『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!

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         <<デジスコ通信 第78号 (2012年10月26日号)>>
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みなさん、こんにちは。

朝晩は随分涼しく(寒く?)なってきました。
紅葉も進み、さすがに夏鳥は減り、冬鳥達が目立つようになって
きました。とはいえ、私のところでは、種類はともかく、数は
例年より少ないかな?といった、状態です。
皆様の所はいかがでしょうか?

葉が落ちて姿が見やすくなるころに、どれだけ鳥がいるか、
今から楽しみであると共に、ちょっと心配な今日この頃です。

(デジスコ通信 編集長 勝山)



皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
 ・デジスコドットコム
  ・Canon PowerShot S100/S110専用カメラブラケット『BR-S100』
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
 ・でじすこや
 ・コーワ

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ デジスコセミナーinJTBロイヤルロード銀座

▼野鳥観察情報▼
◎ <第38回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第59回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第50回>藤川 友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第43回>デジスコさいさい …… by 三藤
◎ <第16回>「タクミのとりコラム」…… by タクミ
◎ <第18回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第9回>「デジタンを楽しむ」…… by まいたに
◎ <第50回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します


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  最新デジスコ用品情報
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 気がつけば紅葉が見頃の涼しい秋になっていました。
 野鳥の様相もすっかり冬色に変り始めています。
 いろいろなフィールドで冬鳥の情報も聞こえてきます。
 今日もヒヨドリが集団で近所の公園にやってきました。
 いよいよ野鳥撮影には最適な秋シーズンです。
 これから来年の春が終わるまで被写体に不自由することも
 ないでしょう。

 デジスコのメリットである「無振動撮影」を裏付ける
 ちょっと古いですが一つの実験報告記事をご紹介します。

 「一眼レフが抱えるブレ問題、その深刻さが明らかに」
 (日経エレクトロニクス 2009/04/30、4/10)
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20090427/169454/
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090410/168625/

 概要は、一眼レフカメラ(ミラーレスも該当)の自己発生振動
 を測定するツールを電気通信大が開発し、そのツールを使った
 実測実験で「シャッター振動・ミラー振動は解像度に大きく
 影響する」ということが明らかになった。
 一例をあげれば(CANON EOS 5Dmk2)「シャッター速度1/60秒
 において写真の実質的な解像度は、ミラーとシャッターの衝撃
 によって1/4以下に低下していた。2000万画素で撮っても実は、
 最高でも500万画素ほどの解像度の写真しか撮れていない
 ことを意味する。」「振動を抑制しないと、多画素しても
 意味が無い」という結論であった。とのこと。
 レンズ焦点距離200mmでもこんなに顕著な現象が起こるのですから
 デジスコ級の2000mmクラスの焦点距離では無振動撮影システム
 でなければ解像させることはできないということがいえます。

 例え、センサーが小さくてもシャッター振動、撮影時振動を
 最小にして撮影するデジスコ。私たちがチャレンジしている
 撮影技術はコリメート・フロントコンバージョン・無振動
 という法則を具現化するテクノロジーを組み合わせた
 唯一無二の撮影機材システムと撮影技術であるということを
 再認識できるでしょう。


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 ┏┓ 株式会社デジスコドットコム
 ┗■ Canon PowerShot S100/S110専用カメラブラケット
     Turbo Adapter 『BR-S100』

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 ◇ PowerShot S110 にジャストフィット!!
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 ≪PowerShot S110へのフィッティング情報≫
  基本的な設計が、前作のPowerShot S100とボディー、
  レンズなど変更が無く、BR-S100をそのままセットできます。

  カメラ自体の大きな変更点は液晶画面が「タッチパネル」に
  なったこと、及び、ファームウエァーが刷新され、S100に比べ
  キビキビと動くこと。などです。
  タッチパネルは実質使わずにデジスコ撮影はできるので
  液晶フードを取り付けての撮影も可能です。
  (この場合、液晶画面での操作はし難くなります)

  従って、S100とS110共用のブラケットということになりました。
  カメラ選択肢の一つとしてご検討ください。

 ≪製品概要≫
  『TurboAdapter BR-S100』は、表面処理を施した
  加工精度の高いパーツを組み合わせ、
  カメラと一体化したような状態でセットされます。
  ブラケット上部パーツにはレリーズステーが装備されています
  ので別売りのデジスコ専用ケーブルレリーズを使うことが
  できます。ブラケット下部には別売りの照準器DOS-CS1や
  究具02の取付けが最適な場所にできるステーが
  準備されています。
  また、メモリー、バッテリーの装着、交換はブラケットを
  装着のまま自在にできます。接眼レンズとの接続は
  究具04 バリアブルカプラーVCA-1と付属の
  ステップアップリング4349で取り付けることができます。

