『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!

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         デジスコ通信 第100号 (2015年9月4日号)
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みなさん、こんにちは。

読者の皆様、連載記事を提供してくださった多くの方々のご協力のお蔭で、
デジスコ通信も、100号を迎えることができました。

第1号の発行が2003年6月16日なので、12年以上。
私が編集長を担当するようになったのが、28号(2006年3月23日発行)ですから、
ここから数えても、9年半ぐらい。
編集長の都合でマイペースで発行されていることがよくわかりますね(^_^;)

これからも、同じようにマイペースで発行を続けていきたいと思いますので、
今後ともお引き立てのほど、よろしくお願いいたします

(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・カメラブラケットBR-Fシリーズ発売予告
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ デジスコ倶楽部「第12回デジスコ写真展」のお知らせ
◎ 第12回デジスコ写真展「懇親会」のご案内

▼野鳥観察情報▼
◎ <第59回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第81回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第72回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第32回>「ユンソナの勝手につぶやき・・」…… by ユンソナ
◎ <第40回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第71回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼ 東海デジスコ倶楽部プラス提供記事 ▼
◎ 「洋上の鳥見U」…… by ネオポン

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

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最新デジスコ用品情報
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歴史的に暑い猛暑が続き、野鳥撮影など
まっぴらごめんと思っていたのですが、
熱中症と戦いながら灼熱の干潟で撮影をしたり、
蓮の花に止まるカワセミを大汗をかきながら
待つ姿を見ると、「馬鹿だなぁ〜」と思うと
ともにデジスコーパー達が恐れを知らぬ
不死身の戦士のように見えました。
(猛暑時の撮影はほどほどに)
そんな暑さも9月になるとグッと過ごしやすくなり
「撮影に行こう」という気になってきます。
島に行こうか、水場に行こうか・・・
10年以上撮り貯めた写真を見ながら頭の中で
想像が駆け巡ります。

そういえば、デジスコ通信も100号の配信となり、
ひとつの節目を通ることになりました。
デジスコを楽しむ仲間たちの情報交換の場と
して読者の皆様のお役にたてたのかな?と
反省を含めて感慨深い気持ちになります。
デジスコを通じて知り合えた人々の心をつなぐ
一助となれていたら本当に嬉しいことです。
そして、多くの情報やエッセイを綴ってくださった
著作者の皆様に心より感謝させて頂きます。
そして我儘な作者たちをまとめ上げてくれた
勝山編集長とWEB担当のひなこちゃん、お二人の
おかげでここまで続けることができました。
本当にお疲れ様、そしてありがとう。
創刊100号はあくまでも通過点。どこまで続くか
チャレンジしてみたいですね。
これからも是非、デジスコ通信をご愛読いただき、
皆様とご一緒に「文化」として歴史に刻んで
いきたいと思います。

 

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┗■ (株)デジスコドットコム

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◇ 【予告】
◇  10月下旬
◇  カメラブラケットBR-Fシリーズを発売開始いたします。
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デジスコはコンデジ(ミラーレス)をカメラとして
スコープに装着することで成り立つ
コリメート撮影法です。機材構成のポイントは
「カメラを装着」という要素であり、
スコープとカメラが同一メーカーの同一時期でない
限り一貫したシステム設計は不可能です。

この度、DIGISCO.COMでは新しい発想の
カメラブラケットBR-Fシリーズによって、
メーカーやカメラ機種の限定的しがらみを
乗り越えることにチャレンジします。
カメラの対象は標準ズーム(単焦点を含む)
レンズを装備したコンパクトデジタルカメラと
同じく標準ズーム(単焦点を含む)レンズ1インチ、
4/3インチセンサーと組み合わされるミラーレス
カメラです。
もちろん、設計限界を超えることはできないので
使用できないカメラもありますが、メーカー・
発売時期を問わず幅広いカメラを装着できる
ブラケットです。
従来のDIGISCO.COM製ブラケットに比べると
マルチユースになるのですが、光学設計・機械的精度・
使い勝手などは遜色ないものをシステム構成する
ことができます。

詳細については次号デジスコ通信、及び、
WEB上にてお知らせいたします。

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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◆-----------------------------------------------------◆
◇ 2015年本決算セール 大好評開催中!!
◆-----------------------------------------------------◆

≪2015年本決算セール≫を開催します。
開催期間:2015年8月25日〜2015年9月30日まで

デジスコを始めたい方、機材を買い替えたい方に
年に一度の大チャンス!
絶対に損はさせません!!期待していて下さい!!!

