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         デジスコ通信 第106号 (2016年7月1日号)
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みなさん、こんにちは。

大雨で災害となってしまっているところもあれば、全然雨が降らず、
取水制限が始まってしまっているところも。
もう少しバランスよく降ってもらいたいですね…。
(毎年同じことを言っているような…)

ときどき涼しい日もあるにはありますが、徐々に気温も上がって
きていますので、撮影などに出かける際は熱中症の対策も忘れずに。


(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
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 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・デジスコブラケットFシリーズ
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ あくろす写真展 〜調布の自然『女性写真家とその仲間たち』〜
◎ ジャパンバードフェスティバル2016
全日本"鳥"フォトコンテスト(BIRD-1グランプリ)
◎ ジャパンバードフェスティバル2016

▼野鳥観察情報▼
◎ <第65回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第87回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第78回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第46回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第77回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼ 東海デジスコ倶楽部プラス提供記事 ▼
◎ 「暑中見舞い」…… by ネオポン

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

 

 

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最新デジスコ用品情報
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梅雨〜夏の楽しみ
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野鳥たちの子育ても佳境にはいり、
幸いなことに巣立ちの話は聞こえてくるものの、
営巣放棄など悲しい話が聞こえてこないことに
ホッとしています。
もちろん、知らないところで問題は存在するのでしょうが、
毎年心を痛めていることが聞こえてこないことは良いことです。

過去10年の鳥写真データを見てみると、
北海道、北アルプス、富士山などに行っていることが多く、
緯度・標高が高いところを選んでいるようです。
特に暑いのが苦手なこともあり涼しく関東より
1〜2月季節の遅いフィールドが良さそうですね。
平地は雨が多くなり、気温が上がればハルゼミの合唱と
樹木が茂り野鳥が見え難くなる、やっかいな季節です。

幼鳥の可愛らしさや、雨の中の花がらみのシーンなどは
この季節ならではですから狙ってみるのも良いですね。
雨が降っても、暑くてもデジスコしましょう(笑)

 

………………………………………………
全日本鳥フォトコンテストについて
………………………………………………

全日本鳥フォトコンテスト(BIRD-1グランプリ)は、
日本最大級の鳥のイベント
“ジャパンバードフェスティバル”の
実行委員会が主催する野鳥写真の公募展です。

グランプリ作品には、文部科学大臣賞(生態・行動部門)、
環境大臣賞(環境部門)が授与されます。
入選作品は、ジャパンバードフェスティバル2016
期間中(2016年11月5日〜6日)、
我孫子市生涯学習センター「アビスタ」2階の
ミニホールにて展示するとともに、
JBF公式サイトとバードウォッチング・マガジンBIRDER誌にも
掲載されます。 また、ご応募いただいた作品は、
可能な限り展示させていただく予定でおります。

鳥の写真を通じて、鳥や自然全般への
興味・関心を深めるという環境教育の趣旨を
ご理解いただき、皆さんの力作をお寄せください。

■全日本鳥フォトコンテスト
http://www.birdfesta.net/jbf/b1.html

 

株式会社 デジスコドットコム

 

 

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┗■ (株)デジスコドットコム

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◇ デジスコブラケット Fシリーズ
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おかげ様で、組み合わせ型汎用カメラブラケット
『Fシリーズ』も多数の方にご利用いただき、
人気のあるレンズやカメラの情報もまとまってきました。

現在、12種あるパーツを使用カメラ毎に選んで
組み合わせてのご利用をお願いしていますが、
スコープ・アイピース・レンズ・カメラの条件を
決めたうえで、適切なパーツ組み合わせ済の
『Fセット』を別途商品として準備中です。

品番・品名などはこれから決めていきますが、
デジスコ販売店様やカメラ量販店様からも
ご注文頂けるようになります。

引き続きどうぞ宜しくお願いします。

 

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≪例≫

興和TSN-884/774・TE-11WZ・LUMIX G20mmF1.7II・
LUMIX DMC-GX8/G7/GH4/GX7M2用ブラケットシステムを
『BR-L20F17』(仮)と称し、
以下の構成のセットにするというような感じです。

