『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!

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         <<デジスコ通信 第88号 (2014年2月7日号)>>
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みなさん、こんにちは。

最近は気温の変動が大きく、体調管理が大変ですね。
ですが、梅の花が咲き始めたり、目や鼻がムズムズしてきたりと、
春の気配は少しずつ、感じられています。
野鳥の動きもこころなしか、活発になってきたような気もします。

2月13日より、パシフィコ横浜で毎年恒例のCP+が開催されます。
各メーカーの新製品等が展示されますので、お近くの方はぜひ、
足を運んでみてください。


(デジスコ通信 編集長 勝山)



皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
 ・Panasonic LUMIX DMC-GM1K 専用カメラブラケット
  『BR-GM1』予約開始のお知らせ
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
 ・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ CP+ CAMERA&PHOTO IMAGING SHOW 2014

▼野鳥観察情報▼
◎ <第48回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第69回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第60回>藤川 友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼]
◎ <第23回>「ユンソナの勝手につぶやき・・」…… by ユンソナ
◎ <第28回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第60回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します


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  最新デジスコ用品情報
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 日本最大のカメラショーCP+もいいよ
 来週に迫ってきました。
 新しい製品の情報もほぼ出て、デジスコにとって
 良い将来になるかどうか少しだけ見えてきました。>

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 ■日程:2014年2月13日(木)〜2月16日(日)
 ■会場:パシフィコ横浜
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 CP+ではデジスコ仲間の作品が写真展「御苗場」に
 数ブース出展されるようです。
 すべてを把握しているわけではないので、
 誰がどのブースで展示しているかご存知でしたら
 お知らせください。
 デジスコドットコムやfacebookでPRします。

…………………………………………………………………………
 ◎出展情報はこちらにご連絡ください⇒info@digisco.com
…………………………………………………………………………


 出展は興和・ニコン・ビクセンなど
 大手光学機器メーカーが最新の観察・撮影機材の
 展示を行うほか、日本望遠鏡工業会主催の
 2014望遠鏡セミナーが開催されます。

…………………………………………………………………………
 ◎日本望遠鏡工業会
  ┗ http://www.jtmas.jp/event/seminar2014.html
…………………………………………………………………………

 2月16日11時〜12時には「デジスコ撮影講座」が
 予定されています。
 お時間の許される方は是非お立ち寄りください。

 (株)デジスコドットコムの出展は
 興和(株)ブース内に場所をお借りして
 「コリメートデジスコ」専用スペースにて出展いたします。

 目玉は
 *****************************************************
 1)マイクロフォーサーズ機による
   デジスコ LUMIX DMC-GM1K
 2)超高速連写&パスト連写
   デジスコ CASIO HS EXILIM EX-10
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 実機を体験してみてください。新しい発見があると思います。


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 ┗■ (株)デジスコドットコム

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 ◇ Panasonic LUMIX DMC-GM1K 専用カメラブラケット
 ◇ 『BR-GM1』予約開始のお知らせ
 ◆---------------------------------------------------------◆

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  ◎2014年2月下旬発売予定
  ◎価格:36000円(税別)
  ◎初回生産量:50個
………………………………………………

 試作品の作例を見て、関係者が皆一様に
 カルチャーショックを受けた高画質。
 いよいよ大型撮像素子によるコリメート撮影の時代に
 突入という感じです。
 デジスコで通常使われている1/1.7型撮像素子の
 およそ9倍の受光面積を持つマイクロフォーサーズ。
 LUMIX GH3の時代から電子シャッター搭載の機種も
 出始めていました。適切なレンズが無いことや
 カメラ本体が大きいことなどから一部のパイオニアを除いて
 チャレンジする人がいません。
 しかし、撮影された画像のダイナミックレンジの深さは
 コンデジとはまったく異なる次元の画をだすということは
 皆が知っていました。
 昨年末に発売開始をされたDMC-GM1Kはデジスコと非常に
 相性の良い超精細・精密ステッピングモーター内蔵の
 12-32o/F3.5-5.6のズームレンズと超小型・軽量の
 電子シャッター搭載のマイクロフォーサーズ本体GMの
 組み合わせ。しかも、マイクロフォーサーズ機としては
 破格の6万円台という価格。
 詳細は「野鳥写真研究室」ブログをご覧ください。

…………………………………………………………………………
 ●野鳥写真研究室
  ┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/brgm1/index.html
…………………………………………………………………………