お得なこの機会に!ショッピングをおもいっきり
お楽しみ下さい!!

■2015年本決算セール
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/cbdcb7e8bb.html

■「でじすこや Yahoo店」
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/

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━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◇◆ デジスコドットコム イベント情報 ◆◇◆

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○ デジスコ倶楽部「第12回デジスコ写真展」のお知らせ
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デジスコ倶楽部のビックイベント「デジスコ写真展」
今年もニコンサロンbis新宿(東京)と
ニコンサロンbis大阪にて開催します。

メンバーの力作をご覧にお気軽にお越しください。
お待ちしております。

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【東京】
■会場:『ニコンサロンbis新宿』
※新宿エルタワー28F ニコンプラザ新宿内
■開催期間:2015年9月15日(火)〜9月21日(月)
■時間:10:30〜18:30 ※最終日10:30〜15:00

………………………………………………………………………………
【大阪】
■会場:『ニコンサロンbis大阪』
※ヒルトンプラザ ウエスト・オフィスタワー13階
ニコンプラザ大阪内
■開催期間:2015年10月8日(木)〜10月14日(水)
■時間:10:30〜18:30 ※最終日10:30〜15:00

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■お問合せ:デジスコ倶楽部事務局
mailto:info@digisco.com
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○  ≪参加者募集!≫※会員以外でもOK!!
○  第12回デジスコ写真展「懇親会」のご案内
○  2015年9月18日(金)
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例年にない猛暑も異常というより日常となってしまった
感がありますが、いかがお過ごしでしょう。

今年もデジスコ倶楽部最大イベントの写真展が
ニコンサロンbis新宿、ニコンサロンbis大阪で開催されます。
昨年は会場の都合から恒例の懇親会を開くことができず、
多くの方々から今年はぜひとのご要望もあり、
開催する運びとなりました。

普段はなかなか顔合わせの機会も少なく、またとないチャンスです。
多くの方に集まっていただき、デジスコ談義、鳥談義に限らず
いろいろと楽しい会にしたいと願ってます。

会員以外の方でもデジスコに興味がある方、
またこれから始めてみたいという方には豊富な経験を聞ける
チャンスでもあり、大歓迎です。

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【東京】(新宿)
≪日時≫2015年9月18日(金)19:00〜21:00(予定)
≪会場≫銀座ライオン 新宿Lタワー店(ニコンサロンの地下)
≪定員≫24名(要予約)
  ※定員になり次第締め切らせていただいます
≪詳細≫こちらをご覧下さい
http://www.digisco.com/digisco_club/event/150918/

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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第59回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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第59回 ビック・データ
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『デジスコ通信』の100号発信、おめでとうございます。
当コラムは20号から連載がはじまっていますので、10年間80回
(2回ほど休載しています)もお付き合いをさせていただいていることに
なります。長い間、ありがとうございます。
今後とも、よろしくご愛読いただければ幸いです。

さて、私が日本野鳥の会の職員だった時(1980年頃)に
「夫が亡くなり大量の野鳥の写真を残した。持っていてもしょうが
ないので、日本野鳥の会に寄付したい。ご自由にお使いください。」
ということで、段ボール2箱分のポジをいただいたことがあります。
当時は、フィルム時代ですからスライドの状態で、フィルム1本ずつ
ケースに入っていました。段ボール箱2箱ですから数千枚、大量の
写真でした。ただ、残念なことに如何せん素人写真で、画面上の
鳥は小さくピンや露出も甘い上に、シラサギ類やジョウビタキと
いった撮れる鳥ばかり。さらに、種名や撮影地の記録もなく資料と
しても使えません。写真と写真の量を見る限り野鳥を撮ることを
楽しまれていたことは間違いないのですが、正直困りました。

