『デジスコ通信』では、デジスコのおすすめ情報や最新情報を発信中。
随時更新!お見逃しなく!!

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         デジスコ通信 第117号 (2018年2月9日号)
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みなさん、こんにちは。

寒さもピーク、インフルエンザもピークで健康管理も大変な時期ですが、
日も長くなってきて、春が近づいていることも感じられます。
毎年、新年1号は1月中に、と思っているのですが、ずっと2月発行に
なっております。いや、サボっている訳ではありません(多分)。
こんな感じで、今年もマイペースでやっていきたいと思いますので、
よろしくお願いします。


(デジスコ通信 編集長 勝山)

皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
  ┗ mailto:info@digisco.com


-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-

 ◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
 できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
 した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
 流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
 皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。

 ◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
  出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
  
   DIGISCO.COMトップ
     ┗ デジスコ便利帳
          ┗ デジスコスタッフ連載一覧

 ◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
  遠慮していただくよう、お願いしています。
 
  ・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
  ・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
   (保護目的の給餌台も対象とします)
  ・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
  ・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
  ・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
  ・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
  ・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。

  削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
  スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
  あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
  していく上での最低限のルールとして導き出したものです。

  どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
 をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
 または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com


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☆━━━   ♪♪  デジスコ通信 メニュー ♪♪    ━━━☆
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▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・最新デジスコ用品情報について
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや

▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ CP+ CAMERA&PHOTO IMAGING SHOW 2018

▼野鳥観察情報▼
◎ <第75回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第98回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第89回>藤川  友敬さん 「知床から」

▼スタッフ、有志の連載▼
◎ <第40回>「ユンソナの勝手につぶやき・・」…… by ユンソナ
◎ <第57回>「風の音にぞ…」…… by 漂鳥
◎ <第87回>「鳥、鳥、鳥」……… by katsu

▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

北陸など日本海側にお住いの皆様におかれましては
大雪で大変なご苦労をされている様子が
SNSやニュースで拝見しています。
東京でもたった一日降り積もった雪で大混乱。
これが毎日と思うとご苦労をお察しします。
一日も早く状況が好転されることをお祈りしています。

さて、いよいよ平昌オリンピックの開催です。
私はスポーツはあまり得意ではないのですが、
映像で気になるのは取材クルーの持つ撮影機材です。
凄い機材が並んでいますが良く考えて見ると
チュウヒのねぐら入りのポイントに並んでいる
機材と同じCANONやNIKONでした。
さすがにデジスコは見あたりませんが
長玉が並んでいるのは楽しい光景ですね。

 

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最新デジスコ用品情報
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さて、デジスコに関する新しいニュースは
特にありません。

ただ、3/1から始まる
CP+(カメラと写真の展示会・パシフィコ横浜)を
ターゲットにカメラメーカー各社が
動き始めました。
現在(2018/2/9)までの注目は
OLYMPUS PEN EPL9 LUMIX DC-GF10・90、
もちろんG9やGH5Sなど上級機も魅力ですが
小型軽量でデジスコに使いやすい機種に
魅力があります。
もちろん、チャンスがありましたら
テスト&レポートさせて頂きます。

期待のNikon1シリーズですが
現在アナウンスがありません。
J5のできが良いのでとりあえずは
お客様におかれては満足されるでしょうが、
ちょっと元気が無いのが気になります。

CANONはG1XがMarkIIIに進化しましたが
デジスコにはG9XmarkIIががんばってくれているので
ユーザーとしては満足できると思います。
SONYのRX100を俊敏にしたようなモデルなので、
多くのデジスコユーザーから絶賛を得ています。
この機種が残っている限るデジスコユーザーは
安心していられると思います。
デジスコはG9XmarkIIで間違いないと思います。

SONY RX100についてはMarkIIIからVまでは
レンズにデジスコ適性が無いので
初代とMarkIIのみとなります。
ブラケットもカメラも市場から消えてきました。
でも、よく頑張ってくれました。感謝感謝です。

ということでCP+、注目です。
カメラだけではなく光学機器も注目です。
是非、横浜にお越しください。

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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆

┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

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◇ 【でじすこや】店主から皆様へ
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まず、最初にお詫びからです。
還暦過ぎの店主一人で運営しております。
充分なおもてなしができないばかりか、
速度も遅くお待たせすることも多いかと思います。

無理をするとミスをしますので、
申し訳ございませんができる範囲ですすめさせて頂きます。

昔から一緒にがんばって頂いている協栄産業さんや
ホビーズワールドさんにはデジスコを熟知されている
スタッフもいらっしゃいます。是非、ご相談ください。

そして、当社の北陸代理店ユーシートレードの
店主大野さんはデジスコのエキスパートでもありますので
遠慮なくご相談ください。

もちろん、当店もマイペースでがんばりますので、
デジスコに関することなら万承ります。
引き続きどうぞ宜しくお願いします。

 

