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         デジスコ通信 第97号 (2015年2月7日号)
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みなさん、こんにちは。

2月に入り、日も長く、日差しもいくらか強く感じるようになりました。
鳥たちも囀りはじめ、求愛行動などもよく見られるようになり、
春の気配は感じられますが、やっぱりまだ寒いですね。
気温の変化も大きくなってきますので、体調の管理も大変です。
私は仕事が多忙なのも重なり、既にへばっています(笑)

今月は、毎年恒例のCP+が開催されます。
どんな新製品が出てくるのでしょうか。
私は行く暇がなさそう ですが、楽しみです。

(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・CASIO EXILIM EX-100PRO 倒立像撮影システム
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ CP+ CAMERA&PHOTO IMAGING SHOW 2015
◎ デジスコセミナーinJTBロイヤルロード銀座

▼野鳥観察情報▼
◎ <第55回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第77回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第68回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第28回>「ユンソナの勝手につぶやき・・」…… by ユンソナ
◎ <第36回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第68回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼ 東海デジスコ倶楽部プラス提供記事 ▼
◎ 「デジスコ10年」…… by hiro

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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最新デジスコ用品情報
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最近、デジスコの新規ユーザーが少しずつ増えてきた
ように感じます。
季節的なものなのか、焦点距離不足を補うためなのか、
簡単に?写せる一眼レフシステムに流れている
ニーズのおこぼれをデジスコの方向に向けるために
なにをするべきか苦慮しております。
皆様の口コミがなにより効果的と思います。
どうぞ、お力を貸してやってください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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┗■ (株)デジスコドットコム

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◇ 倒立像撮影システムトライアル
◇ CASIO EXILIM EX-100PRO 倒立像撮影システム
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いまどき1/1.7型CMOSですか?
と大型CMOS神話に洗脳された常識をもう一度
考え直さなければいけないと思える結果を出す
システムにチャレンジしています。
もちろん、ダイナミックレンジの広さや
ISO感度耐性など1型やマイクロフォーサーズCMOSには
一歩及ばないところはあります。
しかし、野鳥写真撮影に必要なものは撮影成功率が
高いこと、撮影しやすいこと、スーパーファインな一枚が
得られることなどが代用特性であり、それの総合力
もしくは著しく秀でた結果が出せることと思います。
わかりやすく言えば「今まで見たことのないような
一枚を写せた」ということではないでしょうか。

CASIO EXILIM EX-100/EX-100PROの特長
『ある意味9眼』というキャッチフレーズで
登場したEX-10、EX-100。
オリンパスとの共同開発ボディーであることが
うかがえるが、仕上がりはまったくのカメラに
なっています。
ハイエンドコンデジが大型CMOS方向にシフトする中、
1/1.7型1200万画素CMOSに拘り、EX-10は明るい
標準4倍ズーム(28-112oF1.8-2.5)、
EX-100は全域F2.8の28o-300oの11倍ズーム。
デジスコ適性を見ると、光学的には
標準アイピースを使用したスコープにはどちらも
マッチせず、EX-10はKOWAのTSN-VA2B、EX-100は
TSN-VA3との相性が良いことがわかりました。
EX-10/TSN-VA2Bに関しては画質は良いのですが
TSN-VA2Bが生産終了ということもあり追及を断念。
EX-100とTSN-VA3の組み合わせは
「高倍率カメラは画質が甘い」という先入観から
ちゃんと評価をしていませんでしたが、
試してみると従来最良と言われているシステムを
上回る成果が出てしまいました。
先入観にしばられて行動を起こさないことって
良くないことですね。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_84/toku0.htm

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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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◇ 「でじすこや Yahoo店」オープンしました!!
◆---------------------------------------------------------◆

「でじすこや Yahoo店」に中古販売コーナー及び
アウトレットコーナーを新設いたしました!!
随時更新していきますので、お楽しみに!!

