『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
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         デジスコ通信 第116号 (2017年12月7日号)
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みなさん、こんにちは。

寒くなりましたね〜。本格的な冬鳥のシーズン到来!、と思ったら、 私の地元ではあっという間にいなくなってしまいました。皆様の所は いかがでしょうか? いっぱいいるところにはいるのでしょうか? まだまだシーズンの序盤なので、これからの変化に期待したいところ です。

今年も残すところあとわずかです。なんか年とともに1年が短く なっていくように感じます(^^;。鳥見、鳥撮りともにやり残した感 がある方は、早いところ片付けて、よい年をお過ごしください。


(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
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 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

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◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・Nikon1 J5 VR10-30mmF3.5-5.6 PDZOOM ,18.5mmF1.8
・CANON Powershot G9XmarkII
・Panasonic LUMIX 20mmF1.7  GH5、G8、G9、GF9、GX8、GX7Mark2
・Panasonic LUMIX 12-32mmF3.5-5.6  GF9、GX8、GX7Mark2
・OLYMPUS M.ZUIKO25mmF1.8  OM-D E-M1MarkII、PEN-F
・OLYMPUS  M.ZUIKO 14-42mm F3.5-5.6 II R PEN-F ◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや

▼野鳥観察情報▼
◎ <第74回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第97回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第88回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第56回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第86回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

 

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

いよいよ年末、今年は3度の事務所移転という
事態に見舞われ、やりたい仕事・やるべき仕事が
できなかった一年でした(反省)
私どもを頼りにして頂いた皆様には大変な
ご不便をおかけしたことをお詫び申し上げます。
年末最後の移転を終了すれば引越ドタバタ劇も
終了となります。
2018年は「地に足が着いた仕事」を目指したいと
思います。

 

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最新デジスコ用品情報
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さて、毎年恒例となります。
2017-2018年のデジスコカメラについてです。
現在市販されているデジタルカメラでデジスコ
用途に物理的に使用できる機種は次のとおりです。

(1)Nikon1 J5 VR10-30mmF3.5-5.6 PDZOOM ,18.5mmF1.8
(2)CANON Powershot G9XmarkII
(3)Panasonic LUMIX 20mmF1.7  GH5、G8、G9、GF9、GX8、GX7Mark2
(4)Panasonic LUMIX 12-32mmF3.5-5.6  GF9、GX8、GX7Mark2
(5)OLYMPUS M.ZUIKO25mmF1.8  OM-D E-M1MarkII、PEN-F
(6)OLYMPUS  M.ZUIKO 14-42mm F3.5-5.6 II R PEN-F

※ミラーレス機は電子シャッター搭載の機種を
列記しましたが、先幕連写のメカシャッターでも
明るい日には写せます。
※同等機能の旧型ボディーも使える場合があります。

 

……………………………………………………………………
Nikon1 J5   VR10-30mmF3.5-5.6 PDZOOM/18.5mmF1.8
……………………………………………………………………

電子ビューファインダー(EVF)は搭載されて
いないのですが、V3と肩を並べる総合力が魅力です。
4K機能もありますが、フル画素でプリキャプチャー
撮影ができる「ベストモーメントキャプチャー」での
撮影は飛び出しモノをしっかり写せるので推奨できます。
AFをはじめカメラの応答性と速度は秀逸です。
耐ISO性も良いのですが連写シャッター速度の下限が
1/60秒と設定されておりISO感度を上げて1/60秒近辺
まで明るくしなければならず結果的に画像が荒れること
になります。もちろん、明るい環境なら持ち前の
高画質でしっかり写せます。

接続はFシリーズブラケットで2種のレンズに対応し、
スコープが単焦点の場合は10-30mm、ズームアイピースの
場合は18.5mmを推奨します。

V3が在庫払底となり2年ほど前から噂のあるV4に期待が
かかりますが、J5の機能や特性で充分にデジスコを
楽しめます。

http://www.digisco.jp/blog/archives/2016/09/nikon82edsnikon.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2016/08/nikon1v3j5vjnik.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2016/07/nikon1185f18te1.html

 

……………………………………………………………………
Nikon1 J5   VR10-30mmF3.5-5.6 PDZOOM/18.5mmF1.8
……………………………………………………………………

