『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!

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         <<デジスコ通信 第79号 (2012年12月14日号)>>
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みなさん、こんにちは。

12月に入ってから、一気に冬らしくなりました。
天気も地域によっては荒れ模様のようですね。
こんなときにまた大きな地震がありましたが、大事が無くて
よかったです。
木の葉も減ってきて、鳥たちの姿を見つけやすくなる季節です。
私の周辺ではあまり実感がありませんが、割と今季は鳥が種類、
数ともに多いような話を聞きますので、デジスコでいっぱい良い
写真を撮り貯めてください。


(デジスコ通信 編集長 勝山)



皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
 ・Nikon
  レンズ交換式アドバンストカメラNikon 1専用
  デジスコーピングアダプター『DSA-N1』
 ・Nikon
  レンズ交換式アドバンストカメラNikon 1専用
  デジスコーピングアダプター『DSB-N1』
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
 ・でじすこや
 ・コーワ

▼野鳥観察情報▼
◎ <第39回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第60回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第51回>藤川 友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第17回>「タクミのとりコラム」…… by タクミ
◎ <第19回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第10回>「デジタンを楽しむ」…… by まいたに
◎ <第51回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

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  最新デジスコ用品情報
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 ニコンからニコン1V2が発売されました。

 派生後10年のデジスコの歴史を大きく変えるポテンシャルを
 持っているカメラの登場で商品開発をしている私も
 びっくりしています。
 センサーサイズは1型なので通常のコンデジのおよそ2倍、
 画素数も1400万画素に抑えてあるのでダイナミックレンジは
 そこそこ広く深みのある絵作りも可能です。

 このカメラの特徴はなんと言っても超高速連写。
 AF追従でありながら秒間15コマ、最大45コマの
 連続撮影は本格デジイチも顔負けです。
 さらに位相差AFとコントラストAFのハイブリッドAFは
 精度も高く瞬速。気がつきにくいかも知れませんが、
 画像を液晶ビューファインダー(EVF)や
 液晶モニターに映し出す速度も素早くなっていました。
 あらゆる意味でサクサク写せる瞬速カメラと言えます。

 デジスコ適性についても、CMOSの大きさが適度に
 小さいため、フロントコンバージョン構造が成り立つため
 明るい撮影ができます。
 そして、電子シャッター無振動撮影による解像感は
 デジスコの表現力を一気に引き上げてくれます。

 こんな革新的なミラーレス一眼のニコン1、
 デジスコへの応用についてはニコン自体も注力しており、
 「デジスコーピングアダプターDSA-N1」および
 「デジスコーピングブラケットDSB-N1」を同時期に
 新発売しています。

 (株)デジスコドットコムも1NIKKOR18.5mmf/1.8専用の
 デジスコアダプター「BR-N1 18.5」(仮称)がスタンバイ
 されています。
 照準器やレリーズが装着できる本格的なアダプターです。
 単焦点レンズと単焦点アイピースの相性も良い結果が
 出ているのでいろいろなシステム作りが楽しめるでしょう。

 また、同社ではニコン1関連の新商品開発を月1種程度の
 商品化を計画しています。どうぞ楽しみにお待ちください。


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┏┓ Nikon
┗■ レンズ交換式アドバンストカメラNikon 1専用
   デジスコーピングアダプター『DSA-N1』

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   ◎2012年11月22日発売
   ◎\21,000(税込\22,050)
   ※ボディーキャップ・裏ぶた・ソフトケース付
 ……………………………………………………

 ■製品仕様
 ・大きさ(高さ×直径):58mm x 68mm(キャップ、突起部含まず)
 ・質量(重さ):180g

 ■特長
 ・Nikon 1(ボディー単体)を、接眼レンズを取り付けた
  ニコンフィールドスコープに接続し、
  超望遠撮影が楽しめるデジスコ―ピング用アタプター。
 ・カメラ側の取り付けはNikon 1の1マウントに直接装着。
 ・光軸調整が不要なため、ニコンフィールドスコープと
  簡単に接続できます。
 ・露出モードは「A:絞り優先オート」、「M:マニュアル」が使用可能。
 ・持ち運びに便利なコンパクトサイズ。
 ・バリエーション豊かな接眼レンズに対応し、
  様々な焦点距離での超望遠撮影が可能。