■「でじすこや Yahoo店」
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/


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◇ スマートフォン用アダプターキット ターボアダプター
◇ 『SAK-1』好評発売中!
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スマホアダプター『SAK-1』は大好評販売中です。

お手持ちのスマーフォンを使って誰でも簡単お手軽に
超望遠撮影が楽しむ事が可能になるアダプターキットです。

■詳細はこちらをご覧ください
◎でじすこやHP
http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_sak_1.htm

◎「でじすこや Yahoo店」
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/0k010523.html

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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◇◆ デジスコドットコム イベント情報 ◆◇◆

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○ CP+ CAMERA&PHOTO IMAGING SHOW 2015
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■開催日時:2014年2月12日(木)〜2月15日(日)
■会場:パシフィコ横浜
■詳細はこちらをご覧ください
┗ http://www.cpplus.jp/


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○ デジスコセミナーinJTBロイヤルロード銀座
○ 2015年2月27(金) 撮影技術編
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■日時:2015年2月27(金)14:00〜16:00
■内容:デジスコ実践セミナー(撮影技術編)
■会場:JTBロイヤルロード銀座 ローズ
■講師:石丸 喜晴
■定員:20名(要予約)
※定員に満たない場合は中止になることもあります
■参加費:無料
■詳細:http://www.digisco.com/event/150227.htm

※会場としてJTBさんがご提供くださっていますが、
旅行に関係ないデジスコ専用のセミナー会場ですので、
お気軽にご参加ください。




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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□  <第55回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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第55回 公園デビュー
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私のホームグラウンドである日本庭園の六義園では現在、
ウォッチングだけの人が私を含めて5人くらい、写真が中心の人が
5人くらい、およそ10人、常連といえる人たちがいます。
顔を合わせれば挨拶をして、よりバードウォッチングを楽しむため、
あるいは良い写真を撮るために情報交換をしています。
まず10人全員が揃うことはありませんが、週末は5,6人がそろって
いっしょに歩いたり、日だまりのベンチに座って野鳥談義に花を
咲かせます。

六義園では以前、私ともう1人のバードウォッチャーがいただけ
でした。そこに、パラパラと8人が加わったことになります。
いずれの方々も、先達の私たちに敬意をはらって付き合ってくれた
ので、なんの軋轢もなく仲間として迎え入れられました。
いわば、皆さんはうまく公園デビューができたことになります。
本来、公園デビューは赤ちゃんを連れたママが公園に集う仲間に
入れることを言いましたが少子化の時代、公園で子連れのママを
見ることは少なくなりました。今や公園デビューは、高齢者の
ための言葉となっています。

このところ、常連以外にカメラを持って野鳥を撮影に来る人が
増えて来ました。何度も来ている人もいます。私は、以前
あいさつをしても無視する人にたびたび会っていますので、
こちらからあいさつをすることはありません。ただ、目礼くらいは
して、話しかけられるきっかけは作るようにしています。

ところで、あいさつをしても無視されるほど、不愉快な思いは
ありませんね。鳥を見るのに夢中になって話しかけられたのに
気がつかないのなら許されますが、ぷいと横を向かれたことも
あります。なかには、おずおずと頭を下げる方もいますので、
人付き合いが苦手なのだなあと思って、それ以上話かけない
こともあります。

以前、Birder誌でマナーについての記事で「あいさつをしましょう。
あるいは、あいさつをされたら返しましょう。これが、できない
バードウォッチャーが多いのには驚かされます。あいさつを
スルーされたら、せっかくの情報を教えてあげる気になりません。」
と書いたら某掲示板で「吐き気がする」と批判されました。
批判した方は、このような不愉快な思いにあったことがないのか、
本人自信があいさつのできない人でなのではないでしょうか。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_84/toku1.htm



■ …………………………………………………………………………………………
□ <第77回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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第77回 アマツバメやハチドリがヨタカ目に分類されている図鑑
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Lynx(リンクス)と聞くと、世界の鳥を全16巻(+1巻)で紹介した
ハンドブック(『Handbook of the birds of the world』)シリーズ
を思い浮かべる方が多いことでしょう。このシリーズは、およそ20年
の歳月を費やして17巻が完結しましたが、縦31cm、横24cmという
百科事典のような大判の図鑑が並ぶ様は圧巻の一言に尽きます。
役立つことはわかるのですが、1冊あたり3万円という価格とともに、
かなり嵩張る収納場所の問題により、私は途中で購入を断念して
しまいました。

