『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!


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         <<デジスコ通信 第17号 (2005年01月15日号)>>

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新年、明けましておめでとうございます。

年明けの最初の1枚目、どんな野鳥に出会えましたか?
私はヤマセミと決めていたのですが、カワガラスでした。
実はカワガラスをデジスコできっちり撮影できたのは初めてだったのです。
その後、本命のヤマセミにも会え、幸先のよいスタートを切ることができました。

デジスコ通信17号は「特集:デジスコドットコムスタッフの初夢」と題して、デジスコドットコムスタッフの2005年に賭ける想いを熱く語っていただきました。

今年も、一人でも多くの方にデジスコの楽しさを知っていただけるよう、デジスコドットコムのスタッフ一同、がんばりたいと思います。


(デジスコ通信 編集長 冨田)


皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わずHPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、下記アドレスまでお願いします。
  ┗ info@digisco.com

 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 

デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

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役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合いをお誘いください。
役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」または「ご意見」などご連絡ください。
ご連絡先 → info@digisco.com

 

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☆━━━    ♪♪ デジスコ通信 メニュー   ♪♪    ━━━☆

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▼ 特集 ▼
◎デジスコドットコムスタッフの初夢

▼ 新製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
 ・スワロフスキー単焦点用アダプター「TurboAdapterSW1」
 ・ライカ用単焦点&ズーム接眼アダプター「TurboAdapterL1」
 ・スワロ・ツァイス、ズームレンズ用各アダプター

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ 読売・日本文化センター大宮
  1/29(土)デジスコ体験説明会(10:30〜12:00)
◎ 読売・日本文化センター「デジスコ講座」
  カリキュラム内容
◎ 「デジスコ野鳥撮影入門」講習会 豊田市自然観察館
  2005年1月22日(土)13:30〜15:30

▼ 新刊情報(デジスコ情報が掲載されている雑誌など) ▼
◎ BIRDER(文一総合出版)連載 「超望遠への誘い」

▼ ツアー情報(国内・海外デジスコツアー情報など) ▼
◎ コスタリカ・ツアーのご案内 …… by eisvogel

▼撮影技術情報▼
◎ <第14回>おきらくデジスコへの道 …… by POU
◎ <新連載>デジスコさいさい …… by 三藤
◎ <第5回>トビモノ撮影への誘い …… by eg800
◎ <第11回>35mm一眼レフ用レンズでデジスコに挑戦 …… by ゴルゴ
◎ <第3回>デジスコなんでもクリニック …… by 冨田

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します




━━◇◆特集◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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■  デジスコドットコムスタッフの初夢
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  ◎たーぼ♪/DIGISCO.COM Webmaster
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku1.htm


  ◎eisvogel/ツアー・デジ眼担当
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku2.htm


  ◎冨田(Tomita)/デジスコ一般・モバスコ・10倍クン系・KOWA
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku3.htm


  ◎三藤(Mifuji)/デジスコ一般・ビクセン・昆虫・植物
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku4.htm


  ◎POU/女性部・ニコン
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku5.htm


  ◎@翡翠病/デジスコ一般・光学系
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku6.htm


  ◎ゴルゴ/デジスコ一般・FMA系
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku7.htm


  ◎eg800@山田/ニコン系デジスコ&なんでも
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku8.htm


  ◎katsu/デジスコ一般・海外サイト担当
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku9.htm


  ◎どな/画像処理・企画
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku13.htm


  ◎つちや(ヒナ@デジスコ)/WEB担当
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku10.htm


  ◎石神/講習会、セミナー担当
      ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku11.htm


  ◎こん/デジスコ一般・デジボーグ・天体系・識別
      ・・・昨年秋から体調を崩しており休養中です。



━━◇◆新製品情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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■  デジスコ用品情報
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┏ 【デジスコドットコム新製品情報】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃   スワロフスキー単焦点用アダプター「TurboAdapterSW1」
┃   (2005年1月発売予定)
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 撮影も観察も楽しめる、スライドするアイカップ兼用アダプター。
 新方式「SUAS形式」なら観察時はアダプターアイカップを引き出し、
 アイレリーフを調整して裸眼で楽しめます。
 撮影時または眼鏡観察の場合はアイカップアダプターを収納し、
 固定ネジを締めれば快適にデジスコ&観察が楽しめます。
 スワロ単焦点用アダプターからスタートします。
 もちろんスワロにふさわしい高品位な仕上げを目指しています。