 ≪使用上のご注意≫
  ※スマートフォトセレクター、
   モーションスナップショットは使用できません。
  ※Nikon 1 J2の静止画オートモード、
   クリエイティブモードのシーン設定(P,S,A,M以外)は
   使用できません。
  ※露出モードの「おまかせシーン」、「P プログラムオート」、
   「S シャッター優先オート」は使用できません。
  ※取り付けるカメラの機種や接眼レンズなどの条件により、
   周辺減光や影が生じることがあります。
  ※撮影条件により、画像上に線状のノイズが発生する場合があります。
  ※デジスコーピングシステムは、カメラ用交換レンズとは
   光学特性が異なるため、露出レベルはご使用のカメラによって
   異なることがあります。必要に応じて、露出補正のうえ
   ご使用をお願いいたします。
  ※オートフォーカスは使用できませんので、フィールドスコープの
   ピントリングを用いてのピント合わせとなります。
  ※F値及び焦点距離は、ご使用になるフィールドスコープと
   接眼レンズの組み合わせにより変化しますが、
   カメラ表示及び記録画像には焦点距離(540mm)と
   絞り値(F6.3)に固定されます。


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  ■Nikon
    レンズ交換式アドバンストカメラNikon 1専用
    デジスコーピングアダプター『DSA-N1』
    ┗ http://www.nikonvision.co.jp/products/fsystem/dsa_n1.htm
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┏┓ Nikon
┗■ レンズ交換式アドバンストカメラNikon 1専用
   デジスコーピングアダプター『DSB-N1』

 ……………………………………………………………………………
   ◎2012年11月22日発売
   ◎\17,000(税込\17,850)
   ※ケーブルレリーズ・遮光ゴムシート・シャッターボタン滑り止めパッド付
 ……………………………………………………………………………

 ■製品仕様(最小時)
 ・大きさ:101mm(幅)×127mm(奥行き)×106mm(高さ)
  (突起部は含まず)
 ・質量(重さ):270g(付属品は含まず)

 ■特長
 ・1 NIKKORレンズを付けたNikon 1を、接眼レンズを取り付けた
  ニコンフィールドスコープに接続し、超望遠撮影が楽しめる
  デジスコーピング用ブラケット。
 ・携帯型実体顕微鏡ネイチャースコープ「ファーブルフォトEX」との
  接続も可能。顕微鏡観察と同時に撮影することも可能です。
 ・ブラケットにケーブルレリーズ取り付け部を装備。
  撮影時のカメラブレ防止に役立つケーブルレリーズ(約50cm)を付属。
 ・付属の遮光ゴムシートを取付けることで、撮影画像への
  外部光による影響を防ぐことができます。

 ≪使用上のご注意≫
  ※取り付けるカメラの機種や接眼レンズなどの条件により、
   ケラレや影が生じることがあります。
  ※ケラレや影が少なくなるよう光軸調整は慎重に行ってください。
   また、ケラレや影は取りきれない場合もあります。
  ※撮影条件により、画像上に線状のノイズが発生する場合があります。
  ※デジスコーピングシステムは、カメラ用交換レンズとは
   光学特性が異なるため、露出レベルはご使用のカメラによって
   異なることがあります。必要に応じて、露出補正のうえご使用を
   お願いいたします。特に、ズーム短焦点距離では、
   露出補正が必要になる場合があります。
  ※カメラの電池と記憶メディアの交換は、カメラの機種によっては
   取り外して行うものと、取り外さなくても可能なものがあります。
  ※モニター及び撮影画面上に外部光の映り込みが確認できる時は、
   マウントとカメラレンズの隙間に入る外部光を付属の
   遮光ゴムシートまたは黒い布などで遮るようにしてください。


………………………………………………………………………………
  ■Nikon
    レンズ交換式アドバンストカメラNikon 1専用
    デジスコーピングアダプター『DSB-N1』
    ┗ http://www.nikonvision.co.jp/products/fsystem/dsb_n1.htm
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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

 ◆---------------------------------------------------------◆
 ◇ 年末大謝恩セール2012 好評開催中!
 ◇ 開催期間:2012年12月12日(水)〜28日(金)10:00まで
 ◆---------------------------------------------------------◆

  只今、年末大謝恩セール2012開催中です!
  デジスコセットからカメラユニット、三脚/雲台まで
  幅広くご用意しました!!
  数量限定!期間限定!売切御免!!ぜひこの機会にご利用
  くださいませ 。期間中、お買得商品を追加するかも!?
  絶対にお見逃し無いように!!