しかし昨年の秋には、前出シリーズのコンパクト版
『HBW and BirdLife International Illustrated Checklist
of the Birds of the World Volume1(Non-passerines)』
(Lynx Edicions in association with BirdLife International)
が発行されました。これはタイトル通りにチェックリスト(目録)
なのですが、亜種のリストや分類、分布についての簡単なテキストも
示されています。また学名と英名のほかに、フランス語名、
ドイツ語名、スペイン語名なども記されており、各種が指定されて
いるIUCNのレッドリストカテゴリーも付されています。
しかしながら本書の最大の特徴はタイトルにもあるように、チェック
リストでありながらイラストが充実していることですね。
テキストで示された亜種のすべてではありませんが、亜種レベルの
識別にも有効なイラストが多数採用されています。亜種の違いが
ここまでイラストで示されたものは、なかなかお目にかかれません。
ナンヨウショウビンを例に挙げると、部位だけのイラストも含めると、
なんと20亜種のイラストが並んでいます。また各種とも種レベル
ですが、カラー分布図が添えられているため、イラストやテキスト
部分と合わせると、膨大な情報量が集約されていることになりますね。
これは便利です。ちなみに今回は発売されたのは第1巻で、現存する
非スズメ目の4,372種と絶滅種99種(イラストは50種のみ)が収録
されていますが、スズメ目を対象とした第2巻は2016年に発刊される
予定です。

さて、今回紹介した
『HBW and BirdLife International Illustrated Checklist
of the Birds of the World Volume1(Non-passerines)』を
よく見ると、日本の図鑑で見慣れた分類と異なる点に気づきます。
たとえば、空中を自在に飛び回るアマツバメの仲間と、空中で
ホバリングして花の蜜を吸うハチドリの仲間がヨタカ目の中に位置
しているのです。ヨタカ目とアマツバメ目は以前から近縁とされて
きましたが、本書の中ではヨタカ目アマツバメ科となっているの
ですね。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_84/toku2.htm



■ …………………………………………………………………………………………
□ <第68回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第68回 冬鳥たち
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1月も後半になり、知床の海には流氷が浮かんでいる。
今年は、オオワシやオジロワシの姿が少ない気がしている。
一方で、原生林の中は鳥たちの声でにぎやかだ。
よく聞こえてくるのは、ヒヨドリとツグミだ。知床は春と秋の
渡りの時期によく見かけるが、今季は真冬になってもたくさん
見ることができている。
他に目につくのがアトリ。ハリギリの樹にたくさん集まっていた。
多い時で20~30羽ほどが群れている。ヤマブドウの実もハリギリの
実も豊富に残っているためだろう。
いつもよりにぎやかな原生林で、野鳥観察がしばらく楽しめそうだ。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_84/toku3.htm




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第28回> ユンソナの勝手につぶやき・・
■ ……………………………………………………………………………………

今年初めての連載になりますが、相も変らぬ支離滅裂のつぶやきにも
関わらずお付き合いを頂き、ありがとう御座います。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、今年初めての連載で何をつぶやこうかと考えていたのですが、
すでにご承知の方々も多いと思いますが11月に宮崎にカラフトワシ
の幼鳥さんが迷い込んで来たことで感じた由無し事をつぶやいて
みようかと思います。
話の中には「餌付け」についてなど「禁句」(笑)とも思われる
話も出てまいりますが、私自身は餌付け賛成論者ではありませんし、
またこの議題についての議論も好みませんので軽く受け流して
頂きたいと思います。