┏ 【デジスコドットコム新製品情報】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃   ライカ用単焦点&ズーム接眼アダプター「TurboAdapterL1」
┃   (2005年春発売予定)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 SUAS形式を採用した単焦点、ズーム共用アダプターを発売します。


┏ 【デジスコドットコム新製品情報】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃   スワロ・ツァイス、ズームレンズ用各アダプター
┃   (2005年春発売予定)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 評判の高いスワロ・ツァイスのズーム接眼レンズ用アダプターを発売します。
 もちろん、SUAS形式のアダプターです。

 ■□今後の新製品?□■
   ・P150用のレリーズシステム
   ・ドットオンシステムE4300用・W1用など・・・


━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


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  ○           2005年1月29日(土)
  ○        読売・日本文化センター大宮
  ○          「デジスコ講座」体験会
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  【日時】2005年1月29日(土) 10:30〜12:00
  【会場】読売・日本文化センター大宮内
     ┗ http://www.ync.ne.jp/center_omiya.htm

   柏センターに続き、大宮センターでもデジスコスクールが誕生します。
   埼玉方面の方はもちろんの事、柏センターでの体験申し込みに
   間に合わなかった方も大宮センターでの体験説明会に
   参加してみませんか?
   講師は石丸・冨田・大島(pou)・山田(eg800)・勝山(katsu)など
   デジスコドットコムの優秀なスタッフが担当いたします。
   2月から始まります本講座受講生には、
   専用BBSにて講師から直接細かい指導を受ける事ができます。
   このチャンスを是非ご利用ください。
   本講座は2月・東京港野鳥公園、3月・上野動物園での講習予定に
   なっています。

   【お問合せ、お申込み】
   読売・日本文化センター大宮
   〒330-0853
   埼玉県さいたま市大宮区錦町682-2「JACK大宮ビル」2階
   Tel:048-640-1110 / Fax:048-645-8605
   E-MAIL:mailto:omiya@ync.ne.jp
   交通:JR・東武各線 大宮駅西口前

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  ○         読売・日本文化センター柏
  ○            カリキュラム内容
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   現在予定しているカリキュラムは次の通りです。

   ≪第1回 屋内講習≫
   2/12(土)読売・日本テレビ文化センター柏
   10:30〜12:00
    ・デジスコシステムについて概論
    ・デジカメの基本設定
    ・被写体の導入から撮影まで
    ・画像をパソコンでチェック
    ・画像掲示板に挑戦!
    ・課題:実際に撮影した画像を掲示板に投稿しよう
     画像掲示板に投稿するまでを個別指導

   ≪第2回 野外講習≫
   2/19(土)東京港野鳥公園
     ┗ http://www.tptc.or.jp/park/yacho/index.html
   10:00〜12:00
   10:00 ネイチャーセンター入口集合
    ・受講生の撮影手順の確認
    ・実習:きれいに撮れる条件とは?
     アイピースの倍率とデジカメズーム倍率との関係
    ・個別指導により練習のポイントをアドバイス
    ・課題:自分の作品から改善点を見つけよう
     掲示板で撮影技術、画像処理について個別指導

   ≪第3回 野外講習≫
   3/19(土)上野動物公園(雨天の場合は変更あり)
     ┗ http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/zoo/ueno/
   10:00〜12:00
   集合場所は第二回講習時に講師より連絡
    ・実習:カモを撮る
     寝ているカモ、泳いでいるカモ、飛んでいるカモ?
     導入〜ピント合わせ〜撮影のリズムを会得
    ・卒業制作:卒業作品を画像掲示板に投稿しよう
     受講生のメインフィールドや被写体を考慮した
     今後のスキルアップのポイントを個別指導

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  ○       「デジスコ野鳥撮影入門」講習会
  ○          豊田市自然観察館
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    ┗ http://www.wbsj.org/sanctuary/231/index.html