 ≪特長≫
  ◎ BRシリーズの設計思想を混ぜ合わせた
    セミフィッティング方式を使っています。
  ◎ 究具04バリアブルカプラーVCA-1と付属の
    ステップアップリング4349で接続対応しています。(*1)
  ◎ レンズ間のクリアランスはVCA-1に合わせて
    設定されています。
  ◎ 微細な光軸調整も4点の調整ネジ、及び上下の
    固定ネジで可能です。
  ◎ レンズ周りのコントローラーリングがそのまま操作
    できます。
  ◎ 贅肉を削ぎ落とした軽量、コンパクトな設計。
    本体重量約66g(試作器重量)
  ◎ デジスコケーブル455US及び505US取付用
    レリーズステーを装備しています
  ◎ 照準器システムDOS-CS1、究具02を装着できます
  ◎ メモリー、バッテリーの装着、交換は自在です。

   (*1)『TurboAdapter BR-S100』はレンズ鏡筒の寸法上、
      究具04バリアブルカプラーVCA-1のみ対応です

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  ■(株)デジスコドットコム
    Canon PowerShot S100/S110専用カメラブラケット
    『Turbo Adapter BR-S100』 販売価格:オープン価格
    ┗ http://www.turboadapter.com/product/br_s100.htm
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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

 ◆-----------------------------------------------------◆
 ◇ 店舗スペースを充実させる為、移転しました!! ◇
 ◆-----------------------------------------------------◆

 日頃は当店をご愛顧ありがとうございます。
 たくさんのお客様にご来店いただく為、当店は
 10月17日より以下の住所で営業開始しております。
 たくさんのご来店お待ちしております。

 ※移転に伴い、電話番号と営業時間の変更がございます。

………………………………………………………………………………
 ≪新店舗の案内≫
  デジスコ専門店【でじすこや】 http://www.digiscoshop.com/
   ・住所:〒151‐0072 東京都渋谷区幡ヶ谷1丁目21‐6 高村ビル1F
    *地図はこちら⇒ http://www.digiscoshop.com/map/index.htm
     ※外壁が青いビルです。
   ・TEL:03-6407-1034 
   ・FAX:03-3466-1335
   ・営業時間:月〜金 10:00〜18:00 土・日・祝日 11:00〜17:00
     ※定休日:不定休
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 ◇ シーソー型レリーズステー SRS-2 好評販売中! ◇
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 たくさんのご要望にお応えしてシーソー型レリーズステーが
 復活しました!「一味違う」を体験してみてください!!

 BR-RX100用オプションパーツ
 『シーソー型レリーズステーSRS-2』
 http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_srs_2.htm


 ◆----------------------------------◆
 ◇ 当店オリジナル製品好評発売中! ◇
 ◆----------------------------------◆

 圧倒的な画質!!
 Canon PowerShot G1X専用カメラブラケット 『BR-G1X』
 ※照準器ステー:SST-8877付属
 http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_br_g1x.htm

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┏━━[ コーワ ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  ◆----------------------------------------------------◆
  ◇ ジャパンバードフェスティバル2012 出展のご案内
  ◆----------------------------------------------------◆

  ジャパンバードフェスティバル2012に出展します!!
  皆様のKOWAブースへお立ちよりお待ちしております。

  ■会場:千葉県我孫子市 手賀沼親水公園
  ■日時:2012年11月3日(土) 9時30分〜16時
       2012年11月4(日) 9時30分〜15時


  ◆----------------------------------------------------◆
  ◇ 大阪自然史フェスティバル2012 出展のご案内
  ◆----------------------------------------------------◆

  大阪自然史フェスティバル10日(土)11時30〜13時には、
  野鳥写真家 叶内拓哉先生の「野鳥撮影講座」も開催されます。
  野鳥撮影のエピソードや楽しみ方、撮影のノウハウも
  お話いただけます。

  皆様のご来場をお待ちしております。

  ■会場:大阪市立自然史博物館
  ■日時:2012年11月10日(土) 9時30分〜16時30分
       2012年11月11日(日) 9時30分〜16時30分

