『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆
         デジスコ通信 第104号 (2016年4月8日号)
☆★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

みなさん、こんにちは。

この号がでるころには、関東辺りまでは桜のピークが終わっている
でしょうか。新緑も目立ち始めて、一雨ごとに気温が上がってきて、
スギ、ヒノキの花粉に悩まされ、「春本番」といった感じですね。

冬鳥の姿が少なくなってきて、そろそろ夏鳥たちがやってきている
はずなのですが…、私の眼には未だにツバメすら見えていません。
私の眼が悪いだけならいいのですが(^_^;)


(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


      ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・デジスコブラケットFシリーズ「デジスコセット」
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや
・コーワ

▼デジスコ倶楽部からのお知らせ
◎ 2017年野鳥カレンダー用写真公募のお知らせ

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ 叶内拓哉 野鳥写真展

▼野鳥観察情報▼
◎ <第63回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第85回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第76回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第44回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第75回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼ 東海デジスコ倶楽部プラス提供記事 ▼
◎ 「北海道0泊5日の鳥見旅」…… by ネオポン

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━━━━━━━━━━━━
最新デジスコ用品情報
━━━━━━━━━━━━━

………………………………………………………………………………
【いつも思っていること】
自分が楽しいと思うことを皆さんにお奨めするのが好きです。
無理強いはしません。
楽しいと思ったら一緒に楽しみましょう。
「楽しい」という気持ちがたくさん集ると「文化」ができてきます。
たくさんの人が永年、文化を楽しむと歴史がつくられます。
ほんの小さな活動ですが、デジスコで楽しんで頂ける人たちの
お手伝いができれば幸いと思っています。
  ………………………………………………………………………………

2000年頃作成、私のプロフィール(自己紹介)に
書いてある文章です。2000年にデジスコに出会い、
デジタルカメラの進化とともに歩んできた15年、
当初私が思っていたことができているかどうか
答えが出はじめる頃ではないかと思います。

個人的にはデジスコをライフワークとして
楽しんでくださっている方々、ご自身の作風として
取り入れてバリエーションとして楽しまれている方、
たくさんの方にデジスコが文化として支えられていると
考えています。

これからも、是非、皆様のお力で「デジスコ」を
しっかり野鳥写真の歴史に刻んでいって頂きたい
と心から願っております。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┏┓
┗■ (株)デジスコドットコム

◆---------------------------------------------------------◆
◇ 【でじすこや】
◇  デジスコブラケットFシリーズ「デジスコセット」
◆---------------------------------------------------------◆

 ………………………………………………………………………
デジスコブラケットFシリーズが
デジスコセット商品に反映されました
………………………………………………………………………

従来のデジスコセットの場合、カメラが特定され、
それに合わせた光学系をセットした形の
デジスコセットを商品化していました(RX-100セットのように)。

この度、DIGISCO.COMと【でじすこや】は
マイクロフォーサーズ及びNikon1について、
レンズを限定してカメラは装着可能な本体を
自由に選べるセットの商品化をスタートすることにしました。
当面はPanasonic LUMIXマイクロフォーサーズ、
レンズは単焦点でキレ味の良いLUMIX G 20mmF1.7II
(カメラはGX8,GH4,G7など)。
ズームレンズはLUMIX G 12-32mmF3.5-5.6(GM1,GM1SK,GM5など)
の2種と推奨カメラ本体。

とりあえず、KOWA TSN-774/884(TE-11WZ),
SWAROVSKI STXシリーズに対し準備が完了しました。

今後も、Nikon1を含めて、推奨デジスコセットを準備します。

はじめてデジスコにチャレンジされる方はもちろん、
デジスコシステムのアップグレードをお考えの皆様の
参考になりますように情報を提供させて頂きたいと
思っています。

【でじすこや】ともどもどうぞ宜しくお願いします。

 

………………………………………………………………………………

■「でじすこや Yahoo店」
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/

■詳しいセット内容はこちら
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/255aab8a75c.html

  ………………………………………………………………………………

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◆---------------------------------------------------------◆
◇ 送料・代引き手数料無料キャンペーン開催中!
◆---------------------------------------------------------◆

【でじすこや】取扱商品5,000円(税込)以上ご購入で
送料・代引き手数料をサービスいたします!

