『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!

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         <<デジスコ通信 第87号 (2013年12月20日号)>>
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みなさん、こんにちは。

この冬は長期予報どおりというか…、例年より寒い冬ですね。
この天候の影響のせいか、冬鳥の到来がいまひとつ、といった話を
よく聞きます。私の周辺では、一部の鳥がどっさりといて、それ以外の
鳥が例年よりはるかに少ない、といった感じで偏っています。
皆様のところはいかがでしょう?

今年もあとわずかとなりましたが、振り返ってみると、年間を通して
嵐に悩まされたような年だったような気がします。鳥が少ないのは、
このあたりの影響もあるのかも…。
来年はもう少し平穏な年になるといいですね。



(デジスコ通信 編集長 勝山)



皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
 ・カシオ HIGH SPEED EXILIM EX-10専用レリーズステー
  『RS-EX10』発売のお知らせ
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
 ・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ デジスコ入門セミナー in ビックカメラ名古屋駅西店
◎ CP+ CAMERA&PHOTO IMAGING SHOW 2014

▼野鳥観察情報▼
◎ <第47回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第68回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第59回>藤川 友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼]
◎ <第22回>「ユンソナの勝手につぶやき・・」…… by ユンソナ
◎ <第27回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第18回>「デジタンを楽しむ」…… by まいたに
◎ <第59回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します


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  最新デジスコ用品情報
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 例年ならば、冬鳥がしっかり姿を見せてくれて
 忙しい季節のはずですが、今年はなぜか鳥が少ない。
 PM2.5なのか巨大寒気の影響なのかはわかりませんが、
 野鳥が少ないために評価撮影の作業が進みません。
 今、どんな作業をしているかというと、
 わかり易いものとしては
 「カシオ HIGH SPEED EXILIM EX-10 の
 デジスコ適性」を調べています。

 2013年11月29日に発売となった
 『カシオ HIGH SPEED EXILIM EX-10』
 ユーザー待望のHIGH SPEEDシリーズの
 フラッグシップ機であり、名機EX-F1の血統を引き継ぐ
 超高速カメラの登場です。
 撮影要素2軸の同時ブラケッティング撮影ができるなど、
 カメラファンにとっては興味深い特徴を持つ先進のカメラです。
 しかし、私たちデジスコファンにとっては
 超高速連写によるパスト連写の威力でしょう。
 デジスコでトビモノが簡単に写せたら・・・って
 思いますよね。

 カシオ HIGH SPEED EXILIM EX-10の場合、
 大口径の明るいズームレンズシステムを
 採用しているためにTE-17WやTE-11WZでは
 ケラレや周辺減光の無いシステムが構築できないこともあり、
 テレフォトレンズTSN-VA3を使用します。

 (周辺のケラレや減光をトリミングすることを
 前提とすればTE-17WやTE-11WZも選択肢に入りますが
 推奨はできません)

 結果的にカメラズームワイド側のケラレ領域を除けば
 焦点距離は(35oカメラ換算)800o〜1600oとなります。
 飛翔写真が写しやすい最大の焦点距離は800oまでと
 言われています。このシステムのワイド側であれば
 飛翔写真が写しやすい画角なので期待できます。

 もちろんテレ側であれば1600oまでは写せるので
 デジスコらしいアップの画も写せます。
 1/1.7型CMOSというコンパクトな撮像素子であることの
 メリットであるフロントコンバージョンシステム構造により、
 カメラ本体の明るさに近似した明るいシステムが構成され、
 F2〜F4の範囲で撮影ができます。

 このカメラには最大0.8秒手前までのパスト連写が
 できることで飛翔写真撮影時のタイムラグを打消し、
 さらに手前までの瞬間を写せるのでデジイチを上回る
 瞬間を撮影できる可能性を秘めています。

 以上のことから飛翔写真撮影には長すぎる
 焦点距離はVA3(14倍)を採用することで解消し、
 カメラタイムラグはカメラ作動速度の向上と
 パスと連写で解決することができます。
 という、ロジックで開発を進めています。

