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         デジスコ通信 第109号 (2016年12月16日号)
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みなさん、こんにちは。

え〜と…、今年は年8回の発行に戻る予定でしたが、これで7回目。
もう1回出すのはさすがに無理ですので、残念ながら目標達成できず です。

さて、今年は11月に首都圏で雪が降ったりと変な気候が続いていますが、
そのせいか、冬鳥たちが多く感じます。鳥たちにとって良いことなのかは
わかりませんが、見る方、撮る方にとっては有難いですね。
この状態がいつまで続くかは不明なので、今のうちに存分に楽しんで
おきたいところです。 年が明けたらガラっと変わってしまうかもしれませんしね。


(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
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 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

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◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・DIGISCO.COM ジンバル雲台 GIM-01
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや

▼野鳥観察情報▼
◎ <第68回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第90回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第81回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第49回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第79回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼ 東海デジスコ倶楽部プラス提供記事 ▼
◎ 「オシドリの魅力」…… by ネオポン

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

 

 

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最新デジスコ用品情報
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デジスコの実力
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今回はデジスコでカワセミを撮り続けている
方のHP紹介です。

カワセミを写す場合、デジイチの長玉(400o〜850o)を
使った高性能一眼レフで撮影している方が多いと思います。
なぜなら、動きがあり、羽が広がっている姿を写したいと
いう要望があり、デジスコの画角よりはるかに広い状態で
写し、必要があればトリミングして大きくして使用する。

撮像素子が大きいのでダイナミックレンジや画素数が多い
ので1/4サイズに切り取っても十分に使えます。
ISO感度は高すぎると画質に影響を与えますが、
シャッター速度を高めるために高ISOでも写せる大きな
撮像素子は有利となります。もちろん、AFも進化して、
以前はカワセミサイズだと追いつかないことが多かった
のですが、最新のカメラはやってのけます。

しかし、今日、ご紹介する かんばんやさんは
デジスコ一途、しかも飛翔写真もトマリモノもデジイチを
上回るクォーリティーで撮影されています。
私のように何回かに一枚だけ凄いのが写せた・・・という
レベルではなく、ほぼ毎日創意工夫をして撮影されて
います。まずはHPをご覧になってください。いやいや、
勉強することが多いし、なんか見ているだけで写しに
行きたくなります。もちろん、ご自分のフィールドと
被写体のことを熟知して予見した撮影をイメージできなければ
このような撮影はできません。

皆さんが使っているデジスコと機能的にはそんなに
大きな差のない機材です。焦点距離が長いデジスコの特徴と
撮影のアイデアを絶やさずに写されている姿は素晴らしいと
思います。

まずは、下記URLで「かんばんやの四季彩翡翠」を
ご覧いただき、刺激を受けてください。

 

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■かんばんやの四季彩翡翠
http://blog.livedoor.jp/kanbanya1959/

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┗■ (株)デジスコドットコム

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◇ DIGISCO.COM ジンバル雲台 GIM-01
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先日、ニシオジロビタキの出ているフィールドに
行ってきました。200人を超えるカメラマンの相手を
する一羽のオジロビタキ君も大変だなぁ〜って思いました。

実は、デジスコでこのジンバル雲台を使うのは
定番なのですが、少なくとも6名のデジイチカメラマンが
これを使用しているのを確認しました。

重心と回転軸が同一のジンバル構造はデジイチ撮影にも
有益なんですね。
500o以下クラスであれば強度的にも問題なく使用できます。

デジスコだけではなくデジイチの撮影にもオススメです。
是非、お使いください。

 

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■ジンバル雲台 関連記事
http://www.digisco.jp/blog/archives/cat51/index.html

■ジンバル雲台 GIM-01 商品案内
http://www.turboadapter.com/product/gim_01.htm

■GIM-01 Yahoo、商品ページ
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/0k060001.html

■ジンバル雲台 中古品販売コーナー
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/1bbd5b302ba.html

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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

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おもいっきりお楽しみ下さい!!

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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第68回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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第68回 村おこしに思う
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各地で、鳥をネタにした村おこしや観光客の誘致が行われています。
私が、訪れた主なところは、天売島のウトウ、釧路のタンチョウ、
佐渡のトキ、伊豆沼のガン類、松之山温泉のアカショウビン、三宅島
のアカコッコ、吉備高原のブッポウソウ、八代のナベヅル、荒崎の
ツル類、国頭村のヤンバルクイナなど。私は行ったことがありません
が、このほか瓢湖のハクチョウ類、豊岡のコウノトリ、四万十の
ヤイロチョウが有名です。

規模も取り組みもさまざまなため、定義するのは難しいものが
あります。ただ、モニュメントがある、客を当て込んだ宿泊施設や
土産物屋がある、行政のパンフレットやサイトでそれを謳っている
などの共通点があります。