絶対おトクな【でじすこや】送料・代引き手数料無料!
期間限定でお得なキャンペーン開催中です。
またとないチャンスを是非この機会にご活用くださいませ。

 

■「でじすこや Yahoo店」
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/

 

◆---------------------------------------------------------◆
◇ 半期に一度のアウトレットセール 大好評開催中!
◆---------------------------------------------------------◆

庫整理品や棚ズレ品や廃盤商品を超大特価放出!!
定番商品やレア物パーツまで大放出いたします。
とにかく安い!売り切れご免!早い者勝ちです!!!!

■半期に一度のアウトレットセール
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/c8beb4fca4.html
※限定個数の為、完売次第終了となります。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 

┏━━[ コーワ ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◆----------------------------------------------------◆
◇ 野鳥写真家 叶内拓哉氏
◇ 「野鳥写真展」「記念トークショー」のご案内
◆----------------------------------------------------◆

千葉県習志野市の谷津干潟自然観察センターにて、
野鳥写真家の叶内拓哉氏が全国各地で撮影した
四季折々の野鳥写真を多数展示いたします。

又、これを記念してトークショーも開催します。
詳しくは下記をご覧ください。

皆様のご来場をお待ちしております。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「叶内拓哉 野鳥写真展」特別展示
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
野鳥写真家の叶内拓哉氏が全国各地で撮影した
四季折々の野鳥写真を多数展示します。

………………………………………………………………………………
・日時:2016年4月15日(金)〜 6月30日(木)
・場所:谷津干潟自然観察センター 特別展示コーナー
※特別展示の観覧は入館料が必要です。
・講師:叶内拓哉 氏(野鳥写真家)
・協力:興和光学株式会社
・詳細:http://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/news/20160330170806.html
………………………………………………………………………………

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「叶内拓哉 野鳥写真展」記念トークショー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
野鳥写真家の叶内拓哉氏をお招きし、
野鳥との出会いや撮影秘話などについて
お話していただきます。
当日限定で叶内さんのサイン本も販売予定です。

………………………………………………………………………………
・日時:2016年6月19日(土)13:00〜15:00
・場所:谷津干潟自然観察センター レクチャールーム
・講師:叶内拓哉 氏(野鳥写真家)
・参加費:入館料のみ
・事前申込み:5月16日(木)より
※047-454-8416へお問い合わせ下さい。
・協力:興和光学株式会社
………………………………………………………………………………

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[Kowa]━━━━━━━┛

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆デジスコ倶楽部からのお知らせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━

●---------------------------------------------●
○ 2017年野鳥カレンダー用写真
○ 公募のお知らせ
●---------------------------------------------●

昨年に引き続き、野鳥カレンダー用写真を
デジスコユーザーから募集したいと思います。

カレンダーには表紙を含めて13枚の枠があります。
もちろん、銀塩フィルム写真の秀作も混じると思いますが、
デジスコでの撮影画像、デジタル一眼レフでの
撮影画像どちらでもOKです。

皆様の秀作をお待ちしております。

野鳥写真が採択された作品には、
株式会社ジャパン・プレス・フォトより
30,000円/作品の使用料が年末までにお支払いいたします。

■詳細はこちらから
http://www.digisco.com/calendar/

≪!!! ご注意 !!!≫
応募できるのはデジスコ倶楽部メンバーのみです!!
デジスコ倶楽部メンバーに未登録の方は
まずはメンバー登録から!
http://www.digisco.com/digisco_club/postmail/admission.htm

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◇◆ デジスコドットコム イベント情報 ◆◇◆

●-------------------------------------------●
○ 叶内拓哉 野鳥写真展
●-------------------------------------------●

