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         デジスコ通信 第101号 (2015年10月31日号)
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みなさん、こんにちは。

朝晩はかなり冷え込むようになってきました。昼間との寒暖の差も大きくなり、
例年より幾らか早く秋も終わりに近づいてきたな、と感じます。
体調の管理も難しい時期ですが、風邪などひかれてませんでしょうか?

野鳥たちの渡りもだいぶ進んでいるようで、夏鳥はめっきり見なくなり、
冬鳥たちが目につくようになってきました。
昼間は暑くもなく寒くもない、快適な時期なので、積極的にデジスコを
もって出かけてみてはいかがでしょうか。

(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
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 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

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◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・TurboAdapter デジスコブラケット Fシリーズ 新発売
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや
・コーワ

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ ジャパンバードフェスティバル2015

▼野鳥観察情報▼
◎ <第60回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第82回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第73回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第41回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第72回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

 

 

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最新デジスコ用品情報
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10/31(土)〜11/1(日)は
2015ジャパンバードフェスティバル開催です。
同時開催の全日本鳥フォトコンテスト(BIRD-1)では、
なんと今年はデジスコ作品が生態・行動部門において
グランプリを受賞しました。文部科学大臣賞です。
また、その他に2点のデジスコ作品が入賞されました。
受賞者の皆様の名誉を称え、お喜び申し上げます。

全日本鳥フォトコンテストはDIGISCO.COM主催の
デジスコフォトコンテストとJBFフォトコンを
一元的に全日本レベルで開催しようという趣旨で、
文部科学省、環境省、光学機器メーカーなどに
後援頂きスタートしたイベントです。
日本国内では頂点の鳥をテーマとしたフォトコンです。
残念ながら近年はデジスコ作品の応募が減っています。
そんな中での受賞。デジスコファンの皆さんには嬉しく、
励みになる結果となりました。
是非、次回には皆さんのご自慢の作品を応募してください。
審査員の先生方もデジスコの作品を楽しみにしておられます。
野鳥ファンの皆さんにデジスコのPowerを見せてあげましょう。

 

デジスコに限らず応募作品はすべて
ジャパンバードフェスティバル2015期間中
(2015年10月31日〜11月1日)、我孫子市にある
手賀沼親水広場「水の館」3階研修室にて展示し、
ご応募いただいたたくさんの作品も、
そのほとんどを展示させていただいています。

また、11月1日(日)には「水の館」3階研修室にて
審査員〔石丸喜晴(デジスコ写真家)・
叶内拓哉(野鳥写真家)・戸塚学(野鳥写真家)・
♪鳥くん(我孫子鳥の大使)・中野泰敬(野鳥写真家)〕
による全日本鳥フォトコンテスト講演会が開催されます。
是非、JBF2015に足をお運びいただき、
鳥への熱い思いがこもった力作の数々をご覧ください。

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◎ジャパンバードフェスティバル2015
   ┗ http://www.birdfesta.net/jbf/b1.html
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┗■ (株)デジスコドットコム

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◇  TurboAdapter
◇  デジスコブラケット Fシリーズ 新発売
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デジスコ撮影の栄枯盛衰については
「特別な超望遠焦点距離で撮影できる唯一の撮影法」
というロジックが物理的・技術的に確立されており、
今後どのような時代になっても廃れることなく
生き残って行くと予想できます。
但し、残念ながらマーケットスケールは縮小化し、
カメラ単品に合わせたブラケット製作は
よほどのことがない限り経済的に実施することが
できなくなりました。今回のアイテムは、
カメラメーカーが創成するトレンドに左右されることが
少ない交換レンズにブラケットを固定し
デジスコシステムが構築できるように設計した製品です。

カメラの交換レンズは前例を考えると10年以上
廃盤になることは少なく、永続的に販売されることが
多く安心感があります。

今回は「Nikon1」「マイクロフォーサーズ」
という1インチ、または4/3インチの撮像素子を
持つミラーレスカメラにターゲットを定め、
6〜9p口径のスコープとのデジスコ構造に適した
40o〜120o(35o判換算焦点距離)の
単焦点・標準ズームレンズに幅広く適合できるように
相性の自由度を高め現状と将来に対応できるように
考慮しました。

また、いろいろなグレードや品名のミラーレスカメラの
形状に合わすことができるようにレリーズシステムも
寸法可変とし、従来通り照準器の使用も支障なく
できるように設計した。

これらの設計配慮によりより多くのレンズや
カメラの組み合わせての使用を可能にして、
カメラ・レンズを既に所有しているユーザーや
新規に購入するユーザーの選択自由度を
増やすことでマーケットの拡張や新規参入ユーザーの
ハードルを低くすることができると思っています。

