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         デジスコ通信 第113号 (2017年7月6日号)
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みなさん、こんにちは。

蒸し暑い日が続きますね。本格的な夏になる前から気温も結構高く、
これからどれだけ気温が高くなってくるんだろう、と不安になってきます。
皆さん、昼間に撮影に出かけられる際は、熱中症にならないように
健康管理には充分に気をつけてください。

今週は七夕。
夜、晴れていたら夜空をスコープや双眼鏡で眺めてみるのも、たまには
いいかもしれません。


(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
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 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

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◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
 ・KOWA「TSN-554 PROMINAR」「TSN-502 PROMINAR」
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
 ・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ ジャパンバードフェスティバル2017
全日本"鳥"フォトコンテスト(BIRD-1グランプリ)
◎ ジャパンバードフェスティバル2017

▼野鳥観察情報▼
◎ <第72回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第94回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第85回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第37回>「ユンソナの勝手につぶやき・・」…… by ユンソナ
◎ <第53回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第83回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

 

 

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最新デジスコ用品情報
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興和から新しいスコープが2種発表されました。
デジスコにとっては非常に嬉しいニュースです。
注目は55o口径のプロミナーブランドを冠した
PROMINAR TSN-550シリーズ。
直視型(554)、傾斜型(553)。
884、774、664と名器が続きついに554です。

そこで、今回は「TSN-554 PROMINAR」と
「TSN-502 PROMINAR」についてお話します。

 

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興和光学株式会社
スポッティングスコープ
「TSN-554 PROMINAR」「TSN-502 PROMINAR」
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●TSN-554(直視型)の特長・一言印象!

1)55mm口径、フローライトクリスタル(蛍石)搭載。
え〜〜!新設計の蛍石レンズなんだ!
2)すべてのガラス(レンズ・プリズム)に
多層膜コーティング。おお!
3)微動・粗動のデュアルフォーカス。
2回転で全域フォーカス。これは速い。
4)軽量&コンパクト。
実は後述の500シリーズが軽すぎるのですが、
大きさの割にはズッシリ感。
5)15〜45倍のズームアイピース搭載。
カメラ合わせはこれから、スマホはバッチリ。
6)被写界深度が新鮮。
884の3倍ぐらいはある深度は、ある意味すごい。
わかる人にはわかる。
7)お値段は20万円ちょい。
774+アイピースと悩みますが、良さを理解すると◎。

もうひとつがTSN-500シリーズ。
ノーマルレンズだけど、けっこう見える。
しかも、小さく軽いい。撮影もできる。
なんと言っても「安い」。
これはこれで一本欲しいスコープです。

 

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●TSN-502(直視型)の特長・一言印象!

1)50o口径、ノーマルレンズだけど良く見える。
2)とにかく軽量&コンパクト&安価
24p、400g、3万円ちょい 欲しい・・・買えそう。
3)20〜40倍ズームアイピース装着。けっこう良い接眼です。
4)最短合焦距離2.5m 虫・花いけます。
5)スマスコには手軽で最適。
600o相当でそこそこ明るいはず。

私の使命は、スマスコ以外でどんな使い方ができるか、
いや、ミニデジスコを構築できるかであると思います。
もちろん、スマスコとの撮影対比も必須ですね。
接続アタッチメントの開発もありかと・・・

 

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「野鳥写真研究室」にて、インプレッションや ミニデジスコレポートを連載予定です。
■野鳥写真研究室
http://www.digisco.jp/

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■興和光学株式会社スポッティングスコープ
「TSN-501 PROMINAR」「TSN-502 PROMINAR」
「TSN-553 PROMINAR」「TSN-554 PROMINAR」
http://www.kowa-prominar.ne.jp/

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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

 

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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◇ 【でじすこや】から大切なお知らせ
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まず、最初に店長の冨野さんが6月末、
一身上のご都合で退社されることになりました。
11年にわたり、お世話になった皆様に
心より御礼を申し上げるとともに
引き続き【でじすこや】をご愛顧頂けるように
との伝言を預かっております。