野鳥写真家の叶内拓哉さんが全国各地で撮影した
四季折々の野鳥写真を展示します。
記念トークショーも開催決定!
詳しくは下記をご覧ください。

■開催日:2016年4月15日(金)〜6月30日(木)
■場所:谷津干潟自然観察センター 特別展示コーナー
※特別展示の観覧は入館料が必要です。
■詳細はこちらをご覧ください
┗ http://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/news/20160330170806.html

 

━━━━━━━━━━━━━
叶内拓哉 野鳥写真展
記念トークショー
━━━━━━━━━━━━━
野鳥写真家の叶内拓哉さんをお招きし、
野鳥との出会いや撮影秘話などについてお話していただきます。
当日限定で叶内さんのサイン本も販売予定です。

■開催日:2016年6月19日(土)13:00〜15:00
■場所:谷津干潟自然観察センター レクチャールーム
■詳細はこちらをご覧ください
┗ http://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/news/20160330170806.html

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …………………………………………………………………………………………
□  <第63回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
■ …………………………………………………………………………………………

──────────────────
第63回 罪悪感は、あるんですね
──────────────────

Googleで「野鳥カメラマン」を検索しようとすると、関連ワードに
「迷惑」つぎに「マナー」が自動的に表示されます。それだけ、
野鳥カメラマンを検索している人は、迷惑してマナーが気になって
いることになります。
検索結果は「野鳥カメラマン 迷惑」で29,800件もあります。
当コラムが、検索結果の上位に上がっているのはちょっとうれしい
のですが、Yahoo!知恵袋で「カメラマンさん迷惑です」と題し、
家の前に野鳥カメラマンが集まって困っている、どうしたら良いか
の質問は悲しいです。そして、いろいろな迷惑カメラマンに遭遇
した話がブログや掲示板でたくさん報告され、新聞記事まで
出てきます。

迷惑行為は、珍鳥に集まる、巣の前に長時間、鳴き声を流していた、
木の枝を切った、そして餌付けしていたなどなど。人に迷惑と野鳥に
迷惑に大きく分けられますが、取り上げられている話題は野鳥に
対する迷惑の方が多い傾向にあります。基本、大好きな野鳥が減って
しまうような行為はバツだと思っています。写真を撮る人にとって、
被写体がいなくなってしまったら困ると思うのですが、そこまで
頭が回らないのかとも思ってしまいます。

野鳥カメラマンの多くは、デジタルカメラの普及と定年をむかえた
団塊の世代が増えたことが大きく影響していると思います。
そのため、鳥歴は長くて10年、多くが数年の経験者でしょう。
善意に考えれば、知識がないゆえの間違いであり、善悪の判断が
できず行っていると、ちょっとは弁護をできます。悪いと思って
いないのですから、野鳥に迷惑をかけて撮影したことを解らず
自慢話がアップされていても良いと思います。しかし、これが
不思議なくらい少ないのです。

たとえば、私はコマドリを見たのは、5回あるかないかです。
鳥歴にしたら10年に1回です。毎年、コマドリのいるところに行って
録音しているのにかかわらずです。それなのに、たくさんのコマドリ
の写真がネット上にはあふれています。もちろん、運が良くて
シャッターチャンスに恵まれた方、生息密度の高いフィールドを
ご存知の方ならばがんばって撮れると思います。ただ写真のなかには、
餌付けされコケが置かれた舞台で撮られた写真、あるいは鳴き声に
反応して激怒し出てきた写真が散見します。コメントに
「声を流してゲット」とか「餌をあげたのでお礼に撮らせてくれた」
くらいがあっても良いようなものなのですが、まずこのような書き
込みはありません。

 

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_92/toku1.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第85回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

───────────────────────────────
第85回 聞こえ方と聴く力(江戸家猫八師匠を偲んで)
───────────────────────────────