 

現在までに適合できることがわかっているレンズは

………………………………………………………………………
■Nikon1(カメラ本体は全種対応可能)
10-30o1:3.5-5.6(初代)
11-27.5o1:2.5-5.6
10-30o1:3.5-5.6VR PD 
18.5mm1:1.8   

 ■マイクロフォーサーズ
(一部のカメラで形状が干渉するものもあります)
≪Panasonic LUMIX≫
LUMIX 1:1.7/20ASPH 
LUMIX G 1:3.5-5.6/12-32ASPH  
LUMIX G 1:3.5-5.6/14-42ASPH
≪OLYMPUS≫
14-42mm1:3.5-5.6 EZ
14-42mm1:3.5-5.6 IIR M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
………………………………………………………………………

また、ミラーレスカメラやコンパクトデジタルカメラを
含めたデジスコに適性のあるレンズ付カメラを
汎用的に固定・調整できるシステムパーツも同時に
発売します。使われているパーツもFシリーズが基本と
なっています。

現在、カメラ・レンズ・接眼レンズ・スコープなどの
フィッティング作業を行っています。パーツの
単品販売が基本ですが、初心者や入門者の方むけの
組み合わせ商品販売も念頭においています。

詳しい情報は随時、株式会社デジスコドットコム公式
ブログ「野鳥写真研究室」ブログに展開中です。

………………………………………………………………………………
■野鳥写真研究室
http://www.digisco.jp/

■野鳥写真研究室 Fシリーズ
http://www.digisco.jp/blog/archives/f/index.html
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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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 絶対おトクな【でじすこや】丸ごと全商品送料無料!
 期間限定でお得なキャンペーン開催中です。
 またとないチャンスを是非この機会にご活用くださいませ。

 

 ■「でじすこや Yahoo店」
 ┗ http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/

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┏━━[ コーワ ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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 ◇ ジャパンバードフェスティバル2015 出展のご案内
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 コーワは、2015年10月31日〜11月1日に開催されます
 「ジャパンバードフェスティバル2015」に出展いたします。
 当日は、新製品を含めたコーワ光学製品をご体験いただけます。
 皆様のご来場をお待ちしております。

 ■日時:2015年10月31日(土)〜11月1日(日) 9:30〜16:00(1日は15:00まで)
 ■会場:千葉県我孫子市 アビスタ・手賀沼親水広場・水の館・鳥の博物館・ 鳥博広場・山階鳥類研究所
 (コーワブースは手賀沼親水広場にございます。)
 ■入場料:無料
 ■詳細:http://www.birdfesta.net/

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Kowa]━━━━━━━┛

 

 

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━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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○ ジャパンバードフェスティバル2015
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10月31日(土)〜11月1日(日)に
ジャパンバードフェスティバル(JBF2015)が
千葉県の我孫子で盛大に開催されます。

お近くの方、野鳥・野鳥撮影などに興味を
お持ちになられた方は是非この機会に
【野鳥の祭典 JBF2015】にお立ち寄りください!
皆様のご来場、心よりお待ち申し上げます。

◎会場:千葉県我孫子市
◎開催期間:2015年10月31日(土)〜11月1日(日)
◎時間:9:30〜16:00 ※最終日15:00まで
◎入場料:無料
◎詳細:http://www.birdfesta.net/

 

 

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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第60回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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第60回 されど双眼鏡
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仕事柄、初心者のバードウォッチングを指導することがあります。
先日も日本野鳥の会のサポーターを対象にした探鳥会をしきりました。
参加者には、あらかじめ「双眼鏡持参」をお願いしてあったのですが、
事務局の担当者が(株)ニコンビジョンから双眼鏡を20台ほど借りて
おいてくれました。

集合される参加者の方々の双眼鏡を見せてもらうと、あまりにも
バードウォッチングには厳しいスペックなのに驚きました。
なかには、お化粧のコンパクトのようにたためるオペラグラスを
持って来た人もいて、あっというまに20台の貸出先が決まって
しまいました。今まで、初心者向けのバードウォッチングを
こなしてきた事務局の対応のなせるわざです。

ちなみに、バードウォッチングをするのに厳しいスペックというのは、
小型でプラスチック製、量販店で山積みになって数千円で売っている
ようなタイプの双眼鏡です。なかにはメーカーの表示すらわかりにくい
ものがあります。覗かせてもらうと、視野が狭く視界は霞がかかった
ように見えます。これでは、野鳥を視野に捕らえて、その美しさを
楽しむことは難しいと思いました。