これに加え、小規模なものを上げておくと、芽登温泉や中標津の
シマフクロウ、奥庭の亜高山帯の小鳥、八東のコノハズクなどが
あると思います。いずれも人数の違いはあれ、そこで収入を得て
いる人がいることになります。

鳥の種類も違えば、越冬地か繁殖地、数の少なさや多さ、さらには
地方色も加わって、それぞれ事情が異なります。

たとえば、天売島はウトウが30万羽とも60万羽いると言われています。
コロニーに戻ってくるウトウを観察できるエリアは数100m四方の
エリアで、全エリアから見れば微々たるものです。
さらに、時間は午後8時まで、道は一方通行で逆周りはできないこと
になっています。私が訪れたときは数10人の観光客がいて、携帯で
写真を撮ろうと追いかけることはありました。しかし、カモメ類が
ウトウから雛に運んできた魚を奪うほうが、よほど影響があると
思いました。まあ、問題ないかなと言ったところです。

同じく北海道のサロベツ原野のシマアオジ、数は数番でしょうか。
広い原野なのですが、いると言われているのはサロベツ湿原センター
の前です。ほかにもいそうなのですが、この前にいると情報を
解放して、他の個体を守るということでした。これは、一つの
アイディアだと思いました。

佐渡のトキは、緊張感がありました。越冬期に行ったのですが、
距離の保ち方がわからないのです。たまたま、研究者の方と話す
ことができて、木の上にいるときは50m、田んぼでは100m以上と
聞き、その条件を守りました。

吉備高原のブッポウソウは、webサイトにはブッポウソウのいる
場所の地図が公開されていて、さらに注意として50m以上離れる
こと、20分以上立ち止まらないことなどがかかれています。
これは、ある意味たいへんありがたい情報で、支障なく観察して
鳴き声を録音することができました。

いちばん困ったのは、八代のナベヅルです。私が行った頃は、
10数羽でした。村落の入り口には「ツルの里」と書かれた支柱が
あり、望遠鏡が置いてある野鶴監視所というセンターもあります。
ここには、観光バスもやってきます。村おこしで、ウエルカムの
印象があるのです。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_97/toku1.htm

 

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□ <第90回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
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第90回 憧れのセントポール島(アラスカ)に行ってきました
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アラスカのベーリング海に、セントポール島という島があります。
この島にはエトピリカやツノメドリ、ウミオウム、コウミスズメ、
ハシブトウミガラスなどの海鳥のコロニーがあり、アカアシミツユビ
カモメやチシマシギ、ユキホオジロ、ツメナガホオジロなども繁殖
しています。そんな憧れの島に、今年ようやく行くことができました。

セントポール島へは、成田からシアトル、アンカレジを経由して
渡ることになります。時差があるのでややこしいですが、初日の
夕方便で成田を発ち、現地時間では同日の午後にアンカレジに
到着しました。まずはホテルにチェックインし、高緯度地域なら
ではの日没の遅さを体験しながら周辺を探鳥しました。
そして2日目、DILLINGHAMを経由してセントポールへと渡りました
が、約30人乗りの小型機で3.5時間ほどかかりました。

セントポール空港に着いてターミナル(というより待合所)に
入ると、なんとそこはホテルに直結しています。ホテルといっても
簡素な作りの施設で、平屋の宿泊棟が2列あるだけなのですが、
交通と宿泊の機能が集約されているのは便利です。ちなみに食事は
毎食、車で街の食品加工場に移動してブッフェスタイルでとることに
なります。加工場の作業員用食堂が開放されているようなイメージ
ですね。

島の探鳥は車での移動が基本で、人数によって乗用車やマイクロ
バス利用となりますが、運転手は島のガイドを兼務しています。
少人数だと他の観光客と同じ車になることもあるようなので、
自分たちの希望通りに鳥見したいなら、ある程度の人数がいた方が
良さそうです。

さて、肝心の探鳥情報ですが、島の南部や南西部の海辺の崖地には
比較的大きな海鳥コロニーがあり、崖地にとまったり、周辺を飛び
回るエトピリカやツノメドリなどの海鳥が間近で観察できます。
写真も撮り放題状態で、滞在中は何度か訪れるチャンスもありますが、
時間帯によって状況が異なったり、雨模様の日やガスがかかる日も
多かったので、条件がよければ集中して撮影した方がよいですね。
また場所により、フルマカモメやチシマウミガラス、アカアシ
ミツユビカモメなどがいる崖もありますので、ガイドには積極的に
希望を伝えるべきだと思います。今回の観察でもっとも興味深かった
のは、コウミスズメの営巣環境に多様性がみられたことです。
他の海鳥同様、切り立った崖地でも繁殖していましたが、島南西部に
ある直径50センチ前後の石の浜も積極的に利用している様子が確認
されました。石の浜を人間目線の高さで飛び回ったり、石にとまって
警戒する様子は、まったく予想もしていませんでした。