季節が巡ってサクラ前線も北上し、まもなく森には、夏鳥たちの
コーラスが響き渡ることでしょう。木々の緑も日を追うごとに濃く
なり、生命感に溢れる季節の到来です。
そんな季節を目前にした3月21日、動物鳴きまねで有名な
4代目江戸家猫八師匠が逝去されました。最近では、正月の演芸番組や
3月に放映された「徹子の部屋」で元気な姿をご覧になった方も多いと
思いますが、66才という若さでのお別れは残念でなりません。

師匠は寄席やテレビ番組、講演会などで鳴きまねを披露していました
が、それは同時に、野鳥や動物、そして自然の大切さを楽しく伝える
啓蒙的な活動だと私は考えていました。講演会で日本の里山的な
原風景を描くように鳴きまねを披露し、実際にはそんな場面を
知らない若い人の涙を誘う場面もたくさん見せて貰いました。
地域の自然の大切さを訴える方はたくさんいますが、下手をすると
押しつけのような形になり、反発を招くことがよくあります。
楽しく笑わせて人の懐に入り、内側から暖めて心を開かすことが
できる方には、滅多にお目にかかることがありません。
イソップ寓話の「北風と太陽」という話には、暑さではなく暖かい
言葉や行動で相手の心を開かせるといった教訓的な側面もあるよう
ですが、師匠はこの太陽的な存在だったのだと思います。

さて、猫八師匠は我々と同様に熱心なバーダーであり、生前は
各地の探鳥地にご一緒する機会がありました。追悼の思いを込めて、
師匠の達人的な部分を少し紹介したいと思います。

ある年の5月に日本海側の離島に行った際、ウソの小群に出会い
ました。ウソは「フィッ、フィッ」と鳴きながら樹上で新芽を
食べていましたが、師匠が何気なく「ビッ、ビッ」と小さく口笛を
吹くと、ウソのメスが師匠の頭めがけて擬似攻撃をしかけてきた
のです。こんな怖いウソは初めて見ましたが、それ以上に、私の
耳には似ているとは聞こえなかった口笛に強く反応したことに
驚かされました。ウソが濁った声をだすのは知っていましたが、
私の耳には、師匠の口笛はカワガラスの声を小さくしたように
聞こえていたのです。過剰に刺激することなく、また無意識に
2声真似ただけだったのですが、メスが激しく反応するその声には、
いったいどんな意味があったのでしょうか。

また、ある年の9月に小笠原の母島に行った際には、一緒にメグロを
観察しました。メグロがはじめてだった師匠は、写真を撮ったり声を
録音したり、また地域の方と談笑したりして楽しんでいるように
見えました。しかし都心に戻って2週間もたたない内に再会した際
には、すでにメグロのさえずりもレパートリーに加わっていたのです。
それも、いつの間に取材したのか、現地での聞きなしを交えた
ストーリーができあがっており、ひとつの鳴きまねがステージに
かけられるまでの芸に昇華していたのです。こうした鳴きまねが
誕生していく際の驚きや、フィールドでの鳴きまねにうっかり
だまされた話などは、枚挙にいとまがないほどです。

 

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_92/toku2.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第76回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

────────────────
第76回 ミヤマカケス
────────────────

北海道にいるカケスは、本州のカケスと外見が若干異なり、
亜種、ミヤマカケスと呼ばれる。本州産のカケスとは頭部や目の
色が異なる。カラスの仲間である彼らだが、黒い色のカラス類とは
異なり、色彩が美しい野鳥だ。
知床では、比較的観察しやすく遊歩道を歩いているとどこから
ともなく、「ジャー、ジャー、ジェー、ジェー」と鳴き声が
聞こえてくる。雪解けの森の中では、雪がなくなり落ち葉が露出
しているところで、落ち葉をひっくり返しては下を覗き込んでいた。
おそらく、木の実を探しているのだろう。カケスは、別名を
カシドリと呼ばれドングリ類を好んで食べることで知られる。
昨年、秋、知床はミズナラのドングリが大不作となっており、
秋から春までの食料の確保はとても苦労して過ごしているはずだ。
冬の間の貯食もままならなかったのではないだろうか。
そんな状況でも、元気に地面を歩く姿はミヤマカケスの生命力の
強さを感じさせてくれた。