 デジスコ業界も残念ながら市場規模が小さくなり、
 生産量を多くしても売り切れないという実情があり
 BR-GM1についても生産量を50個としました。
 お客様には申し訳ありませんが少々割高になっています。
 但し、カメラを簡単に着脱して通常撮影に転用できる工夫や
 光漏れを防ぐ迷光対策など部品点数は通常より増やし、
 よりスペシャルな仕様となっています。
 尚、今回の発売・製造については【でじすこや】オリジナルと
 なります。現在、予約を受け付け中です。
 詳しいお問い合わせはこちらまで

………………………………………………………………………………
  詳しい情報は

  ■ (株)デジスコドットコム直営WEBショップ【でじすこや】
    ┗ http://www.digiscoshop.com/
………………………………………………………………………………


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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

 ◆---------------------------------------------------------◆
 ◇【でじすこや】Panasonic LUMIX DMC-GM専用 
 ◇デジスコ用カメラブラケット『BR-GM1』予約受付中!
 ◆---------------------------------------------------------◆

  マイクロフォーサーズの描写力に操作性・連写能力の高さ、
  反応速度などなどコンパクトデジタルカメラとは一線を隔す
  今季大注目!のデジスコカメラ:「Panasonic LUMIX DMC-GM」
  を利用したデジスコシステムが構築できるブラケットです。

  ■BR-GM1のご予約ご注文はこちらから!
  ┗ http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_br_gm1.htm
  ◎作例やカメラ詳細はこちらから
  ┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/brgm1/index.html


 ◆---------------------------------------------------------◆
 ◇(株)デジスコドットコム
 ◇ カシオ HIGH SPEED EXILIM EX-10専用レリーズステー
 ◇ 『RS-EX10』好評発売中!
 ◆---------------------------------------------------------◆

  カシオ HIGH SPEED EXILIM EX-10専用レリーズステーです。

  EX-10でのデジスコシステムはフィルターアダプターネジに
  オリンパスのフィルターアダプターと変換リングを装着する
  だけでTSN-VA3と接続が可能です。
  どうしても市販品で不足しているものはレリーズステー。
  EX-10はカメラ前面に第2のシャッターボタンがついているので、
  下部のカメラネジを使って簡単にセットできるようなっております。

  ■RS-EX10のご購入はこちらから!
  ┗ http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_rs_ex10.htm


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 ◇【予告】中古品大量入荷!今月はいつもより多くUP予定です!
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  過去最悪の買取り依頼量だった12月・1月前半でしたが、
  1月後半に魅力的な商品群がドドッと入荷しました!
  そこで、今月は中古品に力を入れます!!皆様、お楽しみに!!

  ■中古品販売コーナーはこちら!
  ┗ http://www.digiscoshop.com/used/

  ※引続き買取り品を募集しています。皆様ご協力をお願いします。

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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ◆◇◆ デジスコドットコム イベント情報 ◆◇◆

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 ○ CP+ CAMERA&PHOTO IMAGING SHOW 2014
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 2014年2月13日(木)よりCP+2014が開催されます。

 今回、DIGISCO.COMは興和ブースにお邪魔して、
 コリメートデジスコのPRをさせて頂くことになりました。

 ……………………………………………………
 ○カシオ
  ハイスピードカメラ:EX-10
○パナソニック
  マイクロフォーサーズカメラ:DMC-GM
 ……………………………………………………
 を用いたデジスコの歴史を変えるシステムを
 ブースにて体験してみてください。
 私たち、デジスコスタッフがブースにて
 お待ちしています。

 ■開催日時:2014年2月13日(木)〜2月16日(日)
 ■会場:パシフィコ横浜
 ■詳細はこちらをご覧ください
  ┗ http://www.cpplus.jp/en/


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  ■講習会のお知らせ
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 ≪デジスコ撮影講座≫
  ◎日時:2014年2月16日(日)11:00〜12:00
  ◎詳細:http://www.jtmas.jp/event/seminar2014.html#ishimaru


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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第48回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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  第48回 写真は撮らないのですか?
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 先日、埼玉県にある北本自然観察公園に行ったときに、気がついた
 ことがあります。

 この日は、多くのバードウォッチャーや野鳥カメラマン、野鳥カメラ
 ウーマンとすれ違いました。5,60人はいたでしょうか。珍鳥情報は
 なく、1ヶ所に人が集中していることありませんでした。ですから、
 探索路を歩くと鳥を探しながら歩いている人たちに出会います。
 このすれ違う人の多くが、望遠レンズの付いたカメラを持っている
 ことに気がつきました。

