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         デジスコ通信 第115号 (2017年10月27日号)
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みなさん、こんにちは。

10月に入ってから真冬のような寒さになったり、台風が直撃したりと、 気候の変動が激しいですね。個人的には今年は9月の一時期を除いて あまり秋らしさを感じられていません。季節は夏と冬しかなくなって しまったような感じもします。 鳥の渡りも私が歩き回るフィールドを見る限りでは少し混乱している ように見えますね…。

でも紅葉は緯度、標高の高いところから順調に進んでいるようです。 夏鳥、冬鳥が入り混じって、種類も多い時期ですので、紅葉と絡めて いろいろな野鳥を狙ってみましょう。


(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
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-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
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 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

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 をお誘いください。
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・キヤノン Powershot G9XmarkII 専用カメラブラケット『BR-G9X』
・キヤノン Powershot G9XmarkII 液晶フード『HD-30WMCカット品』
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ ジャパンバードフェスティバル2017

▼野鳥観察情報▼
◎ <第96回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第87回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第39回>「ユンソナの勝手につぶやき・・」…… by ユンソナ
◎ <第55回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第85回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼ 東海デジスコ倶楽部プラス提供記事 ▼
◎ 「宮城で鳥見(6〜8月編)」…… by ネオポン

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

 

 

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最新デジスコ用品情報
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【でじすこや】オリジナル商品
キヤノン Powershot G9XmarkII
専用カメラブラケット『BR-G9X』
…………………………………………………………

最近はプロダクト製品(大量生産)を作って
販売するということがなかなかできなくなって、
いわゆるクラフトショップのような手づくりの
メーカーになりつつあります。
これはこれでお客様には喜んで頂けるのですが、
一件一件に時間と手間がかかり、すべての
お客様に充分なサービスが行き届かない、
その中から良いノウハウが生まれても製商品に
反映することができず。良いものをPRすることが
できないというジレンマの繰り返しを感じます。

こんな時に助けてくれるのが昔からの仕事仲間や
お客様。「創ろうよ!」「PRしようよ!」
「こんないい方法もあるよ!」と激励を頂いて
おります。

例えば今回の新製品。ここ数か月、売れ残りの
BR-S95などを改造して「BR-G9X」を先行提供させて
頂いていました。10人以上のお客様にご使用頂き
好評を頂いております。

メカ的にはOLYMPUS、LUMIXなどの高級機での
デジスコが面白そうですが難しさも伴います。
中・上級者向けのシステムとしては堅調なのですが、
向き不向きがあり・・。

先行提供で、「CANON Powershot G9Xmark2」の
ようにデジスコに必要な機能しかなく、
余計なものがほとんどない、易しいデジスコは
買う人も売る人も選びやすいということを体感する
ことができました。

素材となるBR-S95は生産終了品で残りが7〜8台
あったものを手づくりで加工&フィッティング
するところから始まり、中間製品の部品の不足分を
工場に度々依頼していたら
「こんなにしょっちゅう注文するんだったら、
昔の加工プログラムに改良を反映して作れば
いいじゃん」という話になり・・・
新作で作ることになりました。

それで製品版【でじすこや】オリジナル『BR-G9X』を
新発売です。

なぜ、【でじすこや】オリジナルなのかと言うと、
株式会社デジスコドットコム製となると長期提供が
義務となります。カメラブラケットの場合、
カメラの寿命がありカメラ販売終了後も義務と
在庫が残り無駄になってしまうからです。
そこで、いつカメラが販売終了になっても売切れ
終了にできるショップオリジナルとしました。
もちろん、協栄産業・ホビーズワールド・
ユーシートレードなどのデジスコ専門店からの
ご要望があればお届けできます。

ついでと言ってはなんですが・・
G9X専用の液晶フードも作ります。
HD-30WMCの一部分を手づくりカットしたものですが、
工賃の1000円は販売価格に上乗せですが、準備します。

 

 

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┗■ (株)デジスコドットコム【でじすこや】オリジナル商品

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◇ キヤノン Powershot G9XmarkII 専用
◇ カメラブラケット『BR-G9X』
◆------------------------------------------------◆

