皆様からのデジスコに関するニュースの投稿や自薦・他薦を問わず
HPの紹介などは大歓迎です。すべてを記載することはできませんが、
下記アドレスまでお願いします。
┗ mailto:info@digisco.com
-*-*-*-*-*-*-*-*-*- DIGISCO.COMからのお知らせ *-*-*-*-*-*-*-*-*-
◆デジスコ通信はあくまでも個人の主観による判断で構成されています。
できるだけ客観性を持たせたいとは思うのですが、書籍のように吟味
した内容を正しい言葉で表現することはなかなかできません。自分達
流でのんびりと継続して行くことが大切と思っています。
皆様のご理解と応援を宜しくお願いします。
◆過去のデジスコ通信の過去の特集記事や各連載記事を一覧で見ることが
出来るようになりました。以下の順にリンクを辿ってください。
DIGISCO.COMトップ
┗ デジスコ便利帳
┗ デジスコスタッフ連載一覧
◆DIGISCO.COMの各掲示板へ投稿する上で、以下に該当する画像は
遠慮していただくよう、お願いしています。
・ストロボ使用など野鳥にストレスを与える方法で撮影した画像。
・ 餌付けや、餌付け撮影を助長する可能性のある状況で撮影された画像
(保護目的の給餌台も対象とします)
・営巣中の画像。(巣作り・卵・抱卵・雛・巣での給餌)
・背景などで営巣現場と特定できる場所で撮影した画像。
・オオタカなど絶滅危惧種のヒナや幼鳥の画像。
・その他、野鳥や自然に対し悪影響を与える恐れのある画像。
・市町村など詳細な撮影場所は開示しない。
削除等を含めた最終的な判断は、DIGISCO.COMのスタッフが行いますが、
スタッフそれぞれの線引きが違うため、基準があいまいに感じてしまうことも
あるかもしれませんが、時間をかけて話し合い、コミュニティーを円滑に運営
していく上での最低限のルールとして導き出したものです。
どうかご理解、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆役にたつと思われたり、面白かったり思われましたら是非お知り合い
をお誘いください。
◆役に立たなかったり、つまらなかったりと思われるかたは「配信不要」
または「ご意見」などご連絡ください。
◆ご連絡先 → mailto:info@digisco.com
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☆━━━ ♪♪ デジスコ通信 メニュー ♪♪ ━━━☆
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
▼ 製品情報(スコープ・デジカメ・アダプター・便利GOODSなど) ▼
◎ デジスコ用品情報
・カメラブラケット【BR-RX100VII】
◎ メーカー、ショップからのお知らせ
・でじすこや
▼デジスコ倶楽部からのお知らせ
◎ デジスコ通信最後にあたり……by pou
▼イベント情報(写真展・デジスコ説明会・デジスコ撮影会・オフ会など)▼
◎ ジャパンバードフェスティバル2020
全日本"鳥"フォトコンテスト(BIRD-1グランプリ)
◎ ジャパンバードフェスティバル2020
▼野鳥観察情報▼
◎ <第87回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
◎ <第110回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
◎ <第100回>藤川 友敬さん 「知床から」
▼スタッフ紹介▼
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
2020年は年始に始まった新型コロナ禍、
世界では1000万人を超える感染者と50万人を超える死者。
米中冷戦を中心にした争い。世界経済も大きく変わることが
予測されます。まずは疫病を収束させ、経済を落ち着かせねば
野鳥撮影などの趣味の世界も楽しむことができません。
皆で力を合わせて乗り越えましょう。
さて、デジスコ通信も最終回となってしまいました。
デジスコを楽しんで頂くことを目的とした活動も
いよいよ終盤です。近い将来、デジスコは「過去の撮影法」に
なってしまうかも知れません。デジスコに関わらせて頂いた
一人として「楽しい・面白い・ワクワク・ドキドキ」などの
体験をお届けできたのかな?と顧みることもしばしばです。
スコープやカメラなど光学機器そして専用アダプター。
さらにデジスコツアーなどを集計すると、2000年スタートからの
20年で100億円以上の 経済が動いたと計上できます。
一度でもデジスコを体験された方も10000人程度は
いらっしゃると思います。(ちょっと盛っています)
残念ながら現在は数百人規模となってしまいましたが
現役のデジスコーパーが「楽しい・面白い・ワクワク・
ドキドキ」を体験されています。
皆様に楽しんで頂き、根強いファンに育てられたデジスコは
野鳥撮影の一翼を担うことができたことで「文化」にまで
昇華させることができたのではないかと思います。
デジスコ通信は129回、平均1000通として延べ13万通を配信した
ことになります。有用な記事で構成されたメルマガとしても、
りっぱな実績ができたと思います。
読者の応援と筆者の記事提供そして記事の依頼から編集まで
尽力してくださった編集長はじめスタッフの皆様、そして、
制作の一部を終始応援してくださったスポンサー企業の皆様に
この場をお借りして御礼申し上げます。
デジスコに関する情報はデジスコ通信アーカイブス
「デジスコ通信配信履歴」に記録されています。
著者各位の記事について出版などのご希望がございましたら、
著者とご相談の上活用してください。
■ デジスコ通信配信履歴
┗ http://www.digisco.com//magazine/magazine.htm
今回で定期的に配信されるメルマガは終了いたしますが、