◆---------------------------------------------------------◆
◇ 中古品大放出間近
◆---------------------------------------------------------◆

今回はスコープの良いのがたくさん出ます。
また、入門者向けデジスコカメラユニットも
組み上げてアップします。

  来週かなぁ〜〜〜(;^_^A

ご期待あれ!! 
いつものことですが『早い者勝ち』

 

■ 中古品コーナー
https://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/c3e6b8c5c9.html

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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◇◆ デジスコドットコム イベント情報 ◆◇◆

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○ CP+ CAMERA&PHOTO IMAGING SHOW 2018
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カメラと写真映像のワールドプレミアムショー

■開催日時:2018年3月1日(木)〜3月4日(日)
■会場:パシフィコ横浜/大さん橋ホール
■詳細はこちらをご覧ください
┗ http://www.cpplus.jp/

 

 

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━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□  <第75回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
■ …………………………………………………………………………………………

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第75回 シマエナガ・ブームに思う
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今、シマエナガがブームです。たとえば出版物を見れば、ここ
2、3年の間に写真集が4冊、表紙にシマエナガが写っている写真を
使っているのを含めると10冊以上あるかもしれません。出版業界が
不況のなか、鳥関係の本が世の中に出ていくことは同慶の至り、
喜ばしいことです。また、北海道のバードウォッチング・ツアーの
中には、シマエナガに会える、撮影できるというのが売りになって
いるものが出てきました。今まで、日本の鳥類の亜種がこんなに
注目を浴びたことがあったでしょうか。

このシマエナガ・ブームに乗ろうと、可愛い鳥、きれいな鳥と
いったコンセプトで企画された出版物も発行されています。また、
出版物ばかりではなく、可愛さが強調されたいろいろな商品が目に
付きます。世の中には、野鳥のキュート・レスポンスの刺激に満ち
あふれたアイテムが増殖している感があります。

ところで、私はこのシマエナガ・ブームを歓迎していないのです。
たしかに野鳥の魅力である可愛さを前面に出して、ファンを増やす、
営業を行うという手はあると思います。また、可愛い小鳥の写真を
撮って楽しむのも反対はしません。いいオヤジの野鳥カメラマンが、
可愛いシマエナガの写真が撮れたと言って目を細めるのは、けして
悪いことではないと思っています。

ただ、野鳥=野生生物を可愛いという側面だけを見る先には、
生き物をペットとして見る傾向に傾いていくのではないかと懸念
してしまいます。たとえば、かつて多摩川にアゴヒゲアザラシが
出現したときに「タマちゃん!」と手を振る子どもたちが報道され
ました。中には、餌を与えようとする人も出てきたりして騒動と
なりました。このときのアゴヒゲアザラシを見る目は、野生生物
ではなくペットとしての生き物になっていたと思います。
それ以降も、幾多の動物アイドルが出現しましたが、彼らが自然
の中で生きていくようすを伝えるよりも可愛さのほうが強調され、
個人の所有にしたい、ペットにしたいという欲求を持ってしまう
流れで紹介されてきました。ペンギンやカワウソの仲間がブームに
なると、どうしたら飼えるのかとネットで話題になることからも、
その傾向は強いと思います。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_105/toku1.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第98回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………

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第98回 ツリスガラが関東に戻ってきたら…
──────────────────────────

越冬するツリスガラが関東から姿を消して、すでに10年ほどに
なります。それまでは徐々に東へ分布を広げていたかに見え
ましたが、突如として姿を消してしまった印象です。
飛来しなくなった理由は分りませんが、この冬、久しぶりに
九州で観察することができました。
今回の九州探鳥は福岡から入り、佐賀県の東よか干潟→長崎県の
諫早干拓→熊本県→鹿児島県の出水・薩摩川内・隼人の順で
回りましたが、ツリスガラは東よか干潟、薩摩川内、隼人の
3カ所で観察しました。まず東よか干潟近くのヨシ原では、奥行き
40mほどのヨシ原でかすかな鳴声を確認。ヨシ原を見下ろすことの
できる堤防上から探すと、20〜30m先のヨシ原内で採餌する個体
数羽を発見。さらに見ていると、徐々に移動する個体が合計で
40羽ほどいるのに気づきました。
次に観察した薩摩川内の耕作地でも、奥行き30〜40mのヨシ原内で
鳴声を確認。ヨシ原の縁を移動しながら探すと、奥にあるガマの
穂をさかんにむしり取る個体6羽を発見しました。隼人でも同様に
河口のヨシ原で20羽以上を確認しましたが、2年前に同じコースを
回ったときにはまったく出会わなかったことを考えると、今年は
当たり年だったのでしょうか?

