『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!

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         デジスコ通信 第94号 (2014年11月22日号)
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みなさん、こんにちは。

11月ってこんなに寒かったっけ?と思いたくなるほど、寒い日が
多い気がしますが、皆さんのところはいかがでしょうか?
外に出ると、ジョウビタキやツグミなどが目に入り、虫はあまり
目につかなくなり、沼地や小川の生き物は姿が見えても動きが鈍い。
そして、遠くに見える高い山は既に白くなっていて…。
もう冬ですね〜。

(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・デジスコドットコム
・スマートフォン用アダプターキット ターボアダプター SAK-1
・スワロフスキーSTX/ATX用アタッチメント D&Y adapter
・デジスコ用照準器システム DOS-CS2
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ ミラーレスカメラで撮影する野鳥撮影入門(Nikon1V3)
◎ ミラーレスカメラで撮影する野鳥撮影(デジスコ)※中級編

▼野鳥観察情報▼
◎ 第54回松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ 第75回吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ 第66回藤川 友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ 第27回「ユンソナの勝手につぶやき・・」 by ユンソナ
◎ 第34回「風の音にぞ by 漂鳥
◎ 第66回「鳥、鳥、鳥」 by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します



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最新デジスコ用品情報
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あっという間に晩秋になってしまいました。
今年は雑務で忙しく、毎年恒例の撮影行脚もできずストレスが
たまっています。
落ち着いたらどこかに写しに行きたいなぁ〜〜

さて、デジスコの市況はどうなっているかといいますと新規
参入者が季節の影響でしょうか、ぼちぼち増えてきたという
ような状況です。CANON EOS7DM2など野鳥撮影しやすいカメラ
の台頭などでなかなかデジスコに目を向けて頂けませんが、
野鳥撮影に入門される方は増えているので「大きく」「遠くから」
写したいユーザーがいずれ仲間になってくれると思います。
そんな中でも新商品もいろいろ出ています。ご参照ください。

 

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┗■ (株)デジスコドットコム

 現物が間に合いませんでしたので、「ここだけの話」をします。

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◇ スマホ用アタッチメント キット
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「スマートフォン用アダプターキットSAK-1」は、お手持ちの
スマートフォンのカメラをフィールドスコープに接続し、手軽に
超望遠撮影が出来るアダプターキットです。
スマートフォン用の硬質プラスチックケース(平面の物)に
「SAK-1」を付属の両面テープを貼り付け、別売りカプラーを
接続するだけですので簡単にセットアップが出来ます。

Nikonアイピースや、TurboAdapterP2など接眼レンズに装着できる
スマホ用アタッチメントキットです。スマホの市販カバー
(硬めの樹脂カバー、ポリカーボネート製など)に付属の両面
テープ離形紙をはがしてスマホレンズが中央に来るように
貼り付ければできあがり。接着面が平面であることが条件と
なりますが、ほとんどのスマホに対応できそうです。

ある人は「ガラケーにくっつけて使うよ」と言われていましたが、
正直、電話として使い難くなるのであまりオススメできません。
スマホはカバーが安価に変えるので専用に使えて良いです。
スマホカバーは市販のものを各自ご購入頂きますが、1000円〜
2000円程度で購入可能と思います。
当初はカプラーのTA3+5を同梱する予定でしたが、デジスコを
楽しんでいる方はすでにTA4などをお持ちの方が多く、今回は
別売りとさせて頂きました。
接眼レンズとスマホレンズのクリアランス調整が上手くいくと
スマホズームのワイド端からテレ端まで使えることもあり適度な
クリアランスをつくることが必要となります。

現在iphon,Xperiaなどでテスト中ですが、クリアランス調整機能
の付いた接眼レンズやアダプターがあれば手持ちのカプラーで
楽しめそうです。
例えば774/884用のP2、ニコン用の28XWDAなどはリーズナブルに
スタートできます。
前出のスマホであればTA3+5程度のクリアランスが適切なので
クリアランスが不足の場合は58o延長リングやOリングなどで
調整してください。

