『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
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         <<デジスコ通信 第84号 (2013年7月13日号)>>
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みなさん、こんにちは。

早々に梅雨明けしてしまい、暑い夏がやってきました。
梅雨らしく大雨の被害があった地域があったかと思えば、あまり雨が
降らず、水不足が懸念される地域も。蒸すのは嫌ですが、もう少し
バランスよく降ってくれればいいですね。

熱中症の患者も多く出始めているので、鳥見の際は、こまめに水分、
塩分を摂取するようにしましょう。涼しいはずの高原でも、
日向では結構な気温になっていることもあります。



(デジスコ通信 編集長 勝山)



皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

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◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
 ・SONY Cyber-shot RX100II 新発売
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
 ・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ デジスコセミナーinJTBロイヤルロード銀座
◎ デジスコ倶楽部主催「第10回デジスコ写真展」

▼野鳥観察情報▼
◎ <第44回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第65回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第56回>藤川 友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第21回>「タクミのとりコラム」…… by タクミ
◎ <第20回>「ユンソナの勝手につぶやき・・」…… by ユンソナ
◎ <第24回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第15回>「デジタンを楽しむ」…… by まいたに
◎ <第56回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します


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  最新デジスコ用品情報
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 SONY Cyber-shot RX100U 新発売
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 現在、デジスコ用カメラとして人気のRX100の
 マイナーチェンジ判がRX100Uとなって
 7/5に新発売となりました。
 
 今回、注目の要素は従来の1型CMOSセンサーが
 「裏面照射型」となり受光面積が増え、
 高感度撮影に有利になったということでしょう。
 実際に普段使いで比較してみると、
 ノイズ感は間違いなく改良され、ISO800でも
 普段なら使えそうな気がします。
 個人的にはせっかく大きなセンサーを投入したのに
 画素数が大きすぎてダイナミックレンジの
 広がりの少なさを「もったいない」と思っていましたが
 今回、受光面積の拡大により良いバランスに
 なったような気がします。
 世間では「高感度に強くなった」という評判が
 強いようですが、人の肌の肌理とかで低ISOに
 おいても洗練されたような感じです。
 野鳥撮影にどのように影響するのか楽しみです。
 また、WiFiの搭載やチルト式液晶モニターも撮影を
 楽しくする要素となります。

 従来のRX-100はそのままで、上位機種として
 併売するとのこと。
 現状で価格は2万円ほど高くなって6万円台です。

 デジスコ用途にはTurboAdapter BR-RX100が
 そのまま転用できるのですぐに楽しむことができます。


 ◎特長
 ・カメラの詳しい情報はこちらをご覧ください。
  http://www.sony.jp/cyber-shot/

 ・カメラブラケットについてはこちらをご覧ください。
  http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_br_rx100.htm


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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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 ◇ 高精度デジスコカプラー:TA4-2 販売課開始!!
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  TA4-2.(ティーエーフォー マイナス 二)
  接続カプラーTA4よりも約2o接眼レンズと
  カメラレンズを近づけることができるパーツを
  販売開始しました!


  ■TA4-2のご購入はこちら!
  ┗ http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_ta4_2.htm

  ≪注意事項≫
   接眼レンズとカメラレンズの距離が近づき過ぎると
   レンズ同士衝突する場合があり、カメラの故障や
   傷の原因になる可能性があります。
   技術的な説明をしっかり聞いた上でご購入下さい。


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 ◇ COOLPIX P330用ブラケットBR-P330好評販売中!
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  デジスコ用新カメラ『Nikon COOLPIX P330』を利用した
  デジスコシステムが構築できる
  ブラケット:「BR-P330」の登場です。
  ご注文心よりお待ちしております。

  ■BR-P330のご購入はこちら!
  ┗ http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_br_p330.htm

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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ◆◇◆ デジスコドットコム イベント情報 ◆◇◆

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 ○ デジスコセミナーinJTBロイヤルロード銀座
 ●-------------------------------------------●

 ■日時:2013年9月25日(水)14:00〜16:00
 ■内容:デジスコ実践セミナー(機材・設定編)
 ■会場:JTBロイヤルロード銀座 ローズ
 ■講師:石丸 喜晴
 ■定員:20名(要予約)
 ※参加者が5名に満たない場合は中止になることもあります
 ■参加費:無料
 ■詳細:http://www.digisco.com/event/130925.htm

