『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!

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         デジスコ通信 第99号 (2015年7月3日号)
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みなさん、こんにちは。

もう既に北海道以外の全国で梅雨入りしているものだと思ったら、
東北方面はかなり遅れていたようで、最近梅雨入りで水が不足気味、
なんてニュースを聞きました。反面、九州地方は記録的な大雨だそうで…。
私の住む関東地方は、個人的には例年よりもさらに蒸し暑く感じます。

こんな気候でも鳥はいる、動物もいる、虫もいる、花も咲いている、
なので、外にはでますが、さすがに長時間はきついです。
服も進化していて、暑い日もある程度は快適に過ごせるものが出ていますが、
この湿気だけはどうにもなりませんね。
梅雨明けが待ち遠しいです。



(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・デジスコ記事シリーズ編のご案内
【デジスコの特徴】 入門編
【作品撮りのテクニック】 シリーズ(中級編)
【撮影スタンス】 写し方シリーズ
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ デジスコ倶楽部「第12回デジスコ写真展」のお知らせ

▼野鳥観察情報▼
◎ <第58回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第80回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第71回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第31回>「ユンソナの勝手につぶやき・・」…… by ユンソナ
◎ <第39回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第70回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼ 東海デジスコ倶楽部プラス提供記事 ▼
◎ 「野鳥を通じた人との出会い」…… by ジェイス

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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最新デジスコ用品情報
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雨のフィールド、あまり撮影はしたくないのですが、
こんな時こそ作品を作るチャンスです。
作品としての野鳥写真の場合、野鳥以外にいくつかの
役物が写っていると一般的には「良い作品」などと
言われます。役物とは若葉や紅葉、花や実、青空や雲、
水平線や波、咥えた餌、などが思い浮かびます。
しかし、デジスコ作品の場合、画面いっぱいに野鳥の
全身や半身が入ることが多く、背景色のぼかし程度しか
一般的な役物を加えることはできません。
しかし、雨の日は「水滴」が野鳥につきます。これだけで
1つの役物が出来上がります。背景や前後ボケに色合いを
加えればしっかり「良い作品」の仲間入りです。
是非、雨の日を嫌がらずに良い作品作りにチャレンジして
ください。

 

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┗■ (株)デジスコドットコム

今回はちょっと趣をかえて、野鳥写真研究室に
アップロードされているデジスコ記事の
シリーズ編のご案内をさせて頂きます。

 

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◇ 【デジスコの特徴】 入門編
◇ http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/06/post_1082.html
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主に野鳥撮影に使われるデジスコは、どんな特徴があり
良い撮影ができるのかを考えてみましょう。

目次
(1)デジスコとは
(2)こんなに大きく写せます
(3)こんなに遠くから写せます
(4)こんなに鮮明に写せます
(5)撮影時間帯・条件が広がります
(6)コリメート法
(7)明るいF値
(8)軽量・コンパクト・安価なシステム

 

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◇ 【作品撮りのテクニック】 シリーズ(中級編)
◇ http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/07/post_1086.html
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作品を狙った写し方は、個々人のセンスにかかわる
要素が多いのですが、皆さんがチャレンジするに
あたってのヒントをメモしてみました。
ひとつひとつの要素を深く掘り下げてみたり、
複数の要素を加えて独自の作風を作ってみたり、
また、まったく新しい切り口で写してみるのも
良いかと思います。
ポイントは「意識して写す」ことだと思います。
フィールドに出かける前、フィールドに到着して
準備する時、野鳥が目の前にやってきたとき、
是非、作品を意識して写してみてください。

目次
(1)薄暗い時の写し方
(2)明るい環境での撮影
(3)遠い時の写し方
(4)近い時の写し方
(5)早い動きのある被写体
(6)白黒の被写体
(7)枝が手前にあるとき
(8)2羽一緒に写したい
(9)飛翔写真
(10)ドアップ撮影
(11)構図のとりかた

 

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◇ 【撮影スタンス】 写し方シリーズ
◇ http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/06/post_1084.html
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撮影時の状況に応じて、どのように写すかいろいろ
思っていることをまとめてみます。

目次
(1)座って写す
(2)立って写す
(3)野鳥までの距離
(4)撮影できる隙間を探そう
(5)追いかけないで待つ
(6)だんだん接近法
(7)背景の選び方
(8)雨の日の写し方
(9)車の中から写す
(10)ブラインドから写す
(11)ハイドから写す

 

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ご参考になりましたでしょうか?
デジスコドットコムの新商品は秋頃を目指して開発中です。

 

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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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◇ 【でじすこやヤフー店】中古販売コーナーよりお知らせ
◆---------------------------------------------------------◆

ご自宅で、眠っている機材はございませんか?