実際の撮影はTA3/TA4系のカプラーのおかげで縦位置・横位置で
光軸正確に固定することができるので簡単そのものです。
環境が暗かったり、倍率を上げすぎたりするとシャッター速度が
遅くなりブレが出ます。タッチペン(安いのはダメ)などでそっと
画面を押してやるのがポイントです。明るければ指でもOKです。
どんな場合でもなるべくズームはワイド側で使うのが良いでしょう。

ゴム見口にはめ込むスマホアダプターとは一味もふた味も違う
画像が写せます。
DIGISCO.COM製スマホアダプターは既市販品とはまったくベツモノの
撮影機材です。

是非、チャレンジしてみてください。

………………………………………………
≪発売概要≫
◎品名:ターボアダプター SAK-1
◎セット内容:アダプターリング 両面テープ
◎価格 : 4,000円(税抜き)
◎発売予定日 : 2014年11月下旬
◎予定生産台数 : 初回生産数 100個
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◇ スワロフスキーSTX/ATX用アタッチメント
◇ D&Y adapter
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スワロフスキーSTXのズーム接眼レンズは興和のTE-11WZと肩を
並べる極めて優秀な撮影可能なズーム接眼レンズですね。
海外のサプライヤーからの依頼で作ったものなので当社での販売権
はありません。従って、スワロフスキーSTX/ATXシリーズを
【でじすこや】でお買い求め頂いたお客様にプレゼントさせて頂く
ことになりました。

STX25-60倍85oにいろいろなカメラユニットを取り付けて写して
みていますが、興和の写実的な画に比べて少しマイルドであり
ながら被写体を主張させる・・・そう、観察で感じるのと同じ
雰囲気の作風を作れると思います。
写しに行きたくなるデジスコセットになりました。
95oは使ったことが無いのですが、1型やm4/3のCMOSセンサーには
ピッタリ合うような予感がします。

 

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◇ デジスコ用照準器システム DOS-CS2
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「照準器システム DOS-CS2」は、「照準器システムDOS-CS1」の
後継機種で、DOS-CS1でも実績のある小型・軽量で強固に固定
できるボールヘッドの足回りに加え、明るく見やすい2色、3段階
輝度調節、4種類パターンドットを使用出来るマルチドット照準器
を採用しました。

当社のボールヘッドは少々の衝撃では照準のズレが発生しにくい
為、照準器の再調整がほぼ不要となります。照準調整の頻度と
ストレスが軽減されます。照準器本体は明るく見やすいドットの
大きいものを採用しました。ターゲットの捉えやすさが格段に
UPします。

・ 従来品より照準器の角度保持力がアップ
・ 照準調整の頻度とストレスが軽減
・ 小型・軽量ボールヘッド採用により容積削減
・ 大型ガラス面、高輝度(3段階)・2色(赤・緑)4種のドット パターンが選択出来るドットサイトを装備
・ カメラブラケットBRシリーズもしくは、照準器用ステーに取付可能

………………………………………………
≪発売概要≫
◎品名:照準器システム DOS-CS2
◎価格:17,500円(税抜き)
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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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◇ 年末大謝恩セール2014 開催決定!
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◎2014年11月21日(金)〜12月19日(金)

○内容
1)カメラブラケットキャンペーン
2)ホットシュー対応照準器ご購入特典
3)2015年野鳥カレンダープレゼントキャンペーン

冬鳥も順調に入ってきて楽しい季節到来に合わせて
お得にお買い物をお楽しみください♪

■詳細はこちらをご覧ください
┗ http://www.digiscoshop.com/fair/201411syaonsale/

※セール内容は随時更新されますので こまめにチェックして、お得情報をお見逃しなく!

 

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◇ 年末恒例!「本場 知床の鮭大感謝年末セール」
◇ 大人気のつき、商品緊急追加いたしました!!
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現在大好評開催中の「本場 知床の鮭大感謝年末セール」
のサケも皆様のおかげで残り僅かとなってまいりました。

そこで、漁師のMさんにお願いして急遽商品を追加して頂きました。

*****************************************
≪追加商品≫
◎特ギン寒風干し(大)…3本
◎甘口お勧め!塩イクラ≫…10箱
*****************************************

お買い忘れになった方、お目当ての商品が買えなかった方
これがラストチャンスとなります!