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Kowa]━━━━━━━┛


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━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ◆◇◆ デジスコドットコム イベント情報 ◆◇◆

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 ○ デジスコセミナーinJTBロイヤルロード銀座
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 ■日時:2012年11月16日(金)14:00〜16:00
 ■内容:初心者向デジスコセミナー
 ■会場:JTBロイヤルロード銀座 ロイヤルサロン
 ■講師:冨野 哲広
 ■定員:20名(要予約)
 ※定員に満たない場合は中止になることもあります
 ■参加費:無料
 ■詳細:http://www.digisco.com/event/121116.htm

 ※会場としてJTBさんがご提供くださっていますが、
 旅行に関係ないデジスコ専用のセミナー会場ですので、
 お気軽にご参加ください。


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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第38回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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  第38回 野鳥カメラマンに怒られる
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葛西臨海公園の探鳥会に参加したときに、ちょっとしたトラブル
 がありました。先頭を歩いていたリーダーの女性がすごすごと
 戻ってきました。理由は、先にいた野鳥カメラマンのオジさんに
 「集団で来るな」と怒られたというのです。
 この道は、一般の人も通る探索路です。こちらは35名ほど、
 もちろんおしゃべりはしています。ですが、みんなの公園ですし、
 嫌な顔をされるのはまだしも、来るなと怒られるのはスジ違いだと
 思いました。ですから、そのまま行くとくだんの野鳥カメラマンの
 オジさんがいました。

 このオジさんは、大きな望遠レンズ付きのカメラに三脚、椅子に
 座って構えています。何を撮っているのかわかりませんが、この
 場所からは動くつもりのない体勢です。場所は、道から入った
 植え込みの中ですから、公園の植え込みのなかに入っては
 いけないというマナー違反をしています。と言って、探索路で
 居座られても迷惑な行為となります。ですから、この周辺では
 手持ちのカメラで野鳥を撮るのはよいとしても、長時間いられる
 ロケーションではないのです。

 葛西臨海公園のような無料開放された公園では、人は多いもの
 です。まして、10月の行楽シーズンの日曜日、公園内では各種
 イベントが行われています。この探索路には、人がこないわけ
 はありません。このオジさんはずっといるつもりなのですから、
 ここを通るグループがいたら、たえず文句を言うのでしょうか。
 公園に遊びに来た親子連れが来ても怒るのでしょうか。
 1日、ここに座って人が来るたびにイライラしていることに
 なります。そのような中で、写真を撮ろうと思うのは状況判断
 を誤っています。

 仲間の野鳥カメラマンにこの話をしたら、葛西臨海公園の常連
 さんのようです。それならば、なおさら公園内の状況は知って
 いるはずなのに理解できません。まして、葛西臨海公園が今の
 ような形で残ったのは、1970年代に日本野鳥の会などが行った
 保護活動の結果です。葛西の自然が残ったのは、当時のバード
 ウォッチャーのおかげです。そのバードウォッチャーと敵対
 するとは、常連でありながら公園ができた経緯も歴史も
 知らないことになります。今と違って当時は、自然を守るため
 の理解を得るのに一苦労も二苦労もしました。その末席に
 関わった私としては、当時の苦労がこういったオジさんを
 生んでいるのかと思うと残念でなりません。

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_66/toku1.htm

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第59回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
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  第59回 「日本鳥類目録」の大改訂で、バーダーは大騒ぎ
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 すでにご存じかも知れませんが、この9月に『日本鳥類目録』
 第7版が刊行されました。バーダーには馴染みの薄い鳥類目録
 ですが、多くの図鑑がこの目録に沿って作られていることを
 考えれば、決して無関心でいる訳にはいきません。
 ましてやこの第7版、これまでの第6版と比べて、本当に本当に
 驚くほど変わっているのです。

 『日本鳥類目録』を発行したのは日本鳥学会で、今年で創立100周年
 を迎えました。創設者であり初代会頭は、東京帝国大学理科大学の
 飯島魁(いいじまいさお)教授ですが、イイジマムシクイの
 イイジマさんと言った方が分かりやすいですね。
 鳥類目録の初版は1922年に出版されました。その後は改訂を重ね、
 前版の第6版は2000年に刊行されましたので、今回は12年振りの
 改訂ということになります。

