『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!

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         デジスコ通信 第102号 (2015年12月18日号)
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みなさん、こんにちは。

今年は私自身が多忙だったこともあり、デジスコ通信の発行回数は
例年より少なくなってしまいましたが、100号という節目も迎えることが
出来ました。
来年も多忙な気がしますが、なんとか年8回発行のペースに戻せるよう
努めたいと思います(あまり自信がありませんが(^_^;))

ちょっと早いですが、皆さんもよいお年をお迎えください。
来年も、宜しくお願い致します。



(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・TurboAdapter デジスコブラケット Fシリーズ お奨めシステム
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや

▼野鳥観察情報▼
◎ <第61回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第83回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第74回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第33回>「ユンソナの勝手につぶやき・・」…… by ユンソナ
◎ <第42回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第73回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

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最新デジスコ用品情報
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あっという間の2015年。
【でじすこや】の鮭、買いましたか?
カレンダー手に入れましたか?
久しぶりに写して楽しいシステムに出会ったのですが、
いろいろな組み合わせをテストしなければならずに、
じっくりと写す時間がありません。
こんな写欲が出るような機材ってほんとワクワクしますね。

これから年が明けて梅雨まではずーっとデジスコのトップシーズンです。
とりあえず、年末年始の忙しい中、時間を作って撮影を楽しみましょう。

 

 

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┗■ (株)デジスコドットコム

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◇  TurboAdapter
◇  デジスコブラケット Fシリーズ お奨めシステム
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Nikon1・1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
を興和TSN-884/774 TE-11WZと組み合わせたシステム。
………………………………………………………………………

Nikon1の俊敏性とスピード&画質を追従する
10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM。
「押せば写る」というのは大げさですが、
主点距離1400oから最大4900oまで楽しく使える
システムになりました。
特に初心者、もちろんベテランの方にもお奨めできる
システムです。

■詳しい情報はこちら
http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/12/1_nikkor_vr_103.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/12/1_nikkor_vr_103_1.html

 

………………………………………………………………………
LUMIX DMC-G7・LUMIX G 20 F1.7 II ・興和TSN-884/TE-11WZ/
アダプター:P2/TA4/6758/メインパネル/カメラベース
………………………………………………………………………

LUMIX G 20 F1.7は特にデジスコと相性が良く、
KOWA TE-11WZやスワロ Xシリーズズームに関しては
設定次第で全域ケラレなしで1000o〜2400oを
カバーする明るい光学系となります。
AFは遅いので期待しないほうが良いですが、
画質はDMC-G7と合わせるとISO100〜200であれば
解像度・発色・ノイズ処理含めて
優秀なレンズであることがわかります。
カメラは私はシンプルで安価なG7を選びましたが、
目的に応じて最新のGX8、GH4などでも
同様(以上)に楽しめます。
実際に4Kフォト&4K動画があたりまえに楽しめます。
条件によっては高額な一眼レフシステムでも
写せない動的な写真も手軽に楽しめそうです。

■関連記事
http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/10/4klumixdmcg7.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/10/lumixdmcg7.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/11/lumixg720mmf178.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/11/4k3.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/11/f_3.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/11/4k.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/11/post_1098.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/11/post_1099.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2015/12/lumix_g_25mmf17.html

 

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今後もデジスコ通信で毎回2〜3種類のFシリーズで
構成されるシステムのご紹介ができると思います。
日常は『野鳥写真研究室』http://www.digisco.jp/に
アップしていますのでご参照ください。

………………………………………………………………………………

■野鳥写真研究室
http://www.digisco.jp/

■野鳥写真研究室 Fシリーズ
http://www.digisco.jp/blog/archives/f/index.html

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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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 ◇ 【でじすこや】年末年始休業日のお知らせ
 ◆---------------------------------------------------------◆

 平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 年末年始の業務を下記の通りとさせていただきますので
 ご案内申し上げます。

 2015年12月28日(月) … 通常営業
 ※28日出荷分は28日午前中受注分のみとなります。
 2015年12月29日(火) … 休業日
  |
 2016年01月03日(日) … 休業日
 2016年01月04日(月) … 通常営業