  ■年末大謝恩セール2012セールの詳細はこちら!
  ┗ http://www.digiscoshop.com/fair/201212syaonsale/

   2012年12月12日(水)〜28日(金)10:00
   皆様のご利用、心よりお待ち申し上げます。


 ◆---------------------------------------------------------◆
 ◇ 【でじすこや】12月の休業日お知らせ 
 ◆---------------------------------------------------------◆

  ◎臨時休業日◎
   12月22日/23日はイベントによりスタッフが不在と
   なる為、誠に勝手ながら臨時休業とさせていただきます。
   お間違えのないよう、ご確認ください。
   尚、24日(祝)は通常通り(祝日営業時間:11:00〜17:00)
   営業しております。


  ◎年末年始休業日◎
  誠に勝手ながら下記期間年末年始休業とさせていただきます。
  何かとご不便をお掛けしご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承
  くださいます様よろしくお願い申し上げます。

  2012年12月28日(金) … 通常営業
  ※28日出荷分は28日午前中受注分のみとなります。

  2012年12月29日(土) … 休業日
        |
  2013年01月03日(木) … 休業日
  2013年01月04日(金) … 通常営業

  ●年末年始休業中のご注文の出荷について
   休業期間中のご注文につきましては随時受け付けておりますが
   お届けは連休明けの1月4日(金)以降となります。
   休業中にいただきましたお問合せにつきましては、休業明けの
   1月4日(金)より順次対応させていただきますので、よろしくお願い
   いたします。

   デジスコドットコム以外、他メーカー商品をご購入ご希望の方で
   今年中にどうしても入手されたい方は、28日頃より休業する
   メーカーが多いので、お早めにご検討くださいます様お願い
   いたします。
   27日10:00までご注文いただければ、メーカー休業及び在庫切れ
   などがなければ対応出来ます。m(._.)m

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┏━━[ コーワ ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  ◆----------------------------------------------------◆
  ◇ 2012/12/15(土)
  ◇ 井の頭公園Young探鳥会withBIRDER(日本野鳥の会東京主催)
  ◆----------------------------------------------------◆

  タイトルは「ヤング探鳥会」ですが、気持ちが若ければ年齢に
  関わらず参加歓迎の探鳥会です。

  コーワスタッフも参加し、コーワの双眼鏡の貸し出しもあります。
  是非お誘いあわせのうえ、ご参加ください。

  ※コーワの双眼鏡貸出しをご希望の方は、
   当日、身分証明書と携帯電話をご用意ください。

  ■開催日時:2012/12/15(土)
  ■開催場所:東京都(武蔵野市)
  ■集合:京王井の頭線「井の頭公園」改札午前10時
  ■参加費:200円(保険料を含みます。18歳未満の方は無料です。)
  ■持ち物:弁当、飲み物、あれば観察道具
  ■解散:午後1時30分頃 三鷹の森ジブリ美術館付近

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Kowa]━━━━━━━┛


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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第39回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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  第39回 「鳥さん」って、やはり気になる
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 私の周りいる友人知人は、野鳥大好き人間ばかりです。
 それだけに野鳥に対する思いは深いものがあります。
 ところで最近、その友人知人たちのなかに「鳥さんたちは、
 何をしているの?」などと鳥に”さん”を付ける人が多いことに
 気がつきました。自然観察会の参加者も、よく耳にします。
 同様に種名にさんを付けて「ツバメさんがいる」「飛んでいるのは
 ムクドリさん」と言う方、あるいは「この子は誰?」もこの傾向の
 一つでしょう。聞いていてはじめは、とても鳥が好きなのだな、
 野鳥を愛しているのだと思いましたが、ちょっと気になり考えて
 みました。

 まず、私の周りには、”さん”を付ける方がけっこういます。
 親しい方も多いのです。そのため、以前から気になってはいたの
 ですが取り上げるをはばかれました。もし、私のことだとお思いの
 方がいらっしゃいましたら、年寄りの戯言として読み流して
 いただければ幸いです。取り上げたのは、拙ブログとリンクを
 張っている「野原から」のS木さんが同じことを書いていたからです。
 S木さんは「表現の自由」だけどと断って、子供がゾウさんなどと
 いうのは良いが大人が言うのは「強い違和感を感じてしまいます。
 私だけでしょうか?」と問いかけていらっしゃいます。
 ということで、私と同じようにおかしいと思っている方がいたので
 安心して取り上げてみました。

