパなどのレンズを使い、20倍などの明るい接眼レンズでやってみるというものです。(残念ながらそのようなレンズを持っていないので実現はしていないのですが・・・(^^ゞ)当然、これらの明るいレンズを使い、MZ3のようなデジカメで撮影すれば、高速シャッターの可能性がさらに広がるのではないかと思っています。大口径対物レンズだと画質が低下するという指摘もありますが・・・。まだまだ、レンズの本数試写してみる価値はありますし、思いがけないレンズがデジスコ向きだったりする可能性もあります。
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■ …【冨田】…………………………………………………………………………… ─────────────── 前回までに「憧れのドアップ:初心者が陥る悪循環」(9月号)で失敗しやすい撮影方法を、「三脚と雲台を見直して快適導入!」(8月号・第2特集)では撮影機材のチェック方法としてブレ対策について解説しました。 ・・・その後、3ヶ月もお休み続きで申し訳ありませんでしたm(__)m 今回は撮影機材の特性を把握する、という意味で「オートフォーカスの上手な使い方」について考えてみました。 → 詳しくはこちら
■□■━━━━━━━━【DIGISCO.COM】━━━━━━━━■□■ 【文責】デジスコドットコム 代表 石丸喜晴 ******* 「デジスコ通信」の記事などについての ================================================== |