ところで、デジタル時代になった今、フィルム時代とは比べようも
ない量の写真が撮られるようになりました。私でさえ泊まりがけの
バードウォッチングならば、300枚を超えることがあります。
昔ならば、フィルム10本分。フィルム代と現像代で、2万円近く
なるはずです。しかし、今ではメモリの量だけたっぷりとタダで
撮れます。知人のなかには日帰りでも1,000枚を超える量を撮影し
1年でカメラが壊れ、サービスセンターに修理に持ち込んだら
「こんな使い方は、想定していない」と言われた猛者もいます。

保存も段ボール箱に入れるのではなく、ハードディスク。
現在、コストパフォーマンスの高い3Tならば10,000円前後。
RAWで3MBとするとざっと90万枚の写真を保存することができます。
計算が間違っていたら申し訳ありませんので、書き添えます。
仮に、一桁ちがっていても凄い枚数を保存することができます。
それも、デスクトップのコンピュータに内蔵すれば、場所も取る
こともありません。バックアップを、外付けのハードデスクに
入れたとしても、段ボールレベルの場所ふさぎにはならないのです。

デジタル時代になった今、フィルム代や現像代、そして保存場所も
考えることなく、思うぞんぶん野鳥写真を撮り楽しむことができる
時代になりました。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_88/toku1.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第81回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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第81回 ライチョウの人工飼育の状況
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日本では高山にのみ生息するライチョウは、温暖化に伴う生息帯の縮小
による個体数の減少や絶滅が危惧されています。このライチョウを守る
ため、繁殖・飼育技術の確立が急がれており、上野動物園では2008年
から、スバールバルライチョウを用いた試みが始まりました。
スバールバルライチョウは20数亜種に分けられるライチョウのうち、
もっとも北に生息する亜種で、ノルウェーから持ち込まれた卵が孵化
して5羽のヒナが誕生したところから飼育が始まりました。
そして、ノルウェーで学んだ繁殖技術を活かしつつ、また新たな
知見も加えて技術が蓄積され、スバールバルライチョウは順調に
増えていきます。

日本のライチョウは「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に
関する法律(通称:種の保存法)」に指定されており、捕獲や飼育
のみならず、羽毛の所有でさえも厳重に禁じられています。
一方で種の保存法では、地方公共団体またはその他の者が実施する
国内希少野生動植物種の保護増殖事業について、国の保護増殖事業
計画に適合している旨の環境大臣の確認(地方公共団体の場合)又は
認定(その他の者の場合)を行うことができるとされており、
(公社)日本動物園水族館協会及び東京都(上野動物園)、
富山市(富山市ファミリーパーク)が実施するライチョウ保護増殖
事業については、国が定める保護増殖事業計画に適合しているとの
判断が下され、本年から本格的な保護増殖事業が始まったのです。

そして本年6月に乗鞍岳で採取された5個の卵はすべてが孵化し、
現在も順調に成長しているようです。孵化直後から羽毛が生えて
歩けるライチョウのヒナですから、脚が丈夫でしっかりしている
のは当然でしょうが、公開されている映像では、ライチョウの
特徴である脚の羽毛も幼いうちから生えているのが確認できました。

スバールバルライチョウの取り組みから、本年のニホン
ライチョウの人工繁殖・飼育の様子まで、公益財団法人
東京動物園協会の「東京ズーネット」というサイトで見ることが
できます。また別に、同サイトの検索窓で種名を入力して検索
すると、関連のニュースも同時に見ることができます。
スバールバルライチョウから順に辿っていくと、最初の経緯や
途中経過までの状況を把握することができ、今後の結果報道への
理解が深まりそうですね。スバールバルライチョウの飼育では、
季節変化を人工的に再現する日照時間の調整なども行われましたが、そ
の興味深い結果は…、下記サイトのニュースや映像でご覧下さい