 現在テスト中のシステムです。

 *****************************************************
 ・スコープ:KOWA TSN-884
 ・接眼レンズ:KOWA TSN-VA3
 ・アダプターリング:KOWA TSN-AR55
 ・コンバーターアダプター:オリンパス CLA-12
 ・カメラ:CASIO EX-10
 ・照準器ステー:デジスコドットコムSST-8877
 ・照準器:デジスコドットコムDOS-CS1
 ・レリーズ:デジスコケーブル455US
 ・レリーズステー デジスコドットコム RS-EX10
 ・カメラマウントシステム:KOWA TSN-PS1
 ・ロングプレート:ベルボン QB-F51L(コルクなし)
 ・雲台:ジンバル雲台:デジスコドットコム GIM-01
 ・三脚:ベルボン ジオカルマーニュE635M(脚のみ)
 *****************************************************

 ●カシオ HIGH SPEED EXILIM EX-10の製品情報はこちら
  http://casio.jp/dc/products/ex_10/


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 ┗■ (株)デジスコドットコム

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 ◇ カシオ HIGH SPEED EXILIM EX-10専用レリーズステー
 ◇ 『RS-EX10』発売のお知らせ
 ◆---------------------------------------------------------◆

………………………………………………
  ◎2013年12月下旬発売予定
  ◎価格:4,000円(税別)※予定
………………………………………………

 もうすぐご披露できると思います。
 EX-10でのデジスコシステムは
 フィルターアダプターネジにオリンパスの
 フィルターアダプターと変換リングを装着するだけで
 TSN-VA3と接続が可能です。
 どうしても市販品で不足しているものはレリーズステー。
 EX-10はカメラ前面に第2のシャッターボタンがついているので、
 下部のカメラネジを使ってセットできるように作りました。

………………………………………………………………………………
  詳しい情報は

  ■ (株)デジスコドットコム
    ┗ http://www.turboadapter.com/
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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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 ◇年忘れ緊急企画 アウトレットセール開催決定!
 ◆---------------------------------------------------------◆

  箱潰れ棚ズレ品/微細な傷有品/処分品など
  訳あり商品を≪処分価格≫でいつもより多くご用意しました!
  商品群はHPアップをお楽しみに!!

  2013年最後のお買い物をお楽しみください。

  ■でじすこや http://www.digiscoshop.com/
  ■開催期間:2013年12月25日(水)〜27日(金)昼12時まで


 ◆---------------------------------------------------------◆
 ◇ 【でじすこや】年末年始休業日のお知らせ
 ◆---------------------------------------------------------◆

  誠に勝手ながら下記期間年末年始休業とさせていただきます。
  何かとご不便をお掛けしご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承
  くださいます様よろしくお願い申し上げます。

  2013年12月27日(金) … 通常営業
  ※27日出荷分は27日午前中受注分のみとなります。

  2013年12月28日(土) … 休業日
        |
  2014年01月05日(日) … 休業日
  2014年01月06日(月) … 通常営業

  ●年末年始休業中のご注文の出荷について
   休業期間中のご注文につきましては随時受け付けておりますが
   お届けは連休明けの1月7日(火)以降となります。
   休業中にいただきましたお問合せにつきましては、休業明けの
   1月6日(月)より順次対応させていただきますので、よろしくお願い
   いたします。

   デジスコドットコム以外、他メーカー商品をご購入ご希望の方で
   今年中にどうしても入手されたい方は、25日頃より休業する
   メーカーが多いので、お早めにご検討くださいます様お願い
   いたします。
   メーカー休業及び在庫切れなどがなければ対応出来ます。


 ◆---------------------------------------------------------◆
 ◇ デジスコサポートデスクからのお知らせ
 ◆---------------------------------------------------------◆

   「デジスコサポートデスク」は年末年始も休まず
   営業いたします。
   デジスコに関するご不明な点があればお問合せ下さい。

  ■デジスコサポートデスク
   http://www.digisco.com/support/

  ※お電話でのお問合せについて
   回線が込み合っている場合、留守番電話にメッセージをお残し下さい。
   担当者より折り返しお電話いたします。

  ※対応につきまして
   特別シフトでの対応となりますので
   対応に多少お時間を頂くことがあります。ご了承下さい。

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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ◆◇◆ デジスコドットコム イベント情報 ◆◇◆

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 ○ デジスコ入門セミナー in ビックカメラ名古屋駅西店
 ●-----------------------------------------------------●

 ■日時:2014年2月1日(土)13:00〜14:30
 ■内容:デジスコ入門セミナー
 ■会場:ビックカメラ名古屋駅西店 B1F セミナールーム
 ■講師:石丸 喜晴
 ■定員:10名
 