さて、今後は・・・主(あるじ)が
兼務ということで、冨野店長のように
キメ細かい対応は難しいと思いますが
精魂込めて骨身を惜しまず、
皆様のデジスコライフをお手伝いいたします。
体力不足や、多少のまだらボケはありますが
気力で頑張ります。どうぞ宜しくお願いします。

とりあえず、引継でバタバタしていますが、
【でじすこや】ブログに、いろいろ情報を
掲載させて頂きます。
是非、ブログにお立ち寄りください。

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■野鳥撮影・デジスコ機材のネットショップ 【でじすこや】公式ブログ
【でじすこや】主(あるじ)の日記
https://blogs.yahoo.co.jp/turbo_0711

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━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ◇◆◇ 〜デジスコドットコム・デジスコ倶楽部協賛イベント〜 ◇◆◇

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○ ジャパンバードフェスティバル2017
○ 全日本"鳥"フォトコンテスト(BIRD-1グランプリ)
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全日本"鳥"フォトコンテスト作品募集開始!!
応募締切は、8月14日(月)必着!
皆さま、どしどし応募しましょう!!!

全日本鳥フォトコンテスト(BIRD-1グランプリ)は、
日本最大級の鳥のイベント“ジャパンバードフェスティバル”の
実行委員会が主催する野鳥写真の公募展です。

グランプリ作品には、文部科学大臣賞(生態・行動部門)、
環境大臣賞(環境部門)が授与されます。
入選作品は、ジャパンバードフェスティバル2017
期間中(2017年11月4日〜5日)、
我孫子市生涯学習センター「アビスタ」2階の
ミニホールにて展示するとともに、
JBF公式サイトとBIRDER誌にも掲載されます。

また、ご応募いただいた作品は、
そのほとんど全てを展示される予定です。

鳥の写真を通じて、鳥や自然全般への興味・関心を
深めるという環境教育の趣旨をご理解いただき、
皆さんの力作をお寄せください。

■詳細はこちら
○全日本"鳥"フォトコンテスト2017
http://www.birdfesta.net/jbf/b1.html

 

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○ ジャパンバードフェスティバル2017
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11月4日(土)〜5日(日)に
ジャパンバードフェスティバル(JBF2017)が
千葉県の我孫子で盛大に開催されます。

お近くの方、野鳥・野鳥撮影などに興味を
お持ちになられた方は是非この機会に
【野鳥の祭典 JBF2017】にお立ち寄りください!
皆様のご来場、心よりお待ち申し上げます。

■ジャパンバードフェスティバル2017の公式HPです。
行く前にチェックしてくださいね!
http://www.birdfesta.net/

 

 

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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第72回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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第72回 夜の鳥は暗い中で撮る
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今回、文一総合出版から出版された『鳴き声で調べる野鳥図鑑』の
制作にあたっては、新鋭の野鳥カメラマンS原さんといっしょに
仕事をしました。この本は四季で野鳥を分けているため、それぞれ
季節の扉に風景の中で録音している私の写真が必要だということに
なりました。今年の春に発行するには、去年の秋では間に合いません
ので、2年前の秋から取材がはじまっています。編集者のS水さんの
こだわりです。そのため、始めた時は、S原さんはまだ大学院生で
学業の合間をぬって上京して取材してくれました。

若いとは言えプロカメラマンのS原さんとの仕事は、とても面白く
興味深いものでした。鳥を研究し海外での留学経験もありますので、
言葉は少ないものの内容が濃い話ばかり。また、鳥の習性を理解し、
それを写真に捕らえようという姿勢を強く感じました。

たとえば今回、彼がこだわったのはヨタカです。夜行性の鳥だから
夜のヨタカを撮りたいというのです。ネットで、画像検索すれば
ヨタカの写真は山ほどでてきますが、昼間の写真です。図鑑に
載っているヨタカの写真もほとんどが明るい光のなかで撮影されて
います。そのため、ヨタカは目をつぶっているか、眠そうな目を
しています。こうした写真の多くは、渡り途中のヨタカでしょう。
昼間休んでいるか、寝ている写真なのです。