●スバールバルライチョウ繁殖・飼育状況の映像
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/0812_01/index.html
●ニホンライチョウ繁殖・飼育状況の映像
http://www.tokyo-zoo.net/movie/mov_book/1507_01/index.html

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_88/toku2.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第72回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第72回 狩り
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1頭のキタキツネに出くわした。彼は、草むらの中に飛び込んで
勢いよく草を掻き分け獲物を追い込んだ。口にくわえていたものは、
小さなネズミだった。昨年、ミズナラのドングリが豊作だったため、
ネズミの数が多くキツネにとっても狩りがしやすい年となったようだ。
こうして、狩りをする姿を見ると、キタキツネは優秀はハンターで
あることを改めて感じる。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_88/toku3.htm

 

 

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━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第32回> ユンソナの勝手につぶやき・・
■ ……………………………………………………………………………………

デジスコ通信の第100号の発行おめでとうございます。
100号というひとつの区切りの時に、つたない文を掲載させて頂ける
事に感謝したいと思います。
 
さて、前回はラジコンに魅入られた少年がラジコン飛行機を飛ばし、
最近流行のドローンに手を染めるまでの話をしました。
今回はそのドローンを使った空撮の話をしてみたいと思います。
と言いましても私がドローンを使って本格的な空撮を行ったのは
僅かに3回だけ(笑)
それで、練習時に空撮した画像も含めて空撮の面白さの話ができれば
・・と思います。
 
ラジコンに魅入られた人間がドローンに興味を持ったのは当然の事
でしたが、実際に飛ばし始めて初めて気が付いたことがあります。
それは、単に飛ばして遊ぶ・・という事だけを考えるならば、空撮用
のドローンはラジコン飛行機や普通のラジコンヘリに比べると何とも
面白くない機体だという事です。
 
これは写真を撮るという目的から考えると、当然の事だと言えるの
ですが、あまりにも機体の安定性が良過ぎるうえに、操舵に対する
反応が極めてマイルドに作られており、その事が操縦が面白くない
原因の一つであると考えられます。
その為に宙返りはもちろんのこと背面飛行やロールも出来ませんし、
曲技と呼ばれる技とは全くと言ってよいほどに縁の無い機体になって
しまいました。
 
もっとも曲技を目的としたドローンもあるようですので、ドローン
そのものの飛行性能が曲技に向かないといったものでは無い様では
ありますが・・・
 
戦闘機やスタント機(曲技を行う機)では安定性より運動性を重視
した設計が行われる訳ですが、実機やラジコンの飛行機の中でも
初心者向きの飛行機では安定性を重視した設計が行われる事と
同じことだといえます。
 
私の使うDJI社のドローンは手を離して操舵をしない時は
「その場に停止して全く動かない」というほどに安定性に重点を
おかれて設計された機体なのですが、これは写真を撮るという
目的からすると願ったり叶ったりの設計だと言えます。
写真はスティックから手を放してホバリング(定位置にて静止
している状態)中の機体です。

 この手を離して操舵をしていない時はその場でホバリングをして
いるという特性は、写真撮影には極めて好都合に働きます。
カメラで撮影中の画像はリアルタイムでスマホの画面に送られて
くるのですが、そのスマホの画面を見ながら写真撮影に集中する
事が出来るのです。
機体の向きやカメラの角度を変えたい時だけ操舵をし、あとは
写真撮影に集中出来るという事は今迄のラジコンヘリではとても
とても不可能な事でした。
一瞬の間でも機体から目を離すなど想像も出来ない事柄だった訳です。
 
このホバリング中の安定した姿勢で写真の撮影をしますとブレの無い
綺麗な静止画が撮れることになります。
カメラの支持はジンバル雲台、そう我々がデジスコで使用するような
あのジンバル雲台をラーメン屋さんの配達用バイクの荷台のような
クッションが付いた3軸ジンバルで支持されていて、前後、左右に
加えて上下のブレまでもが吸収される構造になっています