今回、アカアシミツユビカモメは海辺の崖地では見られません
でしたが、陸地の湖畔では数十羽が観察されました。たいていは
ミツユビカモメの群れに交じる形で見られましたが、一緒にいると
プロポーションや翼上面の色の違いもよくわかりました。

 

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_97/toku2.htm

 

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□ <第81回>藤川  友敬さん 「知床から」
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第81回 白い髭?
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12月に入り、気温が-10℃以下になり寒い冬を迎えている。
そんな寒い中でもエゾシカは食べ物を求めて動き回っていた。
たまたまエゾシカの雄に出会った。遠くから見たときは、首元に
白い塊がついていて、GPSロガーが取り付けられた調査個体かと
思ったが、近づいてよく見ると、握りこぶしより大きな雪玉
だった。雪の中に顔を突っ込んで、食べ物を食べている間に
固まってしまったのだろう。サンタクロースのような白い髭を
たくわえたようなエゾシカ。重たそうな髭だが、気に掛ける
様子もなく、森の奥へ去っていった。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_97/toku3.htm

 

 

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━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第49回> 風の音にぞ…
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第49回 晩秋、そして初冬に思う
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秋の終わりから初冬、そして厳冬期に入ってしまう少し手前までの
季節が、殊のほか好みです。
まだ光に強さが残り、樹々の紅葉なども華やかな時季が去り、
けれども冬ざれて色味のほとんどない厳冬にまでは至らない、そんな
いかにも日本的な曖昧な移行期の風景が妙にココロに染みるのは、
私だけなのでしょうか。

 謙虚なる 十一月を 愛すなり (遠藤梧逸)

 この季節の楽しみの一つは、里を彩る柿の実に集まるメジロを
はじめとした小鳥たちを見ることです。元々目に入れても痛くない
ほどメジロをこよなく贔屓にしている私ですが、くわえて柿の
色合いを添えてとなると、これはもう私にとっては三ツ星級のこれ
以上はない“ご馳走”には違いないのです。

またこの時季、とくによく晴れた小春日和には越冬蝶の姿をよく
目にします。厳冬期になれば葉の裏などでじっと寒さをやり過ごす
越冬蝶たちですが、この時季の暖かさを慈しむように飛び回る姿は
健気というほかはありません。

さて、メジロや越冬蝶の撮影が一段落し、季節が晩秋から初冬に
差しかかると、足?く通うフィールドがあります。
本通信で以前に何度かふれたことがあるのですが、地元に比較的
規模の大きい治水のための調節池があります。元々葦原が広く
拡がる原野だった所を、それこそ20年以上もの工事期間を経て漸く
完成した調節池です。
葦原が猛々しく拡がる原野だったころは、小さな池がそこここに
点在してはいたものの、草原性の生き物が数多く棲息するフィールド
でした。特に冬季、ベニマシコ・カシラダカのような小鳥がたくさん
いて、沼には多くのカモ類も飛来していましたから、それらを狙う
猛禽類―オオタカ・ノスリ・ハイタカなど―も常時見られました。
もう時効でしょうからそっと書きますが、工事中ゆえ立ち入り禁止の
その葦原にそっと入り(そんな地元のカメラマンの先輩が5人ほど
いていつしか顔見知りとなり、様々な野鳥観察の仕方や情報を提供
していただいたものです)タカ類やコハクチョウやベニマシコ、
ミコアイサ、クロハラアジサシなどを夢中になって撮影しました。
年により多くのウソが飛来したことも。

ただ当時は、私の知る限り冬の鷹(チュウヒなど)を見ることは
ありませんでした。(私が知らなかっただけかもしれませんが)
ところが積年の工事が漸く終えた頃から、晩秋の頃になるとチュウヒ
がやってきてひと冬を過ごすようになったのです。年によりハイイロ
チュウヒが居つくこともありました。
(今年も一度雌の通過個体を観察しました)
北の大きな遊水池や広大な葦原のある河川敷ならいざ知らず、都内
からわずか10km程度の所で、絶滅危惧種TBに分類されるチュウヒが
見られることはまことに貴重なことです。ところが、なにせ毎年必ず
複数個体を秋から春先までいつでも見られるので、地元ではさほど
有難がられることもなく、けれどもそんな人の思いなど我関せずと、
チュウヒはいつも悠然と湿原の上をV字飛行しています。
チュウヒの他に観察される猛禽は、オオタカ・ハイタカ・ノスリ・
チョウゲンボウ・ハヤブサの常連に加え、時折りはミサゴ・
コミミズク・ハイイロチュウヒなども顔を見せてくれます。

