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         デジスコ通信 第107号 (2016年8月26日号)
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みなさん、こんにちは。

まだまだ残暑が厳しいですが、夏バテなどしていませんでしょうか? 今年は台風が妙な動きをしているようですが、今後、どうなっていく のか気になります。あまり台風と縁のなさそうな北海道で大きな被害が 出ていますし…。

野鳥達の渡りも始まっている時期ですが、なにかしら影響があるのでは? と、ちょっと心配になってきますね。


(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
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     ┗ デジスコ便利帳
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 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

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◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・デジスコブラケットFシリーズ
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ ジャパンバードフェスティバル2016
◎ 2016年度デジスコ写真展について

▼野鳥観察情報▼
◎ <第66回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第88回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第79回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第47回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第78回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

 

 

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最新デジスコ用品情報
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新しいスコープ
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デジスコに使えるスコープが増えました。

2016年7月29日 Nikonより
Monarch FIELDSCOPE(モナーク フィールドスコープ)
シリーズが発売されました。
フィールドスコープのトップエンドにはNikonの技術の
粋を集めたレンズシフト方式VRシステム搭載の
EDG85 VR/EDG85-A VR。
VRシステムを外したEDG85 /EDG85-Aがあります。

今回発売されたMonarchシリーズは旧型の
ED78/ED82のグレードに位置する高級機となります。

基本的な性能を質実剛健な形で凝縮した
洗練された新製品として発売されました。

口径は82oと60o。60oもED3の再来を告げる
良い製品のようです。
接眼レンズは撮影&観察の30-60倍、観察重視の
20-60倍、単焦点ワイド&ハイアイの38倍。
よく整理された品揃えマップです。

82ED-Sのライバルは興和のTSN-884/774、
スワロフスキーのSTX 85/95、
ビクセンジオマU ED82-Sなどがあります。

NikonのEDGシリーズは価格と大きさ・重さで
小柄な日本人の支持を得にくかったのですが、
MONARCH 82ED-Sについてはしっかり
マーケットインされており、写り次第では
ヒット商品になる素質を持っているようです。
60ED-Sは小さく軽いED3後継機ですが、
これは妙に魅力的な商品で・・売れる気がします。
Nikonスペックを楽しめそうです。

現在、野鳥写真研究室で「製品レポート」
「デジスコフィッティング」「試写レポート」など
展開中です。

■Nikon オフィシャルサイト
http://www.nikonvision.co.jp/products/field/index.htm

■野鳥写真研究室
◎新製品レポート
http://www.digisco.jp/blog/archives/cat119/index.html
◎デジスコフィッティング
http://www.digisco.jp/blog/archives/cat169/index.html
◎試写レポート
http://www.digisco.jp/blog/archives/cat14/index.html

 

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┗■ (株)デジスコドットコム

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◇ デジスコブラケット Fシリーズ
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新発売のNikon MONARCH フィールドスコープに
合わせたカメラユニットについて
現在フィッティング中です。

以下の4種については概ね快適に
使用できることが確認されています。

詳細につきましては確認作業完了後に
ご報告いたします。

 

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≪MEP-30-60W使用の場合≫

(1)Nikon1 V3/J5(Vシリーズ・Jシリーズ対応) 1NIKKOR18.5oF1.8
(2)Panasonic LUMIX(GMシリーズ・GFシリーズ対応)G12-32oF3.5-6.5
(3)Panasonic LUMIX(Gシリーズ・GHシリーズ・GXシリーズ対応)G20mmF1.7
(4)SONY Cybershot RX-100(初代・M2)

************************************************************

 

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 ■野鳥写真研究室
◎カメラユニットシリーズ
http://www.digisco.jp/blog/archives/2016/08/4_14.html

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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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◇ Nikon 新フィールドスコープ「モナークシリーズ」取扱中!
◆---------------------------------------------------------◆

待望のニコン新フィールドスコープ
「モナークシリーズ」販売開始しております!