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_88/toku4.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

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■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第40回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

────────────────────
第40回 夏に逝く
────────────────────

夜10時過ぎに携帯が鳴る。ディスプレイに長男の名前があるのは
珍しい。日常的な用はほぼすべて妻の携帯が鳴るのが通例だから。
―もしもし、ああ誠一か。お疲れさん。
―ああ、どうも。あの、カンナが…
―うん、そうなんだ。今日の午後5時すぎかな。連絡しようと
思ってたんだけど、まだ仕事中だろうから電話しちゃダメだって
母さんが言うから。これからメールしようかって。
長男と次男の嫁同士のやりとりから、カンナの件を聞いたと言う。
―そうだったんだ…。あの、母さんは大丈夫?
―うん、まあ、なんとか。
―これからちょっと行ってもいいかな。
―ああ、こっちは全然かまわないよ。来てくれたら、カンナも喜ぶよ。

飼い犬が死んだ。何をする気も起きないほどの、暑い暑い日だった。
享年15歳。あと1ヶ月で16歳になるはずだった。年齢相応にあちこち
が悪くて病院通いが絶えず、先週も5日ほど入院して戻ってきた、
その1週間後のことだった。
退院はしたものの、以前より呼吸が早くなって、今日はまた病院で
診てもらおうと、暑さを避けて夕方になって支度を始め、先に車の
エンジンをかけて車を冷やしておくからとドアに手をかけたそのとき、
カンナを抱いていた妻が、待ってお父さん、と鋭い声で私を制した。
緊張感の走る妻の声に少し怯えたように、私はゆっくりと振り返った。

―カンナが呼吸してない。

私はソファに座っていた妻のもとに跪き、カンナの体に手をやる。
確かについさっきまで荒い呼吸のために上下していた体が、今は
静かになっている。
―どうしよう、お父さん。カンナが死んじゃう。
―………。
―カンナ、カンナ…。どうしようお父さん、カンナが、カンナが
死んじゃう。

私は、判断力を失った木偶の坊のように、妻の叫びにも似た言葉に
何も返す事ができず、ただカンナの体に手を置いて見守るほかは
なかった。
それからものの10分もしないうちに、幾度か体を痙攣させたあと、
カンナは今生の世から旅立った。カンナを心から愛した妻の腕の中で。
―苦しかったんだねえ、カンナ。ごめんね、カンナ。
妻は同じ言葉を何度もカンナに語りかける。というより、それ以外
にかける言葉が見つからないのだろう。
暫くは言葉もなくカンナをさすっていた私は、やがてゆっくり口を
開いた。
―可哀想だったけど、また入院させて延命してもらうより、もう
これ以上苦しまなくていいんだから、これで良かったんだよ。
そう、思うようにしようよ。
先の入院から戻ったとき、首の後ろから入れる点滴のためか顔が
大きくむくみ、カンナはまるで別の犬のように見えた。やっと
退院できるというのに、その喜びを表情や態度に表すでなく、ただ
されるがままだった。動物病院は実に良くしてくれるから、命を
永らえるだけならまだ相当時間延命は可能だっただろう。
ただ私はそんなカンナを見て、もう二度と入院はさせまいと思った。
その様子があまりにも哀れで、こんなことならもうずっと自宅で
面倒見ようと、そう思ったのだ。妻ともずっとそんな話をしてきた。
だから妻は私の言葉に、流れる涙を拭おうともせず、ただうんうんと
頷いた。