 以前、当欄に「鳥への思い」と言うタイトルで、野鳥カメラマン
 やバードウォッチャーのなかには、鳥に敬意を払わず、ぞんざい
 な言い方をしたり追い払ったりする者がいると投稿いたしました。
 これは、鳥が渡りという偉業をしているとか厳しい自然の中で
 生き抜いているという知識がなく、ただ被写体、あるいは珍鳥のみ
 を追いかけているからではないかという主旨でした。

 ある意味、”さん”を付ける人は、この不遜な者たちの対極にいる
 方々と言えるでしょう。野鳥の知識もあり、そこから愛情も湧き、
 鳥たちへ敬意を払っての結果の言い方なのです。ですから悪いこと
 では無いのですが、気になります。

 では、なぜ気になるのでしょうか。まず、”さん”を付けることで
 人と同じ扱いをしていることになります。ある意味、擬人化して
 いることになるわけです。擬人化は、感情移入をすることから
 始まります。そして、愛は深まり親しみを込める物言いになります。
 その反面、人の目線で見てしまいがちです。その結果、人と論理を
 当てはめて可愛いとか可愛そうという感情を持と持ちやすくなります。
 野鳥たちにしてみれば、雨が降ろうと台風が来ようと、人が出現する
 以前の何100万年という単位で代を重ねてきたのです。
 ですから彼らにしてみれば、どうってことのないことを人の価値観で
 可愛そうと手を差し伸べてもらっても、ありがた迷惑になる可能性が
 あるのです。さらには、その先には野生動物をペット視してしまう、
 あやうさがあると思ってしまうのです。ですから、持論の
 「野生動物なのだから放っておけ、関わるな」にならないかも
 しれないのです。

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_67/toku1.htm


■ …………………………………………………………………………………………
□ <第60回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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  第60回 コサギとコマドリに見た餌付けの状況
 ──────────────────────────

 餌付けの是非については侃々諤々、いろいろな意見があります。
 時期や地域、その行い方によって考え方が異なるケースもあり、
 判断に迷う場合もあるようです。なかには、「餌付けのために
 太って渡れなくなる」などの極端な見解もありましたが、事実は
 事実として、餌付けに対する鳥類の反応や影響も注視していく
 必要があります。今年観察したコマドリとコサギの生態について、
 簡単にレポートしてみます。

 〔コマドリ〕
 昨年に続き、中部地方の山地でコマドリがよく見られる場所がある
 と聞いていました。5月の中旬、近くにでかける用事があったので、
 ついでに立ち寄ってみました。ここは自然の状態だと聞いていたの
 ですが、着いてみると、3羽のコマドリはミルワームを与えられて
 いました。コマドリはお気に入りのソングポストでさえずりながら、
 地上近くの同じようなルートを定期的に移動していることを確認。
 人間を恐れるそぶりはなく、少しずつ移動して、最短で1mくらい
 まで近寄ります。メスの巣材運びも観察され、人間のエサを受け
 ながらも、自分たちのペースで繁殖行動をすすめているようでした。

 7月のはじめには、出かけていた立山の天候が思わしくないので
 早々に引き上げた帰り道、急遽、思い立って寄ってみました。
 さて、「コマドリの繁殖はどうなったろう…」との思いで到着
 してみると、予想外に、先客はたった一人。
 「朝から待っているけど、1回近づいただけ」との話しでした。
 じっと待っていると、♂が地上近くを移動しているのを発見。
 どうやらエサを探しながら移動しているようで、いくつものエサを
 くわえていました。そして、ある場所まで行くと辿ってきた方向に
 戻り、巣があると思われる周辺に消えていきました。

 また少したつと、先ほど消えたヤブの周辺から現れて、先ほどと
 同じようにエサを探しながら移動する行動を繰り返しました。
 ここで興味深かったのが、コマドリの♂は、カメラマンが置いた
 たくさんのミルワームに見向きもしなかったことです。
 つまり、ヒナに運ぶエサは硬い殻のミルワームではなく、柔らかい
 エサを探して与えていたのです。こうした行動の変化を確認したい
 と思いながら、なかなか実現できずにいましたが、思わぬ偶然が
 重なったことで、その変化を自分の目で確認することができました。

 ちなみにコマドリの行動から、この個体の巣は人が近づける場所
 ではなく、沢向こうの倒木や枝が込み入った奥にあるようでした。
 人間が与えるミルワームを得ながらも、適当な距離を置いて繁殖を
 行うしたたかさを感じた観察でした。