ぜひこの機会にお急ぎお買い求め下さい。
お待ちしております。

■詳細はこちらをご覧ください
┗ http://www.digiscoshop.com/2014wintersale/

 

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◇ 「でじすこや Yahoo店」オープンしました!!
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より多くの方にお買い物を楽しんでいただけるよう
この度「でじすこや Yahoo店」をオープン致しました!!

まだまだ内容不十分な点が多々あり、
お恥ずかしい限りなのですが
お買い物を楽しんで頂くことはできます。

ぜひ一度覗きにいらして頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

■「でじすこや Yahoo店」
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/

 

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◇ スマートフォン用アダプターキット ターボアダプター
◇ 『SAK-1』販売開始!
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スマホアダプターSAK-1を25日(火)より発売開始いたします!

お手持ちのスマーフォンを使って誰でも簡単お手軽に
超望遠撮影が楽しむ事が可能になるアダプターキットです。

■詳細はこちらをご覧ください
http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_sak_1.htm

 

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◇ でじすこやオリジナル照準器システム
◇ 『DOS-CS2軽量バージョン』販売開始いたします!
◆---------------------------------------------------------◆

DOS-CS1の後継機材DOS-CS2の販売準備中ですが、先行して
でじすこやオリジナル「DOS-CS2軽量バージョン」を11月末より
発売開始いたします!

DOS-CS2はDOS-CS1の足回りにマルチドット照準器を載せ
より使い易く輝度も明るくなったデジスコ用照準器システムです。

■詳細はこちらをご覧ください
◎でじすこやHP
http://www.digiscoshop.com/

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━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◇◆ デジスコドットコム イベント情報 ◆◇◆

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○ 【ビックカメラ名古屋駅西店】
○ 2014年11月29日(土)
○ ミラーレスカメラで撮影する野鳥撮影入門(Nikon1V3)
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Nikon1V3/J4を例題にして野鳥撮影に
これから挑戦する方を対象とした入門講座です。
ニッコールレンズを使った望遠撮影、
Nikon1専用レンズ70o-300oの使い方や
デジスコシステムへの展開などを説明します。

■日時:2014年11月29日(土)14:00〜15:30
■会場:ビックカメラ名古屋駅西店 地下1階 セミナールーム
■講師:石丸 喜晴
■定員:10名(定員になり次第締め切ます)
※ビックカメラ名古屋駅西店での受付になります。
※定員に達し次第、締め切らりとなります。
■参加費:無料

 

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○ 【ビックカメラ名古屋駅西店】
○ 2014年11月30日(日)
○ ミラーレスカメラで撮影する野鳥撮影(デジスコ)
○ ※中級編
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Nikon1、LUMIX GM1などレンズ交換式の
ミラーレスカメラを使ったデジスコシステムについて
機材の選択からフィールドでの撮影についてまで
詳しく説明します。

■日時:2014年11月30日(日)11:00〜12:30
■会場:ビックカメラ名古屋駅西店 地下1階 セミナールーム
■講師:石丸 喜晴
■定員:10名(定員になり次第締め切ます)
※ビックカメラ名古屋駅西店での受付になります。
※定員に達し次第、締め切らりとなります。
■参加費:無料

 

 

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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第54回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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第54回 野鳥識別のプロセス
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今年も千葉県我孫子でジャパンバードフェステバルが11月に
開催されました。このイベントでは、去年から♪鳥くんの
「鳥声クイズ・イントロどん!」が始まりました。
これは、♪鳥くんが出題する鳥の声を3名の回答者が早押しで
当てるクイズです。3問正解で優勝となります。
去年は回答者として、今年は客席に座っての見学です。

鳥の声には自信があるのですが、去年は優勝できませんでした。
早押しは若い人には、かないません。私がボタンを押して答えられる
のは、皆がわからない難題の鳥となります。難題の鳥ですから、
外すこともあって優勝はできませんでした。と、去年は弁解を
いたしました。今年は客として聞いていたのですが、けっこう
外しました。ですから、早く押せないは関係なかったのです。
むずかしいです。

悔しかったのは、知っているはずの鳥の声がわからないことです。
何度も聞いたことがあるし録音したこともあるのに、わからないの
です。わからないというのは、頭に鳥の名前が浮かんでこないのです。