 ※会場としてJTBさんがご提供くださっていますが、
 旅行に関係ないデジスコ専用のセミナー会場ですので、
 お気軽にご参加ください。


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 ◇◆◇ 〜デジスコ倶楽部 イベント情報〜 ◇◆◇

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 ○ 〜デジスコ倶楽部イベント情報〜
 ○ デジスコ倶楽部主催「第10回デジスコ写真展」
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 デジスコ倶楽部のビックイベント「デジスコ写真展」
 今年もニコンサロンbis新宿(東京)と
 ニコンサロンbis大阪にて開催します。

 メンバーの力作をご覧にお気軽にお越しください。
 お待ちしております。

………………………………………………………………………………
 【東京】
 ■会場:『ニコンサロンbis新宿』
  ※新宿エルタワー28F ニコンプラザ新宿内
 ■開催期間:2013年8月27日(火)〜9月2日(月)
 ■時間:10:30〜18:30 ※最終日10:30〜15:00

 ☆★☆ デジスコ倶楽部親睦会in新宿 ☆★☆
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ◎日時:2013年8月30日(金)18:30〜20:00
   ◎定員:30名(要予約)
   http://www.digisco.com/digisco_club/event/130830/
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 ☆★☆ デジスコ入門セミナーin新宿 ☆★☆
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ◎日時:2013年9月1日(日)13:00〜14:00
   ◎定員:50名(要予約)
   http://www.digisco.com/digisco_club/event/130901/
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

………………………………………………………………………………
 【大阪】
 ■会場:『ニコンサロンbis大阪』
  ※ヒルトンプラザ ウエスト・オフィスタワー13階
   ニコンプラザ大阪内
 ■開催期間:2013年9月12日(木)〜18日(水)
 ■時間:10:30〜18:30 ※最終日10:30〜15:00

 ☆★☆ デジスコ倶楽部親睦会in大阪 ☆★☆
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ◎日時:2013年9月14日(土)18:30〜20:00
   ◎定員:30名(要予約)
   http://www.digisco.com/digisco_club/event/130914/
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 ☆★☆ デジスコ入門セミナーin大阪 ☆★☆
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ◎日時:2013年9月15日(日)13:00〜14:00
   ◎定員:50名(要予約)
   http://www.digisco.com/digisco_club/event/130915/
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 

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  ■お問合せ:デジスコ倶楽部事務局
     mailto:info@digisco.com
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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第44回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
■ …………………………………………………………………………………………

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  第44回 元山岳ガイドのお話から
 ──────────────────────

 先日、元山岳ガイドの方のお話をうかがう機会がありました。
 それは、驚きとあきれてしまう話でした。個人を特定されると
 まずいので、概略に留めておきます。彼がガイドを行っていた
 地方の山小屋は、基本的には避難小屋です。
 実は、人がいて食事が出て寝具もある山小屋は、そう多くは
 ありません。富士山や日本アルプスのような登山者の多い山
 だけで、多くの山小屋は避難小屋なのです。避難小屋とは、
 文字通り天候が悪化したときなどに避難する建物です。
 ですから、雨露を避けて眠ることができるだけです。
 考えてみれば、私のフィールドである日光ですら山小屋は避難小屋
 です。ろくな水場もないところでは、水はもとより寝袋から食料を
 担ぎ上げなくてはなりません。

 ですから、ガイドは三度の食事の世話をしなくてはなりません。
 これは、食料を持ち運び、食事を作り、後片付けをしなくては
 ならないことになります。連泊の縦走ならば、荷物も多くなり
 複数のガイドが付くことになります。
 「でも、旅程を進めば食べてしまうのだからだんだん軽く
 なりますね」と聞いたら「ゴミを持ち帰るので、それほど減らない」
 とのこと。いずれにしても、自分の荷物もあるのですからかなり
 の重労働です。

 客のなかには、寝袋やろくな防寒具を持ってこない人もいた
 そうです。客である以上、自分のものを貸してあげざるを
 えなかったとのこと。なんともご苦労なことです。私は、山岳
 ガイドの仕事とは、迷わないための道案内と何かあったときに
 助けになる程度だと思っていました。この話を聞いてびっくりです。