11月の24日 15時過ぎに友人から「カラフトワシの幼鳥
らしい鳥がいる」との一報が入りました。
彼らとは地元で「市民の森野鳥研究会」という会を作り、様々な
活動を共にしているのですが、被写体が遠いのでデジスコで撮影
して確認して欲しいとのことでした。
薩摩川内に20年間ものあいだ毎年越冬していたカラフトワシを
何度も撮りに行っていましたので、カラフトワシについては少し
知識もありました。
すぐさま行ってみる事にしたのですが、車に乗り、移動し始めて
冷静になって考えて大きな間違いに気が付きました。
生憎その日は、友人と二人で今期撮り逸れたムギマキがいるらしい
という情報で「熊本県」まで遠征していたのです。
慌てて引き返しても早くても18時近くにしか到着しません。
それでは暗くなってとても撮影など出来るはずがありません。
ならば・・と 明日までいるかどうかの大きな不安と微かな期待を
胸に「美人の湯」で知られる西米良温泉「かりこぼ〜ずの湯」で
ユッタリとお湯につかり帰宅しました。

帰宅するとTさんとTさんの撮った画像がメールで届いていました。
私が撮るまでもなく、写真で見る限りはカラフトワシの幼鳥である
と思われました。
翌日は野鳥研究会のメンバー達による確認作業が行われ、間違いなく
カラフトワシの幼鳥であると確認されました。
メンバー仲間の観察で「餌は十分に捕れている」ことと、「塒も
確保出来ている」ことが確認できました。
恐らくこのまま越冬するのではないかとの結論に達しましたが、
その時点で国内での確認は1例だけであり、幼鳥の飛来は22年前
(多分)の薩摩川内以来であろうことから情報の拡散方法について
協議がされました。
その結果、観察場所が限られるために一度に急に多くの方が来られて
地元の方に迷惑が掛かる事のないように配慮しながら出来るだけ多く
の方に情報を流す事になりました。
私も26日には出向いて来れるであろう県外の仲間や写真家のMさん
にも連絡を入れました。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_84/toku4.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞



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■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第36回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

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第36回 浅い春
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雪が降っています。こちらでは今季初の雪が音もなく降っています。
雪は、家々を車を畑を空き地を白く覆い尽くし、世界は色味を失い、
単調でいくらか物哀しいモノクロームな淡々とした風景が広がり
ます。なに思うなく、そんな景色をこちらも淡々と見つめます。
翌日、気圧配置は冬型へと移行し、季節風が容赦なく吹きつけます。
よせばいいのに中途半端な気持ちでフィールドに出てはみるものの、
真冬の寒さが、あまりの寒さが感慨も憂いも情緒も奪い去り、
私はただの木偶(でく)の棒のように呆然と佇むほかはありません。
「なにのぞむなくねがふなく…」ふと中也の詩が頭をかすめたりも
しますが、長続きはしません。すぐに何かを引き裂くような北風の
音に意識が持って行かれ、虚無とも脅えともつかない気分のまま、
私は早々と踵を返して家路に着きます。
なんの成果も得ず、どんな感慨も抱くことができぬまま。…

けれども。

冬至からひと月余りが過ぎ、日脚が伸び太陽の位置も高くなると、
そのことをいち早く敏感に感じ取るのが植物です。気温は低いまま
でも日照時間や何中高度の変化を正確に捉え、野の花ならば
ホトケノザ・オオイヌノフグリなどが早々と開花し、また梅も
早咲きの品種がほころび始めていて、浅い春の到来を告げてくれて
います。
一度は真冬の寒さに敢えなく撤退した私ですが、マフラーで首を
ぐるぐる巻きにすると、その春の萌(きざ)しを探しに再びフィールド
へと赴きます。
前回ほどではないにせよ、相変わらず冷たい風が吹き抜ける野面は
枯れ草ばかり目立ち、色味の乏しい景色が続きます。ただ斜めに
差し込んでいた光の角度は今はだいぶ高くなっていて、その分
明るさと清々しさを増したように思えます。
さて“春の萌し”は見つけられるだろうか?
私は頭の中の植物地図を広げ、早咲きの梅や早春の花が開花する
場所をチェックします。そしてその地図にしたがって近場から
順に回ってみます。

