『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!


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         <<デジスコ通信 第69号 (2011年9月16日号)>>
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みなさん、こんにちは。

日もだいぶ短くなり、夜は秋の虫たちの声が
よく聞こえるようになりました。
山や北国で夏を過ごした鳥たちを、
街中の公園等でもみかけるようになり、
気温が高くても秋らしさは
感じられるようになりました。

まだまだ暑い日もありますので、
鳥を見ながら季節の移ろいを感じて・・・、
熱中症でバタン、とならないようにしましょう(^_^;)

(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


      ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
 ・プロ機材ドットコム 
   ビューファインダー フッドアイ HE-3XA
 ・デジスコドットコム
   デジタン用止めネジ
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
 ・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ デジスコセミナーinJTBロイヤルロード銀座

▼デジスコドットコムからのお知らせ▼
◎ 退職のご挨拶 …… 【でじすこや】支配人 近
◎ 新デジスコスタッフについて

▼野鳥観察情報▼
◎ <第29回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第50回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第41回>藤川 友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第9回>「タクミのとりコラム」…… by タクミ
◎ <第9回>「ユンソナの勝手につぶやき・・」…… by ユンソナ
◎ <第9回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第41回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します


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 ☆★★★★★★★★☆ デジスコ用品情報 ☆★★★★★★★★☆

 秋の気配が訪れると、鳥たちの動きとともに
 デジスコ写真家たちも動き始めます。
 そして、なにより気になるのが新型カメラ情報。
 現在のお奨めは、キヤノンPowerShot S95、IXY210F、
 ニコンCOOLPIX P300 の3機種となります。
 ペンタックスQについては人柱の皆様が
 チャレンジしている段階かと思います。
 今年は東北大震災の影響で新製品発売が
 また聞こえてきていませんが、
 DIGISCO.COMスタッフの読みとしては、
 ずばり冬のボーナス前に注目!
 デジスコ用カメラの発表に期待しましょう。


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  最新デジスコ用品情報
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 ┏┓ プロ機材ドットコム
 ┗■ ビューファインダー フッドアイ HE-3XA

 新製品と言えば最新型の液晶フード
 「ビューファインダー フッドアイHE-3XA」
 デジスコだけでなく、デジイチ・ビデオにも使えます。
 樹脂本体に視度調整付の3倍レンズを装着。
 仮装着も可能と言う優れものです。
 もちろん、デジスコ用には専用設計の
 HD-30WMCもありますが、視度調整が必要な方には
 多少レンズ部が重くなりますがオススメの一品です。

 http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/prokizai_he_3xa.htm


 ┏┓ デジスコドットコム
 ┗■ デジタン用止めネジ

 デジタン関連の新製品の紹介です。
 「デジタン用止めネジ」
 小さなネジですが、今までセットしにくかった
 雲台へのセットアップが格段に
 改善されると言う優れものです。
 デジスコ用カメラブラケットの
 カメラネジの代わりに使用することで、
 ほとんどの雲台に装着が可能となります。
 ボールヘッド雲台との組み合わせで
 縦位置・横位置も自由自在に使えます。

 http://www.turboadapter.com/product/digitan_stop_screw.htm


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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆


┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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  セール情報
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 真夏日の連続、熱帯夜などにより体力を消耗した夏。
 セミの声も小さくなり、秋の虫が鳴き始めると
 体力も回復し、待ちに待った秋の渡りのシーズン、
 ジッとしてはいられなくなります。
 【でじすこや】は、年に一度の爆安価格!
 9月30日まで「決算大感謝セール」を開催中です。
 どんなに爆安かという例をご紹介します。

(1)デジスコセット(フルセットの場合)
 内容とお値段も爆安ですが、
 KOWA新製品 6X30ポロ双眼鏡をもれなくプレゼント。
 さらに、追加サービスでデジスコケーブル又は
 互換バッテリーX2、CR2032X10個のいずれかをプレゼント。
 本体セット割引に加えると信じられないぐらいお得です。

 http://www.digiscoshop.com/fair/201108kessan/001.htm

(2)デジタンセット(フルセットの場合)
 300mm〜900mmまで超望遠マクロ撮影を
 得意とする超軽量デジスコセットが
 充実のフルセット(カメラはIXY210F)で
 10万円を切ってご奉仕です。
 通常販売に比べ20000円以上お得な
 3セット限定のスペシャルプライスです。
 数量限定なので早い者勝ちです。

 http://www.digiscoshop.com/fair/201108kessan/002.htm

(3)カメラユニット(カメラ+ブラケット+セットアップ)
 数量限定ですが、通常特価から10%サービス!爆安です!