・TA4+5 7200円(税込)
・F-001メインパネル 10000円(税込)
・F-012カメラベース 10000円(税込)
・F-006 LUMIX 20mmF1.7リング 3000円(税込)
・F-011可変レリーズステー 5000円(税込)
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■製品レポート 野鳥写真研究室
http://www.digisco.jp/blog/archives/2016/02/201628f_1.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2016/02/2016210flumixol.html

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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◆---------------------------------------------------------◆
◇ 夏のボーナスセール2016 大好評開催中!
◆---------------------------------------------------------◆

夏のボーナスセール2016 只今好評開催中です!!

◎開催期間:〜2016年7月11日まで

・カメラブラケットキャンペーン
・オリジナルセットキャンペーン
・ジンバル雲台アップグレード版をお得に!

お得なこの機会に!ショッピングを
おもいっきりお楽しみ下さい!!

■ 夏のボーナスセール2016
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/b2c6a4cea5.html

 

◆---------------------------------------------------------◆
◇ 中古品・新古品 随時大放出!!
◆---------------------------------------------------------◆

夏のボーナスセール2016期間中
中古品・新古品を大放出いたします。

ほぼ全ての商品が1点ものですので、
お見逃し無い様チェックして下さい!

■ 中古品コーナー
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/c3e6b8c5c9.html

 

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◇ アウトレットコーナーにお買い得商品追加!!
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赤字覚悟の処分特価で爆安です!
この機会に是非お買い求め下さい。

■ アウトレット品コーナー
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/a5a2a5a6a5.html

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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ◆◇◆ デジスコドットコム イベント情報 ◆◇◆

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○ あくろす写真展
○ 調布の自然『女性写真家とその仲間たち』
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調布市男女共同参画推進センターにて調布市で撮られた
デジスコでの写真を中心に数点展示しております。

お近くにお立ち寄りの際は、是非、お越し下さい!

◎会場:調布市市民プラザあくろす
http://chofu-danjyo.jp/access.html

 

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 ◇◆◇ 〜デジスコドットコム・デジスコ倶楽部協賛イベント〜 ◇◆◇

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○ ジャパンバードフェスティバル2016
○ 全日本"鳥"フォトコンテスト(BIRD-1グランプリ)
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全日本"鳥"フォトコンテスト作品募集開始!!
応募締切は、8月19日(金)必着!
皆さま、どしどし応募しましょう!!!

全日本鳥フォトコンテスト(BIRD-1グランプリ)は、
日本最大級の鳥のイベント“ジャパンバードフェスティバル”の
実行委員会が主催する野鳥写真の公募展です。

グランプリ作品には、文部科学大臣賞(生態・行動部門)、
環境大臣賞(環境部門)が授与されます。
入選作品は、ジャパンバードフェスティバル2016
期間中(2016年11月5日〜6日)、
我孫子市生涯学習センター「アビスタ」2階の
ミニホールにて展示するとともに、
JBF公式サイトとバードウォッチング・マガジンBIRDER誌にも
掲載されます。

また、ご応募いただいた作品は、
可能な限り展示させていただく予定でおります

鳥の写真を通じて、鳥や自然全般への興味・関心を
深めるという環境教育の趣旨をご理解いただき、
皆さんの力作をお寄せください。

■詳細はこちら
○全日本"鳥"フォトコンテスト2016
http://www.birdfesta.net/jbf/b1.html

 

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○ ジャパンバードフェスティバル2016
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11月5日(土)〜6日(日)に
ジャパンバードフェスティバル(JBF2016)が
千葉県の我孫子で盛大に開催されます。

お近くの方、野鳥・野鳥撮影などに興味を
お持ちになられた方は是非この機会に
【野鳥の祭典 JBF2016】にお立ち寄りください!
皆様のご来場、心よりお待ち申し上げます。

■ジャパンバードフェスティバル2016の公式HPです。
行く前にチェックしてくださいね!
http://www.birdfesta.net/

 

 

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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …………………………………………………………………………………………
□  <第65回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
■ …………………………………………………………………………………………