さて、本題はここからです。ツリスガラはメジロに似た細い声で
「チーチー」と鳴きますが、一緒にでかけた他の5名が聞こえないと
言うのです。参考までに、今回の鳥仲間は60代2名、70代前半1名、
80代前半2名、そして55才の私でしたが、私を含めて4名が
ツリスガラの声を実際に聞いたことがあります。つまり、姿を消す
前の関東ではツリスガラの声が聞こえていた3名が、今回の九州
3カ所では聞こえなくなっていたというのです。加齢による声の
聞きにくさはヤブサメが代表的かと思っていたら、ツリスガラも
同様だったのですね。帰宅後に大先輩から、ツリスガラの声も
ヤブサメに匹敵する高さがあることを教えて頂きましたが、関東で
姿を消したこの10年のうちに聞こえにくくなっていた方はその
事実にショックを受け、なかなか実感できずに混乱していました。

 

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_105/toku2.htm

 

■ …………………………………………………………………………………………
□ <第89回>藤川  友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………

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第89回 流氷上を飛ぶ
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知床に流氷がやってきた。流氷上にオオワシやオジロワシは
象徴的な野鳥といえよう。しかし、彼らだけが暮らしている
わけではなく、多くの種類の海鳥たちが氷の海で暮らしている。
流氷の隙間を探すと美しいシノリガモやホオジロガモ、
コオリガモ、クロガモ、キンクロハジロ、スズガモ、ビロード
キンクロ、カワアイサ、ウミアイサ、ハシブトウミガラス、
ウミガラス、シロエリオオハム、アビ、ヒメウなど実に多様だ。
日没近くに高台から流氷の海を眺めていると、ヒメウやカワイサと
思われる群れが次々と氷上を移動していく。
波の音もなく、冷たさが心地よい空気を吸いながら、さまざまな
海鳥をぜひ探しに来ていただきたい。

  → 詳しくはこちら
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_105/toku3.htm

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

━━◇◆スタッフ、有志の連載◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ …【ユンソナ】…………………………………………………………………
□  <第40回> ユンソナの勝手につぶやき・・
■ ……………………………………………………………………………………

今年最初のつぶやきで、これが私の最後のつぶやきになります。
早いもので第一回のつぶやきを始めてからもう8年もの月日が経って
しまいました。ターボさんのデジスコの写真に憧れ、デジスコを
初めてから13年、そしてデジスコ展でヤイロチョウの写真で
グランプリを頂き、その後デジスコスタッフに参加させて頂いた
事がきっかけで始めた連載でした。
 
最初は第一回目のつぶやきに書いたとおり1年間の連載のつもり
でした。デジスコや鳥に関する記事は他の方々がたくさん書いて
おられるので、なるべく違った方面からのつぶやきを心がけて
きましたが、原稿を書きながら、まあ何と沢山の趣味があった
ものかと苦笑いの連続でした。
これでは女房がボヤくのも当然だと密かに思ったものでした。
 
連載で紹介した趣味の他に、子供と一緒にモトクロスをやったり、
船やジェットスキーにうつつを抜かしたりと、まだまだ連載の
題材には事欠かないのですが、第40回目の連載をひとつの区切り
に・・と考えていた事と、15年間生活を共にして来た愛犬が
亡くなった事で女房が強度のペットロスに陥ったことで、自分の
趣味ばかりを優先してきた反省も兼ねて、しばらくは女房孝行に
励むことにしました。
 
最後のつぶやきは、愛犬の思いで話などをしながら終わりに
したいと思います。
 
我が家にチャッピー(愛犬の名前、ミニチュアダックス)がやって
来たのは、ちょうど15年前の1月の事でした。
ふらりと立寄ったホームセンターで「僕を買って、買って」と
必死に訴える子犬がいて、ついつい女房に相談することなしに
この子犬を買って帰る事になりました。
 
チャッピーという名前は「アイアン・イーグル」という映画に
出てくる退役軍人大佐の名前から頂戴しました。
 
「捕虜となった戦闘機パイロットの父を救うべく、その息子が
退役空軍パイロットの手助けを得て救助に乗り込んでいく」という
ストーリーの実に感動的な映画でした。
アメリカ空軍が撮影への協力を拒否したため、イスラエル空軍の
助けを借り、F15(イーグル)ではなくF16(ファイティング
ファルコン)が使用されたというエピソード付きの映画でしたが、
我々には鷹もハヤブサも共に親しみのある存在ですから問題なし
ですか(笑)

 

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_105/toku4.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

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■ …【漂鳥】………………………………………………………………………
□  <第57回> 風の音にぞ…
■ ……………………………………………………………………………………