また、フィッティング情報や撮影情報なども
随時更新していきますのでお楽しみに♪

■ 新スコープ「モナークシリーズ」のご購入はこちら
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/nikon2.html

 

◎スコープ情報が各ブログやHPにて随時更新いたします。

 

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◇ 中古&アウトレット品を充実いたします!
◆---------------------------------------------------------◆

決算月が近付いてきましたので、中古&アウトレット品を
今までよりお得な価格で充実させていく予定です。
随時更新していきますので、お見逃し注意ですよ〜

 

■ 中古品コーナー
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/c3e6b8c5c9.html

■ アウトレット品コーナー
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/a5a2a5a6a5.html

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━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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○ ジャパンバードフェスティバル2016
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11月5日(土)〜6日(日)に
ジャパンバードフェスティバル(JBF2016)が
千葉県の我孫子で盛大に開催されます。

お近くの方、野鳥・野鳥撮影などに興味を
お持ちになられた方は是非この機会に
【野鳥の祭典 JBF2016】にお立ち寄りください!
皆様のご来場、心よりお待ち申し上げます。

 

■日時:2016年11月5日(土)9:30〜16:00
2016年11月6日(日)9:30〜15:00
■会場:千葉県我孫子市
アビスタ・手賀沼親水公園・水の館
鳥の博物館・鳥博広場・山階鳥類研究所
■詳細:http://www.birdfesta.net/

 

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◇◆◇ 〜デジスコ倶楽部 イベント情報〜 ◇◆◇

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○ 2016年度デジスコ写真展について
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運営&会場の事情により、
今年の開催は中止となりました。

今後は、2年に一度の開催にペースダウンし、
より充実した写真展にしたいと考えております。
なんとか2017年には会場の確保及び
開催できるように活動いたします。

楽しみにされていたデジスコ倶楽部会員様、
申し訳ございません。
翌年を目指して、作品の製作など
ご準備頂ければ幸いです。

 

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■お問合せ:デジスコ倶楽部事務局
mailto:webmaster@digisco.com
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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第66回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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第66回 鳴き声による発見が増えるかも
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仕事柄、聞き慣れたない音、とくに鳥の声が聞こえると耳が反応
します。日光市の近くの丘陵を散歩しているときのこと、セグロ
カッコウのさえずりが聞こえました。ただ、遠いのと川音があり、
かすかな音でした。それでも4声聞こえ、4声目は遠くなりました
から、飛びながら鳴いていたのかもしれません。これは、今年の
8月7日のことです。

そもそもセグロカッコウの日本で初めての記録は、1977年に鳥取県
の中学生がラジカセで録音した音がきっかけです。まわりまわって
蒲谷鶴彦先生のところにテープが持ち込まれ、先生が韓国で録音
した音と同じということで、日本新記録として発表されました。
音による初めての検証として野鳥録音史上のエポックです。

その後、日本海側の離島で記録されたりして毎年どこかで出て
います。私は、新潟県粟島でアオバズクの声を録音するために
一晩録音したら、セグロカッコウが鳴きながら飛んでいく声が
入っていてびっくりしたことがあります。

ちなみに、過去にも日光では1996年頃に聞いていますし、2001年に
観察会でそれらしい声を聞いたという記録があります。ただ、
いずれも春の渡りのことで通過です。今回は、繁殖期後半の記録で
あり繁殖のきざしを感じます。ところが、この情報をフェース
ブックにながしてところ「長野県で繁殖期に鳴いている」、また
知人からメールで論文に繁殖期の記録として「愛知、宮崎、長崎、
滋賀、山陰地方」が上がっているという情報をもらいました。
繁殖期の記録は、日本の南、日本海側に多い傾向となります。

セグロカッコウも托卵性で、主な仮親はオウチュウとのこと。
オウチュウの分布拡大とともに、勢力を広げているという情報も
あります。また、オナガの名前もあり、オナガならば日光にも
いますので、可能性があります。ただ「愛知、宮崎、長崎、滋賀、
山陰地方」は、オナガはいませんからヒヨドリあたりが狙われる
のでしょうか。