11月初旬、50台限定新発売。

価格は未定ですが、税込30,000円程度を
予定しています。

究具04を介して適用アダプター付に
接合できます。
ローコストに済ませる場合はTA-W1+TA4シリーズ
という組み合わせもお勧めです。

◎製品写真
http://www.digisco.com/mm/dt_103/jpg/br_g9x_1.jpg
http://www.digisco.com/mm/dt_103/jpg/br_g9x_2.jpg
http://www.digisco.com/mm/dt_103/jpg/br_g9x_3.jpg

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■詳しい情報はこちら
http://www.digisco.jp/blog/archives/brg9x/index.html

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┗■ (株)デジスコドットコム【でじすこや】オリジナル商品

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◇ キヤノン Powershot G9XmarkII 専用
◇ 液晶フード『HD-30WMCカット品』
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11月1日発売開始。

デジタルカメラ用ルーペ付3インチ液晶モニターフードHD-30WMCの
一部をカットして液晶画面が操作できるようにした加工品です。

最近は液晶画面がタッチパネルとなり操作インターフェイスと
なることが多く、液晶フードを使っているといちいち着脱
しなければならず面倒なので、フード本体・台座の一部分を
バッサリ切り取り人差し指を入れて操作ができるようにした
ものです。

一般的には右手用ですが、お時間を頂ければ左手用もご相談を
お受けします。

価格:16,500円(税込)

 

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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◆---------------------------------------------------------◆
◇ 10月末、中古品大量アップします!!
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新製品BR-G9Xに使える究具04などお買い得な
中古品パーツを、大量アップ致します。

アップされる日時は【でじすこや】主の
気まぐれ次第・・・

いつどんな商品がアップされるのか・・・
情報をいち早くゲットする為に
【でじすこや】公式ブログのチェックをお忘れなく♪

 

■ 【でじすこや】公式ブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/turbo_0711

■ 中古品コーナー
https://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/c3e6b8c5c9.html

 

◆---------------------------------------------------------◆
◇ 送料の改訂について
◆---------------------------------------------------------◆

できるだけ送料を抑えて、お客様に素早く
お届けしようと努力をしてまいりましたが
運送会社の値上げなどに伴い、送料の改訂を
させて頂きます。

もちろん、従来通り一件20,000円以上
お買い上げのお客様には従来通り「送料無料」と
させていただきます。

お客様へご負担をおかけいたしますこと
大変恐縮なのでございますが、
どうかご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

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━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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○ ジャパンバードフェスティバル2017
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11月4日(土)〜5日(日)に
ジャパンバードフェスティバル(JBF2017)が
千葉県我孫子市手賀沼周辺にて盛大に開催されます。

お近くの方、野鳥・野鳥撮影などに興味を
お持ちになられた方は是非この機会に
【野鳥の祭典 JBF2017】にお立ち寄りください!
皆様のご来場、心よりお待ち申し上げます。

 

■日時:2017年11月4日(土)9:30〜16:00
2017年11月5日(日)9:30〜15:00
■会場:千葉県我孫子市
アビスタ・手賀沼親水公園・水の館
鳥の博物館・鳥博広場・山階鳥類研究所
■詳細:http://www.birdfesta.net/

 

 

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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□ <第96回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
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第96回 航空機バードストライクのデータ
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9月5日、羽田空港を離陸した日本航空の旅客機にエンジントラブルが
発生し、羽田空港に緊急着陸する事故がありました。ニュース映像
では、左エンジンが火を噴く様子が映し出されており、野鳥が
航空機などの人工物に衝突するバードストライクだった可能性も
示唆されていました。

最近では、風力発電の風車や大きな橋を作る際にも、鳥の渡り
状況や飛翔ルート、飛翔高度などを調べることもあり、我々も
調査に出向くことがあります。いい機会なので、航空機バード
ストライクの最近のデータを調べてみました。

国土交通省のウェブサイトでは、航空機関連のバードストライク
データが示されており、かなり細かく整理されています。試しに
最新の2016年版を検索すると、「2016(平成28)年バードストライク
データ」と、「過去5年間(H24-H28)の鳥衝突件数及び離着陸回数
1万回あたりの鳥衝突率」という2つのPDFファイルが提供されて
いました。前記ファイルでは、2011年から2016年までの衝突件数や
ニアミス件数、空港別の衝突件数、離着陸1万回あたりの衝突件数、
月別衝突件数、昼夜間別衝突割合、(鳥の)サイズ別衝突件数、
衝突種の内訳(科別・種別)、季節・時間帯別内分、飛行区分別
衝突件数などが整理されており、なかなか興味深い情報が含まれて
います。