そこで、普段どうやって鳥の声を識別しているのか、改めて考えて
みました。実はベテランになれば、野外で鳥の声が聞こえてくると
自然に名前が頭の中に浮かぶものだと思っています。間違えにくい
種類の鳥の声であれば、その名前を口にします。
もし、同じような声で鳴く鳥が多いグループであれば、その鳥の
特徴が聞こえて来るのを確認して、名前を言うことになります。

これは、姿での識別も同じです。見えた鳥の名前が、まず頭に
浮かびます。そして、たとえば喉が黒いことが特徴の鳥であれば、
その特徴があるかを確認します。たぶん、ベテランは無意識に
頭の中で、このようなプロセスを経て識別しているのだと思い
ます。よく言われるように、スズメより大きいか小さいか、
くちばしは長いか短いかと、検索項目をチェックして名前を
考えてはいないと思います。まず、姿でも声でも名前が先に
頭に浮かぶはずです。ですから、鳥の名前が頭に浮かばない
場合は、初めて会う鳥か、なじみの少ない鳥となり、珍鳥で
ある可能性が高いことになります。

→ 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_82/toku1.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第75回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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第75回 東京都心の新探鳥法 リバークルーズが面白い
─────────────────────────────────

「この2〜3年、鳥仲間とクルージングを楽しんでいます…」
というと、豪華なクルーザーで優雅に鳥見していると思われるかも
しれませんが、まさか、そんな訳はありません。東京都内には、
それ以上に安価で魅力的な船遊びがあるのです。

場所は神田川や日本橋川、小名木川などの小さな河川なのですが、
東京にお住まいの方でも、秋葉原やお茶の水、水道橋周辺を流れる
神田川しかご存じないかもしれません。日本橋川はその名の通り、
日本の道路の起点となっている日本橋をはじめ、江戸橋や一ツ橋
などの橋の下を流れる河川で、神田川と日本橋川は、都心部から
隅田川の右岸に流れ込んでいます。小名木川は江戸時代の物流を
担う重要な河川で、現在は旧中川と隅田川左岸を結んでいます。
ちなみに、河川の右岸・左岸は下流に向かっての右・左と定義されて
いますから、左岸の小名木川は隅田川の東側に位置することに
なります。

こうした河川には、主に週末に小型の遊覧船が運航しており、
専門ガイドの解説を聞きながら、河川を巡ることができます。
もちろん、三面がコンクリート護岸された箇所がほとんどなの
ですが、いつもは見下ろしてばかりいる都心の河川を水面近く
から見る景色はとても新鮮です。江戸の面影を残す堀や史跡が
みられるだけでなく、特徴的な構造の橋や地名の由来、史実など
のレクチャーは、実物を目の前にしているだけに説得力があり、
あっという間に時間が経過してしまいます。

もちろん河川には鳥もおり、ガイドさんは鳥を見つけると名前を
教えてくれますが、ウミネコもユリカモメにされたりします。
ガイドさんには資格があり、歴史や地名の由来は詳しく教えて
くれるのですが、どうやら、鳥の識別は履修項目にないよう
ですね(笑)。

さて、こうした鳥たちですが、意外なほどに近くで観察することが
できます。秋〜春に乗ることが多いため、カワウ、ダイサギ、
コサギ、アオサギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、
カルガモ、イソシギ、ハクセキレイ、イソヒヨドリなどの身近な
鳥たちが常連ですが、カモ類やカワセミなどが観察されることも
あります。岸辺に草木が茂る箇所もありますから、予期せぬ出会い
も期待しています。

鳥見にもオススメのコースは、「日本橋川・神田川クルーズ」と
「扇橋の閘門(こうもん)クルーズ」です。日本橋川は、小石川
後楽園や後楽園ドームのある水道橋駅のすぐ西側で神田川と合流
しているため、「日本橋川・神田川クルーズ」では、2つの河川と
隅田川約2kmを含めて、人形町や浜町、馬喰町、JRの神田駅や
お茶の水駅、水道橋駅のエリアを取り囲むように一周するコース
となります。五街道の起点であり、翼を持つ麒麟像のある日本橋や、
美しいアーチ状の構造の聖橋は下からの景色が美しく、他にも見所
が満載です。