デジスコ関連カメラやアダプター・三脚/雲台などなど
ございましたら、是非当店にお持ちください!!

高価買取り・下取りをさせていただきます!!

ぜひ一度お気軽に、お問い合わせください<(_ _)><(_ _)>

 

■「でじすこや Yahoo店」
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/

■買取り・下取りについてのお問い合わせ
https://digiscoshop.sakura.ne.jp/used/postmail/postmail.htm

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━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ◇◆◇ 〜デジスコ倶楽部 イベント情報〜 ◇◆◇

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○ デジスコ倶楽部「第12回デジスコ写真展」のお知らせ
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デジスコ倶楽部のビックイベント「デジスコ写真展」
今年もニコンサロンbis新宿(東京)と
ニコンサロンbis大阪にて開催が決定しました!!
どうぞお楽しみに♪♪

 *─*【デジスコ倶楽部主催「第12回デジスコ写真展」】*─*

【東京】
■会場:『ニコンサロンbis新宿』
※新宿エルタワー28F ニコンプラザ新宿内
■開催期間:2015年9月15日(火)〜9月21日(月)
■時間:10:30〜18:30 ※最終日10:30〜15:00

【大阪】
■会場:『ニコンサロンbis大阪』
※ヒルトンプラザ ウエスト・オフィスタワー13階
ニコンプラザ大阪内
■開催期間:2015年10月8日(木)〜10月14日(水)
■時間:10:30〜18:30 ※最終日10:30〜15:00

………………………………………………………………………………

また、7/1より出展作品の応募受付を開始しています。

デジスコ倶楽部メンバーにご登録して頂ければ
どなたでもご応募いただけますので
メンバー未登録の方はこの機会にご検討して頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
※デジスコ倶楽部メンバー登録は無料です。

ご自慢の写真でぜひ『デジスコ写真展』にチャレンジして下さい。
初心者からベテランまで、多くの方のご応募お待ちしております。

■詳細については下記よりご覧下さい
http://www.digisco.com/digisco_club/event/nikon/

 

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■お問合せ:デジスコ倶楽部事務局
mailto:info@digisco.com
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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第58回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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第58回 野鳥の模様の理由を考える
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初夏の栃木県戦場ヶ原は、野鳥の宝庫です。草原ではノビタキや
ホオアカ、森林ではキビタキ、アカゲラ、シジュウカラ類、草原と
森の間ではアオジにニュウナイスズメ、上を見上げればノスリが
悠々と飛んで行くはずです。カッコウのほのぼのとした声が聞こえる
中、探すまでもなく野鳥と出会うことができます。そのため、双眼鏡
をぶら下げたバードウォッチャーはもとより、大きな望遠レンズを
持った野鳥カメラマンに必ず会います。

この間、戦場ヶ原の木道で、ノビタキを撮っていたカメラマンが
「顔が黒くて目が出ない」と嘆いていました。そういえば、北海道の
サロベツ原野ではシマアオジ待ちのカメラマンも同じようなことを
言ってました。さらに、この人は「ノビタキで練習をしておく」と
言っていました。戦場ヶ原ではノビタキが目的なのに、北海道では
練習台になるのですから面白いと思い記憶に残っています。
ただ、彼らの発言に違和感を覚えました。というのは、野鳥は
写真を撮られるために、存在しているのではないということです。

目をとらえることで、生き物の写真は生き生きとした表現ができます。
それは、人の写真でも同じです。話の順序として人の話から。人は、
目で意志を伝えたり表現する生き物です。そのため、白目のなかに
黒い部分があり目の動きを強調しています。結果、表情が豊かに
なり、目は口ほどにモノを言うことになります。言葉が発達して
いなかった時代、獲物に音を立てず近づき群で狩るために有効な
コミュニケーションの方法として発達したのでしょう。

鳥を見るとノビタキのみならず顔の黒い鳥、あるいは目を通る線が
黒い鳥がいます。これらの鳥は、光の具合によっては目の位置が
わかりにくく目を写真にとらえるのが難しい鳥たちです。
思いつくままに、なじみの鳥をあげればシジュウカラとその仲間、
モズ、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウなどがすぐに思いつく
でしょう。いずれも、積極的に昆虫を捕らえて食べる鳥たちです。
目でにらむことで、相手を警戒させて捕獲の効率が悪くなっては
困る鳥たちです。それに対し、植物の実を食べるスズメやマシコ類は
黒くありません。とくに目を隠す必要がないからでしょう。

 