もちろん、夜のヨタカは目を開けています。暗闇のなかですから
瞳孔が開き、光の加減では赤く見えます。S原さんは、こうした
ヨタカを撮りたいというのです。

ところが、私が毎年ヨタカの声を聞きに行っているダム湖への道は、
土砂崩れで通行止めになったままとの情報。そのため、日光の鳥
仲間のA部さんに助けを求めました。A部さんは、栃木県内のヨタカ
ポイントを古い報告書から探し出しては出かけて、再発見をする
という地道な調査をしています。

そのA部さんの案内で、栃木県北部のダムへ行きました。ダムサイト
で日没を待ちます。夕暮れ時のダムサイトは静かです。サルが1頭、
私たちを興味深げに見ながら歩いて行きます。遠くでアカハラが
さえずり、それが止むと夜の鳥の世界になりました。ヨタカは、
日没とともに鳴き始めました。ただ、谷間で鳴いていてなかなか
近くにやって来てくれません。そのうちに、暗くなるし寒くなって
きて、そろそろ帰ろうかと諦めかけたところで、広い駐車場の
草地に1羽がおりているのを見つけました。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_101/toku1.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第94回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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第94回 ヤイロチョウとヒガシシナアジサシ
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東アジアのみで繁殖するヒガシシナアジサシは1961年に発見され
ましたが、20世紀後半には絶滅したものと考えられていました。
しかし2000年、台湾の馬祖に設置された海鳥保護区において、ごく
少数が繁殖していることが明らかになりました。
ヒガシシナアジサシのビデオを撮影した本人に会いましたが、
たしか、オオアジサシのコロニーを撮影した映像を見て、あとで
気づいたのだったと思います。その後は中国や韓国でも小さな
コロニーが発見されましたが、今でもごく少数の生息が分かって
いるだけの世界的な希少種であることに違いありません。
6月下旬、鳥仲間の強い要望を受けて数年ぶりに馬祖列島に行って
きましたので、ついでに訪ねた台湾本島の成果と共に紹介したいと
思います。

馬祖列島は5つの島からなり、ヒガシシナアジサシを見るには南竿か
北竿に滞在します。島の大きさはたいして変わりませんが、街の
規模や賑やかさ、台北からの航空便の数は南竿の方がすぐれています。
ヒガシシナアジサシ自体は北竿周辺の無人島に生息していることが
多いので、今回は北竿に宿泊しました。今年、生息が確認されたのは
北竿北西の鐵尖という小島で、北竿の港からは小舟で15分程度で到着
します。島にはオオアジサシが300羽程度おり、ヒガシシナアジサシは
その中に数羽混じっていました。大きさはオオアジサシより気持ち
小さい程度ですが、全体の色が白いので、慣れればすぐに分かるはず
です。当初から指摘されていたのですが、今回の訪問では、潮の
状況によって島にいるアジサシの数が大きく変わることを実感
しました。結果として、満潮時には島にいるアジサシの数が多くて
距離も近く、ヒガシシナアジサシも見られたのですが、干潮時には
アジサシ自体の数が非常に少なく、ヒガシシナアジサシは見られ
ませんでした。また島や海上では、マミジロアジサシやエリグロ
アジサシ、ベニアジサシも観察できました。

数年ぶりに訪ねた馬祖では、ヒガシシナアジサシは数羽しか確認
できませんでした。4月下旬の調査時には20羽ほどいたらしいの
ですが、この数年で数が増えた様子はなく、決して安定的な状況
ではないようです。