→ 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_82/toku2.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第66回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第66回 木の実集め
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今年は、ミズナラやカシワのドングリが大豊作。
森の中は、足元がドングリだらけで踏まずに歩くことはできない
ほど、一面ドングリで覆われている。そのため、森の動物たちは
ドングリ集めに大忙し。ヒグマもエゾシカもそして、リスたちも
冬に備えてドングリをたくさん食べている。

原生林の中では、エゾシマリスがドングリを食べていた。
外側の硬い殻をきれいに剥がして、なかのおいしいところだけを
かじっていた。すでに頬袋はパンパンに膨れ上がっていて、もう
これ以上入らないのではないかと思えるほどだ。
やはり、この実が最後だったらしく、食べ終えると貯食している
巣の方へ走り去っていった。そろそろ彼らも冬眠の時期、
かわいらしい姿は来春まで見ることはできないだろう。

→ 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_82/toku3.htm

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第27回> ユンソナの勝手につぶやき・・
■ ……………………………………………………………………………………

前回は仕事が忙しく、やむなく1回のお休みを頂きました。
前々回のつぶやきでは驚くほど安価で高音質の中華製アンプの
話をさせて頂きましたが、この中華製アンプはその後、我が家では
益々存在感を発揮することになりました。
 
この原稿を書いている今日11日の新聞では2年半ぶりに日中首脳
会談が行われたと報じられていました。
経済界の期待も大きいようですが、どうも日本の政治家も経済界
のお偉方も長期的な視野に欠けている気がしてなりません。
確かに中国は大きな市場であり、日本にとって重要な隣国である
ことは疑いの無い事実なのですが、日中関係が思わしくない
今だからこそ10年先、50年先の日中の在り方を冷静に見極め、
対処する必要があるのではないかと感じます。
 
どうも日本人には長期的な物の見方が得意ではないように思います。
一方、中国人は昔から言われているように、自分の代で無し得ない
事は息子、あるいは孫の代に委ねるといった長いスパンで物を
考えることに長けているように感じます。
昭和53年、来日したケ小平氏が松下幸之助氏に「中国の近代化の
為に力を貸して欲しい」と懇願し、翌昭和54年にパナソニックが
中国に進出してから40年、中国の近代化への貢献を目的とした
パナソニックの進出とは裏腹に企業の儲けばかりを主目的とした多くの
企業の中国進出は、技術の流失と日本の生産現場の空洞化といった
大きな副作用と、中国の経済規模の拡大に伴って目立ってきた
政治の場での慢心と経済力を利用したしたたかな戦略を生み出す
元凶となってしまいました。
 
経済界は今一度「日本の」(自社ではない)50年先を見据えた
企業戦略を見直して欲しい気がするのですが・・・・
中華製アンプから大きく脱線してしまいました(笑)、
趣味の世界で政治の話はタブーでしょうから、これ以上の話は
やめにします。

さて、先ほどの中華製アンプ、何故に存在感が増したかと申し
ますと、2ヶ月ほど前から肩に激痛が走るようになり、最近では
デジスコでの撮影にも支障が出るようになって来ていました。
整形外科を受診しましたところ「頸椎症」との診断で、これは
首の頸椎に何らかの支障があることで起こる痛みやしびれの
現象とわかりました。
現在、治療中なのですが、風呂に入り、患部を温めて血行を良く
しながら横になっていると回復が進むことに気がつきました。
そこで、件の中華製アンプを使い、PCに録音してある音楽を
聴きながら横になっている訳ですが、CDなどと異なり、PCは
長時間の録音が可能ですから、飽きること無く音楽を聴きながら
横になっていることが出来るわけです。

→ 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_82/toku4.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第34回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

──────────────────
第34回 晩秋に思う
──────────────────

二十四節気では11月22日は「小雪」。ただし北国では先週から
すでに大雪に見舞われていて、早くも日夜雪掻きに精を出さねば
ならぬ由。改めて日本列島の南北の長さを思い知るようです。
ここ関東でも連日のように北寄りの風が吹き、日に日に気温が
下がり、平地の紅葉も目に立つようになってまいりました。