→ 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_87/toku1.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第80回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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第80回 野鳥の生活と気候変動との関係
=2つのビッグデータの活用=
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”異常気象”という言葉自体、すでに日常化してしまったと感じる
ことが多い昨今ですが、気象庁から「異常気象レポート 2014」と
題した報告書が公表されました。これは、1974年以来、7 回に
わたって作成された報告書の最新版で、異常気象や地球温暖化などの
気候変動、地球環境の現状や見通しなどが示されています。過去100年
を超える膨大な量の気象に関する情報が蓄積されていますから、
その説得力には誰もが疑う余地がありません。そして嬉しいことに、
この報告書は気象庁のウェブサイト上で公開されていますから、
いつでも誰でも、無料で見ることができます。

さっそく気象庁のウェブサイトを覗いてみると、PDF形式で概要版
(7.7MB)と本編(44.7MB)の2つのファイルがあり、本編については
節ごとに分割されたファイルも用意されています。概要版だけでも
読み応えがありますが、本編の章立てから簡単に内容を紹介すると、
第1章は「異常気象と気候変動の実態」で、最近の異常気象と気象災害、
大気・海洋・雪氷・異常気象等の長期変化傾向が示されています。
そして第2章では、第1章の項目の将来予想が示されており、現在を
境に過去と未来を見比べることができる構成になっています。
また付録として、用語・略語一覧、参考図なども添付されており、
基礎的な知識がなくても読み進められる配慮もされています。

対象は日本だけでなく、世界にも及んでいるので、渡り鳥の飛来状況
などともリンクさせてみると面白そうですね。年平均気温の欄だけ
見ても、北半球と南半球の比較、地球全図に緯度経度5度の格子ごとに
みた年平均気温の変化傾向、季節ごとの上昇率、最低・最高気温の
推移など、様々な角度から解析が行われています。コラムでは
生物季節現象の変化などにも注目されており、サクラの開花は10年
あたり0.9日早まり、カエデの紅(黄)葉は10年あたり3日の変化率で
遅くなっていることがわかります。

●気象庁 異常気象レポート
http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/climate_change/

また、(公財)山階鳥類研究所からは、「鳥類標識調査のビッグ
データから地球温暖化への鳥類の応答を検討」というタイトルで
プレスリリースがありました。内容は、環境省の鳥類標識調査の
膨大なデータを分析し、気象庁の生物季節調査(初認日調査)と
比較検討したもので、ツバメ、カッコウ、オオヨシキリ、コムクドリの
4種を対象としています。その結果、カッコウを除く3種で、成鳥
および巣内雛の出現時期の早期化の傾向が見られたそうです。
またこれは、気温が高いほど早期化する傾向が見られる傾向が
あるとされています。この早期化の速度は、一部を除いて欧米の
先行研究の結果からの大きな逸脱が見られなかったことから、地球
規模の温暖化に対する対象種の等しい応答の結果であることが示唆
されたそうです。

●(公財)山階鳥類研究所 プレスリリース
http://www.yamashina.or.jp/hp/p_release/images/20150513_prelease.pdf

 

→ 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_87/toku2.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第71回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第71回 命の季節
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6月、知床では、エゾシカの出産シーズンを迎える。
生まれたばかりのかわいらしい仔ジカがいたるところで目撃される
時期だ。生まれたての仔ジカは、立ち上がれはするものの、母親と
同じ速度で歩くことができない。そこで、母親は仔ジカを高茎草本の
下に仔ジカを隠すのだ。その習性をよく知っているのがヒグマで、
草むらをガサガサと探し回っては、仔ジカを捕食している。
生まれる命あれば亡くなる命がある。6月の知床は、命の受け渡しを
感じる季節かもしれない。

 

→ 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_87/toku3.htm

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第31回> ユンソナの勝手につぶやき・・
■ ……………………………………………………………………………………

毎日雨が続いていますが、如何お過ごしですか?
今回はいま流行の「ドローン」について書いてみようと思います。

「ドローン」の語源は「雄のミツバチ」という意味で、飛翔時の音が
蜂の飛ぶ音に似ていることからそう呼ばれたようですが、日本では
首相官邸に例の(笑)ドローンが墜落するまでは、一般的には
マルチコプターと呼ばれていました。

ヘリコプターが単一のローターを持つのに対して複数(3つ以上)の
ローターを持つことからマルチコプターと呼ばれるようになったの
ですが、4枚のローターを「クアッドコプター」、業務用で使われる
6枚ローターを「へキサコプター」、8枚ローターを
「オクトコプター」と言ったりします。