 http://www.digiscoshop.com/fair/201108kessan/003.htm 

(4) 究具01ジンバル雲台 35%OFF (限定3台ですが、残り1台)
 通常ワンプライスのジンバル雲台ですが、
 検査OFF品を解体、良いパーツだけ
 再組立て整備したワケアリ品です。
 もちろん、品質保証は正規品と
 同じもの(3年再調整保証)もついています。
 残り1台です。

 http://www.digiscoshop.com/fair/201108kessan/004.htm


 その他、数量限定ですが
 「KOWA884/774各一台限定、
  超特価放出&コレットホルダー付」とか
 絶対にお得な企画が満載です。

 http://www.digiscoshop.com/fair/201108kessan/index.htm


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  中古品情報
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 【でじすこや】の中古品販売もおかげ様で
 皆様にご利用いただけるようになり、
 なんと!中古品を中心にデジスコセットまで
 組んでご奉仕価格で提供できるようになってきました。
 中古品は一期一会、中古品情報は
 いつもチェックしてくださいね。

 もちろん、販売だけでなく高価買取もいたします。
 遠慮なくお問合わせください。

 http://www.digiscoshop.com/used/index.htm


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  ショッピングカート リニューアル!!
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 【でじすこや】では、ショッピングカート機能向上の
 目的からリニューアルを行いました。
 これまで以上に安心・便利にお買い物を
 お楽しみいただけるようになりましたので
 今後も【でじすこや】をよろしくお願い致します。

 尚、今回のリニューアルに際して、
 【でじすこや】会員様は現在の会員様番号が
 ID番号に変更になるため再登録が必要となります。
 詳細については以下URLに記載しておりますので
 再登録をよろしくお願いいたします。

 http://www.digiscoshop.com/member/index.htm


 ※本リニューアルはショッピングカート機能の
   リニューアルとなります。
   サービス内容、サイト内容の情報等は
   これまで通りの内容です。

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━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ◆◇◆ デジスコドットコム イベント情報 ◆◇◆

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 ◆◇◆ デジスコセミナー in JTBロイヤルロード銀座 ◆◇◆
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 ■日時:2011年10月14日(金)14:00〜16:00
 ■内容:実践デジスコセミナー
 ■会場:JTBロイヤルロード銀座 ロイヤルサロン
 ■講師:石丸 喜晴
 ■定員:20名(要予約) 
 ■参加費:無料
 ■詳細:http://www.digisco.com/event/111014.htm

 ※会場としてJTBさんがご提供くださっていますが、旅行に
  関係ないデジスコ専用のセミナー会場ですので、お気軽に
  ご参加ください。


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━━◇◆デジスコドットコムからのお知らせ◆◇━━━━━━━━━━━━━

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□  退職のご挨拶
■ …………………………………………………………………………………………

 【でじすこや】支配人の近です。
 いつも当店をご愛顧頂き誠にありがとうございます。

 さて私、一身上の都合により、9月30日付をもちまして
 退職することになりました。
 2005年から約6年間、デジスコ専門店【でじすこや】の
 立ち上げから携わり、お客様とともにデジスコという
 文化を盛り上げられたことは自分自身の人生においても
 貴重な体験で楽しい思い出になりました。
 今後は、身内の世話を続けつつ新境地にチャレンジ
 したいと考えております。
 また、デジスコはライフワークとして今後も変わりなく
 楽しみますので、フィールドでお会いできましたら
 「趣味のお仲間」としてお気軽にお声かけいただけると
 嬉しいです。

 これまで、大変お世話になりましたことを心から
 感謝いたします。
 皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

 なお、私の業務は、後任の当店スタッフ「冨野、岡崎」に
 引き継いでおりますので、よろしくお願い申し上げます。

 皆様も、ぜひ、お元気でご活躍されることをお祈りして
 おります。ありがとうございました。


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■ …………………………………………………………………………………………
□  新デジスコスタッフについて
■ …………………………………………………………………………………………