 ●年末年始休業中のご注文の出荷について
 休業期間中のご注文につきましては随時受け付けておりますが
 お届けは連休明けの1月5日(火)以降となります。
 休業中にいただきましたお問合せにつきましては、休業明けの
 1月4日(月)より順次対応させていただきますので、よろしくお願い
 いたします。
 デジスコドットコム以外、他メーカー商品をご購入ご希望の方で
 今年中にどうしても入手されたい方は、26日頃より休業する
 メーカーが多いので、お早めにご検討くださいます様お願い
 いたします。
 メーカー休業及び在庫切れなどがなければ対応出来ます。

 時節柄、ご多忙のことと存じます。
 くれぐれもお身体にお気をつけください。
 来年も相変わらぬお付き合いをを頂けますようお願い
 申し上げて、 歳末のご挨拶とさせて頂きます。

 

◆---------------------------------------------------------◆
◇ SWAROVSKI フィールドスコープフェア 好評開催中!
◆---------------------------------------------------------◆

 ◎開催期間:〜2015年12月24日まで

 SWAROVSKIのフィールドスコープ&アイピースが
 今なら8%OFFで手に入れることが!!!
 是非ご検討下さい。

 ■ SWAROVSKI フィールドスコープフェア
  ┗ http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/swarovskia.html

 ■「でじすこや Yahoo店」
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◇ アウトレットセール
◇ カメラブラケットキャンペーン 売れてます!!
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 ◎開催期間:〜2015年12月24日まで

 毎回好評いただいております「アウトレットセール」
 今回は特に人気の高い「カメラブラケット」を集めた
 『カメラブラケットキャンペーン』と銘打ち好評開催中です。
 商品は箱壊れ等の棚ずれ品ですが、本体は新品です。
 絶対お買い得ですので、この機会に是非♪

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◇ デジスコセットキャンペーン 今だけ8%OFFです!!
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 ◎開催期間:〜2015年12月24日まで

 デジスコセット及びカスタマイズセット、
 セット相当と当店で判断するお見積りなどが
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◇ 2016年野鳥カレンダープレゼントキャンペーン
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 2万円以上商品をご購入いただいたお客様にもれなく
 『2016年野鳥カレンダー』をプレゼントいたします。
 カレンダーはデジスコドットコムのロゴ入りバージョンです!!

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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第61回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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第61回 ハクガン飛来・雑感
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北千住に近い荒川の河川敷にハクガンの幼鳥3羽が、飛来しています。
2015年の10月下旬に見つかり、今日現在2ヶ月間滞在しています。
東京周辺では、58年ぶりと渡来とあってツイッターやブログ、Facebook
で話題となっています。私も家から近いので、何回かようすを見に行き
ました。

58年前の記録は、1957年12月から1958年3月までの滞在。
かつての新浜、現在の千葉県江戸川河口付近で越冬したものです。
このハクガンは高野伸二さんが撮影していて、そのときの写真が
『野鳥生態図鑑 VolU』(清棲幸保・著、1959年)に掲載されています。
もちろんモノクロ写真で、本はB5版、写真はほぼ見開きなのですが、
遠景にいるハクガンは3mmほどの大きさ。写真の下に「↑ハクガン」
と書いてあっても、探さなくてはならないほどです。
しかし、手前にはマガンの群れ、遠景は五井あたりでしょうか、
煙突も工場もないかつての東京湾の風景が広がっている貴重な写真です。
荒川では、そのハクガンが足元まで来るというのですから、たまりません。

ところで、ハクガンは江戸時代には普通に見られた鳥だったと思って
います。近世の記録では、1880年のBlakistonとPryerの"Catalogue
of The Birds of Japan"に「In large flocks in winter about
Susaki, Toukiyau Bay.」と書かれています。”大きな群れ”が複数形
です。東京湾に、ハクガンが大群で渡来していたことになります。
また、徳川将軍代々の鷹狩りの記録でも捕らえられています。
私が、江戸東京博物館で見た江戸時代の屏風絵には、隅田川の周辺の
風景に何羽ものハクガンが描かれていました。
こうしたいろいろな資料を見る限り、間違いないでしょう。