私が使用している「ドローン」は首相官邸に墜落したものと同じ、
そう中国DJI社の「ファントム」です(笑)
このDJI社の「ファントム」ですが、なかなか良く出来たドローンで、
滅多な事では墜落などしません。
私とドローンとの出会い、いやラジコン(飛行機)との出会いから書いて
いくことにします。

私の父は戦時中は戦闘機のパイロットでした。
父の飛行服姿に幼少時から憧れていた私は、将来の職業を「パイロット」
と決めて育ちました。
そんな環境ですから、飛行機に関しては「模型飛行機」を作るのも
得意で、学校行事のひとつ(昔はこんな事もやっていたんですね〜)
模型飛行機大会では校内ではもちろん、地区大会(群や市町村)でも
敵なし、県大会でもトップグループに入る実力の持ち主でした。
第一回の「つぶやき」で話した通り、ここでもまさに「天才」だった
のです(大笑)
今でも「ゴム動力の模型飛行機」はゴムを目一杯に巻いて飛ばすと、
たいがい姿が見えなくなるほどに飛んで、よほど広い場所でないと
無くなる可能性が大なほどです。

さてさて、肝心のパイロットになる夢ですが、残念ながら高校の
2年生の時に視力が悪くなり、泣く泣く「パイロット」になる夢を
諦めざるをえなくなってしまいました。
その代償でしょうか、当時はまだ「ラジコン」という言葉すら珍しい
時代に「ラジコン」に目覚めました。
というより、「単にラジコンの飛行機に興味を持った」と言った
ほうが正しいかもしれません。
当時のラジコンはそれはそれは高価で、とても一高校生に手が届く
ような代物では無かったのです。

その当時から「ラジコン技術」という本がありました
(調べてみると1961年刊行だそうです)
当時はまだ「ツー・トン」「ツー・トン・トン」とモールス信号の
ような送信機で発信して、エスケープメントと呼ばれる「ゴム動力の
サーボ(現代の呼称)」みたいなもので方向舵を動かす・・
といったものでした。

その後、現在のようなスティックを動かした分だけ舵も動くといった
プロポーショナル機が双葉電子(多分?)から発売になりましたが、
物凄く高価なものでした。
ラジコンは裕福な大人の遊びだったのです。
ラジコン技術誌には送信機の回路図や機体の設計図なども掲載されて
おり、簡単なものは自作が出来たのですが、なにせ田舎(当時は
福岡在住)では部品が手に入らず、自作もままならない状態でした。
そんな中、飛行機も自分で設計しラジコンもどき(笑)で遊んでいました。

本格的にラジコンの飛行機を飛ばし始めたのは結婚して宮崎に居を
構えてからでした。
同じアパートにラジコン飛行機の達人(彼はその後に
日本チャンピオンになりました)がいたのをきっかけに再度ラジコン
の世界に入り込みました。
飛行機の製作はもちろん自分でする訳ですが、「サンダーバード・
入門機」や「マットアトラス」「オルキナス」といった名機を
作っては飛ばしていました。
当時はまだAM,あるいはFMの送信機が一般的で、ラジコン
自動車が出回ったこともあり、よく混信しては墜落したりしました。

 

→ 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_87/toku4.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第39回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

────────────────────
第39回 水辺の宝石
────────────────────

連日の雨。…
太平洋からの湿った大量の空気を運びこむアジアモンスーンの影響
から日本も逃れることはできず、梅雨は日本の雨季となります。
蒸し暑く、人には不快な雨ではあっても、農作物にとっては“慈雨”
に他ならず、秋の実りはこれなくしては望めないのですから、
少し我慢して、むしろ雨の風情を楽しもうかと思います。

春の渡りを経て、多くの鳥たちはそれぞれの繁殖場所に落ち着き、
今まさに子育ての真っ最中でしょうか。いち早く子育てをしていた
ムクドリなどは、もう雛が巣立って大きな群れをつくり、クワや
サクラの実に群がっている様をそちこちで見かけます。決して
美声とはいえぬ大きな声でギャーギャーと大騒ぎしながら右へ左へと
飛び交う様子は、集団の数の多さもあってか溢れ出る生命力に
満ち満ちていて、見ていて気持ちがよいくらいです。
川沿いを歩けば、カワセミのペアが頻りと鳴き交わし合いながら、
右へ左へと川筋を飛び回ります。橋の向こうでは、カルガモの
赤ちゃんがお母さんの後を離れまいと懸命に泳ぐ様が見られ、
微笑ましくもいじらしくもあり、毎年のことなのにちょっと
胸打たれます。

今年の5月はとても暖かく、猛暑日を記録する日まであり、
その影響で植物の開花や虫の出現なども例年より2週間も早い
ものもありました。いつもなら6月中旬にハンノキ林を飛び交う
ミドリシジミなどは、5月下旬から姿を現し、翌週には早くも
ピークを迎える有様。他の昆虫も、おしなべて早めに成虫の
姿が見られるようです。