 

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_97/toku4.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

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■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第79回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

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第79回  最近の冬鳥
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この冬はお散歩や鳥見が楽しみです。

まず野鳥の数が多い。私のメインフィールドでは、最近は以下の
ような感じです。

フィールドについてまず、遠くの空を見ていると、カラスに混ざって
猛禽類がとんでいますが、常連である、トビ、ノスリ、オオタカ、
チョウゲンボウ、冬鳥のコチョウゲンボウ、コミミズクのほかに、
ここでは珍しい、ハヤブサやミサゴも空を舞っています。
ミサゴなんて、何を食べるつもりでここにいるのか、川の流れは細く、
沼もないため、ブラックバス等は期待できず、食べごろのサイズの
魚がいない。いるとすれば…
公園や野外施設の池に飼われている鯉たち…。この池周辺で一番
見かけるけど、まさかね…
そういえば、近年少なかったチュウヒ類も目につきますね。
猛禽以外では、カラス類、カモ類、ヒヨドリ、ツグミ類、そして
タゲリが良く飛んでいます。
また、早朝、夕方は、ハクチョウが通過していきます。

葦が生い茂った湿地周辺を歩くと、あちこちから「パチパチ」と
いう茎を割る音が聞こえます。多くはシジュウカラやメジロの
仕業ですが、オオジュリンもちらほらと。よく探してはいませんが、
コジュリンもいるかもしれません
セイタカアワダチソウも混ざっているため、上のほうにはベニマシコ
やカワラヒワなども目立ちます。
下のほうにはアオジ、そしてクイナやヒクイナ、バンなどが歩き
回っています。湿地の縁にはタシギがいることもあります。
いきなり足元から数羽飛び出してビックリさせられます。

→ 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_97/toku5.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

━━◇◆東海デジスコ倶楽部プラス提供記事◆◇━━━━━━━━━━━━━

■ …【ネオポン】……………………………………………………………………
□  「オシドリの魅力」   (ツリスガラ 2016年12月号から)
■ ………………………………………………………………………………………

水鳥を撮り始めた頃は見る鳥全てが新鮮で夢中でシャッターを
押していましたが、徐々に要求も高くなり普段見かけない鳥を
求める様になりました。当地ではトモエガモ、ミコアイサ、
ヨシガモは比較的普通に見ることが出来るのですがオシドリとの
出会いが無く、冬になるとオシドリを求めて近隣界隈の池へ
出かける様になりました。最初の出会いは確か滋賀県の三島池だ
ったと思います。この池は自宅から1時間程で行く事が出来、
オシドリまでの距離も30m〜50m とデジスコ初心者の私には絶好の
フィールドでした。しかし、この池も工事が始まるとオシドリが
近づかなくなりいつの間にかオシドリの姿すら見かけなくなりました。

三島池のオシドリはどこへ行ったのだろう? 滋賀県内の大きい池を
探した所、西池と犬上ダム湖で確認する事が出来ました。それから
ですが三重県にもオシドリはいるのではないか?と思い滋賀県での
探鳥経験をもとに三重県でのオシドリ探しが始まりました。錫杖湖、
菰野調整池、北勢中央公園、井坂ダム湖、藤池、高松海岸、八手俣川、
君ヶ野ダム湖などで確認し、後日神路ダム湖や安濃川にもいるよ!
との情報も戴いております。

三重県でもいろんな所で見ることが出来る事を知ったのですが、
とにかく警戒心が強くデジスコでも豆粒程度にしか撮る事が
出来ません。そんな折り愛知県の「オシドリの里」の存在を
知りました。ここは東海デジスコ倶楽部でもオフ会を行った事が
有りますが、水の綺麗な渓流でオシドリ達が泳ぐ光景は今も目に
焼き付いています。ここではオシドリを呼び戻す為にドングリを
蒔いています。但し、蒔くところは決してオシドリ達に見せない
ように気を使っているとの事でした。理由は人間が餌を蒔いて
いる所を見せると人間を怖がらないようになるので密猟等の危険
性も有るし、あくまで自然のままの姿を残したいとの事でした。
尚、撮影や観察はブラインド小屋から出来るのでドアップで撮る
事も出来ます。オフ会では2羽のヤマセミが現れるというサプ
ライズも有りましたね!

  → 続き、及び「ツリスガラ」の他の記事はこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_97/tsurisugara_22.pdf

 

 

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━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 「ユンソナの勝手につぶやき・・」(by ユンソナ) は休載させていただきます。



━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
http://digisco.com/staff/staff.htm


─────────────────────────────────── ■□■━━━━━━━━【DIGISCO.COM】━━━━━━━━■□■
【編集人】 勝山博昭(katsu)
【発行人】 石丸喜晴

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