デジスコ情報に関してはブログ「野鳥写真研究室」、
facebookグループ「デジスコ倶楽部」などで配信予定です。
■ ブログ「野鳥写真研究室」
┗ http://www.digisco.jp/
■ facebook
┗ https://www.facebook.com/groups/245399176560093/?ref=bookmarks
デジスコに関わって頂いた皆様、一人一人に感謝いたします。
ありがとうございました。
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最新デジスコ用品情報
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◇ 【BR-RX100VII】 10台限定追加販売を開始します
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たーぼ♪設計の最後の製品となる
カメラブラケットBR-RX100VIIを販売します。
ご存じ、神カメラと言われている
Sonyサイバーショット【BR-RX100VII】(七代目)。
最新一眼レフα9IIに匹敵する機能を持ち、
小さく小気味よく動くコンデジをデジスコで
使いたいという思いを形にしました。
既に10台の先行実績があり、
使い勝手や出力(静止画・動画)とも
従来デジスコを凌駕しているシステムと言えるでしょう。
≪システム短評:たーぼ♪≫
過去に評価したデジスコシステムの中で
最も簡単に写せ、最も素早い反応を示した。
反応速度が圧倒的に速く正確なので
まばらに切り取られた映像の中に隠された
シーンを捉えることができるシステムです。
焦点距離は900o〜2800oと5000oまで写せる
システムに比べ、控えめではあるがデジイチに
比べれば2〜3倍の焦点距離で精緻な2000万画素の
写真を写せる。マニアックに特筆すると、
ワイド端が900oから使えることもデジスコとしては
メリットと言える。
従来が1300oぐらいであったことを思うと「引き」の
デジスコができる。
もちろん、センスのある人なら飛翔写真も写せるであろう。
■ ブログ「野鳥写真研究室」より
┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/2020/06/sony_rx100vii.html
┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/2020/06/sony_rx100vii_1.html
◎ 2つの問題点(制約)があります
(1)スコープは興和TSN-884/774、
接眼レンズには興和TSN-VA3を使います。
TSN-VA3は市販量も少なめで再販市場に
出にくい製品であること。
所有している、もしくは手に入る方だけの
楽しみとなります。
(2)製造素材がBR-P330を転用しており、
10個しかない。
100個単位で新規に作れば比較的安価で
作れるのですが、VA3必須という制約があり、
工業的に大量生産することは難しい。
そこでBR-P330を素材としてあるだけ
作るということにしました。
発売日程など詳細は決まっていませんが、
今月中には準備できそうです。
TSN-VA3の中古品入手については現在予定がありません。
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◇ カメラブラケット
◇ 【BR-RX100VII】(レリーズシステムなし)
◇ 価格:55,000円(税込)
◆------------------------------------------------◆
◆------------------------------------------------◆
◇ カメラブラケット
◇ 【BR-RX100VII】(SRS2シーソーレリーズシステム付)
◇ 価格:71,000円(税込)
◆------------------------------------------------◆
※シーソーレリーズSRS2に関しても
数量未定のため品切れになる場合があります。
■ お申し込みは以下のページをご参照ください。
◎ブログ「野鳥写真研究室」より
┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/2020/06/brrx100vii_1.html
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☆★★★★☆ メーカー、ショップからのお知らせ ☆★★★★☆
┏━━[ でじすこや ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
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◇ 【買いたし】急募:興和TSN-VA3中古品
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SONY DSC-RX100VIIでデジスコをなさりたいと
ご希望のお客様がいらっしゃいます。
フォト&ビデオアダプターTSN-VA3を必要としています。
レンズ・機構などに欠損の無いものであれば
30,000円(税込)にて買わせて頂きます。
◎ブログ「野鳥写真研究室」より
┗ http://www.digisco.jp/blog/archives/2020/05/tsnva3.html
ご不要の保存品などございましたらメールにてご一報ください。
■■■【買いたし】急募:興和TSN-VA3中古品 係
(e-mail) info@digiscoshop.com
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◇ 中古品大量アップします!!