今回は馬祖に2泊し、3日目の午前中に台北に戻りました。
本島での皆さんの希望はもちろんヤイロチョウでしたが、今回は
アジサシを優先したため、ヤイロチョウには半月近くも遅い時期
でした。また、ヤイロチョウといえば台湾中部の湖本村周辺が
有名で、今回もその周辺を訪ねる予定でしたが、沖縄にも被害を
及ぼした台風2号の影響で6月中旬に大雨が降り、とくに台湾中部
では、道路や施設のみならず、ヤイロチョウ自体の繁殖にも大きな
被害がでてしまったのです。ヤイロチョウどころの騒ぎではなく、
探鳥計画自体を大きく見直すことになってしまった…と思って
いたら、現地のガイドさんが、まったく異なる地域のプランを
用意してくれました。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_101/toku2.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第85回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第85回 草原のキツツキ
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ここ数年、フレペの滝遊歩道周辺でよく鳴き声を聞く野鳥がいる。
比較的大きな声で「ケェケェケェ」と遠くからもよく聞こえてくる。
アリスイの声だ。キツツキの仲間なのだが、樹に取り付くように
止まり、樹をたたいて採餌することをほとんどしない。
また営巣する際に、樹に穴を開けることはなく他のキツツキ類の
古巣を利用したり、樹洞を利用することで知られている。今回は
樹に止まっているのではなく、草原の高茎草本の上にいた。
キツツキなのに草の上にいるというのも面白い。
おそらく、フレペの滝遊歩道草原部の林縁や周辺樹林で繁殖して
いるのだろう。特定のソングスポットがいくつかあるようで、
移動しては鳴き、移動しては鳴きを繰り返している。
地味目な色の野鳥だが、面白い生態をもっており興味の尽きない
野鳥だ。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_101/toku3.htm

 

 

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━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第37回> ユンソナの勝手につぶやき・・
■ ……………………………………………………………………………………

 (離島発ユンソナの勝手につぶやき)

前回のつぶやきから随分と時間がたってしまいました。
前回はアカショウビンの郷が久しぶりに賑わった事や、カラフト
ワシが塒を変えるほどにメガソーラが自然や鳥さん達にとって
決して優しいものでは無いことなどの話をしました。

今回は、春の渡りの時期に南西諸島を上って来る鳥さん達が通過
するであろう島々に思いを馳せ、如何に楽をしながらこれらの
鳥さん達と遭遇出来るかを考察しながら試しに動いてみた今年の
成果をつぶやいてみようと思います。

なぜ島々だったのかと言いますと、珍鳥が見れる場所の範囲が
極々狭い範囲に限られている事が理由の一つにあげられます。
珍鳥のメッカのひとつに鹿児島県の野間岬があります。
陸続きで手軽に行け、ヤツガシラやクロウタドリ、
ホオジロハクセキレイといった鳥さん達が毎年決まった時期に必ず
見れる場所という好条件で、こちらの方が場所としては良さそうに
思えるのですが・・・・・・・

また、舳倉島並に珍鳥の見れる場所として人気の出て来た鹿児島県
トカラ列島の「平島」は人口66人、面積2.08平方キロという
小さな島ですが、こちらも近くに中之島という大きな島があり、
珍鳥もそこそこに出ている島があるにもにも拘らず人気が高いのは
その珍鳥が見れる範囲が極めて狭い事にも原因があるように
思われます。

トカラ列島

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%A9%E5%88%97%E5%B3%B6

平島
http://www.tokara.jp/profile/taira.html

中之島
http://www.tokara.jp/profile/naka.html

トカラ列島では渡り鳥の他に「アカヒゲ」という珍鳥が繁殖
しています。
アカヒゲは南西諸島と男女群島のみに生息が確認されている
日本固有主で、国の天然記念物に指定されています。(森林総合研究所・
定期刊行物より)