 結果、彼は膝を痛めてリタイアしたわけですが「○○岳を登った」
 「2,500m級を○座登った」「日本百名山を踏破した」と言って
 自慢する人のなかには、こうしたツアーの登山をしている人が
 多くいることを知っているか?という話でした。
 いわば、おんぶにだっこの登山をしている人がいるわけで、
 これは知りませんでした。

 以前にも書きましたが、登山は格闘技です。トレーニングが必要
 ですし、ルールも厳格、当然、命の危険もつきまといます。
 それだけに、達成したときの喜びはひとしお、感動は言葉では
 表せません。正直、私には真似事くらいしかできません。

登山ツアーとバードウォッチングツアーを比べるすべはありません
 が、バードウォッチングツアーに参加したときに「○○種を見た、
 写真に撮った」と、自慢する人に出会ったことがあります。
 私のライファーのおよそ2倍。はじめは凄いと思いましたが、
 いっしょに歩くと、鳥が近くに来ても気がつかないのです。
 また、鳥のいる場所を教えても見つけることができませんでした。
 どうも、ガイド付きのツアー専門のバードウォッチャー、あるいは
 野鳥カメラマンで「○○種を見つけてもらった」「見せてもらった」
 と言った方が正しいのではないかと思いました。

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_72/toku1.htm

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第65回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

 ──────────────────────────
  第65回 ツノメドリやウミバトを見に行こう!
 ──────────────────────────

 図鑑の中では存在感が強いものの、なんだか見られる気がしない
 鳥…。その代表格が海鳥かもしれません。細長いグライダーの
 ような翼をもつアホウドリは、広大な海原を悠然と凪いで飛翔
 する姿に美しさや憧れを感じます。

 また全く逆の体型ですが、ペンギンのようなずんぐり体型で
 ありながら、とくにその頭部に強く自己主張するエトピリカ
 (Tufted Puffin)やツノメドリ(Horned Puffin)も、一度は
 出会ってみたい鳥の代表的存在ですね。どちらの種も夏羽では、
 上下に幅広い嘴が共通していますが、エトピリカが、眉から目の
 後方に黄白色の飾り羽が伸びるのに対して、ツノメドリはその名
 の通り、目の上部に角状の突起ができる特徴があります。
 一見すると、リーゼントヘアのエトピリカの方が男らしいイメージ
 があり、虹彩が明るいことから、ちょっと怖そうな印象を受ける
 かもしれません。一方のツノメドリはユニークさがあり、
 その外観から、海のオウムなどと呼ばれたりしているそうです。

 とにかく、図鑑の中だけの鳥である方が圧倒的に多い2つの
 パフィンですが、夏羽の美しい個体が一度に見られるとしたら…、
 ついでに夏羽のウミバトもいるとしたら…。

 以前紹介した、北海道根室市の落石ネイチャークルーズは 夏には
 エトピリカ、冬にはウミバトやウミスズメ類、チシマウガラスなど
 が見られることで大人気ですが、今年の夏はツノメドリに遭遇する
 機会も多いとの嬉しい情報があります。実は道東では、夏季に
 ツノメドリの目撃例はあり、同クルーズでは昨年も観察されて
 いました。また同クルーズでは海鳥繁殖への影響を考慮し、船が
 立ち入れる海域の制限、鳥を船で追跡しない約束等を設けている
 ため、いつも間近で観察できるとは限りませんが、運のよい方は、
 すばらしいショットを得られるようです。

 アホウドリは、鳥島などの繁殖地を訪ねる大型客船のほか、
 太平洋側の北海道航路フェリーでも見られる機会がありますが、
 夏羽のツノメドリに出会うチャンスは多くありません。
 この時期は、「夏枯れ」とも呼ばれるように、鳥見に出かける
 場所がなくて困っている方も多いと思います。落石クルーズの
 船は現役の漁船、操縦はもちろん漁師さんというユニークな船での
 鳥見ですので、滅多に触れあう機会のない漁師さんとの交流も
 楽しみのひとつです。また、漁師の奥様方でつくる愛霧弁当
 (\1,000-)も、ぜひとも召し上がって頂きたい逸品です。
 決して高価な食材ばかりで構成されている訳ではありませんが、
 「漁師飯」という言葉があるように、新鮮な食材を使用し、
 素材のよさを知り尽くした本当のプロが調理した一品一品が
 素朴で美味しいですよ。季節によって内容が変わりますので、
 皆さんのお口に合うかどうか分かりませんが、訪れた地域を
 感じることのできる、すばらしい取り組みだと思います。