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第65回 野鳥の鳴き声は音質で覚える
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野鳥には、雄と雌があって年齢による違いがあり地方によってさらに
異なり、そのうえ個体差があることを多くのバードウォッチャーは
ご存知だと思います。写真を撮っていると、その違いがよくわかると
思います。

かつて、高野伸二さんが胸の黄色いハクセキレイを見つけて、珍鳥
かと思ったそうです。調べた結果、ハクセキレイの幼鳥であることが
わかり、現在の『フォールドガイド日本の野鳥』には、幼鳥として
図示されています。当時は、関東地方ではハクセキレイが繁殖し
はじめたばかりの頃で、ベテランのバードウォッチャーでも幼鳥を
見たことはなかったのです。このように、先輩が知識を積み重ねて
くれたおかげで姿形にバリエーションがあっても、識別することが
できるようになりました。

ところで、ベテランのバードウォッチャーは、典型的なスタイルの
情報が頭に入っていて、その鳥の最大公約数みたないところで識別
しているのではないかと思います。逆に、初心者は目の前の1羽に
とらわれしまい図鑑と照らし会わせても、なかなか名前が解らない
ことになります。ある意味、高野伸二さんが絵を描かれている
『フィールドガイド日本の野鳥』は、高野さんの蓄積した典型的な
スタイルを表現しているので、わかりやすいことになります。

鳴き声も同じだと思っています。

クロツグミやオオルリ、キビタキといった複雑な節回しでさえずる
鳥たちは、バリエーションが多くて、典型的な鳴き方を説明するのが
難しいのは、ご存知のとおりです。

たとえば、センダイムシクイは「焼酎一杯グィーッ」と鳴くという
のがわかりやすい解説といえるでしょう。カタカナで表記すれば
「チヨチヨチヨ、ジーッ」となります。ところが、北海道で聞いた
センダイムシクイは「チヨチヨ」ばかりで、ときどき「ジーッ」と
鳴く程度でした。それ以来、気になって栃木県日光で録音した多くの
音源をチェックしてみたら「チヨチヨチヨ、ジーッ」は全体の7割
くらいの感じです。そのほかは「チヨチヨ」を続けたり
「チュイチュイ」と鳴いています。これらの声で鳴かれると、
センダイムシクイが名前がすぐには頭に浮かびません。

 

→ 詳しくはこちら
   ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_94/toku1.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第87回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

───────────────────────────────
第87回 世界のメジロ図譜(増補改訂版)」完成
───────────────────────────────

「世界のメジロ図譜 改訂版」(2008年)がリニューアルされ、
増補改訂版となって登場しました。本シリーズは一般のバーダー
向けではないため、前版も大きな話題にはなりませんでしたが、
密猟対策に関心のある方や分類、識別に興味のある方には高い
評価を受けていました。増補改訂版も前版と基本構成は同じですが、
最新の分類(Dickinson & Christidis (2014) "The Howard and
Moore Complete Checklist of the Birds of the World,
4th edition Vol.2に準拠)によって整理し直されています。

メジロといえば日本人には身近な小鳥であり、何となく日本周辺
の種のようなイメージがありますが、少し幅を広げてメジロ科
Zosteropidae全体でみると、日本から西へは大陸南部の中国や
インドを経てアフリカ中南部まで、また南はオーストラリア方面
まで広く分布し、合計で13属132種いるそうです。
最新の分類によると、小笠原諸島の固有種であるメグロ、台湾を
代表する小鳥のカンムリチメドリなどもメジロ科に編入されて
いますので、最新の図鑑をお持ちでしたら、少し前の図鑑と
比べてみるとよいでしょう。
本書ではメジロ科のうち、日本のメジロが属するメジロ属84種が
取り上げられています。分類の異なる前版が74種を対象として
いたため、掲載種も10種類増えたことになります。
そのため、前版では4ページだったカラーイラストページが
6ページとなり、ページ構成もすっきりして見やすくなりました。