白内障でほとんど目は見えず、耳もほとんど聞こえず、散歩もまま
ならなくなって家の中だけにいたら下半身も弱って歩くのさえおぼ
つかなくなり、1年前から肝臓の機能が落ち、さらに心臓からは
雑音が聞こえるという状態となり、毎日薬を与えられ、ついで感情
表現も乏しくなり、ついに自分からは食べたり飲んだりしなくなった。
考えようによっては自ら生きようとしなくなったのだから、客観的
に見ればカンナの“死期”はもうすぐそこまで来ていたのだろう。
この1週間ほどは、どろどろに溶いた餌や水を注射器で口の端に
流し込んでいたのだ。
もちろんカンナが死んだ直後では、そんな風に冷静に振り返ることは
できず、動かなくなった、でもまだ温かく柔らかいがゆえにカンナが
死んでしまったという実感が湧かず、まるでスヤスヤと寝ているよう
でさえあるカンナを、我々はさすり続けた。日が暮れて、部屋の中が
急速に暗くなっていることにも気づかず、私と妻は声もなくカンナを
見つめ続けた。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_88/toku5.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

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■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第71回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

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第71回  夏の夜の鳥見
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今年の夏はなんとなく夕方から夜にかけて双眼鏡をもって
出歩くことが多かったような気がします。
日差しがない分いくらか楽、ということもありましたが、ホタルでもみながら
散歩を、という気持ちで出ていました。
そのホタル(ヘイケボタル)、どうも今年は今一つだったのですが…。
7月末頃は、種類までは調べませんでしたが、大きさ3cmほどのの甲虫が大発生し、
正直、気持ち悪いぐらいでしたが、子育て中の鳥たちにとってはごちそうの様で、
夜行性という印象のない鳥も含め、様々な種類の鳥たちが暗くなっても活動し、
この甲虫を捕食していました。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_88/toku6.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

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━━◇◆東海デジスコ倶楽部プラス提供記事◆◇━━━━━━━━━━━━━

■ …【ネオポン】……………………………………………………………………
□  「洋上の鳥見U」 
□                 (ツリスガラ 2015年8月号から)
■ ………………………………………………………………………………………

今回は洋上の鳥見Uと題して太平洋フェリーで行く関東沖から仙台港に
かけての様子をレポート致します。
詳細はホームページ http://neopon.net/kadai/umidori02/umidori2.htm
を参照して下さい。
この航路では房総沖から日立沖と冬場の福島県沖がおもしろいです。
名古屋を19:00 に出て翌日日の出と共に起きますが、そのころ
フェリーが通っているのは野島崎沖から勝浦沖あたりです。
ウミツバメはこの辺りから福島県の塩屋崎沖くらいまでが期待
できるエリアです。
5月〜7月にかけて船首の方を小回り良く、且つ素早く飛んでいる
やや小さめの黒っぽい海鳥がウミツバメです。速くて直ぐに見え
なくなるので、とにかく縦横無尽に飛び回っている鳥を見たら
シャッターを押してください。

ウミツバメの話から始めましたが、房総半島沖では
オオミズナギドリがメインでほぼ通年、他にミズナギドリ科、
アホウドリ科、トウゾクカモメ科、カモメ科、アビ科、
ウミスズメ科の海鳥達を見ることが出来ます。
オオミズナギドリは中でも3月から8月が出会いの確率が高く、
この頃は2〜3百匹の大集団が鳥山をつくっているのを見ることも
有ります。餌となる魚の集団が水面に集まっており鳥と魚の大捕物が
展開されているところだと思います。
運が良ければ魚群を追って来るイルカの集団を見かける事も有ります。
また冬場で有ればアビ科やカモメ科の海鳥達も我先にと捕り物に
参加している事と思います。

朝日を浴びて白く見えるミズナギドリはオオミズナギドリでほぼ
間違いないと思います。オオミズナギドリの腹側が白く見えるのです。
又、背面側になったら海と同化して一瞬見えなくなってしまいます。
それでも500m圏内に入ってくるとしっかり識別出来るので撮影
チャンスとなります。
オオミズナギドリに気を奪われていると先述のウミツバメや他の
ミズナギドリ、アホウドリが近づいている事も有るので満遍なく
探鳥して下さいね!
アホウドリは銚子沖から日立沖あたりまでが比較的良く出てくれます。
オオミズナギドリより一回り大きい海鳥を見かけたら注視して
ください。良く目にするのはアホウドリ幼鳥ですが、7月頃は
成鳥を見かける機会も多いらしいです。

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