  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_72/toku2.htm

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第56回>藤川 友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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  第56回 兄弟
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 原生林の奥に地面に開いた穴。なにか中にいるのかな?
 と覗いてみるがいないようだ。しばらく歩き回って、
 もとの場所に戻ってくると兄弟の仔ギツネが穴の入り口で
 昼寝をしていたようだ。両親は、子供たちのために食べ物を
 探しに行っているのだろう。はじめとの外の世界にちょっと
 驚きながらも、好奇心には勝てないようで、私に近づいて
 くる。秋には独り立ちするのだが、立派に成長することを
 願いたい。

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_72/toku3.htm


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━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【タクミ】……………………………………………………………………
□  <第21回>
■ ……………………………………………………………………………………

 みなさんこんにちは。関東も梅雨が明け、急に暑くなってきました。
 鳥撮りで長い時間外に出る時には水分を小まめに取るようにして
 熱中症に注意して下さい。

 さて前回紹介しました我が家の近くのツミ話の続きです。

 ツミは、我が家直ぐ前の学校の校庭にある桜の木に巣を作りました。
 このツミの巣ですが、なんと我が家の2階からスコープを使うと
 見る事ができました。
 巣までの距離は我が家から50m位です。

 その巣の下では、いつも子どもたちが遊んでいます。
 学校が休みの日でも校庭では野球やサッカーが行われています。
 桜の木は木陰を作ってくれているので、丁度良い休憩場所になって
 巣の下には、ほぼ毎日人がいます。
 ツミと人と距離がとても近いです。人がいてもツミは全く気にして
 いないようです。他にも巣を作れる所は沢山あると思います。
 それなのに、わざわざ人のいる所を選んでいます。
 このツミは、きっとツバメと同じように人を外敵から守る手段に
 しているのでしょうね。

 それからツミが営巣すると、その周囲にはオナガも多くやって
 来ます。学校の校庭の木々にも多くのオナガいます。
 ある調査によるとツミの周辺で営巣するオナガが激減し、最近では
 オナガが営巣しなくなった言う報告もありますが、ここでは
 そのような事にはなっていません。
 昨年もツミが営巣しましたが、多くのオナガが来ていました。
 オナガの巣も3つ程確認できました。
 オナガはカラスから身を守るためツミの周辺で営巣していると
 言われています。
 ツミはオナガを捕食する事はないと言う話も聞きます。でも昨年
 一度だけですが、ツミがオナガを捕らえようと追いかけている所を
 見ました。その時はオナガを捕らえる事は出来ず失敗に終りました。
 オナガはツミを本当に捕食しないでしょうか?
 でもオナガが自らツミの近くに集まって来るというのは、ツミに
 捕食されるというリスクが少ないという事なのでしょうね。

 さて、ツミの行動も安定し、また人を余り恐れていないようなので
 カメラを持ち出し、撮影をすることにしました。


  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_72/toku4.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第20回> ユンソナの勝手につぶやき・・
■ ……………………………………………………………………………………

 前回はPCの話と珍鳥さんの写真で終わってしまったつぶやき
 でしたが、今回は宮崎の夏鳥さん達についての話をしてみる
 ことにします。
 ここ数年の夏鳥探索の様子を1年にまとめて再構成してお話
 してみることにします。
 夏鳥さんと言っても私の興味は「可愛い小鳥さん」ですから
 シギチの話は皆無です(笑)

 宮崎の夏鳥さん達の本格的な来訪は、まだ冬鳥さん達の残った
 4月の初め頃から始まります。この頃になりますと多くの旅鳥達が
 僅かな時間を市内の公園などで過ごし、通過していきますが、
 その中にはコルリ、コサメビタキ、ヤツガシラといった出来ること
 ならばじっくり撮らせて貰いたい鳥さん達もいます。
 旅鳥さんの多くは長くても数日間の滞在で、仕事のある身には
 なかなか撮影の機会に恵まれず辛いところです。
 ハクセキレイは留鳥ですが、旅鳥としてタイワンハクセキレイ、
 ホオジロハクセキレイといった変わり者がやってくる時期でも
 あります。