毎年6月から7月は、池や沼地、あるいはその周辺の林で見られる
イトトンボを撮影するのを楽しみにしています。オツネントンボの
ような地味なそれもいますが、ほとんどの種は実に見事な色彩を
誇っていますので、一度彼らの虜になると、もう病みつきになって
しまうようなのです。

そんな彼らの代名詞は、トンボ全般に付されもする「水辺の宝石」
という言い方がお似合いでしょうか。
さらにイトトンボというくらいですから、彼らの小ささがまた
いたいけで堪らないのです。いったい虫探し・虫撮りをするときの
視界は、鳥などを探す時よりもずっと狭く小さく、鳥ならば樹木の
枝に視線を送るのに対し、虫の場合は葉っぱの一枚一枚に目を配る
ことになります。ハムシなどでは小さいのは3mm程度しかありません
から、決して比喩的でも慣用句的でもなく、正に「目を皿のように
して」、つまり目をいっぱいに見開いて、それこそ瞬きも忘れるよう
にして探さないと、なかなか目に飛び込んでこないのです。
イトトンボはそこまで小さくはありませんが、それでも下草にじっと
留まっていると気づかないことも多く、ふっと飛んでくれたときが
見つけるチャンスです。けれども中には糸くずのように細く儚い
仲間もいて、飛んでいるさまをじっと見つめていても彼(彼女)を
見失ってしまうこと、しばしばなのです。

 

→ 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_87/toku5.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第70回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

─────────────────
第70回  一喜一憂
─────────────────

蒸し暑い日が続いています…
鳥見に出るのはかなり億劫ですが、それでも休日の2〜3時間は
出歩くようにしています。
昨年と違い、今年は草原であの暑苦しい声がいっぱい聞こえます。
オオヨシキリたちが、元気にあちこちで囀っています。
また、コヨシキリの声もちらほらと聞こえています。
ここ数年、数が少な目だったため心配していたので、ちょっと
うれしい状況です。
同じく、ここ数年、声をあまり聞かなかったカッコウの声もよく
聞こえます。

 

→ 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_87/toku6.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

━━◇◆東海デジスコ倶楽部プラス提供記事◆◇━━━━━━━━━━━━━

■ …【ネオポン】……………………………………………………………………
□  「宮城で鳥見(12〜2月編)」 
□                 (ツリスガラ 2015年6月号から)
■ ………………………………………………………………………………………

今回は宮城で鳥見の第2編ですが「冬」をテーマに纏めてみました。
左上はシジュウカラガンでマガンより多少小さめ首も若干短めです。
その為雪がたくさん積もると餌を探すのが大変みたいです。
この時期雪とシジュウカラガンのコラボを見るのは難しいんですよ!
シジュウカラガンは雪が多いと南側の田圃に移動するのでそちらを
探せば会える確率はぐっと上がります。

マガンの数に圧倒されていますが、雪の上ではオオヒシクイも存在
感をアピールしています。
琵琶湖では7時半〜8時頃に田圃へ向かって飛び立つ姿を目にしまし
たよねひ琵琶湖へ残る個体や日中に戻ってくる個体もいましたが、一
段と黒っぽい顔が懐かしかったです。

しかし、所変わればで宮城でのオオヒシクイは夜明けとともに餌場
へ向かって飛び立ち、日没まで戻って来ません。そう、マガンと行動
パターンが同じなんですねひ
雪の田圃は風が吹くと地吹雪が舞い上がります。
デジスコを構えている車がグラグラと揺れて撮影も一苦労です。
でも、これが「宮城で鳥見」の醍醐味かも (^_^;)

宮城で鳥見、もう一つの特徴はハヤブサを良く目にすることです。
勿論、東海地方にもハヤブサはいますが、雪降る田圃で悠然と
構えている姿に東北らしい忍耐強さを感じました。
更にびっくりしたのはハヤブサにちょっかいを出す鳥さんも
いるんですねひずる賢いカラスでは無くチョウゲンボウ
で突然飛びかかったのにはびっくりしました。尤もあっという間の
出来事でデジスコに収めることは出来ませんでした。
このシーンはリベンジと行きたいですねひ

→ 続き、及び「ツリスガラ」の他の記事はこちらから
http://www.digisco.com/mm/dt_87/tsurisugara_18.pdf

 

 

━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
http://digisco.com/staff/staff.htm


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    【編集人】 勝山博昭(katsu)
   【発行人】 石丸喜晴

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