現在でも北アメリカでは、向こうの風景が見えなくなるくらいの
ハクガンの群れが健在です。それにもかかわらず、東アジアの
ハクガンはいなくなってしまいました。関係者のご苦労のかいも
あって、数100羽もの飛来が記録されるようになり、その1部が
東京までやって来たことになります。あまりにも人を恐れないので、
カゴヌケ説があるほど。今年生まれの幼鳥を1度に3羽も逃がすこと
はないでしょうし、まずハクガンを飼っているところはそう多くは
ないので野生個体で間違いないでしょう。親鳥といっしょならば、
いろいろ危険の回避を教わるのでしょうが、その機会のないまま
荒川に来てしまったというのが現実的でしょう。

ところで、荒川のハクガンを見に行って、いろいろ体験しました。
まず、渡来2週間後の平日に行った時は、まだ人気で30人ほどの
ギャラリーに囲まれていました。それも、だんだん増えて、次に
数えたときには50人を超えていました。いつもの珍鳥ポイントの
活況です。しかし、その10日後、休日にも関わらず3名でした。
曇天のこともありましたが、寂しい感じさえしました。さらに12月
の平日に行ってみたら、天気はまずまずなのに2名ほど、それも
地元の人ばかり。あっというまに人気が凋落した感じです。

 → 詳しくはこちら
    ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_90/toku1.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第83回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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第83回 シジュウカラガン復元、今期は2 ,000羽以上が飛来!
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昨シーズン(2014年〜2015年冬季)、飛来したシジュウカラガンの
個体数が1,000羽を超えたとの報道があり、驚かされました。
そして注目していた今シーズンは、なんと2,000羽を超えるまで復元が
進みました。今年はその成果を観察する機会に恵まれましたが、
大きなシジュウカラの群れが飛翔する様子は圧巻で、感慨深いものが
ありました。

まずは分かりにくい分類の部分から整理すると、以前は種カナダガン
が10〜11亜種に分けられ、シジュウカラガンの名称はその1亜種に
付けられたものでした。しかし米国や英国の鳥学会に倣い、最新の
「日本鳥類目録改訂第7版」(日本鳥学会,2012)では、大型の
7亜種を種カナダガン(Branta canadensis)に、小型の5亜種を
種シジュウカラガン(Branta hutchinsii)に分類しています。
さらに、種シジュウカラガンの1亜種であるBranta hutchinsii
leucopareiaの亜種名もシジュウカラガンであり、今回のテーマと
なっているシジュウカラガンは種名ではなく、亜種名の
シジュウカラガンの方を指しています。
ちなみに「日本鳥類目録改訂第7版」には、種シジュウカラガンは
亜種シジュウカラガンと亜種ヒメシジュウカラガンの2亜種が記載
されています。

さて、その亜種シジュウカラガンですが、他の亜種と異なり、
海洋の急峻な島々で繁殖しており、かつては日本に多数飛来して
いたそうです。しかし毛皮採取目的でキツネが放たれると個体数が
激減し、狩猟圧と相まって、千島列島産のシジュウカラガンは
絶滅したと考えられました。

日本では1983年からシジュウカラガンの個体数復元計画が始まり、
アメリカから譲り受けた個体が宮城県仙台市の八木山動物園で飼育
されました。翌年からは無事に繁殖が行われたものの、越冬地で
放たれた個体が本来の繁殖地に到着したかは分からず、その後は
日・米・露の3カ国共同計画に移行していきます。ここでは、すでに
アメリカで成果をあげていた移植法の導入は難しく、スエーデンで
カリガネ回復に成果をあげていた仮親方式が採用されることになり
ました。これはガンの習性を利用し、日本に飛来するヒシクイを
仮親にして、かつての繁殖地と越冬地である日本を行き来させる
作戦です。