 そう思って、ていねいに見るとすれ違う人すべてが何らかの形で
 野鳥を撮影するための機材を持っているのです。5〜600mmの大きな
 レンズにしっかりした三脚を装着している人、4〜300mmレンズで
 手持ちの人、望遠鏡にデジカメを付けてデジスコの人、望遠機能が
 売りのコンデジまでいろいろですが、望遠レンズが付いているので
 野鳥撮影が目的であることは間違いありません。

 双眼鏡だけのバードウォッチャーは、カメラを持った方の連れ合い。
 たとえば、ご主人がカメラを持ち、奥さんが双眼鏡だけとパターン
 のみ。2人で双眼鏡だけのバードウォッチャーは、私とカミさんだけ
 でした。こういった傾向は、ここ北本自然観察公園のみというわけ
 ではなく、どこの公園でも強くなってきました。
 野鳥を楽しむこと=写真を撮ることになりました。

 まだ、バードウォッチングという言葉が普及していない1970年代、
 一般の方が話しかけてきて「鳥を見ている」というと、かなりの
 割合で「写真は撮らないのですか?」と聞かれました。
 「見るだけです」というと、ときは怪訝な顔をされます。これは、
 今でも同じです。野鳥録音をしている上田秀雄さんもマイクを
 持っているのに「写真ですか?」といわれると、苦笑していました。

 一般の方からするとバードウォッチングをする人は、写真も撮る
 ものだと思っています。見るだけでは何も残らないわけですから
 「そんな無為なことをするなんて!?」ということから怪訝な顔に
 なるのだと思います。趣味というのは、儲かったり何かが残ると
 いうものではないものなのですが、実業の世界に生きている方
 からすると「ただ見るだけ」で何も残らない行為は、理解しがたい
 世界なのかもしれません。また、「ただ見るだけ」で、いろいろ
 発見のあるバードウォッチングの面白さを理解されていないこと
 にもなります。


  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_76/toku1.htm

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第69回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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  第69回 双眼鏡のサイズに新クラス誕生?
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 昨年後半は光学機器メーカー各社から、双眼鏡の新商品が相次いで
 発売されました。ベテランのバーダーが双眼鏡を複数所有している
 ことは珍しくないのですが、そんなバーダーやホビーズスタッフ
 をも唸らせる商品が誕生しましたので、(増税前に)紹介したい
 と思います。他のメーカーからも魅力的な機種が発売されています
 ので、併せて比較してみて下さい。

 店頭でお客様に双眼鏡を案内する際には、まずは大きさの希望を
 伺います。手のひらに載る対物レンズ20mm口径のコンパクトクラス、
 従来からバードウォッチングの定番とされてきた40mm口径のラージ
 クラス、そしてその中間に位置する30mm口径のミディアムクラスの
 3つの大きさの区分があることをお話しし、それぞれをご自身の首に
 提げて手に持ち、ご自身の目で覗いて頂きます。

 10年ほど前までは、観察重視の方はラージクラス、写真撮影のお伴
 での利用が前提の方はコンパクトクラスを希望する方が多かったの
 ですが、最近はミディアムクラスのラインナップが充実したことも
 あり、フィールドでは、いろいろな大きさの双眼鏡が見られるよう
 になりました。またベテランバーダーの高齢化もあり、ラージクラス
 からミディアムクラスにサイズダウンする方も目立ちます。
 いずれにしても、ほとんどの方に共通しているのは、「できるだけ
 小さくてよく見えるもの」という要望に集約されます。

 一方で、それぞれの特徴を熟知しているベテランは、出かける場所
 や利用するシチュエーションに見合った機種を使い分けています。
 私自身も60mm〜20mmクラスを計7台持っていますが、どうしても
 荷物を減らしたい海外や近所の公園ではコンパクトクラス、厳しい
 条件下での調査や航路にはラージクラスを使用し、通常のバード
 ウォッチングにはミディアムクラスを持参しています。そんな状況
 にありますから、たいていの新商品には簡単に触手が動かないの
 ですが、昨年発売された以下の2機種には、思わず手が伸びました。

  ★スワロフスキー CLポケット8x25

  ★ニコン モナーク7 8×30

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_76/toku2.htm

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第60回>藤川 友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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  第60回 流氷とともに
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 ウトロで流氷がはじめて見えた流氷初日は1月22日。昨年よりも
 12日遅い流氷の到来だった。その前日、ウトロの港の中が凍り
 ついていたところに、1頭のゴマフアザラシが気持ちよさそうに
 お昼寝していた。ウトウトと首をコックリ、コックリ動かしている
 様子は人間と変わらないところなんだなと感じながら、のんびりした
 時間を共有する。
 時々、周りを見回したり、あくびをしたり、とにかく、私もその
 場で寝てしまおうかと思うほどだった。