南西諸島を上って来た鳥さん達の一部(?)は鹿児島県の野間岬
(笠沙)に上陸します 
ここも珍鳥の宝庫なのですが、範囲が広く、なかなかいろんな
鳥さんに同時に巡り合えるという訳にはいかないのが難点です。
ただ、宮崎からでも2時間半ほど、陸続きで高速で近くまで行ける
と言うメリットがあります。
毎年ヤツガシラの時期はヤツガシラに逢いに野間岬に行く事に
していますが、年々その数が減り、撮る場所が荒れてきている
気がしているのは私一人でしょうか・・
ヤツガシラの時期はホオジロハクセキレイ、シベリアハクセキレイ
や運が良ければクロウタドリなどにも逢う事が出来ます。
キガシラセキレイ、ズグロチャキンチョウなども見られるようです。
笠沙から至近距離の枕崎ではワキアカツグミが撮れたことがあります。

 

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_101/toku4.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第53回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

─────────────────
第53回 常ならず
─────────────────

梅雨の頃はというと、平地では留鳥や草原性の夏鳥の繁殖・子育て
のシーズンではありますが、冬季や渡りのシーズンに較べて、鳥の
数はうんと少なくなります。まあでも基本的に草原に暮らす鳥が、
とても地味ではあるけれど好みなので、この時季は、鳥見を始めた
頃から農地や葦原に足繁く通っています。

ただここ数年、少なくとも私の地元では、目に入れても痛くない
ほどの愛鳥・セッカが激減してしまっています。勢いセッカを撮影
する機会も減りました。また、毎年コヨシキリやヨシゴイが営巣
する、これも地元の美しい田園と葦原に彼らの姿を見なくなりま
した。(今季ヨシゴイは少し復活しているようですが)
考えられる原因は、前者(セッカ)の場合は、一にも二にもセッカ
が営巣する河川や遊水地の土手の草を、年に何度も、こんな言い方
をすると関係者の気分を損ねるかも知れませんが、それこそ鬼の
ように刈ってしまうからだと思われます。
後者(コヨシキリ・ヨシゴイなど)の場合は、葦原の減少(これは
農家の方が手入れをしている結果なので、やむをえません)と、
農地を囲む堤防のかさ上げ工事が大きく影響しているようです。
少なくとも5羽以上の雄のセッカの声が常時聞こえていて、つい
この間までコチドリやコアジサシなども営巣にやってきていたのが、
まるで遠い昔のできごとのようです。

一つの環境が、未来永劫に渡って変わらないということはもちろん
あり得ません。人為的な影響による変化も多いでしょうが、年月の
経過で更新される自然(例えば植物相であるとか)もあります。
いずれにしても人の世と同じく、自然も常に変化してやまないと
いうことなのでしょう。

シアワセは、永遠に続くことはないんですね。
もっともフシアワセも、永遠には続かない…、かな?

下の2枚は以前に撮影したものですが、この2種も草原性の鳥を
代表するようですね。
(※ 編集者注:Web版を参照してください)

夏は、鳥は少ないけれど、虫は多いです。ですからせっせと近所を
歩いてみます。虫の種類はあまりにも多くて、またみながみなきれい
というわけにもいかず、よってどうしてもきれいな方を選択して
しまうのは人のエゴ。エゴと分かっていて、なおきれいな虫に
惹かれて足を運んでしまう自分は、実にデキテイナイ人間という
ことになります。(ナハハ…)

 

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_101/toku5.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第83回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

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第83回  ムクドリ、そしてちょっとコムクドリ-2017
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この時期、この連載でネタがないとよく取り上げる鳥。
それはムクドリとコムクドリ。
ちょうどこの時期、MFにはいっぱいいるのでネタには困らない
はず…なのですが、今年は非常に少ないです。桜の実が実った
ころにはそこそこいたのですが、1度姿をほとんど見ないぐらい
いなくなりました。

6月半ばぐらいになると、ようやくムクドリだけは姿が見られる
ようになりましたが、例年はこのぐらいの時期になると、2割から
3割ぐらいコムクドリを交えての大群となっていました。
今年はというと、10羽から20羽程度の群れがちらほら見られる
程度となっています。

→ 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_101/toku6.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


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DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
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【編集人】 勝山博昭(katsu)
【発行人】 石丸喜晴

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