 さて肝心の改訂内容ですが、まず掲載種数でみると、第6版では
 18目74科542種(外来種を含めると19目76科568種)であったのに
 対し、第7版では24目81科633種(外来種を含めると25目86科676種)
 に増加しています。掲載種が増えた最大の理由は、新記録種(亜種)
 が多数採用されたことにあります。それまでにも観察記録があった
 ものの、前版では掲載されなかったヒメモリバトやオウチュウ、
 比較的最近に観察されたコモンクイナやヨーロッパムナグロ、
 コシジロウズラシギ、新種発見で大きなニュースとなった
 オガサワラヒメミズナギドリ、過去の文献によって生息していた
 ことが確認されたオオハシウミガラスなどをはじめ、ミナミクイナ、
 シロハラアカアシミズナギドリ、ハワイセグロミズナギドリ、
 キジカッコウ、アメリカイソシギ、クロエリヒタキ、モウコアカモズ
 などなど、あまり聞き慣れない種名も多数登場しています。

 次に分類の変更では、ペリカン目にあったネッタイチョウ科や
 カツオドリ科がネッタイチョウ目、カツオドリ目に、同様にハト目
 にあったサケイ科がサケイ目に、ツル目にあったノガン科が
 ノガン目に、タカ目にあったハヤブサ科がハヤブサ目になりました。
 また、コウノトリ目にあったサギ科やトキ科がペリカン目に、
 ブッポウソウ目にあったヤツガシラ科がサイチョウ目に変更に
 なりました。

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_66/toku2.htm

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第50回>藤川 友敬さん 「知床から」
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  第50回 オオアカゲラ
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 「コッコッコッコッ」っとリズムよく大きな音が聞こえ始めた。
 すぐ近くにオオアカゲラの姿があった。知床は、留鳥として
 暮らしているキツツキの種類が多く、オオアカゲラは、クマゲラ、
 ヤマゲラに次ぐ、体長28cm程のキツツキだ。
 今回、原生林で出会ったオオアカゲラは、こちらをあまり気に
 することなく木の中の虫を必死に掘りだして食べていた。
 久しぶりにじっくりと、10分くらいは観察できただろうか。
 思いがけない出会いに得した気分だった。

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_66/toku3.htm


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━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【三藤】………………………………………………………………………
□  <第43回> デジスコさいさい
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 第43回 ダーウィンといっしょ
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 以前は自転車が好きでよく乗っていた。
 しかし今の家に住むようになって状況が変わってしまった。
 今の家は急な坂の上にあり、マウンテンバイクでも登るのはきつい
 場所なのである。また僕の住む町自体が坂だらけで自転車よりは
 バイクや車での移動を選びたくなってしまう。
 また歳も50を超え体力も落ちてきている。
 もう自転車は乗らないかもしれないと思っていた。

 以前電動アシスト自転車というものを考えたこともあった。
 しかしカタログを見るといわゆるママチャリと言われるモデルが
 多く、また航続距離も意外と短い。航続距離が40Kmというもの
 もあるが10万円を超える高価な品物である。
 マウンテンバイク型もあったがアシストが弱かったりで思うような
 物は見当たらなかった。

 ところがついこの間、何気なくネットを見ていて気になる電動
 アシスト自転車を見つけた。折りたたみ式のミニサイクルで
 男性が乗ってもおかしくない形。航続距離は40Km、値段は
 5万5千円。アシスト力も強いらしい。
 6段変速のギアも付いているので電動無しでも普通に使える。
 ついポチっとしてしまったら翌日には届けられた。

 これがなかなか楽しい乗り物で、急坂も楽々登れるし、平地でも
 かなりのアシストをしてくれる。どうかするとペダルを漕いでる
 振りだけで進んでいるといった風である。とても気に入り、以前
 使っていた自転車から幾つかパーツを移して活用する事にした。
 車道だけしか走れないバイクとは違った爽快感が自転車にはある。
 忘れていた楽しさをこの自転車のお陰で思い出した。

 そうするうち写真撮影の移動に使いたくなってきた。
 以前も自転車に機材を積み撮影に出掛けたことはあった。
 精密機材はリュックに入れ背負うにしても、大型の三脚は自転車
 の荷台にくくり付けることになる。横向きに付けると左右に幅広く
 邪魔である。だから後ろに長くする形で付けるのだが、自転車の
 サドルの干渉を受けるのでその分後ろに付けざるを得ず、とても
 長く後ろにはみ出す事になってしまう。
 結構迷惑な自転車になってしまう。
 それに重い三脚が大きく後ろにはみ出していると自転車自体が妙に
 歪む感じで揺れるのである。また、しっかりくくり付けた三脚は
 取り外すもの面倒でポイントでサッとはずし撮影するといった
 スタイルは取れなかった。