 デジスコスタッフは、デジスコドットコムの掲示板の運営や、野鳥関連、
 光学機器関連、講習会等のイベントへの参加を通して、デジスコ普及の
 お手伝いをしています。
 
 今回、以下の8名が新たにスタッフとして加わりました。

  たぁ坊さん   …… 関西地方
  ユンソナさん  …… 九州地方
  漂鳥さん    …… 北関東
  jpn-robinさん …… 北陸地方
  みかんさん   …… 中国地方
  まいたにさん  …… 南関東
  酒旗さん    …… 北関東
  ネオポンさん   …… 東海地方

 掲示板でもお馴染みの皆さんです。
 イベント等で見かけたら、気軽にお声掛けください。

 新スタッフが加わった紹介ページは、現在制作中です。
 出来上がり次第アップいたしますので、お楽しみに♪


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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第29回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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  第29回 地域密着型のグループが増えて
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 文京区六義園でいつものようにバードウォッチングを
 していると、野鳥を見ているグループに会いました。
 ハシブトガラスとハシボソガラスの識別もおぼつかないよう
 でしたが、とても楽しそうな雰囲気のグループでした。
 どこから来たのか聞くと、千葉県取手市の自然観察の
 グループでした。これは、およそ20数年前のこと。
 当時、バードウォッチングをしているのは日本野鳥の会の
 支部ばかりと思っていたので、とても新鮮に思えたことを
 覚えています。今思えば、これがバードウォッチングの
 ひとつの傾向の始まりだったことになります。

 というのは、千葉県と茨城県の県境周辺、あるいは
 利根川流域と言った地域は、このようなグループが
 たくさんあるのです。私が交流しているだけでも、
 茨城県藤代市の「ふじしろ野鳥と楽しむ会」、
 竜ヶ崎市の「竜ヶ崎バードウォッチングクラブ」、
 千葉県流山市の「NPOさとやま」「流山野鳥同好会」、
 我孫子市の「我孫子野鳥を守る会」など。
 このほか、牛久、柏市、取手市にもあるようです。
 これらのグループの歴史は10年から20年ほど。
 会員数はおおむね100名前後。地域での自然観察会、
 あるいは探鳥会を月1回程度開催しています。

 面白いのは、日本野鳥の会茨城県支部を含めて
 複数の会に入っている人もいて、Webサイトは
 相互リンクしているなど仲が良いことです。
 地方によっては、江戸時代そのままの幕藩体制の
 地域ごとに会があって張り合っているところも
 あるのですから、とても良い雰囲気です。
 
 ここ10数年ほど、このように地域に根付いた
 小規模なグループが活発に活動をしている
 傾向があります。とくに顕著なのはこの利根川流域で、
 東京都でも板橋区、足立区などにグループがあります。
 また、栃木県では私が顧問をしている日光野鳥研究会の
 ほかにもう1グループがあると聞いています。

 私自身このような会に関わって思うことは、
 バードウォッチングは地元に根付いた会のほうが
 面白いです。地域密着型のバードウォッチング
 グループの方が、楽しいのです。
 たとえば、あれだけ水田が広がっている地域に
 かかわらず、シギの付く水田をピンポイントで
 案内してくれます。「何でここなの」と思うほど、
 毎年その水田に鳥がやってくるのです。
 そのような情報が伝承され、
 皆でバードウォッチングを楽しんでいることになります。

 会員が100人程度、常連さんは20人程度ですから
 皆顔なじみ。会員の家族構成がわかるつきあい、
 家族ぐるみのつきあいをしているところもあります。
 私自身、運営に関わって解ったことは、
 ボランティアで管理運営できる会員数は100人が限界です。
 今は、コンピュータやインターネットがありますが、
 それでも100人を超えると名簿からお金の管理は
 とても1人ではできません。とくに仕事を持っていたら
 無理です。また、トラブルも人数に比例して多くなりますから、
 たいへんです。顔なじみの仲間同士の会なのですから
 少なくとも「会費を払っているのだからもっとサービスしろ」と
 いったクレームはないのです。それが、これらの会の
 楽しそうな雰囲気の秘密なのかもしれません。

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_57/toku1.htm


■ …………………………………………………………………………………………
□ <第50回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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  第50回 Digital Recording Binoculars』は、
        鳥見世界の革命機となるか
 ───────────────────────────