それだけに、双眼鏡の使い方もご存知ない方も多く、まずは双眼鏡の
使い方から入りました。最初は、首からかけるのが基本。そして、
目の幅と双眼鏡の光軸を合わせる眼幅合わせから始めます。
まず、双眼鏡は真ん中から折れて曲がることを知らせます。
そして、目に当て視野が丸く見えるように調整してもらいます。
ところが、これがなかなか難しいのです。どうしても合わせられない
人がいて、一人ひとり確認しなくてはなりません。見えているか
いないかは、本人でないと解らないので、とても時間がかかります。

双眼鏡のデザインは、開いた状態で完成していますから知らない人は
ついそのままになってしまいます。そのため、ドラマなどでは眼幅が
開いたままの双眼鏡で見ているシーンがよくあります。

次が左右の視力に違いのある人のための視度調整です。基本はゼロに
合わせてもらいます。また、眼鏡をかけている人は調整されている
ということでパス、大きく視力の違いのある方だけ、個別に指導する
ことにしています。

さらに「見づらい人はいますか」と聞くと手が上がりました。
見ると、眼鏡をかけているのに接眼レンズの目当てが出ていたため
でした。逆に、眼鏡をかけていないのに目当てが引っ込んでいる人も
いて、一通りチェックします。これは、他でもおせっかいにも教えて
あげることがあります。そうすると、よく見えるようになったと
感謝をされるのですが、これも基本中の基本、知られていないこと
に驚きます。

 → 詳しくはこちら
    ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_89/toku1.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第81回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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第82回 イランから来たマミジロアジサシ
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上野動物園で飼育されていたライチョウのヒナは8月末から
相次いで死に、9月6日に最後のヒナも死んでしまったそうです。
原因究明の作業も行われていますが、やはり、簡単にはいかない
のですね…。と、悲しいニュースに沈んでいたら、マミジロアジサシ
の興味深い報道がありました。

(公財)山階鳥類研究所によると、2014年10月13日に沖縄県名護市で
保護されたマミジロアジサシについていた足輪から、この個体は
2013年7月28日にイランで放鳥された個体であることが分かりました。
捕獲時はヒナだったそうですから、間違いなくイランで巣立った
個体であり、1年後に日本にやってきたことになります。
本種だけでなく、日本とイラン間で野鳥の行き来が確認されたのも
初めてだというので、インターネット上で地図を見ながら報道の
内容を検証してみました。

イラン・ペルシャ湾の放鳥地と沖縄の保護地までの距離は、直線で
7,450kmだそうです。緯度は沖縄とほぼ同じに見えますから、地図上
では、まっすぐ東に移動してきた印象を受けるかもしれません。
もちろん、途中にはインドや中国などの陸地もありますから、イラン
から日本に直接来るにしても、南の海上を迂回してくるでしょう。
放鳥から保護までの日数が1年2ヶ月以上あり、また昨年巣立った
個体は今年は繁殖しなかったでしょうから、どこをどのように
漂行して来たのかが気になりますね。

また、保護された10月13日は、大型で非常に強い台風19号が
沖縄を通過した直後だったようです。この台風の経路を見てみると、
ハワイの南西で発生後にグアム周辺を通過して台湾とフィリピンの
間に向かい、沖縄本島の南に差し掛かると北へ向きを変えて
沖縄本島に上陸・通過したようです。この個体は衰弱して保護された
こともあり、台風19号の進路方向に押されたか、目の中に入って
沖縄本島まで運ばれたのでしょうから、もしかしたら、太平洋の
真ん中を悠々と飛翔していたのかもしれません。
実は私、仕事の帰りに立ち寄った千葉県の銚子市で、マミジロ
アジサシを保護したことがあるのです。あのときも、台風が
接近する雨風が強い状況でしたが、横たわる寸前の個体を保護して
暖めると元気になり、翌日には無事に放鳥することができました。
足輪が付いていたわけでもないので気にもしませんでしたが、
今考えると、あの個体も西から飛来していたかも…。
いずれにしても、イランで繁殖するマミジロアジサシの越冬地は
インド洋の北西部のインドやアフリカ東沿岸域だそうですから、
今回の個体の移動が、本来の渡りルートから大きく外れていることは
あきらかです。

 → 詳しくはこちら
    ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_89/toku2.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第73回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第73回 サケを探すヒグマ
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秋も深まり、知床の河川にはシロザケが遡上してきている。
いつもの秋と少し違うのは、遡上してきているサケが少ないこと、
そして、原生林に入ってもミズナラのドングリがまったく
実っていないことだ。ところどころにヤマブドウを食べたと
思われるヒグマの糞を見つけるが、食べ物が少ない今年の秋を
彼らはどう乗り越えるのだろう。
食べ物が少ない年は、ヒグマは行動範囲を広げると考えられている。
そのため、今年は例年よりも目撃件数が多く、10月までに1300件を
超えている。たまたま、河口付近にやってきたヒグマを見つけたが、
彼らは川の中を覗きながら上流へと姿を消した。冬眠までに
しっかりと冬越し出来るだけの栄養を蓄えてほしいものだ。