 ミニサイクルのアシスト自転車を眺めているうちに閃いた。
 ミニサイクルはタイヤが小さいので前輪の上部からハンドルまでの
 距離がある。ここに三脚を縦に固定出来ればスマートにまとめられ
 そうだ。そこでホームセンターでイレクターを買って来て固定
 ユニットを作ってみた。

  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_66/toku4.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【タクミ】……………………………………………………………………
□  <第16回>
■ ……………………………………………………………………………………

 みなさんこんにちは。

 10月も終わりになってきました。
 ついこの前までは暑かったのですが急に寒くなってきました。
 我が家の周りではキンモクセイのとても良い香りが漂っています。

 前回、埼玉県越谷市越谷レイクタウンのヨシゴイを紹介しましたが、
 今回は越谷レイクタウンの橋梁を紹介します。

 UR都市機構が開発する越谷レイクタウンには5つの橋梁が掛かって
 います。この5つの橋梁には鳥の名前が付けられています。

 今から4、5年前に橋梁の名前について相談を受けました。
 大きな湖と水辺環境を売りにしてる越谷レイクタウンなので水辺に
 いる鳥で良いものを提案して欲しいとの事でした。
 但し、5橋全てではなく4橋でした。残り1橋は別途考えたいとの
 事でした。

 この5つの橋梁には既にコンセプトカラーが決められていました。

 北から順番に、ブルー、グリーン、イエロー、オレンジ、
 レッドです。この内一番南側にある橋(レッド)を除いたものに
 ついて提案しました。

 順番にコアジサシ、カワセミ、コチドリ、アマサギです。
 私が提案したこの鳥の名前が正式に採用されることになりました。

 1橋目、コンセプトカラー『ブルー』の橋梁は『コアジサシ橋』
 見てのとおりブルーの橋梁です。

 ここでは春先から夏にかけて青空を舞うコアジサシを見ることが
 できます。橋梁の照明デザインも白い鳥が空を飛んでいるイメージ
 になっています。

 2橋目、コンセプトカラー『グリーン』の橋梁は『カワセミ橋』
 見てのとおりグリーの橋梁です。

 越谷レイクタウンにもカワセミがいます。
 カワセミを狙っているカメラマンの姿も見かけます。

 3橋目、コンセプトカラー『イエロー』の橋梁は『コチドリ橋』
 この橋どこがイエローなの?と思われますが、照明にイエローを
 使っています。また茶色に見える橋の色もイエロー系の茶色を
 使っています。

 越谷レイクタウンでも良く見る事の出来るコチドリです。

 4橋目、コンセプトカラー『オレンジ』の橋梁は『アマサギ橋』
 この橋もどこがオレンジなの?と思われますが、こちらも照明に
 オレンジを使っています。また茶色に見える橋の色もオレンジ系
 の茶色を使っています。

 越谷レイクタウンが開発される前は、広大な水田でした。
 この水田で良くアマサギを見ることが出来ました。
 今でも越谷レイクタウン周辺の水田で見ることができます。

  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_66/toku5.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第18回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

 ───────────────
 第18回 One day in October.
 ───────────────

 ときに夏日を記録することもあるほど、10月の声を聞いても
 相変わらず気温は高いまま推移していて、金木犀なども例年より
 数週間遅れてようやくその芳香を辺りに放ち始めました。
 それでも夜遅い時間に南東の空を見上げると、いつの間にか
 オリオンが姿を見せるようになってきています。
 吹く風が北寄りになると季節は移ろい、空気は乾き、空は青み、
 私たちは中秋を迎えました。

 そんな中秋、よく晴れた10月のとある日曜日、私はフィールドへと
 赴きました。

 …………………………………………………………………………

 AM9:00
 もっと早く起きる予定だったが、ともかくも家を出る。
 10月のほとんどルーチン化した行動として、自宅近くから南へ
 何qも続くM田圃の真ん中を流れるS川沿いに、今日もノビタキを
 探す。当地の秋のノビタキは稲作農地でも見られるが、主に畑で
 観察されることが多い。ただし一ヶ所に長居することはなく、
 滞在はせいぜい3日。今年は9月末から4カ所で観察できたが、
 早いものでは翌日にはもう見られなかった。
 つまりノビタキに出会えない日の方が断然多いというわけだが、
 それが切なくて切なくて、なのに楽しい。
 なぜって昔、郷ひろみも歌っていたではないか。