個人的にイチオシのカメラです。
PowershotGシリーズ最下位の位置付けですが、
上位カメラ(G1X,G3X,G5X,G7X)はセンサーや複雑な
レンズ機構で総合的な描写力を上げるために工夫が
なされており、スコープにマッチするカメラはありません。
しかし、G9XmarkIIだけは旧来のレンズシステムを使って
いるためか、スコープシステムと相性が良い結果となって
います。電子シャッターではないのですが、レンズ内に
配置された小さなメカシャッター(電子併用)で振動を
起こすことなく静かな撮影ができます。
連写速度も明るい環境なら8コマ/秒、暗い環境でも
シャッター速度縛りなく超低速シャッター速度撮影が
できます。チャンスがあれば最低ISOで肌理細やかな画質で
しかも高い解像感でビックリデジスコ写真が写せます。
名機SONY RX-100の高速連写版と言っても過言ではないで
しょう。プリキャプチャー機能は無いので飛び出しモノ
などの撮影には不向きです。

カメラブラケットも準備されているので安心して使えます
(50セットあり)。
小型・軽量・安価なカメラです。液晶ファインダーはもちろん
ありません。タッチパネル操作のため液晶画面操作をする
必要があり専用の液晶フードが必要となります。
改造液晶フードも作って解決しました。

デジスコカメラ買換えの方には絶対オススメ。質実剛健な
カメラです。単焦点接眼レンズ付のスコープの方には特に
オススメします。

http://www.digisco.jp/blog/archives/brg9x/index.html

 

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Panasonic LUMIX 20mmF1.7
GH5、G8、G9、GF9、GX8、GX7Mark2
……………………………………………………………………

マイクロフォーサーズLUMIXの該当機種はすべて
4Kフォトも装備されているので飛び出しモノと
いう飛翔写真が簡単に写せます。撮像素子サイズが
大きいことで若干システム全体が暗くなるものの、
薄暗い環境でも電子ファインダーは見やすく明るく
してくれるので助かります。
レンズのAF機能が遅いのでベテランの方は諦めて
マニュアルで写す場合もあります。20mm単焦点
レンズはズームアイピースとの相性が良くワイド端
(25倍1000mm)からケラレ無く設定できます。
光量のある環境であれば小型センサーでは及ばない
解像感と諧調を楽しむことができます。
このシステムの場合は電池・メモリの交換時に
ブラケットから取り外す必要があります。

http://www.digisco.jp/blog/archives/2016/09/panasoniclumixg_2.html
http://www.digisco.jp/blog/archives/2016/05/4k_1.html

 

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Panasonic LUMIX 12-32mmF3.5-5.6 GF9、GX8、GX7Mark2
……………………………………………………………………

AFに速度があり、画質や解像感も優秀なレンズです。
単焦点・ズームアイピースのついたスコープすべてに
マッチします。電池やメモリ交換も装着したまま
自在にでき、光学的な暴れ(明るすぎたり暗すぎたり)
も少なく安定感のあるシステムが作れます。
もちろん4Kフォトなどを含めたマイクロフォーサーズの
基本的な素質はすべて持ち合わせているのでオススメ
システムになります。

http://www.digisco.jp/blog/archives/2016/10/_lumix_1232mm_2.html

 

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OLYMPUS  M.ZUIKO25mmF1.8 OM-D E-M1MarkII、 PEN-F
……………………………………………………………………

M.ZUIKO25mmF1.8という優秀なレンズとOLYMPUSの
ハイエンドカメラを合わせて使いたいという
チャレンジャー向けのシステムです。
画質は間違いなく良いです。問題は光学的な暴れが
大きい事。初心者には手におえない現象が出ることも
あります。但し、使用できる条件の中で撮影できた時の
出来ばえは一味違います。さすが、ハイエンドカメラと
うなってしまことも度々。過去から今までで100枚
撮影して50枚残せることがあったカメラはこれだけ
かも知れません。
カメラの良さについてはLUMIX/オリンパスで調べて
みてください。コンデジでは体験できない「写真」を
体験できる可能性があります。

http://www.digisco.jp/blog/archives/olympusem1mark225f18/index.html

 

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OLYMPUS  M.ZUIKO 14-42mm F3.5-5.6 II R  PEN-F
……………………………………………………………………