    デジタルカメラに望遠鏡(スコープ)を接続して、
    遠くの被写体を大きく撮影する方法を紹介します。
    体験用の機材も用意します。

  【日時】2005年1月22日(土) 13:30〜15:30
  【会場】豊田市自然観察の森 ネイチャーセンター
  【講師】(株)デジスコドットコム 石丸喜晴
  【受講料】大人:100円 / 小・中学生:50円
  【申込み】1月12日(水)から、電話受付。



━━◇◆新刊情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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 ○       BIRDER(文一総合出版)連載
 ○          「超望遠への誘い」
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  2月号のテーマは、「観察派にお薦めのデジスコシステム」です。

  3月号の連載は「動きを追うための撮影テクニック」
  泳いでいるカモや動き回る鳥などをデジスコで写すテクニック編です。

  また、特集として「デジタル一眼レフvs.デジスコ」もeisvogelさんが執筆中です。
  私(デジスコ)とeisvogelさん(デジタル一眼)の撮影対決も見逃せません。



━━◇◆ツアー情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【eisvogel】………………………………………………………………………
□   「石丸さんと行く デジスコ・ツアー コスタリカ 9日間」
□   旅行説明会のご案内
■ ………………………………………………………………………………………

石丸講師も同席する旅行説明会を行います。
ツアー申込者、参加希望・検討中の方も、是非、お越しください。
説明会は無料ですが、予約制です。
参加を希望される方は、事前に電話かメールでお知らせください。

◎E-Mail: mailto:rrg27@syt.jtb.co.jp
◎TEL: 03-3572-5881

説明会の内容は、JTBより一般的な旅行案内、コスタリカの紹介、
石丸講師とデジスコに関する質疑応答です。

◎日時:2005年1月26日(水) 14:00〜16:00
◎場所:JTBロイヤルロード銀座 ロイヤルサロン

ツアーの詳細
   ┗ http://www.royalroad.jp/bird/costaricadigi.html

 

━━◇◆撮影技術情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【POU】………………………………………………………………………………
□  <第14回> おきらくデジスコへの道
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第14回 その1 
海外、旅のついでに何処行こう?
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デジスコを持っている人なら誰しも、海外の旅行先にもデジスコを持って旅先での野鳥の出会いを期待するでしょう。でも、何処に行ったらいいの??と地図を眺めて、途方に暮れてしまうことが多いのではないでしょうか?最初から出かける先の野鳥情報があればいいけれど、まったく無い時には、私はその都市の中心部にある公園に行ってみるようにしています。

私の場合、海外旅行といっても移動の中心は電車がほとんどです。移動のことも考えて、駅に隣接している公園であることや徒歩で移動できる範囲の公園であること等の条件の合う公園を探します。公園内に池か小川があると野鳥と出会える可能性もぐっとアップします。

まず、行った先の地図とにらめっこをして、条件の合いそうな公園を選びます。そして公園の中でも、人通りの多そうな所には、人なつこい野鳥達が待ち受けていてくれることでしょう。私がヨーロッパロビンやアカゲラ、アオガラやリス達に出会えたのは、そんな場所なのです。

都市からちょっと離れた森林公園に出かけた時は、声はするのに姿が確認できない上、野鳥との距離が遠くてほとんど撮れなかったと記憶しています。野鳥が居ない訳では無いのですが、撮影できるチャンスが非常に少ないのです。

ちなみに、異国の地やまだデジスコが普及していない所での撮影にあたっては、場合により警察の人に「何撮ってるの?」と聞かれてしまうかもしれません・・・・(^^; 気をつけましょうね。何はともあれ、デジスコかついで野鳥の居る場所を案内してくれるツアーには敵いませんが、旅のついでのデジスコには、都市公園がよろしいようです*^-^*

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第14回 その2 
シャッター半押し
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デジスコでピントを合わせるには、まず、望遠鏡側のピントリング/ノブを回して大体のピントをあわせておき、次に、デジタルカメラ側のシャッターを半押ししてカメラ側のピント調節機能を用いて最終的なシャッターを切る。という順で撮影を行うのが一般的です。