 

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_92/toku3.htm

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第44回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

─────────────────
第44回 春風に吹かれながら
─────────────────

春風が、街を野をやわらかく吹き抜け、陽の光は、そこにもここにも
偏ることなくあまねく降り注がれ、華やぎと、えもいわれぬふんわり
とした幸福感があたりに満ちてゆきます。
ただ春の天気は変わりやすく、二日晴れれば二日は曇ったり雨が
降ったり。けれどもそれで気温が下がることはなく、慈雨とも呼ぶ
べき暖かな雨が穏やかに降り続きます。するとその雨を嬉々として
受け入れ、体内に吸収した花や樹木は、ただ雨の水分だけでなく、
春の精がもたらした“目覚めの歓喜”をも合わせて取り込み、
それぞれがそれぞれの個性を生かした花を咲かせ、あるいは妖精に
色があるとしたらきっとこの色に違いないと思われる浅緑色の
芽吹きを、それも様々な樹木が惜しげもなく一斉に見せてくれる
のです。

四季折々の自然の色・楽しみというものがありますが、萌え出る
命、新たな命を育む春の力はやはりとてもスペシャルで、目で耳で
肌でそれを確認できたときの清新な歓びは、他とは較べようもない
ほど明るく希望に満ちたものとなります。

日曜の朝は、特別なことがない限りNHKの「日曜美術館」を見る
ことが、ここ数十年の慣わしになっています。
番組で取り上げた画家がとても気に入り、かつ都内や近県の美術館
で展覧会が開催されている場合は、番組が終わった、その足で
美術館に直行することもあるくらいです。

現在小中学生は、基本的に9教科を学習します。かつての高校入試
では、その9教科すべてが受験科目となっていた時代もあります。
文系の科目が好きだった私は、数学などを苦手としていました。
もっとも長じて子どもたちに学習を教える職業に就き、改めて数学と
向き合ってみたらこれが案外に面白く、基本さえ身につければ難問に
頭をひねるのも、これでなかなか楽しいものなのだということを
発見したものでしたが。
数学よりももっと苦手な教科がありました。それは図工(美術)
です。小学生の頃の工作では、切ってはいけない所を切って
しまったり、人とは作成手順が違ったりで、結局クラスでただ一人
工作を完成させられずに、実に気まずく情けない思いをしたことは
今でも忘れられません。
絵を描くのがまた下手で、写生にせよ静物にせよ、周りも本人も
何が描いてあるか分からないほどに下手でした。まことに恥ずかしい
ことをカミングアウトしてしまえば、たった一度ですが中学の美術で
「1」をとったこともあるくらいです。当時の学習評価は相対評価で
「1」と「5」の生徒がクラスで3人程度いました。「5」をとる
のも大変ですが、「1」もこれでなかなか貴重な数字なのです。

それではあなたはさぞ美術が嫌いだったでしょう、と思われること
でしょうね。ところがそんなことはなく、美術作品や絵画を見る
ことは小さい頃からとても好きだったのです。絵を描く実力は
ずっと「1」のままでしたが、好きこそものの上手なれで、筆記
試験ではけっこう点が取れて、それで「1」は1回で済んだ節が
あるのです。一度100点を取ったことがあり、その学期では、
驚くなかれ美術で「5」をとったのです。これまでもこれからも、
まことにさえない私の人生ではありますが、この「5」は手放しで
喜んでよいたった一つの“快挙”“金字塔”には違いなかったのです。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_92/toku4.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第75回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

───────────────
第75回  難聴…
───────────────

昨年の春から秋にかけては鳥見に出かける元気もなくなるくらい
多忙でした。ストレスも酷く、だんだん体調に異常をきたすように
なり、結局、秋にはダウン。
毎日、ひどい頭痛と眩暈、耳鳴りと難聴に悩まされるような状態と
なりました。これらの症状は、後遺症となって今も残っている状態
ですが、まぁ、なんとか仕事が出来るぐらいには回復しています。
鳥見にも毎週末、出られるぐらいの元気はでてきました。