  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_67/toku2.htm


■ …………………………………………………………………………………………
□ <第51回>藤川 友敬さん 「知床から」
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  第51回 サケを捕るヒグマ
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 12月にもなり、知床ではそろそろ根雪が積もり始める。
 ヒグマも冬眠間近となるが、その準備のため河川で彼らを見かける
 こともある。たまたま川に遡上してきているサケを求めてやって
 きた1頭に出会った。川岸を歩きながら、川の中を覗き込み、
 魚影が見えたのか飛び込むようにして川の中に入っていく。
 今回は残念ながら捕獲することができずに森の中に戻っていった。

 *知床はヒグマの世界的な高密度生息地域で、目撃することが
 ありますが、見かけたときはむやみに近づくことなく、十分な
 距離を保ってください。

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_67/toku3.htm


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【タクミ】……………………………………………………………………
□  <第17回>
■ ……………………………………………………………………………………

 皆さんこんにちは
 1年は早いもので、もう12月の師走です。色々忙しい時期ですね。
 今年1年お世話になりました。

 さて12月になり気温も下がり、私の大好きな季節になってきました。
 それは地元、多摩川で靄があがる季節です。

 冬の多摩川での鳥景写真は私のライフワークになって来ています。
 私の場合、珍鳥よりも早朝の多摩川なのです。
 その冬の早朝の多摩川はとても幻想的な空間に変化します。
 とても東京都とは思えない不思議な幻想の世界へと変化します。

 写真は昨シーズ撮影した多摩川での鳥景写真です。
 (編集者補足:写真は、Web版でご覧ください)
 
 ごらんのように川面から靄が沸立つようにあがっています。

 この場所は比較的靄が出やすい場所なのです。
 なぜ?靄が出やすいのかと言うと、理由があります。
 それは、下水処理場です。
 各家庭から排出された汚水は下水管に入り、下水処理場まで流れて
 行きます。
 そして下水処理場で綺麗な水に浄化され川へ放流されます。
 この浄化された処理水の水温が比較的暖かいのです。
 強い風さえ吹かなければ、ほぼ確実に靄が出ます。
 靄が多い時には昇った太陽まで覆い周囲の人工物までを消しまいます。

 でも靄が出たからと言っても鳥がいなければ、ただの風景写真
 (ただの風景でも絶景です)鳥がいれば鳥景写真へと変わります。

 また鳥のいる位置や鳥の向いている方向なでも写真の雰囲気は
 がらりと変わってきます。毎年同じ場所で撮っていますが、
 毎回違った表情を見せてくれます。
 気温、川の水量、下水処理水の量、風向、風速、雲の出方等々
 様々な条件が少しでも違えば多摩川の表情も変ってきます。


  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_67/toku4.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第19回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

 ────────────────
 第19回 秋の終わりは華やか
 ────────────────

 今年も残すところ、あと僅かになりました。師走ともなれば、
 さすがに寒さも募るこの頃ですが、温暖化の影響で夏が長く、
 秋が短いというのがこのところの傾向のようです。陽の傾き方
 こそ毎年変わらないのは当たり前にしても、体感的には10月から
 漸く秋が始まると言ったら言い過ぎでしょうか。
 それでも秋が深まり、朝夕は寒さを感じ始める11月の末から
 今月初旬にかけて、山から降りてきた紅葉が里の景色を鮮やかに
 彩る様を、ここ武蔵野の野山で目にすることができ、ココロ華やぐ
 のでした。

 秋の初めは、あの暑く輝く夏が行ってしまうのが名残り惜しく少し
 寂しくはあるのだけれど、朝晩ぐっと冷え込む晩秋に差しかかれば、
 暖かい頃にはきらめくグリーンを誇っていた木々の葉が、秋風と
 ともにその艶を失い、元気を無くし、侘びしげな佇まいを見せて
 いたのが、まるで奇蹟のように黄にオレンジに赤にと、様々にその
 装いを新たにするのです。

 10月以降、冬を日本で過ごす鳥たちがやってきました。ツグミすら
 あまり見られなかった昨季に比べて、今季はその種類はとても豊富
 で、6年前でしたか、冬鳥がたくさんやってきたときにも似て、
 多くのバーダーを喜ばせています。当地でもマヒワ・ウソ・
 キクイタダキなどの小鳥がやって来ています。
 これらのバーダーに人気のある鳥は、少し探せば今季ならば
 そちこちで散見されるので、探鳥がとても楽しいのです。