デジタルカメラ側のオート機能を利用して撮影することで、ピントは人間の目よりも格段に合いやすくなりますが、ちょっとでも被写体の前方に枝が被っていたりすると、急にその効果がなくなってしまいます。 どうしても、手前の枝にピントがきてしまうのです。

そこで、使ってみたいのが、シャッターを半押ししたままで、望遠鏡側のピントリング/ノブで最終的なピント調整をする方法です。被写体が枝の後ろにあっても、自分の手でピントを合わせることができます。シャッターを半押しして合掌サインが出た後は、全押しするまで、カメラ側のオートフォーカス機能がフリーズされる為です。

動きの速い鳥を撮る時も、カメラのオートフォーカス機能を使っていると間に合わないので、半押しの状態で、スコープ側のピント調節機能を利用して撮影すると、成功のチャンスが増えます。あくまでマニュアルになってしまうので、液晶を見てピントの状況を目で確認しなくちゃいけないのですけどね(^^;

私がシャッターの半押しを使うのは、こんな場合もあります。とまっている野鳥が、羽を伸ばす瞬間を待ったり、顔がこちらを向くのを待ったりする時です。半押しして一旦ピントを合わせておけば、シャッターを切りたいその瞬間に、より早くシャッターを切ることができるからです。

一眼レフのカメラを持っている人には、コンパクトデジタルカメラのシャッタータイムラグはかなりストレスを感じる点でもありますから、半押しして待っておけば、ちょっとは改善されると思います。シャッター半押し・・・使えるでしょ♪


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

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■ …【三藤】……………………………………………………………………………
□  <新連載> デジスコさいさい
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お気楽なデジスコライフ。「お茶の子さいさい」、と歳々、彩々などをかけてみました。デジスコを通して知った、身近な生き物達や人とのめぐり会いについて書かせて頂きます。

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第一回 「地獄虫」
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フィールドを歩くことが多い方々なら見た事があるのではないでしょうか。晩秋の頃、林道の地面でなにやら毛虫のような、ウジ虫のような、黒っぽいものが何百匹も塊ってうごめいているのを。

地獄から湧き出てうごめいているようなので、通称「地獄虫」。アリ地獄(ウスバカゲロウの幼虫)を地獄虫と呼ぶこともあるようですが、これは別物。ケバエといわれる原始的なハエや蚊の仲間の幼虫です。この虫は腐った落ち葉を食べ、土に戻す働きをしています。カビやバクテリアも落ち葉を土に戻す働きをしていますが、虫が関わることによって、このスピードは飛躍的に速まるのです。落ち葉など林なら一面にあるのに、晩秋の頃、この虫がなぜ集まってうごめいているのかは不明です。僕が思うに、これはおしくら饅頭。寒いから集まって、ごそごそと押し合い暖まっているのです。いや、冗談ではなく、本気で考えております。一度、温度計を入れて確かめてみたいと思っているのですが。

さて、いよいよ寒い季節になると、この虫は地中深くもぐり、蛹になります。そして五月ごろ成虫になり、一斉に飛び立ちます。僕のフィールドの公園では五月中旬、約一週間に渡り、このハグロケバエで溢れかえります。すると、ちゃんとそのことを知っていて、ツバメが集まって来るのです。公園の林いっぱいにこの虫が飛んでいるのですから、ツバメ達にはご馳走の入れ食い状態ですね。ツバメがこの虫を捕まえる瞬間をデジスコで撮ってみたいと思っているのですが、飛びものマスターのような腕前のない僕には、いまだ果たせぬ夢なのです。

ある日、ふとデジスコで上空を見ると、もっともっと高いところにもこの虫が飛んでいて、それを狙うブーメランのような鳥が何百も集まっているのに気が付きました。あんまり高いので気が付かなかったのですが、写真を撮って拡大してみると腰が白い。アマツバメでした。ちなみにアマツバメはアマツバメの仲間でツバメの仲間ではありません。たまたま通りかかってご馳走にありついたのか、虫の出る頃を知っていて狙って来たのかはわかりませんが、200羽ほどのアマツバメの群れは、しばし旋回を繰り返し、つむじ風のように去っていきました。アマツバメといえば越冬でオーストラリアにまで行っているとか。僕のフィールドの林の落ち葉は虫になり、鳥になり、遠くオーストラリアにまでつながっていたのか。そんなことを考えると林の落ち葉も、急にいとおしく見えてしまうのでありました。