 ♪会えない時間が 愛育てるのさ
 ♪目をつぶれば きみがいる…   (よろしく哀愁)

 幸運にも出会えたときのノビを。
   
 AM10:00
 いつものようにノビにフラレたので、15分ほど先の葦原へ向かう。
 AM10:48〜PM12:15
 今日は雲一つない快晴。およそ900m×600mの葦原では青空も広い。
 葦原を囲む小高い土手の上でデジスコをセットして待つと、最初に
 姿を現したのが、この辺りを縄張りにしているモズの雌。ワイルド
 な景観にモズはよく似合う。花の少なくなるこの時季、足元に
 広がるセイタカアワダチソウには多くの秋型昆虫が集まる。
 キタテハは数も多いしそんなに派手ではないけれど、まるで
 幼馴染みのような愛着を覚える。
 暫くするとダイサギが飛んできて、漁が始まった。浅瀬で慎重に
 真剣に漁に取り組んだ彼(彼女)は、ついに食べごろのへら鮒を
 捕まえた。

  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_66/toku6.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【まいたに】……………………………………………………………………
□  <第9回> デジタンを楽しむ
■ ………………………………………………………………………………………

 またまた機材の話の続きです。
 PB25(ペンシルボーグ)を色々試して来ました。

 Nikon 1 J1は、コンデジと違ってレンズ交換が出来ます。
 専用のマクロレンズが発売されるのを待っていますが、まだ
 出そうも有りません。
 そこで、マウントアダプターFT1を購入して、PB25を
 直につないでみました。フォーカスが、マニュアルになりますが、
 デジスコやデジタンでもある程度までマニュアルで合わせて
 いたので、違和感は有りません。露出は自動で写せます。
 ちなみにPB25+Nikon 1 J1で、換算473mmF7になる
 そうです。

 9月9日から試していますが、写りは気に入っています。
 作品は、デジタン専用画像掲示板を見て下さい。

 PB25とFT1の間に入れる鏡筒やヘリコイドを色々変えて
 写しています。

 写真1)特注伸縮筒:近くから遠くまで写せますが、伸ばした時
    (近くを写す時)の、外側の筒の遮光性
    (遮光線加工がしていない)
     に問題がありました。

 写真2)付属鏡筒(後ろ)+ヘリコイド:遠く(∞)〜中距離
    (1m位)まで。

 写真3)付属鏡筒(前)+(後ろ)+ヘリコイド:近く
    (0.5〜1m)を写す時。

 (写真2)から(写真3)にセットする時に、
 外したりねじ込んだりが少し面倒なので、PB25をもう1セット
 用意しようかとも考えています。
 (白い部分の入れ替えだけで済む様に)

 デジタンと言えるかなと考えましたが、デジカメ+単眼鏡には
 違いないので、良いのではと、思っています。


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  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第50回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

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  第50回  マガモ
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 気がついたらこの連載も50回・・・。
 せいぜい、10回も続けばいいかな・・・と思いつつやって
 いましたが、無理やりくだらないネタを見つけつつ、ここまで
 続いてしまいました。
 特定の鳥に絞ったネタでも、観察を元に思ったことを書いている
 だけで、特に検証しているわけでもなく、文章の見直しも碌に
 しないので、発行後に読み直して、「あれ???」ってことも
 ありますが・・・、まぁ、こんな姿勢ですので、何か変なことが
 書いてあっても、大目にみてくださいませ・・・m(__)m

 で、今回はマガモを取り上げて見たいと思います。

 特に鳥に興味がない人でも、カモのイメージとして定着している
 種類かと思います。家禽のアヒルやアイガモに、似た姿の個体が
 多いのも影響しているでしょうが。
 その肉が美味ということで、狩猟期にはキジと並んでよく狙われる
 ので、カモやハクチョウに餌付けをしているような場所でも、
 人とはある程度、距離を置いている感があります。
 ほとんど餌付かないコガモと違って、人の姿が近くに無いときや、
 視線が外れているときに、こそこそと撒かれた餌を食べては
 いますが・・・。


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  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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