仮親計画がスタートしたのは1992年で、日本に渡ってくる亜種
ヒシクイとシジュカラガンの若鳥の放鳥が始まったのは1995年から
ですが、成果が確認されたのは1997年の12月のことだったそうです。
その後も千島列島での放鳥事業は続き、合計で500羽以上の若鳥が
放鳥された結果、2010年には105羽、2011年には238羽、2012年には
408羽、2013年には677羽、2014年には1,070羽、そして2015年には
2,000羽を超える日本への飛来が確認されるようになったのです。

 → 詳しくはこちら
    ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_90/toku2.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第74回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第74回 ノスリ
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昨年の秋、ミズナラのドングリが大豊作だった。そのおかげで、
夏場にネズミ類の数が急激に増え、肉食中心の動物たちは子育てが
順調だった。遊歩道を散策していても、かなりの確率で鳴き声や
姿を確認することができた。12月なので生まれた個体も、すでに
独り立ちし分散していることだろう。だが、この冬は、肉食系の
生き物にとっては試練となる厳しいものとなるに違いない。
昨年と違い、今年の秋はドングリが大凶作でまったく実らなかった
からだ。ネズミ類の姿も秋以降、姿をみなくなっている。
エルニーニョ現象の影響で、暖冬傾向がみられるとはいうものの、
冬越しは簡単ではないだろう。

 → 詳しくはこちら
    ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_90/toku3.htm

 

 

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━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第33回> ユンソナの勝手につぶやき・・
■ ……………………………………………………………………………………

早いもので今年も最後のつぶやきになってしまいました。
何故かしら1年1年が年を追うごとに短く感じるようになっていく
気がしています(理論的に証明されていたような気もします)
今年は海外ではテロや空爆で多くの方々が亡くなったり、地震や
天変地異で被害を受ける方々の多い年でもありました。
来る年が平穏でありますようにと願いながら、話を進めてまいりたい
と思います。
 
昨年の今頃はカラフトワシの来訪で、それはそれは忙しい毎日を
送っていました。
今年もカラフトワシは再来訪してくれていますが、他の冬鳥さんの
到着が遅れているのと、肝心のカラフトワシが気紛れで何処にいるか
不明な日が多い事もあって、カラフトワシ情報を広く流していない
ために静かな日々を過ごしています。
御池のイワミセキレイも今年は2羽になり、皆さんに案内の出来る
状況は整いつつあるのですが、私自身も空振りの日が多いために
皆さんへの案内を躊躇しています。
 
そんな中、デジスコのカメラをはじめデジ一眼の機材の更新を
行いましたので、その事について触れてみようと思います。
皆さんもおそらくデジスコが中心の撮影方法でしょうから、
デジ一眼はサブ、あるいはまったく使用していないという方も
おられることと思いますが、今回更新した機材について感じたこと
をお伝えすることで、機材更新の参考になれば・・と思います。
 
私はデジスコで飛翔写真も撮りますので、機材を1つしか持って
いけない時にはデジスコだけを持参します。
荷物に余裕がある場合は飛び物用としてデジ一眼も一緒に持って
いきますが、撮影対象や撮影場所に応じて持参するレンズを500mmF4
にしたり、軽い100-400mmのズームレンズにしたりと使い分けています。
 
デジスコはRX100がメインカメラですが、サブとしてパナGM1に
PZ14-42mm電動ズームレンズを繋いで使用しています。
今回はデジスコ、デジ一眼ともに機材の更新をしたのですが、
昨今のカメラやレンズの進化により、使い分けに変化が出て来る
可能性を感じましたので、その事についてお話をしましょう。
 
デジ一眼は飛び物メインで車で近くまで行ける場合はEOS7Dと
EF500mmF4L IS USMがメインのシステムで、それ以外の場合は
EOS7DとEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMを使っていました。
今回の更新ではカメラをEOS7DMarkUに、レンズを
EF100-400mmF4.5-5.6LU IS USMに更新しました。
他にEOS5DMarkUも使用していましたが、これもEOS5DMarkVに
更新しました。

 → 続きはこちらから
    ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_90/toku4.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

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■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第42回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