 これは双眼鏡なのか、3Dの双眼鏡型カメラなのか…、
 つい先日、ヨーロッパのソニーから発表された
 『DEV-5/DEV-3』は、見るからに未来を予感させる
 独特の外観をしています。ぱっと見はキャノンなどの
 防振型双眼鏡にも似ていますが、
 「ソニーは軍事用の暗視カメラゴーグルのような外観の
 デジタル録画双眼鏡を発表した。」と現地で
 報じられたように、デジタル機能満載といったフォルムは、
 まるでSF映画に登場するアイテムのようです。
 このまま空に浮かぶ宇宙船として映画に登場しても、
 あまり違和感がないかもしれません。

 このマシーン、8月に行われた英国のバードフェアで
 世界初公開されたそうですが、欧州の皆さんも、
 さぞや驚かれたことと思います。
 会場で試した知人によると、ファインダーを覗いたときの
 画像はビデオ画像であるものの、高位モデルの
 『DEV-5』は光学ズームの10倍に加えてデジタルで
 20倍までズームが効き、なかなか快適に
 使用できたとのこと。

 たしかに、撮影目的では面白そうです。
 通常のハンディカムと同じであれば当然、
 防振機能もあるでしょうし、薄暮時や夜間でも
 ある程度の活躍が期待されます。
 またここまで来たなら、測距計や方位計機能を採用して
 ファインダー内に表示させたり、レンズ交換式にして
 倍率を変えたり、暗視機能を強化して夜間でも
 使用できるようにしたりなど、夢と希望は
 膨らんできますね。ここまで来ると軍事用と変わりなく、
 ちょっと怖い気もしますが..。

 なお、3Dについては撮影や鑑賞の経験もなく、
 どのようなものなのか想像もつかない状況です。

 では、観察用としてはどうでしょうか?
 小さなモニターで長時間観察するのは疲れそうですし、
 どこまで詳細に見えるのかは、実際に試してみないと
 分かりません。しかし、双眼鏡型録画機ではなく、
 録画機能付きの双眼鏡と銘打っているのですから、
 そこそこは見られるのかな..と期待しています。

 さて、気になる日本での発売はどうなのでしょうか。
 8月下旬にソニーに問い合わせたところ、
 「そんな製品は知らないし、発売の予定もない」との
 返答でしたが、日を追うごとに、当機を紹介する
 日本のサイトが増えてきており、国内のソニーからの
 情報が発信される日も遠くないかと予想されます。
 鳥屋でなくても注目度は高いようですし、
 3D撮影用望遠カメラとして考えれば、
 双眼鏡としての機能や用途ばかりに拘る必要も
 ないのかなとも思います。

 前述の英国バードフェアで実機を試した知人によると、
 日本での発売は11月以降で、現地価格とあまり
 変わらない定価で20万円ほどを予想していると、
 現地ソニーの担当者が話していたということです。

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_57/toku2.htm


■ …………………………………………………………………………………………
□ <第41回>藤川 友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

 ─────────────
  第41回 秋の気配
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 だいぶ気温も低くなり、秋の気配を感じるようになった。
 標高700m付近の羅臼湖周辺では、
 高山帯の植物たちが実をつけ、
 多くの生き物がその実を求めて活動している。
 知床では標高500m付近からハイマツ帯が現れるが、
 ヒグマは、そのハイマツの実を好んで食べる。
 またコケモモやツルコケモモ、ナナカマドなども食べている。
 羅臼湖への登山道を歩いていると道には、
 しっかりとヒグマの足跡が残されていた。
 ヒグマにとっても秋は「食欲の秋」なのだ。

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_57/toku3.htm


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【タクミ】……………………………………………………………………
□  <第9回> タクミのとりコラム
■ ……………………………………………………………………………………

 皆さんこんにちは、
 今回は野鳥の保護についてです。
 私は野鳥撮影ばかりではなく、
 保護活動にも参加しています。
 今までに、コアジサシやセイタカシギの
 保護を行ってきていました。
 今年の7月にもコアジサシの営巣地保護を
 行いました。