11月は晩秋から初冬への橋渡しの月。
木々の葉がすべて落ち、荒涼とした色味のない冬景色が広がって
しまうその前に、樹木や草は、その残るエネルギーを燃やし尽くす
かのように赤や黄に己を染め上げます。実際は、冬の間休眠する
という生命循環システムを落葉広葉樹が採用しているに過ぎず、
春になればまた清新な芽吹きを見ることができると分かっている
のに、人は紅葉や黄葉を愛で、けれども盛りが過ぎればその色味は
褪せ、やがて落葉し、庭や街路にそれらが散り積もる様に人は哀れ
を思い、ひとときもの寂びた感情にも被われるのです。

こんな思い、こんな感情は、はたして無駄に過ぎないでしょうか。
非科学的と一笑に付されてしまうでしょうか。
万葉の昔から謳われてきた、そうした“もののあわれ”のような
古びた感覚を、言葉や他の手段で表現しようとすることは、現代
では古色蒼然・旧態依然としか形容されないのでしょうか。

花の好きだった両親は、借りている家が小さいくせに、なぜか
不釣り合いなほどに広い庭に、四季花が絶えぬよう配慮しながら、
様々な草花を植えていたと記憶している。今でもおぼろげながら、
どんな花や樹木が植えられていたかを思い出すことができる。
縁側から見て左からキイチゴ・ユスラウメ…、そうそう、
キイチゴが熟すと、オナガをはじめ何種もの野鳥がそれを求めて
やってきて、ガラス越しに飽くことなくその鳥たちを眺めていた
ことは鮮明に記憶に残っている。生垣はマサキだった。白い蛾が
いつも飛び回っていた。右手には桜の木が一本あり、常時スズメが
地に降りていた。

幼年期から少年期にかけて、長い時間をこの庭で過ごした。
どんどん増えて一時は50羽以上になったジュウシマツの世話を
したり、庭に来る虫を眺めたり、バットの素振りをしたり…。
友だちとも遊んだが、どちらかといえば一人で時間を過ごすことが
苦ではないタイプだったかもしれない。
父親は生活力に長けている人ではなかったが、花を愛で、魚釣りに
いそしみ、俳句を詠む風流人だった。なによりたくさん本を読んだ
人で、若い頃、その蔵書の重さゆえに家の床板を支える根太が
抜けたという。かなり年齢がいってから戦争に駆り出され、ソ満
国境でロシア兵の放った銃弾が頭を掠めたという。
敗戦後、収容所に収監されることもなく引き上げてこられたことは
幸いだったのだろう。
ただ、戦争については多くを語りたがらなかったし、テレビの
戦争ものも見たがらなかったから、恐らく言うに言われぬ辛酸を、
いやそんな言葉では言い尽くせぬ修羅場を目の当たりにしてきた
のだろう。

→ 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_82/toku5.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第66回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

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第66回  最近の鳥見(8月中〜11月初旬)
─────────────────────────────

普段は、地元の広大な河川敷を最低3時間、場合によっては
日中ずっと、自転車で走り回って鳥を探していましたが、
最近は仕事の疲れや、勉強に時間を割きたいこともあり、
回る場所を限定して、繰り返し同じ場所を見るようにしています。

時間は1時間から、長くて2時間ほど。
気分転換と運動不足解消ができる最低限程度で、範囲が狭い分
実入りが少ないことも多いですが、森や沼地、湿地、草地が
揃っている場所を選んでいるため、短時間でそれなりに楽しむ
ことができます。

季節が進むことによる気候の変化によって、現れる鳥が大きく
変わるのは今までといっしょですが、それをよりはっきりと
感じられたように思います。

夏の終わりころになって、1〜2度、強めの北風が吹くと、
カラ類やエナガ、メジロが一気に増え、これに混ざって、
ヒタキ類(主にオオルリ)、ムシクイ類がちらほらと見られる
ようになりました。
湿地や草原にはタシギより大きい種類のジシギが隠れていて、
河川にはコガモが現れ、上空にはショウドウツバメの大群。

 

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  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

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