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今月末にデジスコで使える中古品を大量にアップします(100点以上)
乞うご期待!!
・スコープ
・カメラ
・雲台
・三脚
・アクセサリー
■ 中古品コーナー
┗ https://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/c3e6b8c5c9.html
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━━◇◆デジスコ倶楽部からのお知らせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━
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○ デジスコ通信最後にあたり……by pou
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デジスコ倶楽部のみなさま
大変ご無沙汰いたしております。デジスコドットコムスタッフの
pouです。
皆様、覚えていらっしゃいますか〜?
デジスコ撮影に没頭した日々は、みなさんとの楽しい出会いの日々
でもありました。なかなかうまく撮影できない機材が、みるみる
すごい写真が撮れる様になった時の衝撃は、嬉しくもあり、そして
その喜びを皆さんと共有した日々がとても懐かしいです。
私が現在も続けている活動は、野鳥カレンダーの作成です。
カレンダーの写真を募集する時期(3月ぐらい)に皆様の撮られた
野鳥写真の応募をお願いするのが恒例となっております。
年1度の応募で集まってくる写真を拝見しています。
力作ぞろいで、写真を見ているだけでも楽しい仕事です。
是非、これは!という力作がございましたら、ご応募下さいね。
ブログで撮影された写真を掲載されている方のところに行って
応募していただけるようにお願いすることもあるかもしれません。
その際には、どうぞご協力頂けましたら幸いです。
不定期デジスコ通信で、カレンダーの応募のお願いは続くと思います
のでどうぞよろしくお願い致します。
近況:娘とともハンディ顕微鏡にカメラ押し付けて
「あ〜、アダプター欲しい!」とつぶやきながら、遊んでおります。
やっぱり、アダプターって大事ね〜!
pou
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━━◇◆イベント情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆◇ 〜デジスコドットコム・デジスコ倶楽部協賛イベント〜 ◇◆◇
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○ ジャパンバードフェスティバル2020
○ 全日本 鳥 フォトコンテスト 作品募集!!
○ 応募締切:8月16日(日)必着
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日本最大の野鳥写真フォトコンテストです。
デジスコ部門もあります。たくさん応募してください。
グランプリ作品には、文部科学大臣賞(生態・行動部門)、
環境大臣賞(環境部門)、
千葉県知事賞(クリエイティブフォト部門)が授与されます。
入選作品は、ジャパンバードフェスティバル2020期間中
(2020年11月7日〜8日)、我孫子市生涯学習センター
「アビスタ」2階ミニホールにて展示し、
ご応募いただいたたくさんの作品も、
そのほとんど全てを展示させていただく予定でおります。
■詳細はこちら
○全日本"鳥"フォトコンテスト2020
┗ http://www.birdfesta.net/jbf/b1.html
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○ ジャパンバードフェスティバル2020
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11月7日(土)〜8日(日)に
ジャパンバードフェスティバル(JBF2020)が
千葉県の我孫子で開催されます。
お近くの方、野鳥・野鳥撮影などに興味を
お持ちになられた方は是非この機会に
【野鳥の祭典 JBF2020】にお立ち寄りください!
皆様のご来場、心よりお待ち申し上げます。
尚、新型コロナウイルスの状況を鑑み、
安全に配慮し開催中止となる場合もございます。
■ジャパンバードフェスティバル2020の公式HPです。
行く前にチェックしてくださいね!