 ※ビックカメラ名古屋駅西店 B1F カメラコーナー へ直接
  お申込下さい

 ■参加費:無料
 ■詳細:http://www.digisco.com/event/140201.htm


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 ○ CP+ CAMERA&PHOTO IMAGING SHOW 2014
 ●-------------------------------------------●

 2014年2月13日(木)よりCP+2014が開催されます。

 カメラと写真映像の情報発信イベントCP+に
 皆さん是非足をお運びください。

 ■開催日時:2014年2月13日(木)〜2月16日(日)
 ■会場:パシフィコ横浜
 ■詳細はこちらをご覧ください
  ┗ http://www.cpplus.jp/


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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …………………………………………………………………………………………
□  <第47回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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  第47回 野鳥を見つける、聞き分けるコツ
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 ベテランのバードウォッチャー同士ならば「あそこに○○がいる」
 と言えば「いたいた」ですみます。以前、走る電車の中からオオタカ
 とチョウゲンボウが空中戦をしているのを見つけたことがあります。
 かなりの離れた距離の上に窓越しでしたが、そばにいたカミさんは
 方向を示しただけにすぐに見つけてくれました。いっしょにいた
 初心者の方は見つけられず、ちょっと疎外感を味あわせてしまい
 ました。また、鳥のいるところの判らない初心者には「モミの木の
 2時の枝先」とか「とがった岩のてっぺん10時方向、5m先の藪の上」
 とか、言わないと判ってもらえません。そうこう探しているうちに、
 鳥は飛び立ってしまいバードウォッチングって難しいという印象を
 与えてしまうこともあります。

 なぜ、ベテランは見つけられるのに初心者には見つけられないの
 でしょうか。よく考えてみると、私は「○○がいるよ」と言われ
 たら、その鳥の姿やとまっている様子を頭のなかに思い浮かべて
 いるのでは、と思いました。そして風景のなかから、その鳥の
 いそうな場所を探して見つけていることになります。たとえば、
 「モズがいる」と教えられれば、枝先に身体を垂直に立てたモズ
 の姿を思い浮かべ、モズのいそうなところを見るために見つかる
 のではないでしょうか。

 これは「何か鳥がいる」でも、ベテランならば鳥がとまれそうな
 場所を探すことになるので、結果見つけることができます。
 いわば、目で見つけているのではなく、頭=脳で探し見つけている
 ことになります。初心者には、鳥のいるイメージが頭に入っていない
 ので、たとえ目の前にカワセミがとまっていても「ほら、そこに
 カワセミがいる」と言っても見つけることができないことになります。

 鳥の声も同じだと思います。以前、ツツドリの声が遠くから聞こえて
 きたので「ツツドリが鳴いている」と教えたのですが、初心者の
 方は首をかしげるばかりでした。その人の頭の中にはツツドリの声が
 入っていなかったので、いろいろ聞こえる自然の音の中からツツドリ
 の声を抽出することができなかったのです。

 ですから「○○が鳴いている」と言われれば、その声を思い
 浮かべて、いろいろ聞こえて来る音の中からその声を検索して確認
 するしていることになります。これも、耳で聞いているのではなく、
 頭で聞いてことになります。


  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_75/toku1.htm

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第68回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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  第68回 《山渓VS平凡社》 待望の写真図鑑、相次いで発売!
 ─────────────────────────────────

 今年の冬鳥はいかがですか?
 各地から届く便りは、冬鳥の少なさを危惧する内容が目立つよう
 です。11月中〜下旬に台湾に出かけた際にも、冬鳥(とくに小鳥類)
 の到着が遅れているとの話しを聞きましたが、渡来数自体も少ない
 ようでした。「四万十川の水温が高くて魚類に深刻な影響を
 与えたと」いう報道に象徴されるように、今年の夏の暑さは野鳥の
 繁殖にも大きく影響したような気がしてなりません。これからの
 鳥見には、気象予報士的な知識も要求されるのかもしれませんね。

 さて、そんな中、待望の写真図鑑の改訂版が相次いで発売されます。
 今回のリニューアルは、かなり大幅に改訂された
 『日本鳥類目録 第7版』に基づく並び替えの必要性に端を発した
 ものですが、最新の観察情報や知見も盛り込まれ、とくに種や亜種
 の見直しがされた種については、その相違点や識別の手法にも大きな
 関心がもたれています。
 写真で全種を対象とした図鑑といえば、山と渓谷社の
 『山渓ハンディ図鑑 日本の野鳥』(写真・解説:叶内拓哉)、
 平凡社の『日本の野鳥590』(写真:真木広造、解説:大西敬一)、
 文一総合出版の『日本の鳥550』シリーズ
 (写真:山形則男・吉野俊幸ほか、解説:五百沢日丸ほか)が代表的
 ですが、そのうちの2冊がリニューアルされて登場するのです。
 発売間近(もしかしたら直後)のこの時期、図鑑選びの基本を
 振り返りながら、皆さんに最適の1冊を探してみましょう。