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

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■ …【eg800】…………………………………………………………………………
□  <第5回> トビモノ撮影への誘い
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第5回 操作編その3
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前回はカワセミのホバリングの撮影について書きました。ここのところ画像掲示板にも素晴らしいトビモノの写真が投稿されることも多くなってきましたね。そろそろ私もネタ切れになってまいりました。というのもここから先の領域は連写がキーワードになってくると思います。トビモノで有名なm125さんのお使いのサンヨーMZ3や私の持っているオリンパスE-100RSのように秒間15コマという驚異的な連写スピードと10枚程度はシャッター一押しで撮影できる能力がほしくなって来るわけです。しかしながら、現在こういったカメラの代わりになるようなものは発売されておりませんので、以下に書くことは最近のカメラでは実践しにくいことをご了承願います。

デジスコでのトビモノ撮影は基本的には置きピンです。鳥の通過するルートなどをあらかじめ予測してそのルートを通る時のすべてを撮影してしまおうというわけです。そうすれば、何枚かはピントが来かもしれません。このようにピントについてはある一点の撮影ということでなく、このルートというような線で考えることでレスポンスに劣るコンパクトカメラで撮影をするわけです。ツバメの撮影などの場合ですが、私の場合一回の撮影で1000枚ぐらい撮影します。そのうち2、3枚は結構ピンが来ているものがあったりします。10枚ぐらいはきつめのシャープ処理で救われるものがあるといった感じです。私の場合は撮影のすべてがトビモノ狙いというわけではないのでこんなものですが、トビモノを中心に撮影を行うともう少し確率が上がってくるのでしょう。あきらめないで楽しむ気持ちも重要な要素かもしれません。次回はカワセミの飛び込みものとトビダシモノについて書こうと思います。


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

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■ …【ゴルゴ】…………………………………………………………………………
□ <第11回> 「35mm一眼レフ用レンズでデジスコに挑戦」
□      **ニコンFMA(Fマウントアダプター)によるデジスコ**
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第11回 一眼レフ用レンズデジスコの夢
     「反則ぎりぎりの裏技」といわれながら・・・(^_-)
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2003年8月より11回続いた連載もいよいよ最終回を迎えました、たーぼ♪さんはじめ、デジスコスタッフのみんなにも白い目でみられ、「反則ぎりぎりの裏技・FMA」とからかわれながらがんばってきました(爆)。今までの各回のタイトルは
1 FMAって何?
2 デジスコってすごい! でも、三脚2本はちときつい。ベテラン(?!)カメラマンの苦悩
3 ニコンのFMA上下逆像!?
4 超超望遠撮影1 ハヤブサの撮影に挑戦
5 超超望遠撮影2
6 フィールドスコープとの比較
7 一眼レフとの共用で撮影行
8 短いレンズで飛びものに挑戦!?
9 マクロやポートレートも?!
10 バリアングル液晶で逆像も快適?!

と進んでまいりました。その間、約1年半、FMAによるデジスコを続けてきて、大砲レンズでのデジスコはやっぱりちょっと疲れますね(^^ゞ。たまに、普通のデジスコ(爆)を引っ張り出して撮影すると、私の持っているフィールドスコープが口径60mmのEDVであるためとも思いますが、被写界深度が広いのでピント合わせは楽だし、移動は軽いから楽ですし・・・。でも、FMAには深ーいポテンシャルがあると思います。フィールドに陽炎がたつ夏はともかく、冬を中心とした猛禽シーズンには遠距離での利用で手放せないですし、デジ眼との共用など、メリットも多いです。特別な(爆)デジスコをやっているという自己満足もちょっとあります(^_^;)超超望遠撮影で大砲のようなレンズをモデルとなってくれる鳥たちに向け、微妙なアングルを決めるのも至難のわざでしたが、新兵器、マンフロットの393(ロングレンズモノポッドブラケット)の導入でずいぶん楽になりましたし、逆像の克服もクールピクスE5000の改造と倒立像用液晶ルーペのおかげで実現しました。最近「こんなの作っちゃいました!」BBSで紹介されたようにA95の改造による逆像正立スイッチのアイディアなどで、ますます楽に楽しめそうです。