 宮崎では冬はシラハラ、ツグミといった鳥さんがいますが、
 旅鳥のアカハラ、マミチャジナイなどが見られるようになると
 入れ替わるようにしていつの間にか姿を消してしまいます。
 このアカハラ、マミチャジナイ、コルリ、コサメビタキといった
 鳥さんが垣間見られるようになった公園にやがてオオルリが顔を
 表します。
 オオルりとキビタキはほぼ同時に見られるようになりますが、
 まだこの時期はルリビタキ(とくに♀)が残っていることが多く、
 市内の公園はオオルリ、キビタキ、ルリビタキといった可愛い
 小鳥さんが撮れるいい時期になります。

 この時期のオオルリはまだ梢で囀ることはなく、キビタキともども
 公園内の比較的低い木の中を数羽の集団で移動している事も珍しく
 ありません。
 渡りの時期を除いてはオオルリが数羽同時に見られる事は
 ありませんので、オオルリ撮影には最適な時期だといえます。
 キビタキは集団でいることはないのですが、公園のあちらこちらで
 見られるなど、やはりキビタキ撮りにも最適な時期だといえます。
 市内の公園には散歩の人達が多いのですが、よほど鳥に興味のある
 人でない限りはこの可愛いとりさん達に気が付くことはないよう
 ですが、勿体ない話ですね〜
 我々の姿を見て「何を撮っていらっしゃるのですか?」と尋ねる
 方も多く、撮ったばかりのこの子達の写真を見せると
 「こんな鳥がここにいるのですか・・」と驚かれる方が多い事に
 ビックリします。

 オオルリやキビタキで賑わう公園にある時
 「月・日・星・ホイホイホイ」の声が響きます。
 待望のサンコウチョウさんの来訪です。
 山に入ったサンコウチョウは高い場所で鳴き、高い場所を移動
 することが多いのですが、この時期の公園では比較的低い位置で
 見られる事が多く、サンコウチョウの撮影にはこの公園での撮影が
 一番適しているように思います。
 ただ、低い、近い、良く動くだけにデジスコでの撮影は難しい
 場合が多く、苦労するところです。
 サンコウチョウは渡りの時は長い尾を落とすと言われていますが、
 この時期は尾の短い鳥さんだけではなく、十分に尾の長い
 サンコウチョウも見られますので、短時間のうちに尾の長さは
 回復するのかもしれません。
 サンコウチョウの滞在時間もオオルリやキビタキ同様短く、同じ
 個体が数日間も見られる事は無いようですが、次から次に
 入ってくるようで1週間〜10日ほどは公園の華となっています。


  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_72/toku5.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第24回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

 ────────────
 第24回 虫撮り日記
 ────────────

 某月某日。
 そんなに広くはない、けれども背後には小深い雑木林、向かいには
 春秋にヒタキ類も立ち寄る神社の社叢、幾筋かの細い水路が低地を
 走り、畑地のなかにいくつか非耕作地(原っぱ)が点在する谷戸。
 虫たちが生息するには必要十分な条件が揃ったそんな谷戸に、
 7月に入って降り立った途端、その月代わりを待っていたかのように
 今季初のニイニイゼミの鳴き声が、背後の雑木林から届く。
 彼にとり、正に今日が初鳴きであるのらしく、時折り鳴き声が
 途切れ途切れになってしまう初々しさ。
 (盛夏、到来だな。それにしてもニイニイのやつは、いつだって
 7月の声を聞いた途端に鳴き出す。まったく律義なヤツだな)

 幾年か前からキイロサナエが飛ぶという話もあったこの谷戸だが、
 あいにくその姿は見られない。黄色っぽいトンボが留まったので、
 すわ現れたかとぬかよろこびするも、多分出現したばかりの
 ノシメトンボだった。けれどもこの環境に良く馴染んだ姿がとても
 好ましくて、丁寧にシャッターを押す。
 足元に咲くヒメジョオンに群がるベニシジミを眺めていると、
 一回り大きい薄茶色のチョウが留まる。何かなと目を凝らすと、
 翅裏の模様からミドリシジミかなと思う。でも、近くにハンノキも
 ないし、この近辺でミドリシジミを見たこともないので、さらに
 よく見ると、どうやらトラフシジミのようだ。普段あまりお目に
 かかれないチョウなので、正直嬉しい。
 原っぱに足を踏み入れ、足元からポンポン飛び出すバッタなどを
 眺めていると、向こうの葉っぱの上に黒っぽい甲虫がとまる。
 よくいるゴマダラカミキリだが、なにやらもぞもぞとしているので
 連写したら、うまく飛び出しの瞬間を収めることができた。