まず、2011年から2016年までの衝突件数の推移を見てみると、
2014年まで増加していた件数が、その後は緩やかに減少して
いました。ちなみに2016年は1,626件の衝突事故があり、寸前で
回避されたニアミスも627件あったようです。

次に空港別の発生件数では、東京国際(羽田)空港の182件が
断トツで、以下、大阪国際(伊丹)空港の73件、成田国際空港の
57件、関西国際空港の50件、那覇空港46件、新千歳空港44件の
順で続きます。空港の規模から考えると不思議な順位ではありま
せんね。しかし、離着陸1万回あたりの衝突数をみると上位空港の
顔ぶれは変わり、紋別空港(北海道)の51.7件、実保飛行場
(米子鬼太郎空港)の36.0件、鳥取空港の35.7件、佐賀空港の
31.5件の順となります。紋別といえば北海道の北東部にあたり
ますが、空港の規模はとても小さかったと思います。そこで別の
資料を見てみると、紋別空港の2016年の衝突件数は4件となって
います。前述の東京国際(羽田)空港の182件と比較すると圧倒的に
少ないですが、事故発生率ベースで見ると順位が変わるのですね。
ちなみに、離着陸1万回あたりの衝突数を年間離発着数1万回以上の
空港でみると、佐賀空港の31.5件、出雲空港の21.7件、北九州空港の
20.8件の順になります。佐賀空港といえば、数多くのカモや
シギ・チドリ類が飛来する大授搦(だいじゅがらみ)に隣接しており、
バードストライクの多さが、こうした豊かな水辺の自然環境と関係
していることが伺えます。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_103/toku1.htm

 

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□ <第87回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第87回 頬袋
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原生林内では、冬の冬眠に向けてエゾシマリスが木の実集めに
奔走している。あっちへこっちへと駆けずり回っているのだ。
今年は、ドングリやヤマブドウなどの木の実が軒並み不作と
なっていて、動物たちにとっては厳しい年となりそうだ。
それでも必死に集めた個体は、頬袋をパンパンに膨らませて
巣穴に向かって駆けていく。
そして、巣穴の中に苦労して集めた木の実を、時にはヒグマが
穿り出してしまうこともあるようだ。なんとか乗り越えて、
来年もかわいらしい姿を見せてほしいものだ。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_103/toku2.htm

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第39回> ユンソナの勝手につぶやき・・
■ ……………………………………………………………………………………

前回は南の島での鳥見の話をしました。
今回は日本列島を一気に縦断して北海道での鳥見の話をしてみたい
と思います。夏の北海道・・・我々バーダーにとっては憧れの地
なのですが、なにせ南の果てからの遠征ですから、それなりの費用
と時間を覚悟しなければなりません。
今回は初参加の友人の体調(1月前に手術)も考慮し比較的短期間
で、無理の無い移動で、最大の成果をあげる・・という贅沢な
プランをたててみました。
 
概略はこうです。
1日目 早朝に宮崎を出発、羽田経由で旭川空港へ、空港で
レンタカーを借りて旭日岳へ(旭日岳温泉泊)
2日目 早朝に旭日岳(ギンザンマシコ)、昼から移動し朱鞠内湖
を経由しサロベツ原野(豊富泊)
3日目 早朝からサロベツ原野、昼過ぎに移動し紋別まで、
オムサロ原生花園で撮影・・・(紋別泊)
4日目 早朝から移動、知床峠 経由 羅臼まで、知床峠でギンザン
マシコ、羅臼でシマフクロウ撮り(羅臼泊)
5日目 早朝から移動、知床峠での撮影後に釧路に移動、釧路湿原で
撮影(釧路泊)
6日目 早朝から釧路湿原、昼に移動し釧路空港まで、羽田経由で
最終便にて宮崎帰着
 
さてさて、プランは隙のないもの(?)でしたが、結果はどう
だったのでしょうか?
「なにが無理の無い移動か・・・」と思われる方もいらっしゃる
でしょうが、そこは10歳から車に乗り、学生レーサーを目指した
ユンソナの暴走もあり(笑)、当初の予定より随分移動時間が
短くて済み、その分撮影時間に余裕が出ました。
しかしながら、理想的には同じ経路でも最低1日、時間的な余裕が
あればもう2〜3日は欲しいと思った旅でした。
 