そうそう、夏は夏で昆虫の望遠マクロ撮影には手放せません。このデジスコ方法、一眼レフシステムのレンズをすでにお持ちで、デジスコをやってみたい方には、勧められる方法だと実感しています。FMA(またはそれに替わる部品)の入手、逆像の克服という2点の壁がありますが、それらを超えて試みる魅力があると思います。トミーテックから、ニコンレンズ、キャノンEFマウントレンズ、さらにはペンタックスマウントレンズでデジスコができるように工夫ができるリングが発売されています。
http://www.tomytec.co.jp/borg/bird/digiborg/022/cameraad.htm

ニコンレンズではFMAを入手できれば、ニコンフィールドスコープ用の接眼レンズを使ってそのままデジスコができますが、製造中止により、入手が厳しくなった現時点では、これらのパーツを使って接眼レンズを接続する事によってシステムを組む方法ができます(安いパーツではないのが残念ですが・・・)。

一眼レフとデジスコの2通りのシステムが組める、ということは一日の撮影枚数が倍になるといっても過言ではないと思います。これから私が取り組んでみたいのテーマの一つは、超超望遠撮影で、なるべく高倍率のセットを使って、デジカメのズームはワイド端で使い、画質を求めるということです。絞りを活かすことも検討の余地があります。快晴、無風、低温、動かない鳥がいる(爆)、という超超望遠撮影の条件が整った時に、こつこつとトライしていきます。

画質ということでいえば、キャノンイオス用のEF400mmF5.6は使いこんでみる価値があると思っていますので、こちらのほうもトライしてみます。フィールドスコープには必ず逆像を正立させるプリズムが入っているわけですが、一眼レフ用のレンズを使う方法は、ボーグの望遠鏡と同じく、逆像のデメリットとともに、画質面でのポテンシャルがあると考えています。

もうひとつは逆に低倍率のデジスコです。暗い条件の中で、たとえばサンニッパやヨンニッパなどのレンズを使い、20倍などの明るい接眼レンズでやってみるというものです。(残念ながらそのようなレンズを持っていないので実現はしていないのですが・・・(^^ゞ)当然、これらの明るいレンズを使い、MZ3のようなデジカメで撮影すれば、高速シャッターの可能性がさらに広がるのではないかと思っています。大口径対物レンズだと画質が低下するという指摘もありますが・・・。まだまだ、レンズの本数試写してみる価値はありますし、思いがけないレンズがデジスコ向きだったりする可能性もあります。
また、地下鉄の相互乗り入れの例をとってお話したように、デジ眼のボディをフィールドスコープの接眼部に直接つなげるリレーレンズ法もあり、私自身の夢はまだまだひろがっていきます。デジスコ倶楽部のメンバーに「反則技ぎりぎり」がお好きな方がもしいらっしゃれば、私がデジスコ沼の奥の方でお待ちしております(爆)。


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

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■ …【冨田】……………………………………………………………………………
□  <第3回> デジスコなんでもクリニック
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〜撮影機材をチェックしよう〜
 オートフォーカスの上手な使い方
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前回までに「憧れのドアップ:初心者が陥る悪循環」(9月号)で失敗しやすい撮影方法を、「三脚と雲台を見直して快適導入!」(8月号・第2特集)では撮影機材のチェック方法としてブレ対策について解説しました。

・・・その後、3ヶ月もお休み続きで申し訳ありませんでしたm(__)m

今回は撮影機材の特性を把握する、という意味で「オートフォーカスの上手な使い方」について考えてみました。

 → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/dt_5/toku12.htm

 


━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
 ┗ http://digisco.com/staff/staff.htm


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   【文責】デジスコドットコム 代表 石丸喜晴

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               無断転記は一切お断りいたします *******

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