このように夢が膨らみますが、セグロカッコウの声は鳥類図鑑には
「カッカッカッコウ」と書かれています。カッコウに比べて、
柔らかい声で音質はかなり違います。しかし、はじめてセグロ
カッコウの声を聞いたら「カッコウが変な鳴き方をしている」で
終わってしまうかもしれません。セグロカッコウの声は、聞く
機会が少ないために聞き逃している可能性があります。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_95/toku1.htm

 

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□ <第88回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
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第88回 ● 『BIRDS OF JAPAN AND NORTH-EAST ASIA』
改訂・日本語版、登場しました
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『BIRDS OF JAPAN AND NORTH-EAST ASIA』というタイトルを聞くと
ベテランバーダーは、ちょっとコンパクトな、赤いフレーム表紙の
写真図鑑を思い浮かべることでしょう。この図鑑は、2007年に
CHRISTPHER HELM社から出版された英語表記版で、日本を中心に
朝鮮半島や中国北東部、極東ロシアを対象にしていました。
当時は日本の図鑑の英語版がなかっただけに、国内のみならず
海外でも広く利用され、今なお流通しているロングセラー図鑑と
なっています。そんな図鑑の日本語版がこの夏、小さな出版社から
静かに登場したのです。
正直なところ、この図鑑の日本語版が出ると聞いても、あまり
食指が動きませんでした。それは、単なる前書の日本語版だと
内容が古く、写真の点数が少なく、さらに写真自体が小さい
イメージが残っていたからなのですが、ページをめくると、
そんな不安はすぐに払拭されていきました。

まず本体のサイズですが、前版と比較すると一回り大きくなり
ました。大きくなったと言っても、前版がコンパクトであった
だけに、現在の写真図鑑としては標準的なサイズであり、情報量も
増えて読みやすくなっています。
対象地域は、前書を踏襲して朝鮮半島や中国北東部、極東ロシア
(東経120度以東)とされています。分類については、
「日本鳥類目録 改定第7版」に準拠していながらも、コウライキジ
やオオトラツグミは別亜種ではなく、別種として扱われています。
また絶滅種は除かれた一方で、日本未記録種60種、観察頻度の高い
外来種6種を加え、合計で673種が掲載されています。
写真については、掲載枚数が前版の800枚から1,700枚に大幅に増え、
それぞれのサイズも識別に有効な大きさに変更されています。
各種に添えられているカラー分布図も見やすく、簡単に全体を
見ただけでも、前版の日本語版というより、中身はまるで別物…
と思われるほどの進化を遂げていました。

また気になるページをいくつか見てみると、識別の難しいムシクイ科
は18種が掲載されています。「野外では声のみで識別可能」と記され
ているものの、それぞれが種に分化されたメボソムシクイは3枚、
オオムシクイ2枚、コムシクイ1枚のカラー写真が採用されています。
ミサゴ科を含めたタカ類はシロガシラトビやカタグロトビ等も含めて
27種が掲載されており、バリエーションの多いハチクマは7枚、
チュウヒは6枚のカラー写真が採用されています。クイナ科では
ミナミクイナやコモンクイナ、コウライクイナを含む13種が掲載
されています。そのほかにも、ここ数年で観察記録のある
コマツグミ、ルリビタイジョウビタキ、アメリカウミスズメなどの
興味深い種も掲載されています。掲載種だけをみても、身近な
マイフィールドから渡り期の離島まで、本書は日本全国で活躍して
くれそうです。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_95/toku2.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第79回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第79回 南下前
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知床の海岸線では、海鳥たちが子育てを終えた。8月中旬には、
種類によっては南下がはじまる。イソヒヨドリも成鳥の姿を
ほとんど見なくなり、幼鳥が海岸線の岩場をウロウロしていた。
今年生まれの幼鳥だろう。昆虫を見つけると器用に空中で捕まえる。
渡りの経験がない彼らにとって、今のうちにしっかりと食べ、
体力を蓄えなければならない。また来年、たくましい成長と
なって知床に戻ってきてほしいものだ。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_95/toku3.htm