北海道は都市部を除いては「交通特区」とし、「主要幹線道は
速度制限を100km」、「観光客の速度違反は注意のみ」・・
 
<何処までも真っ直ぐで、周りは畑だけの道路を、制限速度60km
で走ると退屈して眠くなって余計に危険!(笑)>
そんな馬鹿な考えが浮かぶほどに北海道は広大な土地でした。
 
さて肝心の鳥見の成果は・・といいますと初日と2日目の旭日岳
ではシャッターを押すことなく、帰りのロープウェーから岩の上の
ホシガラスが見えただけでした。
ただ、旭日岳では昔からの友人の丹波高山のYさんに逢え、また
別の場所でお逢いした事のあるMさんにも逢えるなど恒例の夏の
北海道らしさを感じました。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_103/toku3.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

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■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第55回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

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第55回 ノビタキだより
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秋は美しい季節です。目を奪う紅葉、命をかけた渡りを経てやって
来た鳥、まるで置物のようにつつましく咲く秋の草花、日を追う
ごとに少しずつ侘びてゆく野の景色…。目に焼き付けておきたい
自然がそこここに遍在しています。
けれども秋、私の視野はこれ以上はないというほどに狭くなって
しまいます。私の関心のほぼすべてが、一種の鳥に集約されて
しまい、他の事物に目が行かなくなってしまうのです。
仕事中も食事中も花や虫を撮っているときも、眠っている最中で
さえどこか上の空、私はその鳥のことばかり脳裏に浮かべては、
溜め息をついています。
本通信にエッセイを寄せるようになって今年で7年になりますが、
10月の本通信にその鳥が登場するのは、実に6回目となりますから、
これはもう病的なまでに“ホンモノ”なのではないでしょうか。

鳥の名はノビタキ(野鶲)。
学名:Saxicola torquata  英名:Common Stonechat  約13cm
初夏、本州では高原の開けた草地や牧草地などで繁殖する。夏の
終わり頃から徐々に標高の低い草地や農耕地に移動し、ここで
十分な休息(親鳥は子育ての疲れから回復しなければならない)と
栄養補給を行い、平地でも木々の紅葉が進むころ、越冬地である
東南アジア方面へと数千キロに渡る旅をする。

ノビタキのファンて多いと思います。小さくて愛らしくて…。
特に初夏から晩夏にかけて、高原などで子育てをする彼らが、
その習性から草花―代表的なものではレンゲツツジ・ニッコウ
キスゲ・コバイケイソウ・ヤナギラン・ホザキシモツケなど―
にちょこんとの乗っている姿が―成鳥でも幼鳥でも―なんとも
絵になるものですから、カメラマン受けするのでしょう。
初秋、彼らは里に下りて来ますが、ここでもヒガンバナや
コスモス、秋咲きのヒマワリなどに乗る姿が好んで写される
ようですね。

これはあくまで個人的な感興なのですが、私は里に下りてきた
秋のノビタキにとことん惹かれています。上記のような“花と
ノビタキ”もまったくもって素敵ですし、私自身何度か高原に
足を運んだこともあります。でもその内、ノビタキという鳥を
最もノビタキたらしめているのは、実は秋なのではないかと
気づかされたのです。
秋、子育てを終えたノビタキは、集団または家族単位で里に下りて
きます。繁殖中の雄は頭部が真っ黒ですが、里に下りてゆく途中で
その繁殖羽は摩耗し、地味な茶色に変身します。顔の周りに黒さが
残っている個体もけっこう見かけます。この段階で子どもたちは
自分で餌が獲れるなど、基本的には自立を果たしています。つまり、
秋の里でのノビタキは、春の命がけの渡り⇒求愛⇒巣作り⇒子育て
⇒教育⇒移動等の様々な内憂外患から解き放たれ、多分1年の内で
最もリラックスできる時間を過ごしているのです。
折しも里では、それほど華やかではないけれど、様々な秋草や秋の
花が咲き乱れ、彼らを受け止めます。秋色を背景に、そんな草や
花にはんなりととまっているノビタキの姿のなんと愛らしく、
儚げで、少し侘びしげで、そして里の優しげな自然に溶け込んで
いる様の美しいことか。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_103/toku4.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