E-M1のようにクラウン部分が出っ張っていると
カメラブラケットの形状の問題で装着できない
レンズもあります。また、スコープが単焦点の
場合はズームレンズがあると重宝します。
ワイド端F3.5はF1.8の倍ぐらい暗いと考える方も
多いようですが、もともと接眼レンズを通して
入る光束が細いのでレンズ中央だけの力で決まります。
明るさはあまり変わりません。一般的には
35mm算で40mm程度まではケラれるので2倍ズーム
程度ですが、1200mmから2400mmまでズーム撮影できる
メリットは大きいでしょう。このレンズも安価な
部類ですが優秀な結果をしめします。

http://www.digisco.jp/blog/archives/2016/02/2016210flumixol.html

 

さて、2018年にはどんなカメラやレンズが
出てくるのか楽しみな年になりそうです。
数年前のように毎年モデルチェンジや
マイナーチェンジというような開発合戦はなく
なってきているようなので、同じ機種を
長期販売するヨーロッパ的な企業活動になって
いるようです。デジスコパーツ開発もじっくりと
やれる気がします。

当社も良いカメラに出会った時にはしっかり
追いかけます。その節には皆様のアドバイス・
ご要望などお聞かせください。

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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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◇ 恒例の知床鮭!はじまっています。
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今年の知床は『例年になく、大不漁』ということで、
今回は『本場知床の鮭!大感謝年末セール』 は
厳しいかな〜っと思っていたのですが
例年鮭をお願いしています漁師のMさんに頑張って頂き、

「特ギン山漬け寒風干し」
「秋鮭オス山漬け寒風干し」
「お勧め!塩イクラ&醤油イクラ」
「漁師さん手作り塩スジコ」

を4種類を特別価格で分けてもらうことができました!!

今年は昨年に比べてご提供できる数量が
多少すくなくなっていますので、
どの商品もすぐに完売してしまう恐れがあります!
お買い求めはお早目をオススメいたします。

■ 本場知床の鮭!大感謝年末セール
http://www.digiscoshop.com/2017wintersale/index.htm

 

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◇ 年末年始 「スコープ中古品」たくさん出します!
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貯まりに貯まった中古品。
今回は特にスコープと双眼鏡!
ご期待ください。

■ 中古品コーナー
https://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/c3e6b8c5c9.html

 

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◇  2018年野鳥カレンダーのご案内
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毎年恒例、デジスコカメラマンから応募作品を
中心としたカレンダーが発売となりました。

毎年、【でじすこや】にて取り扱いを行っていましたが、
今年からは「ジャパン・プレス・フォト」社の
WEBサイトよりお買い求め頂けることとなりました。

 

≪2018年野鳥カレンダーのご案内≫

■詳しい情報はこちら
http://www.jp-photo.jp/pg282.html
■お申し込みはこちら
http://www.jp-photo.jp/application.html

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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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□  <第74回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
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第74回 いずれは歩む道
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先日、1937(昭和12)年に創立した日本野鳥の会大阪支部が80周年の
記念事業を行いました。去年は、京都支部が80周年でした。
日本野鳥の会は、1934(昭和9)年に創立ですから、さかのぼること
3年たらず。実は、両支部とも日本野鳥の会の創立以前から活動を
していた実績がありますから、もっと古い歴史があります。
ちなみに、東京支部ができたのは戦後のこと。当時は、全国の
会員数は数100人。中西悟堂の同人会の色濃いグループでした。
このあたりまでは老舗、第一世代と言えるでしょう。

そして、1970年に日本野鳥の会が財団法人になり事務局を構え、
数名の職員が雇われ、いっきに活動が活発になります。また、
全国で自然保護運動がさかんになった時代で、○○守る会と名乗る
団体がたくさんできました。そして、野鳥を守ろうという団体の
なかには支部になったものあります。このあたりが、第二世代だと
思っています。しかし当時、日本野鳥の会の会員数は2,500人前後
ですから、世間的には日本野鳥の会の名前は知られていませんし、
バードウォッチングという言葉もない時代です。

そして、1981年に日本野鳥の会の会員数は1万人となります。
その後、バブルがはじけた後も会員が増え1997年に5万人を突破。
アウトドアブーム、バードウォッチングという言葉の普及、さらに
日本野鳥の会が年末の紅白歌合戦に出演などの好条件が重なり
あった結果と言えるでしょう。

会員数が万単位となり、その人たちが10年以上のキャリアを積み、
そのなかにリーダーとしての力量を発揮できるようになった方が
出てきて、各地にバードウォッチングのグループができるよう
なりました。それが2000年前後、なかには支部になったところも
ありますが、その多くが任意団体として活動を続けています。
これが、第三世代でよろしいかと思います。