また、カラーイラストを元に日本産メジロ Zosterops japonicus
の亜種を比較・解説したページでは、亜種エゾメジロが新たに加わり、
亜種メジロ、亜種シマメジロ、亜種シチトウメジロ、
亜種イオウトウメジロ、亜種リュウキュウメジロ、亜種ダイトウメジロ
と共に日本に生息する7亜種が比較できるようになっています。
「えっ、亜種エゾメジロって何????」と聞こえてきそうですが、
それもそのはず、日本の最新分類「日本鳥類目録改訂第7版」にも
亜種エゾメジロはまだ登場していないのですから、はじめて聞いた
としても不思議ではありません。このページでは、日本に生息する
メジロ7亜種と共に、種は日本と同じメジロでありながら、外国に
生息する2亜種(亜種ヒメメジロ、亜種ハイナンメジロ)のイラスト
や解説もあります。したがって、メジロ9亜種が一挙に比較できる
のです。体全体を描いたイラストを比較することにより、全体の
プロポーションや色彩の違いが明らかになりますが、西の亜種の
方が全体的に黄色味が強く、脇が褐色でないことがわかります。
さらに頭部の拡大イラストも併せて見ると、嘴の形状、喉や額の
色彩にも違いもあることがわかります。どんなに詳しい図鑑でも、
ここまで詳しくメジロの亜種を示した書はありませんので、
メジロの識別資料としても大きな価値があると思います。

 

→ 詳しくはこちら
   ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_94/toku2.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第78回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第78回 幻の青い沼
─────────────────

知床には、6月にだけ出現する季節限定の沼がある。
雪解けの水が、窪みに溜りできあがるコバルトブルーの透き通る
青が眩しくすら感じる。新緑の黄緑が映りこむことで、別世界に
迷い込んだかのような感覚を覚えるほどだ。季節をずらして
訪れると、水はなく、1年に1度だけ出現する「幻の青い沼」と
いえるだろう。訪れた時には、コマドリの囀りが響き景色に
溶け込むように過ぎる時間を楽しんだ。
次にこの景色に出会えるのは、来年。再び訪れようと思う。

 

→ 詳しくはこちら
   ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_94/toku3.htm

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第46回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

─────────────────
第46回 梅雨どきのオムニバス
─────────────────

(1)雨に…

梅雨空が日本列島を覆っています。
毎日のように空は暗い雲に覆われ、色味のさえない単調な風景が
野にも街にも人の気分にも広がり、それでも私たちは日々の活動を
やめるわけにもいかず、時おり恨めしげな視線を梅雨空に向けつつも、
坦々と日常をこなします。
ただ、いつも鳥や花や虫などの身の回りの生き物たちの動静について
注意深く目線を配っている、そのことが習い性になってしまっている
人たちにとっては、少々この季節はつらいものがあるようです。
もちろん雨には雨の、梅雨には梅雨なりの風情があることを十分
解しているし、降り過ぎて災害をもたらすようなことがあっては
元も子もありませんが、本来この季節の雨は、農業従事者にとって
も、いろんな生き物にとっても大切なものであることも当たり前の
こととして受け止めてはいるのです。
受け止めてはいるのですが、用事や通勤途中などで忙しげに移動中に
目にするアジサイやアガパンサスの涼やかな色彩もきれいだなとは
思えても、それを目的として外に出られないときの心持ちは、少々
切ないものがあるようです。少しの焦燥感と、生き物たちへの焦がれ
と(しょっちゅう見てるのに、です)、そうした小さな欲求が適え
られぬ小さな葛藤とがないまぜになって、そんな感情につながる
ようです。

で、少々濡れてもいいか、少々暗くてもいいか、ともかくも玄関の
外へ出てしまおう、というささやかな決心をしたのは、夜来の雨が
止み、この後はなんとか空も持ちそうだと思えるある日のことでした。
ごく近所でいい、1時間くらいでいい、様子を見るだけでいい、
そんな気持ちで短いレンズをつけたカメラ一つを肩に下げ、一応
ビニール傘も携えて玄関のドアを開けたのでした。
家を出てすぐの所に、毎年トキワツユクサが花をつけているはず
なのですが、やはりこの天気のせいか花はすべて閉じています。
軽い失望感を味わいつつ、これは仕方のないことと歩を進めます。
20分ほどで、緑と空が豊かに広がる野面に到着します。普段ですと
市民の散歩道になっているのですが、さすがに雨上がりでは行き交う
人の姿もまばらです。目をそこここに咲く花へと転じます。6月の
前半ということでオトギリソウの仲間が目を引きます。雨の滴を
湛えた花たちは、明るい陽の光の下で見るのとは異なる風情を
見せてくれました。