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第42回 シアワセって…
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地元のカメラマンの友人が「美しき湿原」と言って憚らない、
かつては広い葦原だったフィールドが幾つかの理由によって相当量の
水を貯め、多くの水鳥を浮かべる湿原に様変わりした。変わって
しまったことによる鳥を見る上での功罪がそこにはあって、功の方は、
カンムリカイツブリやハジロカイツブリ、ミコアイサをはじめとした
多種のカモ、さらにオオハクチョウ・コハクチョウまで飛来するよう
になったことだろうか。もっともここ数年は水嵩が高過ぎて、主に
真菰(マコモ)の茎や根を食すハクチョウの長い首でもそこに届かず、
せっかく飛んできた彼らが居つかずに、それを目当てにやってきた
ウォッチャーや地元の方をがっかりさせている。一方で昨年は大量の
ボラが流入し、これを求めて数多くの、恐らくは数百羽にのぼる
カワウが大挙して飛来し、連日のようにあの独特の集団漁の
大スペクタクルを展開した。カワウのみならず、タヌキもイタチも
そのボラを目当てに池の岸辺をうろつき、岸近くの水中では多くの
雷魚がボラに襲いかかるシーンも見られた。ボラの数(多くは稚魚)
は半端ではなく、時間帯により水面をポンポン跳ね上がる姿が
見られた。カイツブリ系の鳥が増えたのも同じ理由だろうし、
秋には野鳥カメラマンには人気のミサゴが飛んできて、目の前で
狩りを見せてくれるのも嬉しいシーンだった。

一方罪の方だが、葦原は多くの草原性の野鳥を住まわせるが、
ベニマシコだけはそこそこの数が見られるものの、
オオジュリン・カシラダカ・アオジのような冬鳥や留鳥のセッカや
カワラヒワなどが、湿原化したことで極端に減ってしまったことが
最も大きな痛手だろうか。秋のノビタキも今季はほとんど見られな
かった。周りの土手の草を刈ってしまう影響もあって、
ギンイチモンジセセリやミヤマチャバネセセリなどのヨシや
オギ・ススキなどに産卵するセセリチョウ科のチョウなどもほとんど
見られなくなった。さらに寂しいのは、この葦原の象徴でもある
猛禽類の飛来数も減ったことだ。チュウヒ・オオタカ・ハイタカ
・チョウゲンボウ・ノスリ・ハヤブサ等の鷹類は今でも見られるが、
その頻度が減った。つまりは水の多いこの環境を、彼らは以前ほどは
好まなくなったのだろう。数年前までは、青空を舞台に異種の
猛禽どうしの絡み合いなどもよく見られ、ウォッチャーやカメラマン
を興奮させたものだったが、今はポツンと単独で現れ、カラスに
モビングされては渋々立ち去って行くという体たらく。

まあ、自然もまた時の流れとともに移り変わってゆくものでは
あるし、加えてここでは周辺住民の思惑も絡んで変えざるを
得なかった面もあったのだ。けれども、都内でも北部にお住まいの
方なら自転車でやって来られるほどの位置にありながら、年間を
通じて13種もの猛禽が観察できるこの環境は、やはり相当に貴重で
あると言わねばならない。改めてそのことを自らの内に確認できた
のが、この12月前半のことだった。

 → 続きはこちらから
    ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_90/toku5.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第73回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

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第73回  キジ
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私が主に鳥見をするフィールドではキジがよく見られます。
猟区が多いため、もしかしたら放鳥されたものもいるのかも
しれません。
出掛ければ、必ず目に入ってくる鳥のうちの1種です。
春は、オスが元気に雄たけびをあげながら、羽音を響かせていてよく
目立ちます。オス同士の争いもよく見かけることがあり、観戦する
機会も多いですが、最初は威勢よく跳ねまわったり、雄たけびを
あげたりしていますが、だんだん、首を上下に振り、にらみ合い
ながらお互いの周りをまわり、そのうちどこかに消えてしまう
ことが多く、ちょっと物足りなく感じることが多いですね(^_^;)。

 

 → 続きはこちらから
    ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_90/toku6.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

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━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
http://digisco.com/staff/staff.htm


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    【編集人】 勝山博昭(katsu)
   【発行人】 石丸喜晴

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