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第57回 冬は猛禽
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年が明けたと思う間もなくはや如月(2月)。白梅がほほ笑み始め、
赤い寒椿が思いがけず積もった雪に身をすくめている、そんな
浅い春を迎えています。桜の豊潤が辺りをこの上なく幸せにして
しまう“爛漫の春”も、それはそれで謳歌したいものですが、
日脚こそ目に見えて延びてきてはいるものの、まだ寒風吹きすさぶ
野にさまよい出て、そんな“兆しの春”を探す“粋”こそは、
寒さに丸まった背をすっと伸ばし、思いや行いをまた新たにして
くれる、謂わば「更新の力」を宿してはいないでしょうか。

 一輪の 色をほどきて 梅匂う (稲畑汀子)

 

さてこの冬、例年以上に私は「冬の猛禽」にこだわってみました。

なべて猛禽類は、まったくもって魅力的な存在だとは多くの
バーダーが認めるところでしょう。留鳥のオオタカ・ハイタカ
・ミサゴ・ハヤブサなどはいつ見ても心躍りますし、まして山で
クマタカなどに出会えれば、もう有頂天を通り越して心臓が
飛び出てしまいそうです。サシバやハチクマに代表される春秋の
渡る鷹の姿を見ることも、またバーダー冥利に尽きるものがあり
ます。
そして「冬の猛禽」。
チュウヒなどの冬鳥としての猛禽は、また別の魅力にあふれます。
鳥たち自身がもちろんこちらを魅惑してやまないのですが、彼らの
棲息環境が私を惹きつける、もう一つの要因ともなっています。

冬の猛禽は広い農地・葦原・干拓地などに棲息しています。
冬ざれて、一見生き物など何もいないような茫漠とした風景が
どこまでも広がる曠野。枯れ葦、枯れ芒、枯れ草に被われただけの
寒々とした風景の、いったい何にひかれて彼らはやって来るので
しょうか。
ところが気をつけてその曠野を見てみると、思いがけず多くの
小さな生き物たちがそこには息づいていて、肉食である猛禽たちは
それらを狩って冬を生き延びようとするわけです。
棲息しているのは野ネズミ(カヤネズミ・ハタネズミなど)
・モグラ類・小鳥(スズメ・カワラヒワ・セッカ・ホオジロ
・ホオアカ・オオジュリン・カシラダカ・アオジ・ベニマシコ
・タヒバリ・ヒバリ・ジョウビタキなど)などです。
ネズミやモグラを人が見つけるのは至難の業。でも猛禽たちは
目で音で獲物を感知し、見事に捕えるのです。
一方小鳥ならば、注意深く曠野を見つめていればなんとか認識
することはできます。ただし彼らも常に猛禽の餌食になってしまう
脅威に晒されているわけですから、いったん飛び立ったにしても、
すぐに枯葦や枯れ草の中深くに飛び込んでしまいます。それでも
ホオジロなどは、比較的よく見える所に出てきますが、これは
多分に危険な所作と言わねばならないでしょう。
なかなか姿を見せない小鳥たちを同定するもう一つの方法は、
彼らが短く発する“地鳴き”の声を聞き分けることでしょう。
ホオジロ・ホオアカ・カシラダカ・アオジのようによく似た声を
出す鳥も多いので、これはもう耳で覚えるしかありません。

  → 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_105/toku5.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

■ …【katsu】…………………………………………………………………………
□  <第87回>「鳥、鳥、鳥」
■ ………………………………………………………………………………………

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第87回  年末年始の鳥見(2017-2018)
───────────────────

2017-2018の年末年始。
年末近くなって近所の河原ではようやく、林縁にアカハラ、
シロハラが姿を見せ始めました。全体的には鳥が少なく、
ヒヨドリやシジュウカラの声も少なめです。ムクドリが例年より
多い感じがするので、こまめにみていれば違った種類も混ざって
いるかもしれませんが、まぁ、首が疲れるので適当にしか見て
いません(^^;

元日には久々の遠征で、某遊水地にいきました。
風もなく澄んだ空をバックに、ハクチョウが編隊飛行で通過して
いき、水面には数多くの水鳥。藪にも多くの小鳥たちの気配。
猛禽もトビ、ノスリを中心にに多く宙を舞っていました。地元の
フィールドと比べると随分違いました。
久々にデジスコでいっぱい写真を、と思っていましたが、さぼって
いる分、なかなかうまくいかず…。カンが戻ってきたと思ったら、
きれいに見えていた山々が雪雲で見えなくなり、強風が吹き始めて
しまい、撮影はあきらめることに。
でも、久々にバードウォッチングをした、という気分になりました。

→ 続きはこちらから
      ┗ http://www.digisco.com/mm/dt_105/toku6.htm

 

  ∞∞∞ つづく ∞∞∞

 

 

*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*

 

━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
http://digisco.com/staff/staff.htm


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【編集人】 勝山博昭(katsu)
【発行人】 石丸喜晴

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