 まずは、「叶内さんの写真図鑑」、「山渓の写真図鑑」などとも
 呼ばれる『山渓ハンディ図鑑7 新訂 日本の野鳥』
 (前版のタイトルは『山渓ハンディ図鑑 日本の野鳥』)ですが、
 水鳥から陸鳥までのすべてが1冊に収められています。前版では、
 各種の分布や習性、識別点などの基礎的な解説や写真も充実して
 おり、写真のキャプションを見るだけでも、識別点や特徴がつかみ
 やすいといった配慮がされていました。カラー分布図や生息時期を
 示すグラフ等もあり、初心者の方にも使いやすい構成でした。
 12月20日発売予定の新版では、収録種数が509種から520種に増加
 して、672ページとなるそうです。


  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_75/toku2.htm

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第59回>藤川 友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

 ───────────────
  第59回 雨上がりに
 ───────────────

 12月に入っても天気予報は、雨という日が今年は多かった。
 その雨が降った翌日、知床半島の基部にエゾシカファームという
 鹿牧場があるのだが、牧場内の水たまりにオジロワシたちが
 集まっていた。なにか動物の死骸でもあってついばんでいるのかと
 双眼鏡で覗き込んでみたがそうしたものは見つけられなかった。
 しばらく観察しているとどうやら水を飲んでいるようだった。

 ちょっとした水たまりがワシにとっての大切な水場となったようだ。
 冬になれば知床はオオワシ、オジロワシの観察シーズン、この冬は
 どんな出会いがまっているだろうか。


  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_75/toku3.htm


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第22回> ユンソナの勝手につぶやき・・
■ ……………………………………………………………………………………

 早いもので今年最後のつぶやきになってしまいました。
 前回はヤイロチョウやアカショウビン、キバラガラの話をしました。
 昨年からの珍鳥フィーバーは何処に行ったのかというほど今年は
 静かな冬を迎えています(笑)
 例年だともうとっくに来ているはずのルリビタキも見られませんし、
 どうやら今冬は外れ年になる予感がしています。

 さて、今年最後のつぶやきは何にしようかと思案していたのですが、
 昨今デジスコ向きのカメラが増えてきたことや、私自身がもう少し
 広角で撮りたいとの思いから天体望遠鏡の接眼レンズを利用しての
 テストを行ったりしたことなどの話を交えながら、自分流デジスコ
 機材といったものを見つけることの楽しさをつぶやいてみようと
 思います。

 第何回目のつぶやきで私はギターを作っている・・という話を
 しましたが、ギターに限らず何かを作ることが大好きな私は、気に
 入ったカメラが発売されるとDIGISCO.COMさんに先駆けてアダプター
 を作ったりします。 そして、気に入ったカメラは出来るだけ長く、
 何台も予備機を買いながら使い続けるのです。
 ですからDIGISCO.COMさんにとっては厄介な顧客で、とても上得意
 さんとはいかないでしょうね(笑)
 言い訳をするならば、気に入ったカメラのアダプターは自作以外に
 DIGISCO.COMさんの製品を必ず買います(メインはこちらです)
 製品の完成度が高いことや、やはり見た目を気にしてのことです(笑)

 私のメインの機材はスコープはKOWAさんのTSN-884、接眼レンズは
 KOWAさんのTE-17W、カメラはSONYのRX100がメイン、サブがW300
 ですが、メインのRX100も撮影枚数が限界に近づいた(?)ので
 2代目を購入し、現在のメインをサブに回すことにしました。
 同時に、出来るだけ広角で撮りたいとの思いからサブの機種では
 接眼レンズを20倍にすることにしました。