 同じ原っぱの上空を、数十頭のチョウトンボが乱舞している。
 この時季、空が大きく広がる畑地や草地、池周りの葦原などでは
 多くのチョウトンボが伴侶を求めて舞う。ありふれたチョウながら、
 夏の眩い陽の光を受けた、まるでステンドグラスのような四翅の
 輝きは、私を魅了して止まない。
 遠くの雄はデジスコで、近くまで寄れた時は短いレンズのデジ一で
 アップで撮るのが、この頃の昆虫の撮影スタイルになっている。
 3枚目は雌だけれど、その渋い輝きにしてやられた。

 某月某日。
 この季節を旬とする花を少々。ヨウシュヤマゴボウは、グリーン
 から紫色に熟れてゆく実が特徴だけれど、その花も地味ながら
 とても愛らしい。


  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_72/toku6.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【まいたに】……………………………………………………………………
□  <第15回> デジタンを楽しむ
■ ………………………………………………………………………………………

 梅雨の真っ只中、週末に降らない事を願っていますが天気は
 こちらの自由にはなりません。晴れたら良いなと思いながら、
 天気予報を眺めています。

 平地の鳥は、そろそろ夏鳥が一段落で、段々寂しくなって行き
 ますが、虫はチョウやトンボやセミその他色々が絶好調になって
 きます。日除け、虫(蚊)除けをして、観察(撮影)に出かけます。

 前回、Z6+18-55mmズーム+FT1+N1J1を試しましたが、
 使い勝手はなかなか良いようです。
 自作のレリーズステーは、使い勝手も見た目もいまいちなので、
 ビクセンのケーブルレリーズブラケットを購入しました。
 少し削って照準器も付けました。

 FT1の脚とケーブルレリーズブラケットの止めネジが干渉する
 ので、三脚アダプターTA−N100も購入。
 最近は、ほとんどの部品の購入は、ヨド○○ドットコムで、
 今晩注文すると翌日届いて送料は無料、便利な世の中になりました。

 望遠マクロになるので、私の場合は三脚が必需品です。一却も
 試してみましたが、安定が足りません。バードウォチング用の
 グリーンシャンク(20年以上前に購入)でも耐荷重は十分
 なのですが、高さと低さ(開脚しての)が足りないので、
 ベンロC−257M8を使っています。
 この日写したカキランの写真です。

 このシステムで、中から遠距離がきれいに写ると良いのですが。
 何故か近くほどにはきれいに写りません。

 そこで、中距離にはN1J1+FT1+55-200mmズーム
 (×2.7=148.5-540mm)を常用しています。
 近く(最短撮影距離1m)も良く写るので、これ一本で歩く時も
 あります。


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  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第56回>「鳥、鳥、鳥」
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  第56回  今年の夏鳥は…
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 今年の夏の私のメインフィールド周辺は、妙に鳥が少ない。
 特に小さい鳥が。

 もともと数が少ないヒタキの仲間がいないことがあるのは別に
 珍しくもないですが、毎年にぎやかなオオヨシキリが非常に
 少なく、未だに写真を撮っていません。
 オオヨシキリが少ないせいか、カッコウもいない。
 オナガを期待したのか、ツミが繁殖しているいくつかの森に
 僅かな期間、頻繁に現れた程度。
 コムクドリは、確認できたのは2ペアだけ。
 そして、夏鳥の代表格ともいえるツバメも…随分少なく感じます。

 留鳥も、ホオジロ、ヒバリ、スズメあたりを除けば少なめ。
 シジュウカラは? ムクドリは? ウグイスは? といった状態。
 さすがに全滅ではないので、繁殖が進むにつれて個体数は
 回復してますが、例年よりは随分寂しい状態です。


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  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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