  → 詳しくはこちら
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_76/toku3.htm


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━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第23回> ユンソナの勝手につぶやき・・
■ ……………………………………………………………………………………

 早いもので年が明けたと思ったらもう2月に入ってしまいました。
 私のフィールドは例年に比べますと鳥さんの少ない、寂しい冬なの
 ですが、皆さんの処では如何でしょうか?
 低調な鳥見と低調なユンソナのつぶやきですが、どうぞ今年も
 よろしくお願いいたします。

 さて、今年最初のつぶやきは車についてお話してみようと思います。
 そう、私のバードウオッチング用の車についてです。
 バードウオッチングに車はつきものですが、鳥見専用の車となると
 そう簡単にはいきません。
 私の友人達にはワンボックスカーを改造し、1人用のキャンピング
 カーに仕立てて各地を撮影旅行している人もいますが、まだまだ
 現役の私にはそんな時間的な余裕もありませんし、遠征にも何人か
 で連れ立って行く事が多いので1人用のキャンピングカーでは逆に
 役に立ちません。
 日々の撮影は近場が多いですし、山道や海岸にも入り込まなければ
 なりません。それで最適な車は・・・となると4輪駆動のSUVが
 良いのですが、もともと車好きで仕事柄他人を乗せる事も多いので
 常用の車はセダンにし、鳥見用には別の4駆のSUVを買うことに
 しました。
 この4駆のSUVを買うまでの流れが面白いのですが・・・・

 我が家には大きな(長さは5mを遥かに超え、幅も2m15cmも
 あるアメリカ製)のキャンピングカーがありました。
 実家が福岡なのですが・・宮崎から3人の子供を連れて帰省する
 のに乗用車では狭くなってきたと感じ始めたころに目に付いたのが
 このキャンピングカーでした。
 キャンピングカーと言っても遠くまで楽に移動することを目的に
 作られた車ですから、通常のキャンピングカーのようにキッチンや
 トイレといった装備が無い代わりに、前席と中間の4席はキャプテン
 シート、3人用の後席は電動でベッドにもなるといった長距離移動に
 最適な車でした。

 息子達が独り立ちしてから愛犬と女房の2人と1匹で年に数回使う
 といった使い方でしたので、無駄だと思い手放すことにしました。
 子供達との様々な思い出もあり、愛着もある車でしたので、売る
 より可愛がってくれる方に差し上げようと思い立ちました。

 覚えている方々もおられると思いますが、私が写真をアップして
 いるKOWA版やOCNフォトフレンドに「差し上げます!」と
 写真入りで乗せました。


  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_76/toku4.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第28回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

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 第28回 スズメを思う
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 節分、そして立春を迎え、梅花をはじめそこかしこに春の"兆し"を
 見つけられるこの頃です。これからは、野草・園芸種を問わず、
 日に日に花の種類も数も増え、毎年のことなのに野に出かけるのが
 ココロ浮き立つようです。

 そうした早春を迎えるまでの冬の間、茫漠として荒涼とした農地を
 私は何度も彷徨いました。元々色味に乏しく、寒風吹き荒ぶ枯野の
 風景に妙に惹かれる私ですが、今季はそこへ一つ目的が加わりました。
 それはスズメです。

 スズメ? いったい何故?

 かつてあれほど身近な魚だったメダカが、1999年絶滅危惧種U類に
 分類されるに至ってしまった。小さい頃からどこの水辺でも普通に
 メダカを目にしてきた大人たちにとり、そのニュースは決して大げさ
 でなく衝撃であった。
 ―え、まさか、あのメダカが?
 確かに数十年前に比べれば環境はずいぶん変わった。さらさらゆく
 はずの「春の小川」はコンクリートで護岸され水草が育ちにくく、
 メダカが産卵できない。それどころか、農地や畑地がいつの間にか
 宅地や工場に変わってしまい、水辺環境そのものが減ってしまって
 いること。また、バスをはじめとした肉食外来魚が激増し、メダカ
 をはじめとした在来種の稚魚を食してしまうという問題。さらに
 田圃への用水排水が分離されるようになって、メダカの出入りが
 難しくなってしまったことなどの要因が重なり、激減に至ったと
 いうことであるらしい。