 コアジサシは、チドリ目カモメ科 に属し
 環境省の指定する絶滅危惧種 絶滅危惧II類に
 指定されています。

 その絶滅危惧種コアジサシが大型ショッピング
 センターの駐車場に営巣をしたのです。
 広い砂利敷の駐車場でその駐車場の南側に
 30程営巣していて、駐車場の1/4程度のエリアを
 占めていました。

 コアジサシは本来沿岸部の砂浜や砂礫地
 そして河原や河川の中州などに営巣します。
 しかし近年、開発等によりコアジサシの好む
 営巣地が減少しています。そのため駐車場、
 工事現場、ビルの屋上などにも営巣するように
 なってきました。
 東京都森ヶ崎水再生センターの施設屋上での
 営巣はニュースにもなりリトルターンプロジェクトして
 保護活動が継続的に行われていて有名です。
 東京湾岸周辺では、コアジサシが安心して
 営巣出来る自然環境が無くなってしまい、
 仕方なくこのような場所で営巣するしかない
 状況にあると思われます。

 さて、この駐車場での営巣ですが、
 私は6月頃から気が付いていていました。
 何かしなければと思っていた頃にタイミング良く
 自然保護団体から私の所にこの営巣地の
 コアジサシを保護したいと相談がありました。

 その翌週には自然保護団体の方で
 ショッピングセンターの了解をもらい保護する
 ことになりました。


  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_57/toku4.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

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■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第9回> ユンソナの勝手につぶやき・・・
■ ……………………………………………………………………………………

 さて、前回はギター作りの始まり、ネックの制作から
 ネックに表面版を取り付ける作業までの話をしました。
 ギターの制作にはスペイン方式(ワンピース製法)と
 ドイツ方式(ツーピース方式)があるという話をしましたが、
 私の制作法はスペイン方式が主であるために、
 作業の手順としては、ネックの制作→表面版の制作
 →ネックに表面版を取り付ける→横板の制作
 →横板を取り付ける→裏板の制作→裏板を取り付ける
 →胴や側板の飾りを取り付ける→全体を仕上げて塗装を
 する・・・という手順になります。

 今回はギターの音に一番影響のある表面版の
 制作についてお話をすることにします。

 一見みな同じように見えるギターも、じつは内部は
 いろいろと違いがあって、その影響で音の良し悪し、
 音の大きさにも様々な変化が出てきます。
 音に影響を与える要因としては、表面版の材質、
 表面版の構造、ブリッジ(駒)の材料、
 そして製作者の技量があります。

 表面版の材料としては前回も若干触れましたが、
 大きく分けて杉系と松系があり、その他にマホガニーや
 コア、カエデ(メイプル)を使う人もいるようです。
 私の場合は、オーソドックスにスプルース
 (トウヒ=松の仲間)を使いますが、その中でも
 ジャーマンスプルースあるいはヨーロッパスプルースと
 呼ばれる材と、イングルマンスプルースと呼ばれる
 カナダ産の材のどちらかを使うケースがほとんどです。

 特にジャーマンスプルースはギターの表面版としては
 最高なのですが、ヨーロッパの森も伐採が進み良い
 スプルース材が手に入るのは困難になってきました。
 名前はジャーマンスプルースとなっていても、ドイツには
 良材は枯渇しているようで、ユーゴスラビアなどで
 取れる材が主流となっているようです。

 さて、早速表面版の制作に取り掛かる訳ですが、
 まず初めに表面版を適当な厚みになるように
 自動カンナやディスクサンダーなどを使い、
 削っておきます。最終的な表面版の板厚の調整は
 後からするのですが、とりあえず3o弱の板厚にします。

 表面版も裏板も左右が対称になるように、ブックマッチと
 呼ばれる製法で1枚の板を2枚に切り分けたものを
 張り合わせて使います。

 2枚の板を張り合わせたところで、サウンドホールと
 呼ばれる穴と、サウンドホールの周囲の象嵌細工の
 加工を行います。サウンドホールの周囲の模様
 (ローゼットと呼ばれる象嵌細工ですが・・)を
 シールや書いたものと思っておられる方がいるようですが、
 よく見ると色の異なる小さな木材の象嵌細工によって
 模様が作られていることが判ります。
 製作者の「自己」をアピールする数少ない場所の一つで、
 ギター制作の専門家は自分専用のローゼットを
 特注して持っています。私も、最初の3台を除いては
 専用とまではいきませんが、同一デザインの品を
 買い占めて(笑)自分専用の品としています。