 サブ機種の概要は次の通りです。
 スコープはKOWAのTSN-774、接眼レンズはPENTAXのXW20、あるいは
 KOWAのTE-21WD(664用)、カメラはRX100という組み合わせです。
 スコープとの組み合わせではいずれも約25倍の倍率となりますが、
 PENTAX20の場合はRX100の最広角(換算28o)でも極僅かなケラレ
 ですので、実質700oからの使用が可能となります。
 KOWAのTE-17WDの場合はカタログ上のみかけ視界、アイレリーフは
 XW20と同等ですが、換算35oまではケラレが強く、実質875oから
 の使用となります。
 それでもTSN-884+TE-17Wの実質1050oからに比べると遥かに広角
 になりますが・・・・

 今回はこの広角接眼レンズ、PENTAX XW20oをKOWAのスコープに
 取り付けて使用するまでの経緯をつぶやきながら、物作りの
 楽しさや、デジスコ機材への思いを話してみることにします。

 774,884を使用している際の20倍接眼レンズへの思いは
 アカショウビンの里で思い知らされました。暗いなかで少しでも
 シャッター速度を上げたいという事だけではなく、ここでは
 アカショウビンの大きさに対して30倍接眼レンズでは倍率が高すぎて
 思ったような構図にならないという悩みがありました。
 それだけ近くでアカショウビンが撮れるという贅沢な悩みでは
 あったのですが・・・・


  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_75/toku4.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第27回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

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 第27回 小春から枯野へ(常ならず…)
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 12月も中旬を迎えます。
 11月から今月の初旬にかけて、関東南部ではもうこれ以上は望め
 ないほどの暖かで穏やかな晩秋が続きました。そして鴨も増え、
 さあこれから真冬に入る前の"初冬"という名の日々を少しの期間
 味わえるかなと思う間もなく、大陸から強力な寒気団がやって来て、
 日本海側に大雪を、関東へは乾いて冷たい北西風をもたらして
 しまい、味わい深いはずの初冬は跡形もなく去ってしまいました。

 年々歳々、いろんなものが変わってゆきます。夏が異常に暑く長く、
 その分押し出されるように秋が短く、すぐに冬になってしまうのが
 この頃の気候の特徴です。四季折々という言い方があるように、
 日本の季節の移ろいの細やかさこそは私たち日本人の自然観・思い
 などを形作ってきたのでしょうに、晩夏、初秋、晩秋、初冬などの
 微妙な季節の移ろいをうまく知覚できないまま、ただただ暑い・
 寒いだけの季節の繰り返しになってしまうことになるのなら、
 それはとても残念なことです。

 それでも先に記したように11月は陽気に恵まれ、鳥の数や種類こそ
 少なかったものの、小春の日差しをいっぱいに浴びて、まだ健気に
 生きのびる虫の姿なども散見されました。これらの虫の姿に、
 ささやかながら"晩秋"の命の儚さをを見てとれたことに小さな歓び
 を見出せたのでした。
   
 冬鳥が少ない中で、鴨や留鳥は大きく期待を裏切ることはないですね。

 う〜ん、のっけから思いがけずカラフルなことになってしまい
 ましたね。"晩秋"って、春の萌え出る命輝く美しさとは対照的な、
 枯れ滅びゆく直前にその生を燃やし尽くそうとする、謂わば命が
 終焉を迎える寸前に地団太を踏み踏み最後の力をもってその血潮を
 絞り出す、真に気迫に満ちた色合いが連なる、そんな景観を呈して
 くれるシーズンなのです。

 けれども否応なくときは移ろい、やがて物みな急速に衰退し、
 色を失い、枯れ寂びてゆきます。まさか平家物語を引き合いに出す
 までもありませんが、正に驕れるもの者久しからずなのでしょう。
 いえ、彼らが決して驕っているわけではなく、あるがまま、自然の
 摂理に則ってその生を生きているに過ぎないのですが、
 見る者(人間)からすれば、その変化は切なくて侘びしくて"無常"を
 思わないわけにはゆかないのです。誕生から滅びまで、あらゆる
 生は一刻の猶予も躊躇いもなく変容してゆくものなのです。そんな
 ことはいまさら諭される謂れなどないほどに誰しもが分かっている
 ことである筈なのに、けれども実際にその変容を目の当たりにすると、
 人はある種の感慨を抱かないわけにはいかなくなるのでしょう。

 晩秋、例えばまだ美しかったベニシジミが、今ではかろうじてその
 生を保っている、その姿はやはり哀れを誘います。また葦原に足を
 運べば、秋、あれほど美しい花野であったその背景は潔いばかりの
 枯野です。
   