 

→ 続きはこちらから
   ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_94/toku4.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第77回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

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第77回  ツミ
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ツミといえば、鳥撮りにも人気の小さな鷹…。

大きめの木が数本まとまっていれば、意外と街中にいることも多く、
同じく人気者のアオバズクと並んで、結構意外なところで見つかります。
私の家の周り、徒歩10分圏内でもよく探すと数ペア確認できます。
工場や民家の敷地であることも多く、観察できるのは神社やお寺の木に
限ります。

見つける際の手掛かりは、やはり「オナガ」。
あまり営巣に便利そうではない場所に、不自然に多くいたりする場合、
ほぼ、同じ領域にツミがいます。
また、ツミが居ついた場所にある木々が桜が中心の場合、6月過ぎると
目立って葉がボロボロになってきます。これも探す際の目安にはなります。
シジュウカラやムクドリなど、毛虫を食べる鳥が近寄らなくなる
(もしかしたら、食い尽くされた?)からかもしれません。

 

→ 続きはこちらから
   ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_94/toku5.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

━━◇◆東海デジスコ倶楽部プラス提供記事◆◇━━━━━━━━━━━━━

■ …【ネオポン】……………………………………………………………………
□  「暑中見舞い」   (ツリスガラ 2016年6月号から)
□                 
■ ………………………………………………………………………………………

今年は暑い夏となりそうです。今回は少しでも暑さを和らいで
戴くため水に絡めた画像を選んで見ました。夏へ向かって楽しい
鳥見を続けてくださいね!  
「暑中お見舞い申し上げます」

8月中旬、大潮の日だったと思います。夕涼みがてら桑名の海へ
出かけたら目の前で数十羽のコアジサシがドボン、ドボンと次々に
ダイビングしていました。見ていると小魚を捕ったら防波堤へ持ち
帰り再びダイビングにやって来ます。提組も合わせると300羽は
いたでしょうか? 
正に「真夏の海の祭典」にふさわしい圧巻ショーを見る事が出来ました。

コアジサシと言えば毎年10組くらいのぺアが成立し求愛活動を
行う池が有ります。比較的近場に有ることから夏場の鳥見ポイントと
して重宝しています、ダイビングにより舞い上がる飛沫に涼を感じる
のは私だけでしょうか?
小魚をゲットした雄は雌の所に持っていきプレゼントしようとします。
雌が受け取ってくれた時は近くにとまって得意げなポーズを見せて
くれます。又、意中の雄からのプレゼントでないとそっぽを向く
雌もいます。未練がましく小魚を持ったまま呆然と立ちつくす雄に
遠い昔を思い出してしまいます。

この池にはクロハラアジサシも来ます。去年はハジロクロハラ
アジサシも見ることが出来ました。アジサシ類は台風が来ると
珍し系が入って来る事も有り、日々の天気に目が離せません。
今年は台風が少ないみたいですが、さて?
クロハラアジサシはコアジサシの様に豪快なダイビングはしませんが、
水面近くの餌を捕る時飛沫が上がります。
見ていると体が大きいクロハラアジサシの方がコアジサシより
ゲットする獲物は小さい様な? 
不思議ですね!

 

→ 続き、及び「ツリスガラ」の他の記事はこちらから
http://www.digisco.com/mm/dt_94/tsurisugara_21.pdf

 

 

━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 「ユンソナの勝手につぶやき・・」(by ユンソナ) は休載させていただきます。

━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
http://digisco.com/staff/staff.htm


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【編集人】 勝山博昭(katsu)
【発行人】 石丸喜晴

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