┗ http://www.birdfesta.net/
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
━━◇◆野鳥観察情報◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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□ <第87回>松田 道生さん 「バードウォッチングのミカタ」
■ …………………………………………………………………………………………
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第87回 長い間、ご愛読ありがとうございました
──────────────────────────────
たしか1993年のことだったと思います。
私が日本野鳥の会を退職した年で、念願の北海道東部を巡る旅を
しました。野付半島の先まで続く1本道を車で行くと、道ばたの
草原にタンチョウがたたずんでいるのが見えました。車を止めて、
そっと窓を開けて双眼鏡を取り出して観察です。ふと気が付くと、
後ろに車が一台止まりました。こちらと同じレンタカーです。
車から高齢者の男性がスタスタと降りて来て、三脚を広げ望遠
レンズを設置してどんどんタンチョウに近づいて行きます。
警戒したタンチョウは、飛び立ちはしなかったもののあっという
まに遠くに行ってしまいました。もう、写真にはならないと
判断したのか、くだんのカメラマンが車に戻ると走り去りました。
時間にしたら何分もない、あっと言う間の出来事でした。
文句を言う間もありません。たぶん私は、あまりの傍若無人の
振る舞いに口をぽっかりと開けたままだったのでしょう。
印象的だったのは助手席に座っていた高齢の女性、たぶん奥さん
でしょう。その間、タンチョウを見ることもなく、助手席に座った
ままで雑誌を読んでいたことです。
こんなひどいカメラマンに会ったのは、はじめでしたので良く
覚えています。
当時は、日本野鳥の会の会員数が1万人程度の時代で、珍鳥が出現
すると数10人のギャラリーが集まりはじめた頃です。ですから、
バードウォッチャー、野鳥カメラマンとも今ほど多くなかった時代
です。
その後、日本野鳥の会の会員は一時は4万人、2020年現在は35,000人
となり、バードウォッチャー、野鳥カメラマンとも、会員数の何倍
もの人数がいると推測されています。
それだけに、北海道であった高齢のカメラマン同様のマナー違反を
何度も体験しています。珍鳥ポイントで集団から抜け出して近づく
人は数知れず。餌付された珍鳥ポイントで、目的の鳥以外の鳥が
きたら「シッ」と追い払う人など、不愉快な思いをしています。
また、伝え聞く悪行の数々には憤りを感じざるを得ません。
ひとつに野鳥を大きくきれいに撮りたい、見たいという願望が、
野鳥へのプレッシャーになっていると思います。こうした願望を
カバーできる機材が、デジスコでした。なにしろ、今まで双眼鏡の
世界が写真になるのを望遠鏡の視野を写真にできるのですから
画期的なシステムです。小さくて警戒心の強い鳥を捕らえるのには、
最高の武器となりました。
さらに、この数年のデジタルカメラの発達により、1,000mm単位の
望遠効果が得られ、動きの速い鳥を捕らえることができ飛んでいる
鳥を止められるなど、カメラ機材の発達により野鳥写真の楽しみの
幅が広まり深まったと思います。
それだけに、野鳥写真を楽しむ人口は爆発的に増えたと言えると
思います。私の友人知人の多くも野鳥の写真を撮ることを楽しんで
います。多くの方が、たえずマナーを気にしながらの撮影には頭が
下がります。
問題を起こす野鳥カメラマン、加えてバードウォッチャーがいる
のは、人が多くなれば当然そのなかにはマナーのない人が出て
くるという、確率の問題なのかもしれません。分母が大きく
なれば、一定の数、こうした弊害が起きるのはどの世界でも
同じことです。
また、高齢の野鳥カメラマンに注意をしたら逆ギレされたなど、
高齢者の問題も野鳥の世界だけでない社会現象のひとつでしょう。
→ 詳しくはこちら
┗ http://www.digisco.com/mm/dt_117/toku1.htm
■ …………………………………………………………………………………………
□ <第110回>吉成 才丈さん 「野鳥観察・探鳥の極意」
■ …………………………………………………………………………………………
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第110回 撮影や識別ができる単眼鏡
─────────────────────────
夢が現実になりつつある時代になってきました。
先日、スワロフスキーから発売されたdG 8×25という単眼鏡ですが、
見たままの画像を撮影できるだけでなく、連動するアプリで種の
識別ができてしまうのです。カメラ機能が付いた双眼鏡というのは
以前もありましたが、すぐに見かけなくなりました。このdg8×25も
同じタイプのものかと思っていたのですが、仕組みはちょっと異なり
ます。本体は普通に単眼鏡として使えますが、本体には撮影機能も
あり、シャッターボタンを押すと、リンクさせたスマホに撮影
データが飛ばされます。ここで興味深いのは、撮影データを仲間の
スマホにも送れるという点です。
そして種名を調べたいときには、スマホのアプリで撮影画像を読み
込み、種の識別をするという仕組みなのです。つまりスマホには、
画像を受けとるアプリと識別アプリの2つをダウンロードすることに
なります。
識別のアプリはdg8×25と連動するものの、単体でも使用できます。
たとえば、スマスコで撮影した画像をアプリで読み込んで識別も
できますし、プリントした写真や雑誌などの写真をスマホで撮影
した画像でも識別することができるのです。いろいろな画像で