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■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第85回>「鳥、鳥、鳥」
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第85回  2017-秋の鳥見
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9月〜10月の鳥見の成果(?)です。
デジスコで撮影した写真は…、見せられるものがありません
でした(-_-;) なので、今回も写真なしです。
9月は全体的に鳥が少なく感じました。森も草原も静か。
シジュウカラの声、ヒヨドリの声、モズの声、8月下旬から9月
上旬にはそれなりに聞こえたキビタキの声も聞こえなくなりました。
この時期よく聞こえるはずの声が非常に少なかったです。
鳥の姿も大きなカラスや猛禽類、サギ類、キジを除けばなかなか
見られず。

木々の下を歩くととにかく今年は毛虫が多く、ツバキやサザンカの
下を歩くと、頭に毛を束ねた角を持った毛虫(ドクガ科の幼虫)が
いっぱいぶら下がっていてヒヤリとしました。
それだけ天敵が少なかったということで、夏場から鳥が少なかった
ことがわかります。オオスズメバチも少なかったので、今年生まれの
毛虫たちにとっては幸運かも…と思ったらそうでもないようで、
毛虫同士の争いで落ちこぼれたのか、本来の食物でない草や木に
移動していかにも不味そうに少しずつ葉や茎をかじっている姿も
見られました。天敵がいなければ天国、て訳でもなさそうですね。
この毛虫の多さから、杜鵑類の滞在を期待しましたが、9月は初旬に
少しまとまった数が見られた程度でした。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_103/toku5.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

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━━◇◆東海デジスコ倶楽部プラス提供記事◆◇━━━━━━━━━━━━━

■ …【ネオポン】……………………………………………………………………
□  「宮城で鳥見(6〜8月編)」   (ツリスガラ 2017年10月号から)
■ ………………………………………………………………………………………

夏の鳥見は繁殖期の鳥見となるので出来るだけ恐怖心を与えない
よう、デジスコを担いで散策すると言ったパターンが多くなります。
宮城ではどのような所で繁殖活動をしているのだろうか?

@蔵王を中心とする亜高山帯及び山麓、
A池・湿地等の草原に対象を絞りました。

探鳥を始めて思ったのは東海地区と違って何処へ行ってもカメラマン
に会うことが無かった事です。必然的に自分の五感だけが頼りの
鳥見となり、鳥見を始めた頃の新鮮な時間を持つことが出来ました。

<蔵王>
平地が夏を迎える頃、蔵王はやっと鳥見シーズンに入り、小鳥達は
アオモリトドマツの梢で美声を張り上げています。中でも一際
目立つのがコマドリの嘶きで谷の方から聞こえてきます。
エコーラインの道路脇で囀る事も有りますが角度が急な為、逆光・
空抜けになりやすく撮影場所に苦慮します。
エコーラインから続くハイラインでは、早朝アカハラ、ウグイス、
アオジ、コマドリの囀りに合わせて、カッコウやウソが相槌を打つ
かのように鳴いています。この様な早朝のシンフォニーが聞こえる
ときは足下に雲海が拡がり、遠くに雪を被った朝日連峰・飯豊連峰
を見る事が出来ます。至福の時とはこんな光景を言うのでしょうね!

ハイラインの終点から登山道を頂上へ向かって進むと一際大きい声
で囀っているビンズイを見ることが出来ます。ウソのペアは黙々と
タンポポの種子を頬張っており人が近づいても逃げようとしません。
更に上へ向かって進むとイワヒバリが岩の上で囀っています。
また上空を見るとアマツバメやチョウゲンボウが飛んでいる所を
目にします。勿論、アマツバメは基本高速飛行ですが時々
チョウゲンボウと遊んでいる事が有るので、こんな時ならデジスコ
でも容易に撮る事が出来ます、是非トライして下さいね!

  → 続き、及び「ツリスガラ」の他の記事はこちらから
     ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_103/tsurisugara_23.pdf

 

 

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━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 「バードウォッチングのミカタ」(by 松田 道生さん) は、休載させていただきます。

━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
http://digisco.com/staff/staff.htm


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【編集人】 勝山博昭(katsu)
【発行人】 石丸喜晴

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