前置きが長くなりましたが、その第三世代も創立20年前後となり
現在、岐路に立っています。第一世代のグループは、もう何度も
世代交代を重ねていますし、歴史もあるので安定して今後も存在
し続けるでしょう。第二世代の支部はそれなりに活動をして
いますが、グループのなかにはネット上に名前が残っているだけの
会やここ10年以上、更新されてないサイトの会もあります。
しかし、活動しているグループは、少なくとも1度は世代交代をし
難関を越えていますので、これからも存続できるでしょう。

しかし、第三世代はこれからというところが多いのが実情です。
地方の支部のなかには、リーダーが高齢となり活動ができなくなり、
解散したところが出てきました。数10名の会員のなかから後継者が
育たなかったことが影響しています。また、都内でもリーダー、
会員ともども高齢になったために解散するというグループの話を
聞きました。日本人の4人に1人が65才以上の高齢者となった時代
ですから日本全体の問題です。そして、野鳥業界でもこの高齢化は
大きな問題です。そして、深刻なのはこの第三世代のグループでは
ないでしょうか。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_104/toku1.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第97回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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第97回 11月下旬・シーズオンオフ?の小笠原を満喫
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平成23年に世界自然遺産に登録された小笠原は、もちろん探鳥地
としても魅力的な地域です。島ができて以来、一度も陸続きに
なったことがない海洋島は独自の進化をとげ、固有種メグロ、
固有亜種アカガシラカラスバト、オガサワラノスリなども生息して
います。ベストシーズンはといえば、島の小鳥が活発に行動し、
この海域ならではの海鳥も観察される春〜夏でしょうが、今年は
11月23〜28日に行ってきました。

〈島の鳥〉
今回は母島2泊、父島1泊の行程でしたが、母島では集落を含め、
島の至る所でメグロを観察しました。数羽で執拗に追いかけあう
行動は面白く、来繁殖期に向けた軽いリハーサルのようでした。
空中で2羽が足を絡め合って落下すると、なんと私の頭に当たって
飛んでいきました。
アカガシラカラスバトは母島の各地で声や姿を確認。このハトは
秋から春が繁殖期で、すでに抱卵しているペアもいるようです。
おもしろかったのがオス・メスのやりとりで、積極的にアプローチ
するオスに対してメスの反応は冷たく、2日間にわたり、何度も
玉砕する様子が観察されました。しかし最後はオスが詰め寄り、
メスに飛び乗ろうとしたものの、交尾の寸前でとまっていた枝が
折れてまたもや撃沈。ちょっと気の毒でしたが、この2羽は、今期は
つがい関係になれないのかもしれませんね。ちなみに父島では観察
できませんでしたが、帰りの船で出会ったバーダーは神社周辺で
このハトを目撃したそうです。
オガサワラヒヨドリやハシナガウグイス、オガサワラノスリ、
メジロ(イオウトウメジロとシチトウメジロの交雑個体群)は
母島や父島の各地で観察されましたが、オガサワラカワラヒワは
母島で声を聞いただけ。やはりカワラヒワは手強いです。また前出
のバーダーによると、父島ではミヤマガラス約10羽とイスカ約30羽
を観察したそうで、撮影画像を見せて頂きました。今年はイスカの
当たり年ですが、小笠原にまで飛来したなんて驚きです。

 

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_104/toku2.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第88回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第88回 冬眠前に
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気温も一段と低くなり、朝の気温が氷点下になる日も増えてきた。
冬が差し迫ってきているのを実感する。ヒグマはまだ冬眠して
おらず、食べ物を探してウロウロしている。ヒグマは12月に入り、
根雪が積もり始めるころまで活動していることを知らない人の方が
多いだろう。
今年は、サケの母川回帰数が過去最低ということがニュースで
流れていたのを聞いた人も多いだろう。特に太平洋側の回帰率が
悪かった。日本海側やオホーツク海側は昨年の70%程との数値も
あった。このサケの遡上数の減少もヒグマにとって痛手のはず
だが、実はサケよりも、ここ数年は多くの生き物を支えている
ミズナラのドングリが、ずっと不作続きであることの方が影響は
大きいだろう。知床では、少し実ったもののあっという間に
消費されてしまった。ヤマブドウもサルナシの実りも悪く、
遡上数の少ないサケに依存せざる得ない状況なのだ。
この川の中を覗き込んでいるヒグマの表情が、悲しげに感じる。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_104/toku3.htm