※知床では、ヒグマが道路脇や河川周辺などで目撃されることが
あります。ヒグマを見つけた時は、車から降りたりせず、その場
から離れるようにしてください。

 → 詳しくはこちら
    ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_89/toku3.htm

 

 

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━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第41回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

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第41回 鳥撮りの記
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まだ夏の暑さを残しながら、けれども空気は乾き、木々の葉から、
草の葉から、風の色空の色から夏の力強さが消え、優しげで
あまやかな初秋の色にそれらが変わりつつあることを、目や耳や、
それから耳や肌で感じ取れるようになると、私の“秋の鳥撮り”
が始まります。

初秋、気温はまだ夏日、陽射しの強さに閉口しつつも刈り入れを
終えた農地を歩きながら、里に降りてきたノビタキを探すのが
例年の慣わしになっています。そして今年は9月15日、今季初の
ノビタキが休耕田の草の上にはんなりと佇む様を見つけたときは、
もう毎年のことなのに、その歓びが色褪せることのない初々しさで
私の胸の内に再現されるのです。
以後、秋の気配が色濃くなり、すべてのノビタキが南に飛び去って
しまうまで、私の鳥撮りは彼らが中心になります。ここからひと月
あまり、どこにどんな鳥が現れようとも、私は脇目もふらず
ノビタキにのみ視線を送ります。少々偏執的かなとも思わないでは
ないですが、なに、人にどう思われてもよいではないか。
たかが鳥撮り、されど鳥撮り。そこにコダワリがあってもよいでは
ないか。
そんなことで、今日は水田農地へ、明日は畑へと、市内に10カ所
ほどもあるマイノビタキフィールドへ私は日参します。

さてそのノビタキですが、秋の移動は早く、同じ個体が同地に
留まるのはせいぜい三日というところでしょうか。ですからあちら
こちらのフィールドに顔を出しても、日によって一羽たりとも
見られない日もあります。
―やれやれ、今日はフラれたか。さてどうしたものか…。
暫し立ち止まって考えあぐねたあげく、そうだこの時季は森林性の
ヒタキ類が来てるんだ、ということに今更のように気づき、彼らの
好む木の実―ミズキ・アカメガシワ・コブシなど―のあるフィールド
へと足を運んでみたのです。
私の地元には畑作を中心にした広大な農地があり、さらに川あり
雑木林あり湿原まであって、様々な野鳥がそれぞれの環境に応じて
棲息しています。特に珍しい鳥が見られるわけでもないのですが、
秋冬には多くの種類の鳥が見られ、単に写真を撮るだけでなく、
観察する楽しさも大いに味わえるわけです。ちなみに10月の
2週間ほどの期間で見られた鳥を列挙してみましょう

 → 続きはこちらから
    ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_89/toku4.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第72回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

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第72回  なんか少ないなぁ…
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9月、10月は渡りのシーズンで、平野部では
夏鳥、冬鳥、漂鳥と、数、種類ともに多くの野鳥に出会える時期
ですが、今年は私のフィールドではイマイチでした。

まず、夏鳥…。
もともと地元にいる鳥たちを除けば、何をみたっけ?
といった状態です。
ツツドリは見ていない、オオルリ、コサメビタキなども見ていない。
キビタキは2〜3羽確認していますが、繁殖してるので地元民の
可能性もある。
時折、上空を濁声で通過していくジシギの仲間とショウドウツバメ
ぐらいしか夏の渡り鳥を「見た」という印象がない状態。
そういえば、ノビタキすら見ていない…。

冬鳥はというと…
ノビタキがいないかと歩き回っていた9月中旬、セイタカアワダチソウ
の天辺にいた鳥を双眼鏡で確認してみたら、冬鳥としてやってくる
アリスイが、まず目に入ってきました。
「ちょっと早いな…」と思いつつも、「夏鳥はだめだけど、冬鳥は期待
できるかも」と思っていましたが…。
9月中旬には来ているはずのコガモが10月中旬になっても1羽も
確認できず。

 

 → 続きはこちらから
    ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_89/toku5.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 「ユンソナの勝手につぶやき・・」(by ユンソナ) は休載させていただきます。




━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
http://digisco.com/staff/staff.htm


─────────────────────────────────── ■□■━━━━━━━━【DIGISCO.COM】━━━━━━━━■□■
    【編集人】 勝山博昭(katsu)
   【発行人】 石丸喜晴

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