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第47回> 風の音にぞ…
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第47回 猫に石を投げる
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昨年の夏に飼い犬を亡くしたことは、本通信にも書かせていただき
ました。実は家には猫もいて、18歳という高齢ながらなんとかこの
暑さにも負けずに頑張って生きています。ただ時折り足元がふらつく
こともあり、日々の薬が欠かせません。犬がいたころはあまり居間
にも顔を出すことはなかったのですが、犬が死んでしまって暫く
すると、こちらにも顔を出すようになりました。そればかりか、
気難しい猫ゆえそれまで人に甘えることのなかった彼女がしきりと
甘え、こちらの傍を離れないようになったのです。歳のせいなのか、
それとも今まで我慢していたのか、そう思えばなにやらこの子への
愛しさも募り、一緒に過ごす時間が多いこの頃です。

猫を飼う前は、猫という動物にはほとんど興味がなかったのですが、
捨てられた? ないしは親にはぐれて公園の木の上から降りられなく
なっていた子猫を次男が拾ってきた、そのときから18年以上の月日
が流れたことになります。
空前の「猫ブーム」ゆえ、いまさら猫の魅力について語ることは
しませんが、古代より人の営みにつかず離れずに暮らしてきた猫の
ことです。ほとんどの人が猫を可愛がるとまではゆかなくとも、
その存在を煙たく思う、敵視するようなことはあまり考えにくいと
これまで思っていました。
けれどもその猫をめぐり、人間のエゴとは実に測り知れないほど深く、
おぞましいものなのだということを改めて知ることになったのは、
ついこの間のことでした。

3年と少し前、関西のとあるバードバスにおいて、春の立ち寄り
コマドリを皆で撮影していた折に、シロハラという冬鳥が出てきた。
シロハラがバードバスにいるとコマドリが出てきにくいと考えた
あるカメラマンが、あろうことか石を投げつけ、そのシロハラを
殺してしまったという事件が起きました。
この件について、私は私の拙ブログ上で思うところを述べ、また
2013年の6月の本通信(第23回「風の音にぞ…」)でも触れさせて
いただきました。
あれから3年以上の月日を経たある日、拙ブログに一つのコメント
が寄せられたのです。それを要約します。

ある日、このバードバスを通りかかったら、カメラマンたちが
騒いでいる。何かと見てみたら、猫がバードバスの鳥を狙って
いる。カメラマンの一人が、シロハラのときとまったく同じ
ように石を投げつけると、頭部に命中。
「ゴツンとおとしたで。頭やで」と皆で爆笑。
(コメントいただいた方が)注意すればよかったが、ご存知の
通り柄の悪い連中で勇気が出なかった。

シロハラ以降、私は人が多く集まるフィールドからは足が遠く
なってしまったので、こうした事例が引き続き散見されている
かは知る由もなかったし、遠ざけてもいたのでしたが、こうして
実際に同様のことが起こってしまう、しかも同じ場所で起こって
しまうという事実を前に、深く落胆してしまうことを禁じえません。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_95/toku4.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第78回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

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第78回  ヌマムツ
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鳥ではなく、おさかなです…。

よく鳥見をしている近場の野外活動施設には、人口の池と水路が
あります。ここには年中、カワセミが数羽居ついていますが、ここで
写真を撮る人はいません。
大した広さではありませんが、年中、カルガモがいて、冬には
マガモなどもまざります。池には錦鯉が飼育されていて、
ミシシッピアカミミガメが住み着いています。

この池から流れ出ている人口の水路、普段は、ザリガニやドジョウ、
その他小さな魚ぐらいしか見られませんが、夏になると、きれいな
オレンジ色をした大きめの魚が目立ち始めます。
どうやらヌマムツのようで、この人口の池と水路は、川と何らかの
形でつながっているようです。川面とはかなりの高低差があるので、
どうやって昇ってきているのかはよくわかりません。
ポンプで吸い上げられてきているのかもしれません。
とにかく謎は多いですが、鳥が目立たない時期、目を楽しませて
くれる貴重な生き物です。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_95/toku5.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

 

━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 「ユンソナの勝手につぶやき・・」(by ユンソナ) は休載させていただきます。

━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
http://digisco.com/staff/staff.htm


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【編集人】 勝山博昭(katsu)
【発行人】 石丸喜晴

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