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第56回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

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第56回 冬が来る前に
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こんなタイトルがちょっと的外れに思えるくらい、人々が外出の際、
厚手のコートやダウンを身にまとい、いくぶん背を丸め俯き加減に
歩く姿を11月の内から見られたように、例年よりずいぶん早く、
今年は冬が来てしまったようです。10月は長雨にたたられ、
ようやく天気が回復してきたと思ったら、小春と呼べるような日は
数えるほどもなく季節が進んでしまいました。
秋が短いのは、とても不幸なことです。なぜなら秋の、とりわけ
雑木林が鮮やかに色づき、様々な木の実が生り、柿が農家の庭先で
たわわに実り、そこに鳥や越冬蝶などが群がる晩い秋の風情ほど
私を虜にしてしまう景色はないからです。

そこで私は、少々焦り気味に、本当の冬が来てしまう前に、そんな
里の景色を、昔ならフィルムにということになりましょうが、
デジタル時代の今ならメモリーカードに、そしてもちろん己の網膜に
焼き付けようと野に山に足を運びます。
身近な鳥を、というのがいつもの個人的なテーマなのですが、こんな
晩秋の風景の中に、いかにも自然に溶け込む身近な小鳥たちの姿を
見ることで、私は深い充足感を味わうことができます。
幸せは、なんて書くと陳腐でしょうが、それでも敢えて幸せは、
ごく身近な景色や小さな鳥に内在するのだなと、改めて思わずには
いられません。これって、お金なんかでは決して買えませんね。

オールドファンならご存知かもしれない、今回の「冬が来る前に」
というタイトルと同じ歌があります。“赤い鳥”という、いまは
学校の音楽の教科書にもその楽曲が載せられるような優れた
フォークグループが解散し、デュオとして再出発したのが
“紙ふうせん”で、1977年に彼らが歌ったのがこの「冬が来る前に」
でした。
その二番の歌詞はこうです。

♪秋の風が吹いて 街はコスモス色
♪あなたからの便り 風に聞くの
♪落ち葉つもる道は 夏の思い出道
♪今日もわたし一人 バスを待つの
♪冬が来る前に もう一度あの人と めぐり会いたい
♪冬が来る前に もう一度あの人と めぐり会いたい

まあ、他愛のない失恋ソングなのですが、男女のデュオの
ハーモニーがきれいで、冬が来る前にというフレーズを思いつくと、
途端にこの曲がよみがえってくるのは、もしかしたら私だけでは
ないかもしれませんね。
でもまたなぜ「冬が来る前に」なんだ?
こんなフレーズを思いつく、ないし思い出してしまう己の性癖に
ついて、時折り考えることがあります。自分ではそのつもりは
なくとも、案外未練たらたら、過ぎてしまったことを引きずる
面があるのかなと、そうした情けない面がこんなところで
ヒョッコリ顔を出すのかなと疑い出したりしています。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_104/toku4.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第86回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

─────────────────
第86回  2017-秋の鳥見(その2)
─────────────────

11月からの鳥見の成果…。
相変わらず遠征はせず、近所の河川敷を中心に歩いています。
デジスコを含め撮影機材を持ち出したのは…わずかに3回。
最近、持っていくと外れが多いんですよね(^^;

10月中旬から11月初旬にかけて、ジョウビタキが順調に増え、
あちこちから元気な鳴き声が聞こえました。ツグミも日に日に数が
増えてきて、いい感じかな?と思ったら、ジョウビタキ、ツグミ
ともに急激に減りました。ツグミは12月最初の週末には数は回復
した感じですが、ジョウビタキは毎年姿が見られる場所のうち、
いるのは2/3ぐらい、といったところですね。アカハラ、シロハラ、
ルリビタキをまだ見ていませんが、これからですかね…。
10月中に目立ったカケスやアカゲラ、アオゲラはほとんど気配が
感じられなくなりました。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_104/toku5.htm

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

 

━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 「ユンソナの勝手につぶやき・・」(by ユンソナ) は休載させていただきます。

━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
http://digisco.com/staff/staff.htm


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【編集人】 勝山博昭(katsu)
【発行人】 石丸喜晴

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