  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_57/toku5.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

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■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第9回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

 ──────────
 第9回 少年の日
 ──────────

 暑さのさなか、シギ・チを求めて田圃をまわったり、
 セッカを見たくて河川敷を歩いたり、
 チョウを撮りたくて花を探したりしていると、
 時折り脈絡もなく過去の記憶が甦ることがあります。

 少年の日。今と変わらず汗っかきなのに、
 でも夏が大好きな少年が、来る日も来る日も
 外に出かけ様々な生きものと遊んだ、その記憶が
 断片的に、けれどもリアルに甦ってくるのです。

 ……………………………………………………………

 「ちぇっ、また魚かよ」
 毎日のように食卓の皿の上に乗る焼き魚を見て、
 少年は思わず悪態をついた。すると、ものも言わずに
 少年の頬を遠慮ない力で殴りつけたのは、厳しい母
 ではなく長兄の方だった。「贅沢言ってんじゃねえ」と
 吐き捨てるように一言だけ少年に向けて言い放った
 長兄の表情は、歳の離れた末っ子に常は優しい兄の
 ものとは思われぬほどの厳しいものだった。
 殴られたことより何より、その表情が少年には
 怖くてならず、べそをかいたまま顔を上げることが
 できなかった。
 救いを求めるように見上げた先の母は、しかし台所に
 立ったまま振り返ろうともしない。兄もそれ以上は
 何も言わず、隣の部屋へ行ってしまった。
 再び母に視線を送ったが、母は変わらずに包丁を
 使い続けている。気落ちした少年は、見捨てられた
 子犬のように俯き、畳の目に指を這わす他にすることが
 見つからなかった。悲しみに暮れた少年が、
 母のまな板をたたく音が時折り途切れることを
 気づくはずもなかった。まして、何も言わぬ母の
 思いを少年が理解するには、彼はあまりに幼な過ぎた。

 母は、少年よりも兄よりも切なかったに違いない。
 子どもらにもっと色々なおかずを食べさせたいと
 最も切に思うのは、他ならぬ母なのだろうから。
 時代が貧しかったとはいえ、毎日のように干物を
 出す切なさは母にとってもいたたまれない。
 少年を責めることはできない。それを叱る兄も悪くない。
 干物がみすぼらしいわけでもない。どこの家でも
 毎日肉を食べるところなどなかったのだから。
 けれども戦後十数年を経て、さすがに食うや食わずの
 時代ではなくなった。プロパンガスが普及し始め、
 徐々に生活が電化され、人々の暮らしは戦後すぐに
 比べればどんどん良くなっていった。が、同時に
 富める者とそうでない者との差もでき始めていた。
 電化製品に囲まれた3DKの文化住宅に住む
 エリートサラリーマン家庭がある一方で、戦後と
 変わらず兄二人と両親との5人家族で、台風でも
 来れば吹き飛んでしまいそうなおんぼろ木造
 アパートに住む少年のような家庭も多かったのだ。


  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_57/toku6.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

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■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第41回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

 ──────────────
  第41回  スズメバチ
 ──────────────

 秋は渡りの季節。平野部でも森の中に入れば、
 南の国に向かう多くの夏鳥が立ち寄っていて、
 バードウォッチャーやカメラマンには楽しい
 季節です。でも、この時期、森での鳥見は
 冷汗をかく事が多いですね。

 スズメバチの活動が活発になり、
 かつ凶暴化しています。
 「ブ〜ン」と羽音を立てて、周囲を飛び回られると
 血の気が引きます。慌てて逃げたり、
 振り払ってはいけない、とはよく言われますが、
 見ている限り、冷静に対処できる人はあまり
 いませんね。

 よく、顎をカチカチ鳴らしている間にゆっくりと
 去るように、という話を聞きますが個人的には、
 あまり当てにならないかと思ってます。
 オオスズメバチやキイロスズメバチは
 いきなり襲ってきますし、頻繁にカチカチ鳴らす
 コガタスズメバチやヒメスズメバチ
 (といってもでかい)は、巣を揺すらない限り、
 何もせず、追い払えば逃げます。

 そんなこんなで、私は過去に5度刺されています。


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  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

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