 そんな枯野ですが、もちろん冬でも様々な生き物を住まわせている
 ことに変わりはなく、家から近いこともあり、足繁く通うことに
 なります。写真としては背景の抜けた、それこそカレンダーに
 相応しいような背景は望むべくもないのですが、むしろこの季節の
 あるがままの環境に、そこに息づく鳥たちの自然に暮らす姿を
 あるがままにカメラに収めることができるという意味で、決して
 パラドックスでも皮肉でもなく極上の一品を手にすることができる
 のです。モデルはモズ嬢にお願いしました。
   
 ところが…

 ある日その葦原を囲む土手上で、小鳥でもいい猛禽でもいい、"極上"
 の登場を待っていると、土手下からジョウビタキの声が。そういえば
 さっきからジョウビの雌が右に左にと飛んでいたな。それにしても
 まあ大きな声で元気のいいこと。おや、今度はベニマシコ。
 こちらもバカに声が大きいな。…


  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_75/toku5.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【まいたに】……………………………………………………………………
□  <第18回> デジタンを楽しむ
■ ………………………………………………………………………………………

 「デジタンを楽しむ」の連載を始めてから、いつの間にか2年が
 経ちました。この間、メインのカメラは、P6000から
 N1J1になりました。

 最近、N1V2を購入して、30-110mm+テレコン
 (アクティブスコープの望遠アダプターT1ASA-N1-478)をメインで
 歩いています。

 30-110mmは最短撮影距離1m、このテレコンを付けると478mm
 になるので、中距離から近くの小さな虫まで写せて、これ一台で
 歩けるかと期待しました。ところが、テレコンを付けると最短撮影
 距離は3m弱になってしまいます。とりあえずクローズアップ
 レンズ(1m位で合焦)を購入して、試していますが。

 そこで、散策場所に合わせて、以下の3パターンから選んで歩いて
 います。

 1.歩く距離が短い時は、[N1V2+30-110mm+テレコン]を
  首からぶら下げ、[J1+10-30mmでデジスコ(スコープは
  軽い50ED)とデジタン(Z6)の二刀流]+三脚を担いで
  歩きます。

 2.歩く距離が長い時は、二刀流の変わりに[J1+FT1+
  18-55mm+(デジタン)Z6]+三脚を担いで。

 3.もっと軽くしたいときは、デジタンの代わりに[J1+FT1+
  40mmマクロ]+一脚を持って歩きます。

 いつまで経っても、N1用のマクロレンズが出ませんが、私の場合、
 3月のハナネコノメ、10月のセンブリ、11月のキッコウハグマ
 の時の様に、小さな花を写す時は、デジタンがあれば、マクロ
 レンズは不要です。

 ただ、小さな動く虫を写す時の様に、とっさの動きが必要な場合は、
 マクロレンズの必要性を感じます。

 こんな感じでこれからも散策を続けて行くと思われます。

 以上、18回に亘って色々書いてきましたが、ほぼ書き尽くした
 感がありますので、この辺で連載を終わらせて頂きます。
 読んで頂いた皆様、載せて頂いたスタッフの皆様、
 ありがとうございました。

 なお、作品は「デジタン専用画像掲示板」と
 ブログ「マイ自然散策記」に、投稿していく予定ですので、
 そちらを宜しくお願い致します。

 2013年師走吉日 まいたに

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     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_75/toku6.htm


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■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第59回>「鳥、鳥、鳥」
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  第59回  デジスコでお山を…
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 寒い冬、木の葉も落ちて鳥も見やすい時期ですが、
 どうも今年はいまひとつ。
 せっかくデジスコを持っていってもカメラのメモリの中も寒い
 状態だと嫌なので、他のものを撮ってみよう。
 時期的に空気も綺麗で、山もよく見えるはずだし、山でも撮るか…。
 と、考えながら締め切り間際にMFに出撃。こんなときに限って、
 霞んでいたり、雲がかかっていたり…。
 でも、代わりのネタも思いつかなかったので、決行することに。
 シャッター半押し状態から、ピントを微調整する練習にもなるし。

 ということで、比較的有名な山を中心に撮影したものをいくつか
 ピックアップ。稜線が綺麗に写らなかったので、画像はかなり
 いじくってます。
 また、今回見えなかった方角は、別の日に少し離れた場所から
 撮影したものも使用していますが、見え方はほぼ一緒です。

 南西方向から北に向かってぐるりと…。しかし、見事に火山に
 囲まれていますなぁ。


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  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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