 そんなことで、ここ数年水路を見かけると、メダカはいないかなと
 覗きこむことが知らぬ間に身についていた。
 するとどうだろう、存外メダカはあちこちで見られるではないか。
 これはきっとこの事態を憂慮した各地の関係者、有志者が努力して、
 メダカ復活に尽力された嬉しい成果なのだろうと、勝手な想像を
 働かせていた。実際そのような活動をされている方も少なくはない
 そうである。
 ところが夏のある日、チョウトンボ舞う農地に赴くと、一人の男性が
 護岸された水路(以前は自然なままの水路だった)を覗きこんでいる
 シーンに遭遇する。そして私の姿を認めたその男性は、こちらが何も
 問いかけたわけでもないのに、呟くようにこんなことを語った。
 「メダカ、いるんだけどなあ…、でもこれみんな中国産だよなあ。
 日本のメダカは一つもいないよ」
 「えっ、そうなんですか! これみんな外来種ですか!」
 「そうだな。少なくなったメダカを増やそうとした誰かが放し
 ちゃんたんだな、外国産を。おかげでニホンメダカはかえって
 少なくなっちゃたんだ」
 「………」

 後日調べてみると、ニホンメダカは大きくわけて東北地方日本海側を
 中心に在する北日本集団と、主に関東以南に在する南日本集団とが
 あって、それぞれ遺伝子が異なる。南日本集団ではさらに遺伝的に
 異なる9種のメダカが存在すると言われている。ところが近年、いる
 はずのない九州型のメダカが関東地方で発見されるなど、その住み
 分け境界線が急速に曖昧になり、かつ交雑も進んだ結果、遺伝的
 多様性がかえって失われつつあるというのが現状のようだ。
 つまりメダカ復元のために"メダカ池"やビオトープなどを設ける
 ものの、その辺りの知識が十分でなかったために、そうした"遺失"
 が人為的な影響で進んでしまったという皮肉な結果を招いてしまった。
 確かに、ある池で見つけたメダカをよく見たら、観賞用のヒメダカ
 だったという経験が私にもあり、これは少々まずいんではないかと
 思った次第。

 転じてスズメ。
 ある調査によれば、スズメはここ20年ほどで半減しているという。
 私見だが、スズメには野良スズメと街スズメがいる。
 このうち街スズメについては、瓦屋根の家がどんどん少なくなって
 いるのにつれて、繁殖場所が確保できないなどの理由でその数を
 減らしていると言われる。野良スズメでは、やはり野良の環境の
 変化によるものが大きいのかも知れない。かつては万単位で群れて
 いたと言われる野良スズメは、いまは千でも大きな群れと
 言えるだろう。
 私の知る限り、7〜8年前ならば稲の刈り入れ時には近隣の農地でも
 大きな群れが飛び交い、農家を悩ませていたけれど、このところ
 目につく大きな群れが見当たらない。せいぜい多くて4〜500羽。
 私にはそれでも大きく立派な群れに見えるが、万単位というのを
 一度は見てみたいと思う。正に空を覆い尽くさんばかりの数なの
 だろうけれど、ちょっと想像の域を超える。


  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_76/toku5.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第60回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

 ─────────────────
  第60回  定点観察
 ─────────────────

 普段は自転車でメインのフィールドを走り回って鳥を探すのが
 私のスタイル…。これだけで充分楽しめるフィールドなのですが、
 なぜか、この冬はなかなか鳥が目に付きません。
 こんな鳥見ばかりだと当然面白くない。
 ちょっと視点を変えなければ…。
 ということで、ポイントを極限して決まった場所で観察することに
 しました。

 場所としては、潅木が密集していて、背丈の高い草、低い草が
 ほどほどにあり、周辺に森やちょっとした水場がある場所を
 選んでみました。
 周辺は、最近は公園などが整備されているため、トイレの心配も
 なし。ネックは、夕方まで日陰でとても寒いこと…。
 無理に長居しないで、何度か通えばよいか。

 ということで、観察してみた結果…。

  → 続きはこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_76/toku6.htm


  ∞∞∞ つづく ∞∞∞


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━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 「タクミのとりコラム」(by タクミ)は休載させていただきます。

━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
 ┗ http://digisco.com/staff/staff.htm

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■□■━━━━━━━━【DIGISCO.COM】━━━━━━━━■□■
    【編集人】 勝山博昭(katsu)
   【発行人】 石丸喜晴

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