ただ、2月末〜3月中頃ですかね、なにか例年よりも違和感が
ある…ような。
このぐらいの時期から野鳥たちは囀り始めますが、姿は見えるのに
声が少ない。このときは「まだ鳴くのは早いのかな?」と思って
気にせずにいました。

 

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_92/toku5.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

━━◇◆東海デジスコ倶楽部プラス提供記事◆◇━━━━━━━━━━━━━

■ …【ネオポン】……………………………………………………………………
□  「北海道0泊5日の鳥見旅」 
□                 (ツリスガラ 2016年4月号から)
■ ………………………………………………………………………………………

今回は沖合を飛び回っているウミスズメを求めてうのさんと太平洋
フェリーで旅した時の様子をレポート致します。

今回の旅程は3月20日から3月24日の予定で名古屋港→苫小牧港間
で洋上の鳥見をし、苫小牧を半日散策した後私は苫小牧港→名古屋港、
うのさんは新千歳空港→中部国際空港で帰るという変形ツアーをとる
事になりました。
フェリーは「きそ」で名古屋港を19:00に出発します。船内へは
17:30から乗船開始となり、私達は船へ乗り込むと明日の準備を
し直ぐに風呂へ入りました。その後エントランスホールで自前の
食事と少々のお酒を飲む予定ですが、二人とも飲み出すと時間を
忘れるタイプであり「転ばぬ先の杖」を意識しています。

今回も出港のドラの音は聞いたのですが、20時から行われる
ラウンジショーはパスして話し込んでいました。それでも明朝の
房総沖鳥見を意識して22:00前には就寝したように思います。

3月21日

翌朝、軽い朝食をとりデッキへ出たら先客が1名いました。
以前フェリーで会った事が有る愛知県のO さんでした。
O さんは航路情報で参考にさせてもらっているブログの発信人で
有り心強い身方を得る事が出来ました。
銚子沖に近づいて来たらオオミズナギドリ(オオナギ)がパラパラ
出てきました。先月末はほとんど見なかったので季節の移り変わりと
海鳥の移り変わりを肌で感じる事が出来ました。銚子沖では
ミズナギドリ、アホウドリ系、アビ類、カモメ系、ウミスズメ等
バランス良い鳥見が期待出来ますが、今回は風が強く若干寂しい
鳥見となりました。それでも洋上の鳥見としてはそこそこ出てくれた
様に思います。

午前中の楽しみアホウドリは少し遠かったですが数回出てくれました。
コアホウドリ、クロアシアホウドリと合わせると良く出てくれた方
かと思います。私はいつもの様にデジスコで追いかけましたが、
今回のカメラはパナのGM1Sを採用したのでいつものニコン1と
比べるとコンニャク現象が気になるところです。但し、フォーカスの
方はニコン1より良いような気がしました。
(今回のピンあわせはAF1点モードでトライしました。)
アホウドリはこの時期伊豆諸島鳥島や尖閣列島南小島で繁殖活動を
行っている為、幼鳥との出会いが多かったです
が今回は亜成鳥にも出会うことが出来ラッキーでした。



  → 続き、及び「ツリスガラ」の他の記事はこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_92/tsurisugara_20.pdf

 

 

━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 「ユンソナの勝手につぶやき・・」(by ユンソナ) は休載させていただきます。




━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
http://digisco.com/staff/staff.htm


─────────────────────────────────── ■□■━━━━━━━━【DIGISCO.COM】━━━━━━━━■□■
    【編集人】 勝山博昭(katsu)
   【発行人】 石丸喜晴

******* 「デジスコ通信」の記事などについての無断転記は一切お断りいたします *******

=====================================================
〒157-0061 東京都世田谷区北烏山3-3-10
電話:03-3326-0486 FAX:03-5314-9331
(URL) http://www.digisco.com/
(e-mail) info@digisco.com
=====================================================