 特に、人がほとんど訪れることのないポイントで小鳥たちに
 出会えた時の嬉しさは格別です。しかもシジュウカラ・エナガ・
 コゲラ・メジロ・カワラヒワのような留鳥と、ヤマガラ・ヒガラ
 などの漂鳥、ウソ・マヒワ・シメ・アオジ・ツグミなどの冬鳥が
 混然となって、わずか数十メートル四方の環境に計100羽近い小鳥が
 上へ下へ、右へ左へとかしましく鳴き交わしながら私の周りを飛び
 ちがいたるは、清少納言でなくたって、実に実に「いとおかし」
 なのです。

 小鳥たちはこの環境がよほどお気に入りなのか、混群は数分で移動
 してゆくのが普通なのですが、このときは1時間以上の長きに
 わたって、このポイントで上へ下への大騒ぎ、年に数回あるか
 ないかの「大パーティー」が延々と催されたのでした。

  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_67/toku5.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【まいたに】……………………………………………………………………
□  <第10回> デジタンを楽しむ
■ ………………………………………………………………………………………

 機材の話を書いている内に、秋から冬になり虫も花も少なく
 なって来ました。涼しくなってくると、デジタンとデジスコの
 二刀流で歩く機会が増えてきます。

 久し振りにデジスコで鳥を写すと、被写体の導入に手間取り
 シャッターチャンスを逃してしまう事があります。
 始めに照準器の調整をしておくことが大事だと、
 改めて気付かされます。

 昔(20〜30年位前)に比べると、鳥が減っているように
 感じますが、何年かおきに、冬鳥の当たり年があります。
 今シーズンは当たり年の様で、時々訪れる公園で、早くもマヒワ
 の小群やウソのペアに会いました。
 今シーズンは、どんな鳥に会えるか楽しみです。

 デジタンは、マクロ撮影は得意ですが、鳥撮りは苦手です。
 それでも、PB25+FT1+N1J1だと、中距離ならそこそこ
 写ります。あまり歩き回らない時は、二刀流。
 長く歩く時は、PB25+FT1+N1J1と、使い分けています。

 冬のデジタンの楽しみは、第3回に書きましたが、よく訪れる近く
 の公園での手すり観察が第一番になります。また、越冬中の虫を
 探す楽しみもあります。

 昨シーズンは、ホソミオツネントンボに会えて嬉しくなりました。
 何回か会いに行きましたが、ある時、草刈がされていて、
 越冬していたヒコバエもきれいに刈られてしまい、それ以後
 会えなくなりました。
 春に、体の一部がブルーになったのを見たいと思っていただけに、
 残念でした。

 公園の管理事務所に、あそこでこんなのが越冬しているから、
 草刈をする時は、気を付けて下さい。と連絡しておけば良かったと、
 後で思いました。
 もし今シーズンも見つけられたら、連絡しておくつもりです。


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■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第51回>「鳥、鳥、鳥」
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  第51回  キジバト
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 先日、上野の国立科学博物館で開催されていた企画展、
 「鳥類の多様性 〜日本の鳥類研究の歴史と成果〜」を
 見てきました。
 企画展タイトルのとおり、生態や渡りの調査方法などの鳥類研究
 の歴史が判りやすく紹介されていました。
 貴重なカンムリツクシガモの標本、謎の多いミヤコショウビンの
 標本も展示されていて、狭い展示スペースながらも、中身の濃い
 ものでした。

 こういった先人達の長年の研究の成果を、私たちは手頃な価格の
 図鑑などでも得ることができる、ありがたいことですね。
 (余談ですが、最近、カンムリツクシガモの標本について、
 イチャモンをつけられているようですね・・・)

 さて、本題。今回は、キジバトを・・・。

 個人的には実は一番触ったことのある野鳥です。なぜか・・・?
 子供の頃のこと。カブトムシを手軽に捕獲するには、果樹園の防鳥
 ネットに絡まっているのを捕獲するのが一番手っ取り早い。
 そして、鈍くさいのか、キジバトもよく絡まっていました。 それを
 解放していたためです。解けない場合は、畑の持ち主に許可を
 もらって網を切っていましたが、他の鳥と違いキジバトは、絡まった
 時や、解いてもらうときにほとんど暴れなかったため、大体、直ぐに
 解けました。
 ヒヨドリ、ムクドリ、カラスなどは、暴れまくってさらに網が絡まり、
 見つけたときには手遅れ、といったケースが多かったです。


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