一カ所目。おー、期待通り冬至梅がほころび始めています。
日当たりが良く、背後を雑木林に守られて北風が防げるこの場所は、
私の知る限りどこよりも早くこの清楚な白花を咲かせるのです。
しかも人通りはほとんどなく、この美人さんを独り占めという贅沢。

二カ所目。ここは風はあまり防げないけれど、どうかな?
うーん、蕾はたくさんついているけれど、花はいくらも開いて
いないな。あ、でも蕾に滴が! 蕾の木瓜だって十分春を萌して
いるではないか。

さらに三カ所目。紅梅はなによりも早く咲くので、きっと大丈夫
でしょう。あ、咲いています、やはり。遠目からでもこのピンクは
とても目立ちます。驚いたことに、もう八分咲きではないですか。

何よりもどこよりも先がけて咲いてくれたこの花たちの健気な姿に、
寒さで虚無的にまで凍りつき、鳴らすことを忘れた私の中なる
琴線は徐々に融け出し、ポロンポロンと小さな音をたて始めました。
萌してきた春が、私の中にすっと入りこんできた、それがこの日
だったのです。

時ものを解決するや春を待つ (虚子)

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_84/toku5.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞



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■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第68回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

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第68回  年末からの鳥見
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…ネタ切れです。
なので年末年始の鳥見の状況を。
一時、鳥が少なくなったので今年も冬枯れ状態かなぁ、と思って
いましたが、昨季のようにはならず、すぐに数が回復しました。
特に、ツグミ、アカハラ、シロハラが例年より多いような気がします。
ツグミは水面や森の奥の方を除けば、だいたいいる感じ。
アカハラ、シロハラもちょっとした茂みがあればいるような状態です。

藪の周辺では、アカハラとシロハラの喧嘩(?)がよく見られます。
大体は、アカハラがピョンピョン跳ねながら、シロハラに接近。
シロハラがそれを嫌って、ピョンピョンと距離をとる。繰り返して
いるうちに、シロハラが根負けして立ち去る。地味な喧嘩が多い
気がします。
シロハラ同士、アカハラ同士は、けたたましい声を挙げて激しく
喧嘩をしていることが多いので、なんか意外なものを見た気分です。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_84/toku6.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞



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━━◇◆東海デジスコ倶楽部プラス提供記事◆◇━━━━━━━━━━━━━

■ …【hiro】…………………………………………………………………………
□  「デジスコ10年」 
□                 (ツリスガラ 2015年2月号から)
■ ………………………………………………………………………………………

昨年12月でデジスコを始めて満十年になりました。
最初の機材はビクセン ジオマ80S、アイピースGL40、
Nikon Coolpix775 でした。手持ち機材の再利用でしたが、最初は
ケラレが大きく、写真にならず大変苦労しました。結局、カメラを
Coolpix885 に換えるまでデジスコらしい写真は撮れず、それまでの
約三ヶ月間は試行錯誤の連続でした。ただその体験が、その後少し
は役に立っているようです。

さて10年を振り返るため、毎年開催されているデジスコ写真展の
出品作品を並べてみました。初出品は第三回からです。

近くのフィールドに集まるオシドリに魅了されていたので、応募
作品数にそのこだわりが現れてます。
4番目の作品はシンガポールで撮った四季鳥です。スコール直後の
みずみずしい感じが、お気に入りの作品です。旅先で撮影時間が
取れそうな時はスーツケースにデジスコを忍ばせています。
カワセミは車をブラインドにして撮りました。小生の撮る田舎の
カワセミは警戒心が強くて苦労します。クマタカは全く予期せぬ
出会いでした。それ以来、同じ場所に通っていますが、夢の再来は
ありません。秋のノビタキにはお世話になりました。毎年10月、
毎日のように見れるので、デジスコの良い練習台になってくれました。
近年の写真は引きの構図が多くなっており、壁にぶつかって居る感じ
もします。昨年の作品は、初めて昆虫が被写体となりました。

  → 続き、及び「ツリスガラ」の他の記事はこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_84/tsurisugara_16.pdf




━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
http://digisco.com/staff/staff.htm


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    【編集人】 勝山博昭(katsu)
   【発行人】 石丸喜晴

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