試してみましたが、なかなかの確率で識別できるのに驚かされ
ましたね。
ここまで読むと、「ついにバーダーの夢が叶ったか…」と、喜び
たくなるかもしれませんが、誰もが簡単に鳥見の達人になるには、
もう少し時間がかかりそうです。dg8×25のカメラは最低限の機能
しかなく、野鳥撮影によく利用される連写もできず、細かな設定も
できません。正直なことろ、野鳥を撮影する一般的なカメラと比較
すると機動性にも欠け、時代が逆戻りした感もあります。また
アプリに関しては、地域情報が日本に対応しておらず、識別される
日本の鳥の種類は多いものの、現時点では、種名が英名で表示
されるだけです。もし日本という地域に対応していれば、種名以外
にもいろいろな情報が提供されたりするので、ちょっと残念ですね。
→ 詳しくはこちら
┗ http://www.digisco.com/mm/dt_117/toku2.htm
■ …………………………………………………………………………………………
□ <第100回>藤川 友敬さん 「知床から」
■ …………………………………………………………………………………………
────────────────
第100回 ヒグマの親子
────────────────
知床では、クルーザーに乗船すると90%近い高確率でヒグマを
観察することができる。2時間30分ほどの乗船で10頭のヒグマを
観察することができた。運が良いときは、岸から100m程度の距離に
近づくこともあり、肉眼でも十分、ヒグマを認識できる。観察
できたヒグマの中にかわいらしい0歳の仔グマを2頭連れた親子に
遭遇できた。ヒグマは知床半島の海岸線から山岳の稜線まで活動
しており、この時期の海岸線では、エゾノシシウドなどのセリ科の
高茎草本、アキタブキなどの草本類やフナムシや貝、打ち上げ
られた海獣類の死骸などさまざまなものを食べて生活している。
エゾシカの増加に伴い、海岸植生の多様性が乏しくなり満足
できるほど草本類を食べられていない現状もある。
0歳の小さなクマたちにとって、6月中旬から8月中旬は食べ物の
少ない時期ともなり生き残れるか試される季節を迎えている。
→ 詳しくはこちら
┗ http://www.digisco.com/mm/dt_117/toku3.htm
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*─*
━━◇◆編集長から◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2003年6月の1号から17年間、私が編集長役を承ってから14年の
歳月がたちました。コンパクトデジカメの発展とともにデジスコも
進化し、デジスコユーザの人口も順調に増えていきました。
最初のころはアダプタ類も充実しておらず、コアなユーザが自作を
したものを、デジスコドットコムの掲示板に投稿したり、デジスコ
通信の記事として提供していただいたりというかたちで、様々
なスタイルが提案されました。
その後、KOWA、NIKONをはじめとしたメーカー、デジスコドットコム
を中心として、標準的なスタイルが確立され、カメラメーカからも
次々と、デジスコの使用に適したコンパクトデジタルカメラが発売
されることで、2000年代初頭から2010年ぐらいまでの間に、一気に
普及していきました。撮影に多少コツがいる点を除けば、野鳥撮影
で主流だった、一眼レフカメラ+高倍率大口径のレンズのセットと
比較すると、格段に安く済み、しかも軽いデジスコは画期的なもの
でした。
当時はデジスコ通信も発信するネタには事欠かず、イベントや
ツアーも頻繁に行われたため、頻度も1〜1.5ヶ月に1度ぐらいの
ペースで発行できていました。
しかし、カメラ付携帯、スマートフォンが普及し始めると、
コンパクトデジカメの勢いに陰りが見え始め、デジスコ向きの
機材もへり、暗雲が立ち込めてきました。
コンパクトなミラーレス一眼の普及と、それに合わせたシステム構築
により、ある程度持ち直しましたが、それ以降は大きな変化も少なく
なり、それに伴い、デジスコ通信の掲載する記事も減り、編集長の
私がプライベートで多忙となったこともあり、デジスコ通信の発行
も減少傾向となりました。
最終的には、松田道生様、吉成才丈様、藤川友敬様、デジスコ
スタッフの漂鳥さんの素晴らしい連載記事と、時折、東海デジスコ
倶楽部から提供いただける、記事に依存する形となり、バード
ウォッチングや自然観察におけるデジスコの楽しみ方的な発信は
継続することは出来ましたが、デジスコの最新情報を提供して
いくという、このメールマガジンの本質的な部分での役割を
果たせなくなってきたため、この度、廃刊という流れとなりました。
多くの購読者と、素晴らしい連載陣に恵まれ、1コミュニティの
発行するメールマガジンとしては、かなり充実していたものと
思っています。これまで支えてくださった皆様には、この場を
お借りして、心より御礼申し上げます。
有難うございました!
(デジスコ通信 編集長 勝山)
━━◇◆おしらせ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━◇◆スタッフ紹介◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DIGISCO.COMを作り上げているスタッフを紹介します
┗ http://digisco.com/staff/staff.htm
─────────────────────────────────── ■□■━━━━━━━━【DIGISCO.COM】━━━━━━━━■□■
【編集人】 勝山博昭(katsu)
【発行人】 石丸喜晴
******* 「デジスコ通信」の記事などについての無断転記は一切お断りいたします *******
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